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【CD入手】ポール・サイモン / ひとりごと (紙ジャケット仕様) #PaulSimon #ThereGoesRhyminSimon

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●“僕のコダクローム”で元気よく始まる、明るめのアルバム
●ゴスペル・グループとの共演
●女性に好かれる曲
●その他の素敵な曲たち
●充実したボーナス・トラック
●今後のS&G日記の予定
 
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ポール・サイモン / ひとりごと

すべてポール・サイモン作詞作曲。但し「アメリカの歌」にはヨハン・ゼバスティアン・バッハの「マタイ受難曲」のメロディーが引用されている。

Side 1
1. 僕のコダクローム - "Kodachrome" – 3:32
2. 君のやさしさ - "Tenderness" – 2:53
3. 夢のマルディ・グラ - "Take Me to the Mardi Gras" – 3:27
4. 何かがうまく - "Something So Right" – 4:33
5. 君の天井は僕の床 - "One Man's Ceiling Is Another Man's Floor" – 3:44

Side 2
6. アメリカの歌 - "American Tune" – 3:43
7. 素晴らしかったその日 - "Was a Sunny Day" – 3:41
8. 落ちることを学びなさい - "Learn How to Fall" – 2:44
9. セント・ジュディーのほうき星 - "St. Judy's Comet" – 3:19
10. 母からの愛のように - "Loves Me Like a Rock" – 3:31

2004年リマスター盤ボーナストラック
11. レット・ミー・リヴ・イン・ユア・シティ(デモ) - "Let Me Live in Your City" (work-in-progress) – 4:21
12. 夢のマルディ・グラ(アコースティック・デモ) - "Take Me to the Mardi Gras" (acoustic demo) – 2:31
13. アメリカの歌(未完成デモ) - "American Tune" (unfinished demo) – 4:03
14. 母からの愛のように(アコースティック・デモ) - "Loves Me Like a Rock" (acoustic demo) – 3:24

※参加ミュージシャンは多数に及ぶため省略します。こちらを参照してください。

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●Youtube音源引用

ひとりごと(抜粋) +ボーナス・トラック / ポール・サイモン There Goes Rhymin' Simon, Bonus Tracks / Paul Simon

 ※著作権監視が厳しいため本編の音源引用は“僕のコダクローム”、“セント・ジュディーのほうき星”、“母からの愛のように”の3曲のみです。


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●“僕のコダクローム”で元気よく始まる、明るめのアルバム

 ポール・サイモンの、サイモン&ガーファンクルとしての活動をやめてからのセカンド・アルバム。

 前作がけっこう内省的なところがある作品だったけど、こちらはもう少し明るめ。

 出だしの楽曲が元気いいのは前作を踏襲したのかもしれないけど、とても素敵なオープニングになっています。

 ちなみにコダクロームとはカメラで使うフィルムの名称で、製造販売元はコダック。(昔はSDカードじゃなくて「フィルム」を使ってたんですよね~。)

 なお、この「コダック」と言う呼称に特に意味はないそうです。「短くて、そっけなく、ふたつのKで、ピシッとした語感。目の前のシャッターの音そっくり。すばらしいでしょう。」コダックの創始者で発明家のイーストマンがコダック・カメラについてそう語ったそうです。「アシモフの雑学コレクション(新潮文庫)」より抜粋引用。

僕のコダクローム / ポール・サイモン


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●ゴスペル・グループとの共演

 今回の日記のために解説を読むまでわからなかったんだけど、“君のやさしさ”と“母からの愛のように”では、ゴスペル・グループのディキシー・ハミングバーズと共演しています。
 更に“夢のマルディ・グラ”では別のゴスペル・グループ、スワン・シルヴァートーンズのリード・シンガーであるクロード・ジーター神父と共演しています。
 と、解説から引いてみたんだけど、彼らが加わったから黒っぽい出来になったとか言うことは全然なくて(僕の主観ですが)、あくまでポール・サイモンの音楽の範疇に収まっているのが面白い。あるいは、彼らの起用によってサイモンの音楽の世界は広がっているんだけど、聴き手にそれを押し付けてはいないということかもしれません。

 かなりあとになって『グレイスランド』で他文化の移入を行って高い評価を受けたサイモンですが、ここにその萌芽がある…と、考えるのはちょっと穿(うが)ち過ぎですかね。

 と、何の説明もなしに「ゴスペル云々」と言い出したけど、置いてけぼり食っている人もいるかもですけど、いずれ、機会があれば説明…できるかな、俺に。(^_^; 今は、黒人音楽の一派だと思っておいてください。それで間違いじゃないですから。(^_^;

