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【CD入手】デイヴィッド・ボウイ / Ziggy Stardust And The Spiders From Mars - The Motion Picture Soundtrack (30th Anniversary 2CD) #DavidBowie #ZiggyStardustAndTheSpidersFromMarsTheMotionPictureSoundtrack

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●ジギーとしてのラスト・ライブ
●冴えまくるロンソンのギター
●“マイ・デス”のオリジナルは…?
●ジェフ・ベック!
●引退宣言
●今後のボウイー日記の予定
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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デイヴィッド・ボウイ / Ziggy Stardust And The Spiders From Mars - The Motion Picture Soundtrack

ディスク:1
1. "Intro" (incorporating Beethoven's Ninth Symphony, arranged and performed by Wendy Carlos) (Ludwig van Beethoven) – 1:05
2. "Hang on to Yourself" 君の意志のままに – 2:55
3. "Ziggy Stardust" 屈折する星くず – 3:19
4. "Watch That Man" あの男を注意しろ – 4:14
5. "Wild Eyed Boy From Freecloud" フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年 – 3:15
6. "All the Young Dudes" すべての若き野郎ども – 1:38
7. "Oh! You Pretty Things" – 1:46
8. "Moonage Daydream" 月世界の白昼夢 – 6:25
9. "Changes" – 3:36
10. "Space Oddity" – 5:05
11. "My Death" (Jacques Brel, Mort Shuman) – 7:20

ディスク:2
1. "Intro" (incorporating William Tell Overture (Abridged), arranged and performed by Wendy Carlos) (Gioacchino Rossini) – 1:01
2. "Cracked Actor" – 3:03
3. "Time" – 5:31
4. "The Width of a Circle" 円軌道の幅 – 15:45
5. "Let's Spend the Night Together" (Jagger, Richards) – 3:02
6. "Suffragette City" – 4:32
7. "White Light/White Heat" (Lou Reed) – 4:01
8. "Farewell Speech" – 0:39
9. "Rock 'n' Roll Suicide" ロックン・ロールの自殺者 – 5:17

Personnel
David Bowie – guitar, vocals, saxophone, harmonica
Mick Ronson – lead guitar, bass, vocals
Trevor Bolder – bass
Mick Woodmansey – drums
Mike Garson – piano, Mellotron, organ
Ken Fordham – alto, tenor, baritone saxophone
John Hutchinson – rhythm guitar, backing vocals
Brian Wilshaw – tenor saxophone, flute
Geoffrey MacCormack – backing vocals, percussion

Sound recording mixed by Tony Visconti.

Recorded 3 July 1973
Hammersmith Odeon, London

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●Youtube音源引用

Ziggy Stardust And The Spiders From Mars - The Motion Picture Soundtrack / David Bowie


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●ジギーとしてのラスト・ライブ

 名盤『アラジン・セイン』発表後に行ったツアーの、これは最終日の記録です。最後の曲を歌う前に「引退宣言」をしたということでスキャンダラスに語られることの多いライヴですが、まずは演奏内容の充実ぶりに耳を傾けたいですね。

 また、これは、同名のライヴ映画のサウンド・トラックと言う位置づけでもあります。

 当初、このサウンド・トラックは、一枚物のCD(アナログでは2枚組)で短縮盤が発売されていました。それが、2003年に「30周年記念盤」と銘打って、この2CD拡張盤が発表されたのです。音質的にかなりの不満があった従来版と異なり、こちらはだいぶ聴きやすい。

 しかし、この「30周年記念盤」の国内盤、悪名高いCCCDなのです。
 僕はどうしようかと思いあぐねて、結局、その時点では輸入盤が安かったこともあり、輸入盤を購入しました。

 CCCDとはなにか知らない人のために簡単に説明すると、「CDの違法コピーを防ぐ」と言う名目で、意図的にエラーを起こすような作りにしたCDです。当然本来のCDの規格からは外れることになり、オーディオメーカーからは「CCCDの再生は動作保証対象外である」と言い放たれました。期待された違法コピーの防止も目立った効果は無く、しばらく作られた後に廃(すた)れてしまいました。

 まぁ、そりゃもう良いです。

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●冴えまくるロンソンのギター

 このアルバムでは、ミック・ロンソンのギターがかなり前面に出ていて聴き応えがあります。ボウイーとタメを張っています。

 ロンソンのギターが良く鳴っているアルバムと言うと、脊髄反射的に『世界を売った男』を思い浮かべる人がいると思います。ですが、あのアルバムは以前の日記で採り上げたときにも書きましたが、ロンソンのギターは盛大に鳴ってはいるのですが、あまり効果的には使われていませんでした。

 しかしこちらでは、キメのフレーズをいくつも繰り出して、カッコイイところを見せつけてくれています。出だしの“君の意志のままに”から、やる気満々なところがあふれています。

“君の意志のままに”


 以降、カバー曲も数曲交えながら最後まで突っ走っていきます。

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●“マイ・デス”のオリジナルは…?

