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【音楽CD入手】ローリング・ストーンズ/US版1st

 8月の電気代が思ったより安かったので通販4連荘しちゃいました、のラスト、四品目です!。


 ローリング・ストーンズ/イングランズ・ニューエスト・ヒット・メイカーズ
 




 
 



 言わずと知れた…、いや、言わなきゃ知れないかもしれませんが。(^_^;

 泣く子も黙る…、いや、泣き止まないかもしれませんが。(^_^;

 ストーンズの、ファーストアルバム、US版…、US版、です。…UKオリジナル版ではなくて、US版。

 Å面一曲目が“ルート66”ではなく、A面四曲目の“モナ”がオミットされてると言う…。US版。

 なんで、US版をメインにリマスターしたんでしょうか?。僕の理想のストーンズ’60年代リイシューは、まず全UKオリジナル版をストレート・イシュー。US盤のみに収録されている曲は、UKオリジナルEP(全3枚)の収録曲や、その他のレア曲と一緒に、一枚のCDに収める。UKオリジナル・シングルおよび、USシングルのみに収録されている曲およびテイクは、シングル曲集として2CDにまとめる。

 これですっきりすると思うのですが、何故にUS版?。納得いかねぇ~~~。



 閑話休題。

 アルバムとシングルのすみ分けをし、アルバムの価値を高めたのはビートルズと言う事になっていますが(実際には’50年代でも優れたアルバムを作っているミュージシャンはいましたが、シングルとのすみ分けは出来ていませんでした)、ビートルズ以上にストーンズの方がすみ分けを徹底していたことは、余り語られていません。

 ビートルズは、デビューアルバムの「プリーズ・プリーズ・ミー」では、レコーディング・スケジュールのせいも有ったかもしれませんが、先行シングルの4曲をアルバムに収録しています。続く「ウィズ・ザ・ビートルズ」では、念願のアルバム曲オンリーの作品を作りますが、次の「ハード・デイズ・ナイト」では、映画のサントラとの兼ね合いも有ってか、また、シングルを含む構成になっています。(サントラではないB面にはシングル曲が含まれていないことに注目。)なんだかんだで、1965年の「ラバーソウル」でやっと、完全にシングルとアルバムをすみ分けることが出来ました。
(と、書きましたが、「フォー・セール」もシングル曲無いぞ、と言う指摘を受けました。一方で「リヴォルヴァ」からシングルカットがあるので、「ラバーソウル」で区切るのはいずれにせよ不適切だった様です。◎2010年09月12日(日)追記)
 ストーンズのUKオリジナル・ファーストアルバムは、1964年の作品ですが、早くも、シングルとアルバムとをすみ分け、“ノット・フェイド・アウェイ”のB面だった“リトル・バイ・リトル”を除いては、アルバム曲オンリーでファーストを作り上げました。…UKオリジナル盤では。

 US盤1stについては後で述べることとして、ここでは、1stアルバムまでのUKシングル、UK・EPについて軽く(で済むかな?)触れておきましょう。



 デビューシングルの“カモン”はチャック・ベリーのカヴァー。ただし、本人たちは出来が気にいっていなかったらしく、マネージャーのアンドリュー・オールダムに、「ライヴで“カモン”演れ!」と言われても頑として演らなかったそうです。確かに、妙に軽い仕上がりは、彼ららしくない。B面は“アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド”。マディ・ウォーターズの曲ですが、クレジットを自分たちにしているところが、ちゃっかりしている。ブルースの先達(せんだつ)の例に習ったか?。こちらの曲の方がストーンズらしいですが、まだ軽い感じですね。

 セカンドシングルは、皆さんご存知の、“彼氏になりたい”。レノン・マッカートニーが彼らに提供した傑作です。ところで、この曲を、ビートルズのカヴァーだと思っている人がいるかもしれませんが、違います。オリジナルはあくまでストーンズ・ヴァージョンであって、ビートルズのものは、セルフ・カヴァーなのです。

 この作品は、荒々しさと疾走感にあふれた、実に彼ららしい、カッコイイ出来になりました。しかし、ライヴで演っていたかどうかは、わかりません(笑)。いや、本人たちも気に入ってはいたようです。

 B面はオリジナルの“ストーンド”ですが、ブルースの常套的なリフレインに適当な歌詞をちょこっと乗っけただけと言う、やる気が有るんだか無いんだか分からない様なナンバーです。ここらへん、「シングルのB面でも手を抜かない」ビートルズとは、格の差を見せ付けられたような感じがします。

 そして、USデビューシングルともなった、“ノット・フェイド・アウェイ”。バディ・ホリーの傑作で、“ザットル・ビー・ザ・ディ”のB面だった曲です(だったと思うんだが。“オー・ボーイ”のB面だったかもしんない。(^_^;)。オリジナルのクリケッツ(バディ・ホリーのバンド)の演奏は、間を活かした、独創的なアレンジが印象的でした。ストーンズ・ヴァージョンは、あえて凡庸なロックン・ロール・アレンジを採り、疾走感あふれる仕上がりにしています。しかし、オリジナル曲が、隠し味にボ・ディドリー・ビート(ジャングル・ビート)を取り込んでいたため、ストーンズ・ヴァージョンも非凡なビートの作品になっているところがミソ。