 今挙げた3曲のうち、著作権監視を逃れて引用できるのが“母からの愛のように”だけなので、それを引いておきます。

母からの愛のように / ポール・サイモン


 “君のやさしさ”は打って変わって、タイトル通りのいかにも優しさに溢れた素敵なバラードです。音源が引用出来ないのが全く残念ですが、まぁ、著作権者の意向には逆らえんですよね…。

 “夢のマルディ・グラ”は、穏やかな表情の中に喜びを湛(たた)えた、夢見るような楽曲です。これも素敵ですね。

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●女性に好かれる曲

 “何かがうまく”はかなり甘口のスローバラードで、個人的には好みではありません。ですが、女性シンガーの心の琴線に触れるところが多いらしく、色んな人が採り上げています。それらをちょこちょこと聴いてみると、これはこれで、いい曲なのかと思えてきました(笑)。
 サイモンのオリジナル音源は著作権監視が厳しくて引けなかったので、代わりに、それら女性シンガーの歌唱の中から、サイモン自身もギターとコーラスで参加した、アニー・レノックスのシングル・ヴァージョン(1995年)を聴いてみましょう。

何かがうまく / アニー・レノックス & ポール・サイモン


 なお、このCDのボーナス・トラックとして収録されている“レット・ミー・リヴ・イン・ユア・シティ(デモ)”は、この“何かがうまく”の元歌であるようです。

レット・ミー・リヴ・イン・ユア・シティ(デモ)/ポール・サイモン


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●その他の素敵な曲たち

 童謡の「きらきら星」の下降音形を思わせるピアノのフレーズで始まる“君の天井は僕の床”、

 メジャー・キーで、淡々と歌われる“アメリカの歌”、

 歌いだしの親しみやすく明るいフレーズが印象的な“素晴らしかったその日”、

 基本お説教のようだけど陽気な“落ちることを学びなさい”、

 穏やかな中にも暖かさがある“セント・ジュディーのほうき星”、

 いずれも「明るさ」が明に、あるいは隠し味として溢(あふ)れている素晴らしい楽曲ばかりです。

セント・ジュディーのほうき星


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●充実したボーナス・トラック

 サイモンのギター一本によるデモ音源がおまけに付いているのですが、どれも素晴らしい出来です!。このままでも本テイクにできるのではないか…とまで言うと褒め過ぎですけどね。でも、どれも楽しめる演奏です。

 その中から“夢のマルディ・グラ(アコースティック・デモ)”を引用しておきましょう。本テイクに比べれば穏やかな表情の演奏ながら、同じくらいにそこはかとない喜びを感じるのですが、それは僕だけでしょうか。

夢のマルディ・グラ(アコースティック・デモ)


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●今後のS&G日記の予定

 正直、S&Gは優先度が下がっています。(^_^;
 本来なら、セントラルパークの再結成ライヴまで一気に突っ走る予定だったのですが、諸々あって、今、モチベーションが落ちており、ちょっとお休みしようと思っています。
 しかし、いつか必ず再開させるつもりなので、気長に待っていただければ幸いです。m(_ _)m

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■サイモン&ガーファンクル日記一覧
 
 
 
 
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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】ジョン・コルトレーン / トレーニング・イン - from コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス #JohnColtrane #TraneingIn #JohnColtraneWithTheRedGarlandTrio

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●たっぷり楽しめるワン・ホーン・アルバム
●各曲雑感
●次回のコルトレーン日記
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ジョン・コルトレーン / トレーニング・イン

・Traneing In / John Coltrane with the Red Garland Trio
1. Traneing In (John Coltrane) 12:31
2. Slow Dance (Alonzo Levister) 5:26

3. Bass Blues (John Coltrane) 7:45
4. You Leave Me Breathless (Ralph Freed, Friedrich Hollaender) 7:23
5. Soft Lights And Sweet Music (Irving Berlin) 4:41

John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Art Taylor – drums

Released March 1958
Recorded August 23, 1957, Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey

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●Youtube音源引用

トレーニング・イン / ジョン・コルトレーン
Traneing In / John Coltrane with the Red Garland Trio



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●たっぷり楽しめるワン・ホーン・アルバム

 コルトレーンのワン・ホーン・アルバムです。管楽器がコルトレーンのテナー・サックスだけなので、彼の吹奏がたっぷり楽しめる作品となっています。

 このぐらいの年代になってくると、コルトレーンもけっこう余裕綽々(しゃくしゃく)で演奏しているのがわかります。

 空間を音で埋め尽くすという、例の「シーツ・オブ・サウンド」も、その萌芽が見える(聴こえる)所まで来ていますね。

 ここでのコルトレーンは、いきなり絶頂から切り込んでいくということはなく、おとなしめに始まり、次第に盛り上がっていくパターンですね。

 なお、現行盤では『トレーニング・イン』と言うタイトルですが、元々は『ジョン・コルトレーン・ウィズ・レッド・ガーランド・トリオ』と言うタイトルで、。ジャケットも違っていました。内容は同じですけど。

