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【CD聴く】イエロー・マジック・オーケストラ / ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978 from YMO L-R TRAX Live & Rare Tracks #YellowMagicOrchestra #LiveAtKinokuniYaHall1978

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●YMOはテクノなベンチャーズ?
●世界進出のきっかけとなったライヴ
●YMO再発情報


 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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イエロー・マジック・オーケストラ / ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978

1. ファイアクラッカー FIRECRACKER (Martin Denny) 5:14
2. ビハインド・ザ・マスク BEHIND THE MASK (Words:Chris Mosdel/Music:Ryuichi Sakamoto) 3:16
3. 中国女 LA FEMME CHINOISE (Words:Chris Mosdel/Yukihiro Takahashi) 6:14
4. 東風 TONG POO (Ryuichi Sakamoto) 5:24
5. プラスティック・バンブー PLASTIC BAMBOO (Ryuichi Sakamoto) 5:02
6. ジ・エンド・オブ・エイジア THE END OF ASIA (Ryuichi Sakamoto) 7:50
7. コズミック・サーフィン COSMIC SURFIN' (Haruomi Hosono) 3:58
8. ウォンテッド WANTED (Words;Yu Aku/Music:Shunichi Tokura) 3:07
9. 千のナイフ 1000 KNIVES (Ryuichi Sakamoto) 6:33
Total time :

YMO+松武秀樹(CP)+渡辺香津美(G)+風間幹也(per)+松本弘(Key)
1978年12月10日収録

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●Youtube音源引用

Live at Kinokuni-Ya Hall [1978] / Yellow Magic Orchestra


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●YMOはテクノなベンチャーズ?

 セカンド・アルバムの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』を出すときの発言だったと思いますが、リーダーの細野晴臣(ベース)が「今度のアルバムはヴォーカルとドラムス以外は生楽器使ってないよ」と言ったという逸話があります。
 コンピュータと電子楽器で新しい音楽の地平を切り開こうとしていた彼ららしい発言なのですが、僕が思ったのは、的外れな感想でした。「それって、ビートルズかベンチャーズじゃね?。」
 なんとも失礼なことを思っていたわけですが、でも、最近、この時期のイエロー・マジック・オーケストラを聴き込んでみて、「ベンチャーズってのはいい線ってるんじゃね?」と、思うようになりました。なので、私見ではありますが、この時期(ファースト・アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』から『増殖∞』まで)を、テクノ・ベンチャーズ期と呼ぶことにします。

 決してこの時期をバカにしているわけではありませんよ。ベンチャーズと言えば、まだ電気ギターが珍しかった頃(1960年代)に、その電気ギターを印象的に使ったインストルメンタル演奏(歌無しの演奏だけということですな)で一時代を築いた偉大グループ。対してイエロー・マジック・オーケストラは、まだシンセサイザーやコンピュータ・ミュージックが珍しかった1970年代後半に、それらを積極的に使用してインパクトのある音を作り上げました。両者にはそんな共通点があると思うのです。
 もしかして、細野晴臣は意図的にベンチャーズを下敷きにしていたのでは?、とは穿(うが)ち過ぎた見方でしょうか?。

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●世界進出のきっかけとなったライヴ

 このライヴはアルファ・レコード主催の「フュージョン・フェスティバル」という催しでの演奏です。この時、米A&M(と言うレコード会社)の副社長のトミー・リピューマがこの演奏を観て(聴いて)おり、気に入ったので米国でのデビューが決まったと言われています。

 この時は音響設備が完全ではなかったらしく、“中国女”での高橋ユキヒロ(ドラムス、ヴォーカル)の声がかなりオフ気味だったり、教授(坂本龍一(キーボード)のニックネーム)のキーボードの音が歪(ひず)んで聴こえるところがあったりします。(“東風”など。)

 “ビハインド・ザ・マスク”はこの時点では、イエロー・マジック・オーケストラとしてのスタジオ吹き込みはなかったのようなのですが、時計のCM用に作っていたようです。そのCMバージョンは前回の日記で紹介しました。

 “プラスティック・バンブー”は、他にはイエロー・マジック・オーケストラでの吹込みがないようです。これは“ジ・エンド・オブ・エイジア”、“千のナイフ”同様、坂本龍一のファースト・ソロ・アルバム『千のナイフ』に収録されていた曲。イントロでの渡辺香津美のギター・カッティングがカッコイイ!。

 6曲めは“ジ・エンド・オブ・エイジア”なんですけど、出だしが思いっきり“千のナイフ”(笑)。プログラミングを間違えたのかな?。それともわざと?。いずれにせよ全く動ずること無く“ジ・エンド・オブ~”として演奏しているのは、さすがベテランぞろいだけありますね。

 “コズミック・サーフィン”を演る前に、細野晴臣による演奏メンバー紹介があるのですが、なんと生声です!。ボコーダーじゃない!。これは貴重よ!?。パーカッションの名前をど忘れしているのが微笑ましい。

 その“コズミック・サーフィン”ですが、『パシフィック』バージョンとも、ファースト・アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』バージョンとも異なる、エイト・ビート・バージョンにすでになっているのが注目点です。細野自身が「『パブリック・プレッシャー』のバージョンがこの曲の完成形」と言っていましたが、リズム・スタイル的には早い時期からエイト・ビートになっていたのがわかります。

 “ウォンテッド”で、作詞のクレジットがあるので、律儀だなぁ、インストで演奏してるのになぁ、と、思っていたのですが、よく聴くと、サビのメロディは、ボコーダーで歌っているみたいですね。
 この曲はご存知の通りピンク・レディーの曲(1977年9月5日発表)なんですけど、この時期にはよく演っていた楽曲で、彼らとしては洒落のつもりで採り上げたらしいです。でも、この曲の伴奏のリフレインはカッコイイよね。