 そのカバー曲のうち何曲かはボウイー自身のスタジオ録音がない曲なのですが、中でも“My Death”と言う曲には馴染みがなくて、調べてみたところ、元歌はジャック・ブレルと言うシャンソン歌手によるもののようです。
 Youtubeで探したところ、“La Mort”というのが原題のようです。

“La Mort”ジャック・ブレル


 
“My Death”デイヴィッド・ボウイー


 とても同じ曲とは思えませんが、あっとるんかいな。(^_^;

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●ジェフ・ベック!

 ところで、この公演では、実は、ジェフ・ベックが客演した曲が2曲ありました。(メドレー演奏された“ラヴ・ミー・ドゥ”を含めれば3曲。)しかし、その2曲は、ジェフ・ベック側からの許可が降りなかったため、映像版にも音源版にも収録されていません!。
 そんな殺生な…。何が気に入らなかったの、ベックくん…。orz

 そんな映像or音源も、Youtubeで検索すると流出映像が見つかります。せっかくなので引用しておきましょう。

The Jean Genie ,Love Me Do & Round & Round [w/ Jeff Beck 3 July 1973]


 ジェフが珍しくスライド・プレイをキメているのがカッコイイ!。

 一説によると、この時着ていた服が気に入らなくてダメ出しをしたとか…。そんなつまんねぇ理由でダメ出しすんなよ~!。orz

 と言うわけで、この2曲が収録されていないので、この「30周年記念盤」は、完全盤、ではなく、あくまで「拡張盤」にすぎないのであります…。

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●引退宣言

 さて、問題の「引退宣言」ですが。
 “White Light/White Heat”と“Rock 'n' Roll Suicide”を演奏する間で言い放たれています。ブックレットに全文が記されていますので、それを引用しましょう。
 「Everybody... This has been one of the greatest tours of our life.....first I'd like to thank the band... I'd like to thank our road crew... and I'd like to thank our lighting people... of all the show on this tour.. this particular show will remain with us the longest, because... not only is it... not only is it the last show of the tour, but it's the last show that we'll ever do. thank you」

 前半はスタッフや観客に感謝の意を述べています。
 そして最後のところで、「今日のショウはこのツアーの最後のショウと言うだけじゃなくてね、僕はもう二度と(ショウを)しないことにしたんだ」みたいなことを言っています。あ、いや、英語力中学生未満の僕が訳したのでかなり怪しいですけど(笑)。

 わりとサラッと言ってのけているので、観客でも、わかった人とよくわかんなかった人がいたのではないでしょうか。
 「引退宣言」と言れることの多いこの発言ですが、どちらかと言うと「もうショウはしないよ」みたいな感じで、ステージからの引退宣言のようにもとれます。人によっては、「ジギー・スターダストとしての引退宣言」という人もいますが…。

 まぁ、その後のことはご存知のとおり、無事復活して、音楽活動も、それに伴うライヴも続けていくわけなんですけど。

 ちなみに“ロックン・ロールの自殺者”のあとにフィナーレとして流されているのは、エルガーの“威風堂々”。

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●今後のボウイー日記の予定

 さて、今回は、あとになって発掘されたライヴ音源を聴いてみたわけですが。
 ボウイー没後も、けっこう頻繁に発掘ライヴが出ていて、正直、どうしようかな~と思っています。
 ま、'70年代はなんとかフォローするにしても、『レッツ・ダンス』以降のライヴ音源はいらねーかな、とか、不遜な事を考えたりもしておりますが。(^_^;
 みなさまのご意見も聴きたいところですね~。

 と言うところで、次回のボウイー日記は、カバー・アルバム『ピンナップス』を聴くことにします。

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■デイヴィッド・ボウイー日記一覧
 
 
 
 
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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

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No title

>参加アーチストにはMick Jaggerに Keith Richards、Lou Reedの名前もあります。

 あっ、この二人はチェックしそこねていました。(^_^;
 結構すんごいメンツが集まっていたのですね!。

 ミック・ロンソン、早逝が悔やまれますね…。ボウイーとは『ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ』で再共演したのが最後になってしまったようです…。

No title

これは1973年のライブですか。
参加アーチストにはMick Jaggerに Keith Richards、Lou Reedの名前もあります。これにジェフ・ベックが入っていたら最高でしたね。
ミック・ロンソンのギター、ホント凄いです。早くに亡くなって残念なギタリストでした。
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☆彡ふらんぼう

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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
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