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●各曲雑感

 さて、簡単に各曲を見て(聴いて)いきましょう。

 タイトル曲ではなかなかコルトレーンが出てきません。レッド・ガーランド主導のピアノ・トリオ演奏が続いた後、3分35秒あたりでおもむろにコルトレーンが入ってきます。そして次第に暖まっていき、勢いにあふれる吹奏になってゆく。
 コルトレーンの次に出てくるポール・チェンバースのベース・ソロが渋くもカッコいい!。
 そして、ガーランドのソロの後、再びコルトレーンだ!。こちらの演奏も素晴らしい!。


 チェンバースの短いベース・ソロから始まるスロー・ナンバー“スロウ・ダンス”でもコルトレーンの悠々とした吹奏が楽しめます。そしてまた、ここでも続けてチェンバースのベース・ソロが聴けて、個人的にベースの音が好きな僕はニンマリ。


 “ベース・ブルース”では曲の冒頭からコルトレーン登場。次第に勢いに乗っていく様子が心地よい。
 この曲、タイトルからしてベースが活躍するのかと思ったら、確かに曲後半にベース・ソロはあるんだけど、弓弾き(アルコ、と言うらしい)でギコギコ鳴らしている…。orz
 やっぱ、ジャズのベースは指で弦を弾く、躍動的なピチカート奏法じゃないとサマになんないよ。出だしと締めくくりでコルトレーンと一緒にテーマ弾いているところ(もちろんピチカートで)はカッコいいのにな。もったいない。


 もう一曲のスロー・ナンバー“ユー・リーヴ・ミー・ブレスレス”では冒頭から出てくるコルトレーンがよく歌っています。そして例のごとくチェンバースのベース・ソロがまた素敵!。


 “ソフト・ライツ・アンド・スウィート・ミュージック”では珍しくアート・テイラーの短いドラム・ソロから始まり、間髪入れずコルトレーンが切り込んでいきます!。アルバム中最も速いテンポの曲。コルトレーンは曲の後半でガーランドのピアノとソロの交換を行いますが、これがなかなかにカッコいい。残念なのはこの曲ではベース・ソロが無いこと…。


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●次回のコルトレーン日記

 と言ったところで、この時期はまだセロニアス・モンクのもとで修業を続けているのかな?。マイルスのグループへの復帰・合流はもう少し後みたいです。
 次のコルトレーン日記は、ソニー・クラークと組んでブルー・ノート・レコードに吹き込んだ『ソニーズ・クリブ』を採り上げます。
 どうせろくでもないことしかかけませんが、あんま期待せずにお楽しみにしていてください…!。







■ジョン・コルトレーン日記
 
 
 
 

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

10/30のツイートまとめ

oh_moto

デイリー ☆彡ふらんぼう(大山基久) 紙が更新されました! https://t.co/4DO6Lt5Ce5 Thanks to @Katsumata_Nori @UemuraChika #松任谷由実 #taemin
10-30 15:30

ヘルパーさんが美味しいハヤシライスとハンバーグ、野菜コンソメ・スープを今日明日の4食分作ってくれた。(朝食は簡単なので自分で準備。)それらを、腐らないように冷蔵庫にぶちこんだところ。うちの冷蔵庫は小さめなのでいつも少々苦労する(笑)。あ、ご飯も小分けして冷凍せねば…。やれやれ。
10-30 13:40

所用ありて早朝13.4℃の寒さの中を上着無しで出かける。さすがに陽も出ていないし少し寒かった。再び所用ありて陽が出てから14.0℃を上着無しでお出かけ。気温の差も若干あるが、やはりお陽さまは暖かいなぁ、と言う実感。着衣の温度調整が難しい季節がやってきたなぁ。
10-30 11:50

ユイ 22,313 回目の呟き「休んでる暇はないですからね、エナジードリンク飲んで頑張って下さい!」 https://t.co/zMkvVEXjMF #にじよめ
10-30 01:51

【CD入手】デイヴィッド・ボウイ / ピンナップス #DavidBowie #PinUps

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●全曲カバーのアルバム
●オリジナル音源との聴き比べ
●ここまで聴いてきてわかったこと




●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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デイヴィッド・ボウイ / ピンナップス