 前作に引き続き、白人の作品となっているところが、その後の歩みを考えると、興味深いところです。

 B面はフィル・スペクターと共作した“リトル・バイ・リトル”。これは多分、1stアルバムのセッションから持ってきたんでしょう。だるい感じの曲で、僕的には好きではない作品です。

 このほかに、オリジナルEPとして、「ザ・ローリング・ストーンズ」が発表されています。黒人ミュージシャンのカバーを4曲納めた好盤です。
ビートルズが採り上げた“マネー”を、彼らより荒々しく演奏しているあたりが面白いですね。



 さて、UKオリジナル1stアルバム(タイトルは単に「ローリング・ストーンズ」)は、これらのシングル素材およびEP素材は、前述した“リトル…”以外は一切使わなかったわけで、その点ではビートルズにも引けをとりませんでした。しかし、いかんせん、オリジナル曲が少ない。僅か3曲。“リトル…”の他には、他のアルバム収録曲をインスト化して強引に自作曲扱いした“ナウ・アイヴ・ガット・ア・ウィットネス”と、自作バラードの“テル・ミー”だけ。しかし、この“テル・ミー”が畢生の名曲に仕上がっているあたりが興味深い点です。

 それ以外のナンバーは黒人ミュージシャンのカヴァーとなっており(“ルート66”のボビー・トゥループは白人のような気もしますが、彼らが参考にしたのはチャック・ベリーのヴァージョンなので、やはり黒人カヴァーと言うべきでしょう)、彼らのブラック・ミュージックに対する敬愛の念が感じられる仕上がりとなっています。



 ここで、再び話題を戻し、彼らが、どれほどシングルとアルバムを、すみ分けていたか、検証してみましょう。

 彼らが1960年代にUKオリジナルで発表したシングルは16枚。そのうちアルバムとダブるのは以下の3曲のみ。1stに収録された“リトル…”。「No.2」(今回のリマスターCDではオミットされました(ToT))に収録された“オフ・ザ・フック”(A面はNo.1ヒットとなった“リトル・レッド・ルースター”)。「レット・イット・ブリード」に収録された“ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ウォント”(ただし、別ヴァージョン。A面はNo.1ヒットとなった“ホンキー・トンク・ウィミン”)。いずれもB面曲で、決してヒットシングルをアルバムの売りにしていなかったと言う点では、ビートルズよりも徹底していました。…UKオリジナル盤では。



 しかし、US盤は、ストーンズのこの潔い姿勢を、ファーストアルバムから、あっさり覆してくれます。(;_;)

 A面一曲目が、いきなり、シングルヒットの“ノット・フェイド・アウェイ”…。UKオリジナル版で鮮烈なイントロダクションを果たしていた“ルート66”はA面2曲目に追いやられてしまっています。そして、UK版で4曲目だった“モナ(アイ・ニード・ユー・ベイビー)”は、おそらく、ビートが“ノット…”と似ていると言う理由ででしょう(ボ・ディドリーの作品だから似ていて当然!)、US版1stからはオミットされます。(US版3rdの「ナウ!」に収録。)

 黒人音楽への傾倒と言う点でも、白人ミュージシャンの曲が入った事により(まぁ、ミック・ジャガーは、ホリーのことを「黒人の物まねで無い唯一の独創的な白人ミュージシャン」と言ってべた褒めしてはいるのですが…)、彼らのコンセプトは揺らぐ事になります。

 まぁ、差し替えられたのは一曲だけですし、ビートルズみたいに、曲数を減らされなかっただけでもましなんですかねぇ…。“オネスト・アイ・ドゥ”の後に“モナ”が来ないで、インストの駄曲“ナウ…”が来ると間抜けだな~。

 なんでUK版1stが今回のリマスターCDに含まれなかったかな~。「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」のUK版がラインナップされるくらいなら、UK版1stや「No.2」も出したって良いと思うんですが。



 とまぁ、文句を言ってしまいましたが、それもこれもUK版を聴き慣れているがゆえ。そういう事を抜きして聴けば、US版とは言え、ストーンズの、若き日の勢いがしっかり詰まった、なかなかの名盤なのです。



 ちなみに、“テル・ミー”は、CD化されたときに、フェイドアウトせずに最後まで演奏されるヴァージョンが発表されましたが(もともとUK版はそういうヴァージョンだった)、このUS版はフェイドアウトします。UK版ヴァージョンは、US編集アルバム「モア・ホット・ロックス」に収録されているのかな?。


 たびたび出てきたUK版ファーストはこちら。このCDは僕も持ってます。将来、UK版でのリマスターがなされるまでは、手放す気は有りません。



 UK版ファースト「ザ・ローリング・ストーンズ」
 




 
 






 http://ohy.blog.ocn.ne.jp/ohyama/2010/09/post_7a27.html

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 なんか、今回は熱く語ってしまったな(笑)。



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