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ジョン・レノン復活コンサート in 広島(6/6)

ブログの投稿の特徴上、投稿の新しい順に並んでしまっていますので、最初にこの部分を読んでいる方は、以下のリンクで最初(1/6)から読みすすめてください。



最初(1/6)から読む。


余韻を大事にしたいので、ネタバレ覚悟で今回の注釈は冒頭で。



唐突に出てくるスチュワート・サトクリフですが、これはMLのメンバーからリクエストがあったので。本当は演奏に参加させてほしかったんだと思いますが、かれのビートルズのやめ方からすると、演奏には参加しないだろうなぁ、と、勝手に思ってこんなふうにしました。



消防団がやってくる前に会場備え付けのスプリンクラーが作動するんじゃないのか?、とは、今回読み直してみて思ったことです。(^_^;



エンディングを単純な夢落ちにしなかったのは、やはり、「ドリーム」を残しておきたかったんですね。





 





 鮮やかな照明に彩られた、スーパースター達の競演は幕を閉じた。



 アンコールではジョンがひとりで出てきて、ピアノのところに
座った。
 スポットライトが彼を照らす。
 そして、手に持っていた紙切れを広げると、それを読み始めた。



 「平和都市、ヒロシマのみなさん、コンばんは。今日は、ココで
コンサートできて、嬉しく思うます。平和のために、みなさんと一
緒にうたって欲しイ歌がありマス。」



 言い終わると、ジョンは静かにピアノを引き、“イマジン”を歌
い始めた。、



 ♪思ってみてごらん、天国なんて無いんだと…



 ジョン、広島は、決して平和都市なんかじゃないんだよ。
 たまたま、世界で最初に原爆が落とされた町、ってだけのことな
んだ。



 ♪思ってみてごらん、国境なんて無いんだと…



 平和記念公園で核ネルギー抗議の座り込みをするのはね、現地ま
で出向いて行くだけの度胸と根性と勇気が無いだけのことなんだ。



 ♪思ってみてごらん、なにも所有する必要は無いんだと…



 彼らはね、50年前の自分たちの被害にばかり目がいっている。こ
れからの事どころか、戦後の核エネルギーの発達についてさえ無関
心なんだよ。



 ♪思ってみてごらん、世界はすべての人のものだと…



 原子力発電所を広島には作らせないと言ったところでね、結局の
ところ、電力供給の大部分を、島根の原子力発電所に頼っているん
だよ。



 ♪きみはきっと、僕のこと夢想家だと言うだろうね。
 ♪でも、僕は“一人ぼっち”と言うわけじゃないんだよ。
 ♪僕は“望んでいる”よ、“いつの日か”、君が僕達の仲間にな
  る“だろう”ことを。
 ♪そして、世界は一つになる“だろう”、ってね。



 僕は複雑な思いを抱きながらも、ジョンの声に聞き入っていた。
 最初、ジョンだけを照らしていたライトは、曲が進むに連れ、照
らす範囲が広がっていった。そして、曲が終わった時、ステージ
いっぱいに広がっているスーパーバンド/スーパースター・ゲスト
達すべてを、優しく照らしていた。



 そのなかに、見慣れない男がいた。どうも、ミュージシャンぽく
無く、ローディみたいな作業着を着ている。



 ジョン「紹介しよう。今日の素晴らしいライティングを演出して
くれた男、スチュワート・サトクリフだ…!。」



 …!。



 その男-スチュワート・サトクリフ-は、おずおずと、マイクス
タンド前のジョンのところへ歩いていった。



 ジョン「久しぶりだな。ええと、九州の…」
 スチュ「“Kiss You”だって?。」
 ジョン「いやいや、日本の地名だよ。九州の、えっと、なんて
     言ったかな、ナオ、とかいう女性から聞いたんだけど、
     アストリッドは元気でやっているらしいぜ。」
 スチュ「未だに、「キルヒャーとは呼ばないで、私の名前はキル
     ヒヘアよ」なんて言ってんのかなぁ。」
 ジョン「どうだろうね?。今度二人でアストリッドの所へ行って、
     驚かせてやろうぜ。」



 そりゃ、アストリッド・キルヒヘアも驚くだろう…。



 ジョン「OK、役者は揃った…。
 … Let's sing this song, All together!.」



 バンドが、ファンクなリズムをたたき出した。そして、ジョンが、
歌い出す。



 ♪All we are sayin' is give peace a chance !



