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【CD入手】加藤和彦 / パパ・ヘミングウェイ ~バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ三部作 #加藤和彦 #パパヘミングウェイ #KazuhikoKato #PapaHemingway


バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ3部作 (CD3枚付)バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ3部作 (CD3枚付)
(2014/03/20)
リットーミュージック出版部

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加藤和彦 / バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ三部作

加藤和彦/パパ・ヘミングウェイ
パパ・ヘミングウェイ


『パパ・ヘミングウェイ』Papa Hemingway 1979年10月25日
全曲作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦(特記あるもの除く)
1. スモール・キャフェ SMALL CAFE
2. メモリーズ MEMORIES
3. アドリアーナ ADRIANA
4. サン・サルヴァドール SAN SALVADOR

5. ジョージタウン GEORGETOWN
6. レイジー・ガール LAZY GIRL
7. アラウンド・ザ・ワールド AROUND THE WORLD
8. アンティルの日 THE DAY OF ANTILLES (作曲:加藤和彦)
9. メモリーズ(リプライズ) MEMORIES-REPRISE

★ボーナス・トラック
10. ソルティ・ドッグ SALTY DOG
11. アラウンド・ザ・ワールド(ダブ・バージョン) AROUND THE WORLD - DUB VERSION

All songs written, arranged, sung & produced by Kazuhiko Katoh
Lyrics by Kazumi Yasui
Strings & horns arranged by Ryuichi Sakamoto

Produced by Kazuhiko Katoh

Album Recorded

Compass Point Studios, Nassau, Bahamas
Criteria Recording Studio, Miami, Florida. U.S.A
Hitokuchizaka Studios, Tokyo, Japan


MUSICIANS

Kazuhiko Katoh - Vocal, Guitar, Wood Block, Whistle
Kenji Ohmura - Guitar, Vibraslap, Cabasa
Ray Ohara - Bass
Yukihiro Takahashi - Drums, Bell, Tambourine
Ryuichi Sakamoto - Acostic Piano, Fender Rhodes, Wurlitzer Organ, Clavinet, Synthesizer, Vocoder
Strings & horns coordinated by Mike Lewis
Mike Lewis - Alto Saxophone
Mark Colby - Tenor Saxophone
Cecil Dorsett - Steel Drums
Chuei Yoshikawa - Mandlin
Nanako Sato - Vocal

Yukihiro Takahashi & Ryuichi Sakamoto appears through the courtesy Yellow Magic Orchestra/Alfa Records.
Nanako Satoh appears through the courtesy of Nippon Columbia Co.