 イエロー・マジック・オーケストラとしては最初期のライヴになるわけですが、初々しさとかは微塵(みじん)もなく(笑)、堂々とした演奏ぶりなのがさすがです。まぁ、この時点で3人ともすでに大ベテランだったもんね。

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●YMO再発情報

 ところで、イエロー・マジック・オーケストラの再発プロジェクトが進行しているので、ここでも紹介しておきます。
 今回発売される以下の三枚はSACDとのハイブリッドとなっています。通常のCDプレイヤーでも再生できますが、SACD対応のプレイヤーならばより良い音質で聴くことができるそうです。「SACD」は「Super Audio Compact Disc」の略だったと思います。僕はそんな高級なCDプレイヤー持ってないので買いませんけどね(笑)。
 発売予定は2018年11月28日(水)です。

イエロー・マジック・オーケストラ Hybrid SACD
イエロー・マジック・オーケストラ(US版) Hybrid SACD
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー Hybrid SACD

 そんな感じで、次回はロサンゼルスはグリーク・シアターでのライヴ音源です。時期的にセカンド・アルバムの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』とかぶっていて、グリーク・シアター以前に『ソリッド~』は完成していたんじゃないか、とも思ったんですが、ここは発売された日付を遵守(じゅんしゅ)して、グリーク・シアターの音源を先に紹介します。というか、まぁ、順番を勘違いしていただけなんですけどね、ぶっちゃけ(笑)。


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L-R Trax Live&Rare Tracks / イエロー・マジック・オーケストラ
YMO L-R Trax





■イエロー・マジック・オーケストラ日記一覧
 
 
 
 
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240さん

 こんばんは!。
 このCDはYMO散会後にアルファレコードが大量に発表したライヴ音源の中の一枚になります。
 確かに臨場感は半端ないですね!。

 星野源がYMO&細野晴臣をリスペクトしているというのは、「イエローマジックショウ2」で初めて知りましたが、ぜひ頑張って欲しいですね!。

迫力ありますね

こんばんは。
早速コメント残しておきます。
この音源、初めて聴きましたが、YouTubeの「Firecracker」、迫力ありますね。臨場感がすごい。星野源君もコンサートでこの曲やりますので、少しはこの曲の認知度も高まっているのかもしれません。
YMOも(今更ですが)もっと見直さないといけませんね~。

ミュウさん

>中でも、ジョン・フォックス率いるウルトラ・ボックス(パンク、ニューウエイブバンド)はいち早く、この手のサウンドを開拓してました。

 ウルトラ・ボックスは名前は聞けども実際の音は聴いたことがありません。(^_^;
 CDに付属のブックレットでメンバーたちが発言している内容からはクラフトワークという名前がしきりに出てくるので、そのクラフトワークの影響を受けているのだろうとは思っていましたが、ウルトラ・ボックスは知りませんでした。

 イエロー・マジック・オーケストラは真の先駆者ではなかったかもしれませんが、テクノ・サウンドを世間に(世界に?)浸透させるために果たした役割は大きいかと思います。

 渡辺香津美は確かこの少し後に“ユニコーン”(だったかな?)と言う曲をヒット(と言うと大げさですか)させましたね。カセットテープのCMだったですかね?。

 “ライディーン”は僕も気分が高揚しますね。(^^ゞ

YMOを振り返る

YMOはよく聴きました。

日本では、テクノポップの先駆けみたいに言われてますが、
テクノポップについては、実際には、欧米で先駆者がいたと思います。

中でも、ジョン・フォックス率いるウルトラ・ボックス(パンク、ニューウエイブバンド)はいち早く、この手のサウンドを開拓してました。

その辺は、日本の音楽ファンはあまり知らないかも。

YMOは先駆者というより、日本人の好きなメロディによるテクノサウンドを構築したミュージシャン集団として、評価できるんじゃないかなって、思います。
基本的にはインスト・バンドで、しかもオリエンタル・ムード漂うメロディが海外のオーディエンスには聴きやすく、世界的なライブの成功にも結びついたかな?

私も、けっこう癖になって、よくBGMで聴いてました。

本来、ジャズ・ミュージシャンであるはずの渡辺香津美もこのバンドに参加して、
メジャーになれて、よかったです。

ライディーンは今聴いても、気分が高揚します。

実験鼠さん

 “マッド・ピエロ”って、ライヴ演奏してたんですね!。聴きたいなぁ。音源残っていないのかなぁ。

>『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』は「テクノ版ベンチャーズを狙った」と確か細野さんが発言していた

 そうなのですね。僕の感じ方が間違いでなくて良かったです!。

>「テクノポリス」は坂本氏がピンクレディーの楽曲を参考に書いたようです。特に「ウォンテッド」は元ネタになったようですね。

 これは、今回、リサーチのためにライナーノーツ読んでたら書いてありました。彼らは結構柔軟にいろいろ吸収していたんですね。

No title

おお~紀伊国屋ホールのライヴですねえ。一応、YMOファンでしたので、存じ上げています。この時期ならではのヘロヘロな音がいいですねw ごく初期しか演奏されていなかった「マッド・ピエロ」が収録されていないのは残念です。

『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』は「テクノ版ベンチャーズを狙った」と確か細野さんが発言していたと記憶しているので、ベンチャーズを引き合いに出されるのは意外と的確だと思います。

「テクノポリス」は坂本氏がピンクレディーの楽曲を参考に書いたようです。特に「ウォンテッド」は元ネタになったようですね。
プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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