収録曲(ウィキペディアより参照)
A面
# 「タイトル」 (原題) (作詞・作曲) オリジナル・アーティスト 時間
1.「ロザリン」(Rosalyn) (ジミー・ダンカン、ビル・ファーレー) プリティ・シングス 2:22
2.「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」(Here Comes The Night) (バート・バーンズ) ゼム 3:09
3.「アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド」(I Wish You Would) (ビリー・ボーイ・アーノルド) ヤードバーズ 2:48
4.「シー・エミリー・プレイ」(See Emily Play) (シド・バレット) ピンク・フロイド 4:12
5.「エヴリシングス・オールライト」(Everything's Alright) (ニッキー・クローチ、ジョン・コンラッド、サイモン・ステイヴリー、スチュアート・ジェームス、キース・カールソン) モージョズ 2:28
6. 「アイ・キャント・エクスプレイン」(I Can't Explain) (ピート・タウンゼント) ザ・フー 2:11
B面
# 「タイトル」 (原題) (作詞・作曲) オリジナル・アーティスト 時間
7.「我が心の金曜日」(Friday On My Mind) (ジョージ・ヤング、ハリー・ヴァンダ) イージービーツ 2:56
8.「愛の悲しみ」(Sorrow) (ボブ・フェルドマン、リチャード・ゴッテラー、ジェリー・ゴールドスタイン) マージーズ 2:53
9.「ドント・ブリング・ミー・ダウン」(Don't Bring Me Down) (ジョニー・ディー) プリティ・シングス 2:06
10.「シェイプス・オブ・シングス」(Shapes Of Things) (ポール・サミュエル=スミス、ジム・マッカーティー、キース・レルフ) ヤードバーズ 2:53
11.「エニウェイ、エニハウ、エニホエア」(Anyway,Anyhow,Anywhere?) (ピート・タウンゼント、ロジャー・ダルトリー) ザ・フー 3:08
12.「ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン」(Where Have All The Good Times Gone) (レイ・デイヴィス) キンクス 2:43
合計時間:40:30
ボーナストラック(1990年盤)
# タイトル 作詞・作曲 オリジナル・アーティスト 時間
13. 「グローイング・アップ」(Growin' Up (Previously Unreleased from Pin Ups Sessions)) (ブルース・スプリングスティーン) ブルース・スプリングスティーン 3:26
14. 「アムステルダム」(Port Of Amsterdam(1973 B Side Of Sorrow)) (ジャック・ブレル、モート・シューマン) ジャック・ブレル 3:20 →ジギー・スターダスト 30th アニヴァーサリー・エディション (2CD) に収録されているものと同じと思われる。

参加ミュージシャン
デヴィッド・ボウイ - ボーカル、ギター、サクソフォーン
ミック・ロンソン - ギター、ピアノ、ヴォーカル
トレバー・ボルダー - ベース
エインズレー・ダンバー - ドラムス
マイク・ガースン - ピアノ
ケン・フォーダム - サクソフォーン
ジェフ・マコーマック - バッキング・ヴォーカル
ロン・ウッド - ギター(トラック13のみ)

リリース 1973年10月19日
録音 1973年7月 - 1973年8月

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●Youtube音源引用

ピンナップス (全曲) +2 / デイヴィッド・ボウイー Pin Ups (Full Album) +2 / David Bowie


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●全曲カバーのアルバム

 「ジギー・スターダスト引退宣言」(だったのでしょう、多分)をしたボウイーが、次のプロジェクトとして選んだのは、カヴァー・アルバムでした。
 リハビリなのか、挑戦だったのかよくわかりませんが、多分、ここまでのパブリック・イメージを一旦リセットしたかったんでしょう。
 ここでリフレッシュした後、『ダイアモンドの犬』から、ソウル・ミュージックへの傾倒を始めるんですが…。それはまた後日に。

 ウィキペディアを見るとご丁寧に「オリジナル・アーティスト」の項があるんですが、これが実は厳密には正しくない記述がいくつかあります。例えば“アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド”はヤードバーズがオリジナルではなく、作曲者としてクレジットされているビリー・ボーイ・アーノルドがオリジナル・ミュージシャンです。
 でもまぁ、あれだ、ボウイーがココで参考したのは間違いなくヤードバーズのバージョンなので、彼らの名前を挙げないわけにも行かないのもわからないではありません。でも不正確ですよね(笑)。

 と、ちまちま指摘するのも何なんので、次項で、そこらへんの補足をしつつ、オリジナル・ミュージシャンとの聴き比べをしてみたいと思います。
 当初は抜粋して何曲かだけにしようかと思ったんですけど、乗りかかった舟で、全曲やることにしました!。出血大サービス!(笑)。