 俗に「ヨーロッパ三部作」と言われるアルバムの嚆矢が、いきなりアメリカ録音なんですが(笑)。ナニコレ、出オチ?(笑)。
 ナッソーはバハマ、コンパス・ポイント・スタジオで録られた当アルバム。加藤が「ヨーロッパ的なものに立ち向かう」舞台としてまず選んだのはアメリカでありました。
 まぁ、そもそも加藤として当初から三部作の構想があったわけではなく、結果的に三作で息切れがして、後に三部作と呼ばれるように成った、と言うところが実情のようです。個人的には「ワーナー・パイオニア三部作」と呼びたいですね。東芝EMIからワーナーに移籍した加藤はこの三部作を残してワーナーを去ります…って、ちょっと先走りすぎましたか(笑)。
 この作品の主要メンバーは、高橋幸宏(ドラムス)、小原礼(ベース)、坂本龍一(キーボード類)、大村憲司(ギター)、と言うメンツ。三部作を後から見た場合は、この作品は「YMOのメンバーが二人参加」と言われることが多く、YMOのサポートをしていた大村憲司が参加していることもそれに拍車をかけているのでしょうが、ちょっと待て。そもそも高橋幸宏はサディスティック・ミカ・バンドからの盟友であるし、小原もまた同様。そこにセッション・ミュージシャンとして売れっ子だった坂本龍一、大村憲司が加わった、と言う見方もできるのではないでしょうか。と言うか、そっちが真だと僕は思う。ちなみに、この当時既にイエロー・マジック・オーケストラは始動していましたが、2ndの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が9月25日に発売されたばかり。このアルバムは結果的にビッグ・セールスを遂(と)げますが、「パパ・ヘミングウェイ」の録音当時はまだそこまでブレイクしていなかったはず。その意味でも、ミカ・バンドのメンバーの起用という見方のほうが的を得ているような気がするのですが…。
 ちょうどこのアルバムの頃から、加藤和彦のリアル・タイムでの活動を、なんとはなしにフォローし始めました。中学三年の頃ですね。ラジオから流れた“ジョージタウン”が邂逅だったです。「洒落た音を作るな」と、気に入っては見たものの、当時の僕はまだ好きなミュージシャンのレコードを積極的に買うというようなことはしておらず、FMのエア・チェック(録音ですね、要するに)に腐心しておりました。レコード・プレイヤーをまだ持っていなかったしね。
 レコードとしては次作の「うたかたのオペラ」がリアルタイム・バッチリで購入したアルバムになるのですが、その後、「パパ・ヘミングウェイ」も入手しました。ヤマハのイベントの賞品としてでした。店頭在庫を賞品にしたものだったので、状態が良くなく、ジャケットの底が破れていました。でもまぁ、タダでもらえたんだから良いや、と言う感じだったと思います。
 アルバムとしてみた場合、三部作の中でも、陰と陽のバランスが最もよくとれているのがこのアルバムと言えます。個人的な思い入れがあるのは、リアルタイムで聴きまくった「うたかたのオペラ」なのですが、冷静に俯瞰すると、「パパ・ヘミングウェイ」に軍配が上がるのではないかと。
 とは言え、他の三部作同様、冒頭は鬱な楽曲で始まります。“メモリーズ”ではキーがメジャーにはなるのですが、緩やかな曲想とも相まって、冒頭の鬱からは完全には抜け切れていない。それが、“アドリアーナ”からは一転して躁になります。躁と言っても、喧(やかま)しいわけではなく、表情が明るいのです。“レイジー・ガール”で優雅に頂点を極め、“アラウンド・ザ・ワールド”で再び鬱に転じます。締めは楽天的なインストの“アンティルの日”で、余韻として“メモリーズ(リプライズ)”がエコーのように鳴り響きます。
 好きな曲はどれか、と、言われたら、全部好きですね。鬱だなんて言った“スモール・キャフェ”にしても曲の完成度は流石ですし。“メモリーズ”の豊かな情緒も素晴らしいです。“アドリアーナ”から続く明るい楽曲群も素敵ですね。アドリアーナと言うのは女性の名前なんですね。ヘミングウェイと交流があった人らいしいです。“サン・サルヴァドール”と“レイジー・ガール”では愛らしい娘が登場しますが、同一人物なのでしょうか?。僕は同じ娘だと思って聴いています。16才の嫁欲しい(笑)。この二曲を聴くと肌もあらわな南国の娘が優雅に踊っている姿を思い浮かべるのですが、僕は不純でしょうか?。(^_^; 楽天的な“サン・サルヴァドール”も好きですし、ゆったりした“レイジー・ガール”での佐藤奈々子のコーラスもいい味を出しています。秀逸な楽曲揃いの本作ですが、中でも“ジョージタウン”と“アラウンド・ザ・ワールド”は特に良いですね。前者はこのアルバムの中でも最初に聴いた曲なので、思い入れもありますし、明るい曲調も好きです。“アラウンド・ザ・ワールド”は一転して緊張感のある曲調。評論家筋はこちらを推す人が多いのですが、皆さんのお好みはいかがでしょうか?。“アンティルの日”は緊張感から開放された開放感にあふれていて、インストながら、これも捨てがたい曲です。
 ボーナス・トラックの“ソルティ・ドッグ”は、当アルバム発表後にCMソングとして作られた楽曲で、ベースが小原礼から細野晴臣に変わり、モロYMOのメンバーでの制作となります。マイナー・キーで、“アラウンド・ザ・ワールド”を軽くしたような曲調は加藤の余裕を感じるような気がするのですが、どうでしょうか。この曲はシングルでしか発表されていなかったので、今回が初CD化で、僕も初めて聴きました。“アラウンド・ザ・ワールド(ダブ・バージョン)”はもともと次作「うたかたのオペラ」初回盤のおまけシングルとしてつけられていた楽曲。当時の僕は、「ダブ」の意味を知らなかったので、「いつまでたっても歌が始まらん!」と言ってイライラしながら聴いたのを思い出します。若かったなぁ、俺(笑)。
 「ヨーロッパ三部作」の嚆矢としてアメリカで録音された(笑)本作。国内の一流ミュージシャンを海外の風に当ててその土地の空気を音に反映させるという加藤の目論見は見事に当たり、傑作アルバムが生まれました。この成功に気を良くしたのでしょう、同様の手法で「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」が作られることになりますが、それはまた明日以降。

■加藤和彦日記一覧


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