 “ギヴ・ピース・ア・チャンス”!。会場中で歓声とコーラスが
始まる!。



 キース・ムーンが遂に、お得意のドラムス破壊をやり始めた。屈
託がないと言うか、まるっきり無邪気な様子だ。



 ジミは、ギターを床に叩きつけ、ライターオイルをぶっ掛けて、
燃やし始めた。
 そのとき、ちらりと聴衆の方をみて、「俺は本当はこんな事はし
たくないんだ。自分は決してワイルド・マンなんかじゃないんだ」
と言っていたように思えたのは、僕だけだろうか?。



 スーパースター達は、燃えているギターの周りに集まり、まるで
キャンプ・ファイヤーのように、声を合わせて歌っている。



 会場中が盛り上がりまくり、絶頂に達しようとしいていた。



 が。ここは屋内ホールである。当然、火の取扱は禁止だ。
 火災が発生すれば、通報が無くとも、消防署に連絡が行くように
なっている。



 おそらく、みなの騒ぐ声がでかすぎて、サイレンを聞き逃したの
だろう。



 突然、ホールの出入り口がすべて開き、消防隊が飛び込んできた。
 手に抱いているホースから、ステージに向けて、放水する。



 文字どおり、冷や水をあびせられて、全員が、動きが止まってし
まった…。



 おそらく、消防隊の責任者なのだろう、恰幅の言い男が、ジョン
に詰め寄って、なにか怒鳴っている。
 ジョンはしばらく彼の言う事に耳を傾けていたようだが、突然、
マイク・スタンドに向き直り、歌い出した!。



 ♪Power to the people!, Power to the people! ride on !



 “パワー・トゥ・ザ・ピープル”!。
 あっけに取られていたオールスター達も、ジョンに合わせて歌い
出した。
 観衆も、ふたたび、それに合わせ、盛り上がり始めた。



 消防隊の男は、まだなにか言いたそうだったが、ジョンはお構い
無しで、ステージから客席へ降りてきた。
 そして、客も含めた皆を先導し、ホールの出入り口から出ていく。
そのまま、会場の外へ、広島の町へと、出ていった!。



 なんとも、賑やかなパレードが始まってしまった。
 ジョンは、広島城の方へ向っていく。
 歌声は途切れず、所々では、再び“ギヴ・ピース・ア・チャン
ス”を歌うグループも出てきた。



 ジミ・ヘンドリクスは、どこから調達したのか、スピーカー内蔵
のエレキ・ギターをかき鳴らしている。
 ジョン“ボンゾ”ボーナムは、楽しそうにタンバリンを振りまわす。
 キース・ムーンはあっちこっちをスティックで叩きまくり、蹴っ
飛ばしてたりしている。
 ジャコ・パストリアスはいかにも暇そうに、一行についていっている。
 ブライアン・ジョーンズは、ブルーズ・ハープを吹きまくっている。
 イアン・スチュワートは、楽しそうに笑いながら、どこから持っ
てきたのか、ウィスキーを、近くの連中に飲ませている。
 僕も、すすめられて、何口か飲んだ。ずいぶん強い酒だ…。



 一行は、広島城の外堀通りに到着し、歌いながら、練り歩いていく。
 なんだか、あっちこっちでいろんな歌が聞こえてくる…。ジョン
の曲だ…。ビートルズ時代の曲もきこえる…。先頭のジョンはどこ
まで言ってしまったのだろうか?。
 さっきの酒が効いて来たらしく、足元があやしくなってきた…。



 夜空が、ぐるん、と一回りし、天と地がひっくり返った。



 「痛てッ!。」



 目が覚めると、自分の部屋だった。
 頭がガンガンする。昨日は飲みすぎたかな…?。
 ジョンが復活して広島でライヴをやるなんて、夢にしたって、趣
味が悪すぎる。
 苦笑いをしながら、僕は、ふらふらと新聞受けから、朝刊を取り
出した。



 第一面の大見だしを見る…。



 「ジョン・レノン、広島で熱狂コンサート!。
 ファン達、興奮で、広島城外堀通りをを練り歩く!。
      :
  The dream is NOT over! 」




■ジョン・レノン日記


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 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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