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●オリジナル音源との聴き比べ
・ソングリスト
1.ロザリン
2.ヒア・カムズ・ザ・ナイト
3.アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド
4.シー・エミリー・プレイ
5.エヴリシングス・オールライト
6.アイ・キャント・エクスプレイン
7.我が心の金曜日
8.愛の悲しみ
9.ドント・ブリング・ミー・ダウン
10.シェイプス・オブ・シングス
11.エニウェイ、エニハウ、エニホエア
12.ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン
13.グローイング・アップ
14.アムステルダム

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 ロザリン

ロザリン / デイヴィッド・ボウイ


ロザリン / プリティ・シングス (1964)


 基本的な編曲(というのかな?)は同じですが、オリジナルであるプリティ・シングスのほうが、ボ・ディドリーからの影響を受けているのがよくわかります。なにせグループ名をボ・ディドリーの曲名から採ったくらいだもんね。
 ボウイーの方はもう少し鋭角的で激しく、ボ・ディドリー特有のリズムの揺れみたいなものは希薄ですね。

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 ヒア・カムズ・ザ・ナイト

ヒア・カムズ・ザ・ナイト / デイヴィッド・ボウイ


ヒア・カムズ・ザ・ナイト / ゼム (1964)


 名ヴォーカリスト、ヴァン・モリソンが在籍していたザ・ゼムがオリジナル。ゼムが黒人音楽への憧憬(どうけい)を隠さないのに対して、ボウイーは少しひねくれていますね(笑)。ちょっと大仰(おおぎょう)で芝居がかっています。

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 アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド

アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド / デイヴィッド・ボウイ


アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド / ヤードバーズ (1964)


アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド / ビリー・ボーイ・アーノルド (1955)


 前述の通り、この楽曲のオリジナルはビリー・ボーイ・アーノルド。黒人特有の揺れるリズムが特徴的です。それをほぼコピーしていると言えるヤードバーズですが、勢いはだいぶ直線的です。この時代の白人ミュージシャンが黒人音楽を採り上げると大概こうなりがち。でも白人にはその方がウケるんだよね。たしかヤードバーズのデビュー・シングルではなかったかしら。
 ボウイーは、やはりヤードバーズをお手本にしたんだろうなと言う仕上がりですが、より一層、無機的な鋭さが増している感じですね。

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 シー・エミリー・プレイ

シー・エミリー・プレイ / デイヴィッド・ボウイ


シー・エミリー・プレイ / ピンク・フロイド (1967)


 ピンク・フロイドのかなり初期の作品。まだ最初のリーダー、シド・バレットがいた頃の楽曲です。と、偉そうに書いてますが、フロイドの歴史とかあんまり知らんからね、僕。(^_^;
 フロイドがいかにもサイケデリック(幻惑的とでも訳しましょうか)真っ盛りなサウンドなのに対して、ボウイーは、少し前のビート・グループ的な、躍動的な仕上がりになっています。

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 エヴリシングス・オールライト

エヴリシングス・オールライト / デイヴィッド・ボウイ


エヴリシングス・オールライト / モージョズ (1964)


 オリジナルのモージョズは、“ハートブレイク・ホテル”(エルヴィス・プレスリーの代表的ヒット曲)を思わせる出だしから、アップテンポな部分に入るところも含めて、奇をてらわずに当時のビート・グループ的な勢いで演奏しています。
 対するボウイーは、どたばたとした音を演出して賑やかさを増しています。ここでもボウイーの表情豊かなヴォーカルが際立っていますね。

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 アイ・キャント・エクスプレイン

アイ・キャント・エクスプレイン / デイヴィッド・ボウイ


アイ・キャント・エクスプレイン / ザ・フー (1964)


 知らぬ人とていない、ザ・フーの(実質的な)デビュー・ヒット。どこまでも元気の良いザ・フーに対して、ここではテンポを落とし気味にしてけだるげに歌うボウイー。なかなかな変化球ですねぇ。これがちゃんとストライク・ゾーンに入っているんだよなぁ。

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 我が心の金曜日

我が心の金曜日 / デイヴィッド・ボウイ


我が心の金曜日 / イージービーツ (1966)


 これも当時(1960年代なかば)にありがちな、気持ちよくビートの効いたポップ・ナンバー。
 ボウイーは、バック・コーラスを従えて、より豪勢で劇的なサウンドで迫(せま)っています。歌唱も、中間部では声を若干変えるなど、工夫していますね~。

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 愛の悲しみ

愛の悲しみ / デイヴィッド・ボウイ


愛の悲しみ / マージーズ (1966)


愛の悲しみ / マッコイズ (1965)


 オリジナルはマージーズ、ではなくて、マッコイズ。マッコイズって、ヤードバーズが採り上げた“ハング・オン・スルーピー”を演っていたバンドですよね?。
 この曲はシタールっぽい音が入ったりしていて、ちょっと早めのサイケデリック・サウンドと言う趣(おもむき)。ハモニカの音もどこか夢幻的に響いています。

 それがマージーズになると、ストレートなビート・ナンバーになってしまいますが、これはこれでカッコいい。

 しかし、ボウイーのそれは、両者の良いトコ取りをしただけでなく、マッコイズほど夢幻的でなく、マージーズほど直線的でもない、プラスアルファを追加した、優雅で品のある仕上がりになっています。ここでもやはり、大げさとも言えるボウイーの歌唱が特段に映えています。
 僕的には当アルバムの白眉がこのトラック。

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 ドント・ブリング・ミー・ダウン

ドント・ブリング・ミー・ダウン / デイヴィッド・ボウイ


ドント・ブリング・ミー・ダウン / プリティ・シングス (1964)


 再び登場のプリティ・シングス。そのオリジナル演奏はなかなかに荒っぽいところがカッコいい!。
 ここではボウイーも負けじと荒っぽく迫っていますが、やっぱり芝居がかって歌っちゃうんだな、この人は(笑)。でもそれがイヤミでなくキマっているのが、ボウイーのボウイーたる所以(ゆえん)と言えましょう。

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 シェイプス・オブ・シングス

シェイプス・オブ・シングス / デイヴィッド・ボウイ


シェイプス・オブ・シングス / ヤードバーズ (1966)


 ヤードバーズの代表的ヒット曲。なんだけど、オリジナル・アルバムでは聴けない曲(笑)。跳ねるようなリズムを基調としながらも、サビでがっしりしたエイト・ビートに組み替えるあたり、工夫の跡が見られます。間奏の印象的なリード・ギターはジェフ・ベック。
 ボウイーはほぼストレートなアレンジながらも、サイケっぽい音を混ぜながら引っ掻き回しています。間奏のミック・ロンソンのギターは明らかにジェフに張り合っていますね(笑)。

 なお、ジェフ・ベックがヤードバーズを脱退して自分のグループ(俗に言う第一期ジェフ・ベック・グループ)を始動させたときに、この曲を採り上げているので(ファースト・アルバムのA面1曲め!)、参考までに挙げておきましょう。
 年代的にはボウイーもジェフのバージョンは耳にしているはずですが、そんなに影響はされていないのかな?。

(参考音源)シェイプス・オブ・シングス / ジェフ・ベック (1968)


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 エニウェイ、エニハウ、エニホエア

エニウェイ、エニハウ、エニホエア / デイヴィッド・ボウイ


エニウェイ、エニハウ、エニホエア / ザ・フー (1965)


 再び登場、ザ・フー。“アイ・キャント・エクスプレイン”に続くヒット曲。個人的にはぐちゃぐちゃに叩きまくるキース・ムーンのドラムスが好みじゃないですが(笑)、それを補って余りあるバンド全体の勢いがカッコいい!。
 こちらのボウイーはかなりまっとうな、真正面からの取り組み。相対的にボウイーの歌唱の表情の豊かさが強調される出来に。

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 ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン

ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン / デイヴィッド・ボウイ


ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン / キンクス (1965)


 おっと、これは渋い!。キンクスのヒット曲“エンド・オブ・ザ・デイ”の、B面だった曲、だ!。ちょっとけだるげなレイ・デイヴィスの歌唱がバッチリいかしてるぜ!。これをアルバムの締めくくりに持ってくるとは。ボウイーも狙うね~。
 選曲的に十分ひねったということで、アレンジは最小限。ただやはりボウイーの大仰な歌唱は耳を惹き付けます。

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 グローイング・アップ

グローイング・アップ / デイヴィッド・ボウイ


グローイング・アップ 成長するってこと / ブルース・スプリングスティーン (1973)


 ここからはボーナス・トラック。

 このスプリングスティーンの曲はあまりにもリアル・タイムな楽曲ということで、アルバムのコンセプトに沿わないと判断されたのかも。確かスプリングスティーンのファースト・アルバムに入っていた曲。この時点では全くブレイクしていなかったスプリングスティーンに、ボウイーはいち早く目をつけていたとは…。

 スプリングスティーンはレコード会社に押し付けられた「ニュー・ディラン」の称号に抗(あらが)うように、淡々としたロックン・ロールを歌っています。
 ボウイーは、あまりアレンジを加えずに、歌唱も心持ち丁寧な感じ。この曲だけフェイセズのロン・ウッドのギターが加わっているんだけど、だからどうっていう演奏でもないよね(笑)。

・ソングリストに戻る
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 アムステルダム

アムステルダム / デイヴィッド・ボウイ


アムステルダム / ジャック・ブレル (1964)


 ジャック・ブレルというシャンソン歌手は、ここまでのボウイーの歴史でも何度か登場しています。(『ジギー・スターダスト・モーションピクチャー・サウンドトラック』での“マイ・デス”など。)彼にとっては重要なシンガーだったようです。どういう人なのか僕はよく知らないんですけど。

 この“アムステルダム”と言う曲はブレル自身のスタジオ録音というのはないそうです。『オリンピア1964』と言うライヴ盤がおそらく初出。

 ボウイーは、ギター二本だけ(多分。一本だけではないと思う)のストローク・プレイをバックに思い入れたっぷりに歌っています。
 ボウイーのこの演奏はシングル“愛の悲しみ”のB面に収録されたものですが、以前に紹介した『ジギー・スターダスト 30th アニヴァーサリー・エディション』のボーナス・ディスクにも同じテイクが収録されていました。…微妙に収録時間が違ってますけど。(^_^;

・ソングリストに戻る
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●ここまで聴いてきてわかったこと

 こうやって並べてみるといくつかわかることがあります。

 まず楽曲の年代が1960年代半ば頃に限られていること。当時下積み時代だったボウイーにとっては、これらの楽曲と、それを演奏しているミュージシャンはライバルと言うよりは憧れの存在であったのでしょう。

 選ばれた楽曲はやや渋め。あからさまなヒット曲を採り上げても面白くなかろうと思ったのですかね。僕個人は5曲しか知りませんでした。どの曲がそうかは、まぁ、適当に詮索してください(笑)。

 そして、これらオリジナル・ミュージシャンとボウイーとの相違を鮮明に決定づけるのが、演劇的とも言えるボウイーの過剰なまでに歌いこんだヴォーカルです。

 僕はここまでボウイーの音源を聴き続けながら「ボウイーの個性とは、ボウイーならではの特色とはなんだろう?」と疑問に思いながら聴いてきました。
 確かにボウイーには他のミュージシャンと違う個性があると感じるのですが、それが何なのか今ひとつわかりそこねていたのです。
 しかし、ここに来て、ボウイーの魅力が、その芝居がかった演出(歌唱方法含む)にあることを理解しました。もちろん、あくまで「ここまで聴いてきて」の理解なので、ここからボウイーがどう転がって化けていくのかは、僕はよく知りません。
 しかし、何と言うか、やっとボウイーの聴きどころをつかんだような気がしています。いやまぁ、変容の貴公子と呼ばれたボウイーですから、ここからさらに引っ掻き回してくれるんでしょうけど。(^_^;

 と言う感じで、次回のボウイー日記は『ダイアモンドの犬』です。例のごとく大したことはかけませんが、あまり期待せずに、お楽しみに…!。

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■デイヴィッド・ボウイー日記一覧
 
 
 
 

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10-29 06:31

【CD聴く】シモンズ / ヒット・コレクション #シモンズ #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●爽やか女声フォーク・デュオ
●加藤和彦との因縁
●「ほら、チェルシー、もひとつ、チェルシー」
●締りのない締めくくり
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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シモンズ / ヒット・コレクション

1 恋人もいないのに (作詞:落合武司 作曲:西岡たかし 編曲:葵まきひこ)
2 ふり向かないで (作詞作曲:谷村新司 編曲:葵まきひこ)
3 ひとつぶの涙 (作詞作曲:瀬尾一三 編曲:葵まきひこ)
4 つぼみ (作詞作曲:田中由美子 編曲:ボブ佐久間)
5 おくれて来た少女 (作詞:北山修 作曲:杉田二郎 編曲:葵まきひこ)
6 ホワイ (作詞作曲:玉井妙子 編曲:ボブ佐久間)
7 風はそよかぜ (作詞作曲:瀬尾一三 編曲:ボブ佐久間)
8 夢 (作詞作曲:ヨモ・ヨシロー 編曲:ボブ佐久間)
9 思い出の指輪 (作詞:ミカ 作曲:加藤和彦 編曲:葵まきひこ)
10 この広い空のどこかに (作詞:落合武司 作曲:玉井妙子 編曲:葵まきひこ)
11 若草の雨 (作詞:田中由美子 作曲:弓井久 編曲:葵まきひこ)
12 ふるさとを見せてあげたい (作詞:落合武司 作曲:玉井妙子 編曲:ボブ佐久間)
13 恋は風船 (作詞作曲:田中由美子 編曲:ボブ佐久間)
14 なぜかしら (作詞作曲:谷村新司 編曲:葵まきひこ)
15 秋がふたたび (作詞:たかたかし 作曲編曲:葵まきひこ)
16 恋の悩みは不思議なもの (作詞作曲:谷村新司 編曲:瀬尾一三)
17 約束のコスモス (作詞:うさみかつみ 作曲:鈴木邦彦 編曲:馬飼野康二)
18 幸せ色した貝がら (作詞:安井かずみ 作曲:小林亜星 編曲:馬飼野康二)
19 取消して下さい (作詞作曲:玉井妙子 編曲:瀬尾一三)
20 ここから独りで (作詞:千葉和也 作曲:森田公一 編曲:青木望)

※著作権管理が厳しいため音源引用はありません。

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●爽やか女声フォーク・デュオ

 さて、僕の日記では、定期的に、加藤和彦関連の音源を採り上げています。

 今回は、1970年代初頭に活躍した女性デュオ、シモンズを採り上げてみたいと思います。

 と言っても、著作権監視がなかなか厳しく、肝心の加藤和彦提供の楽曲の彼女らによるYoutube音源はありません。(^_^;

 どうやって紹介すれば良いものやら…。

 とりあえず、彼女らのデビュー・ヒット、“恋人もいないのに”の音源だけは引けたので、それで、彼女らの雰囲気だけは感じ取ってください。

 参考音源
恋人もいないのに


 この音源も、実際のマスター音源ではなく、ミックスがやや異なっているそうです。本来なら主旋律が大きめなのですが、このミックスでは副旋律が大きめになっているようです。なかなか厳重ですね、BMGファンハウスさん。(^_^; (僕の持っているCDがBMGファンハウスなのでこう書きましたが、現在はソニーが音源の権利を持っているようです。厳重なのもむべなるかな。)

 さて、これをお聴きになって分かる通り、彼女らは女声二人による爽やかなハーモニーを身上としたフォーク・デュオでした。ここで、「日本におけるフォーク・ソングとはそもそも…」とやりだすと面倒くさいことになるのでやめときます。(^_^;

 あと、解説で「フォーク界のアイドル」と言う表現をしているのですが、これも追求すると面倒くさいことになりそうなのでやめておきます。(^_^;

 このCDに収められている他の曲もこの印象を覆(くつがえ)すものではないので、そう言う認識で良いでしょう。好きな人は好きでしょうし、そうでもない人にはそうでもないでしょう。僕個人としてはそんなに嫌いではないのですが、CDチェンジャーのセット順で、デイヴィッド・ボウイーの後にしちゃったもので、両者のギャップにちょっとめまいがしています(笑)。

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●加藤和彦との因縁

 さて、彼女らと加藤和彦とは、浅からぬ因縁があります。以前の日記でも記したのですが、加藤和彦と北山修がデュエットでヒットさせた“あの素晴しい愛をもう一度”は、本来ならシモンズのデビュー曲になるはずだったのです。それがなぜ加藤と北山のデュエットになったのか、はっきりしたことはわかっていません。
 加藤と北山の“あの素晴しい~”はオリコンで10位まで上がりましたが、もしシモンズの爽やかな歌声で歌われていたらどうだったか。

 参考音源
あの素晴しい愛をもう一度/加藤和彦 北山修


 結局、彼女らのデビュー曲は西岡たかしと落合武司が作るのですが、その“恋人もいないのに”はオリコン21位とまずまずのヒット。歌い手が変わっていればこの順位が変わっていたのかどうか。

 加藤も悪い事したと思っていたのかどうか、少し後の1972年に、“思い出の指輪”と言う楽曲を書き送ります。作詞の「ミカ」は加藤の妻になる(すでになっていたのかな)福井光子のことです。

 この楽曲は、シモンズ本人たちのYoutube音源はないのですが、別の方が極力雰囲気を壊さないようにカバーした音源がありましたので、参考音源として引用しておきます。
 楽曲の良さはこの演奏でも伝わるはずです。

思い出の指輪 シモンズ 【cover】by 1385hiro


 CDの解説によると「5枚目のシングル盤としてリリースされたこの曲は、(中略)加藤作品としても名曲の部類に入る逸品だ」と、べた褒めです。僕個人の感想としても、この曲はなかなかいい曲だと思います。でも、チャートインはしなかったです。よくある話ではありますが、デビュー曲でヒットしたら、後は下がるだけ…、みたいなパターンに彼女らも陥(おちい)っちゃったみたいですね…。

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●「ほら、チェルシー、もひとつ、チェルシー」

 あと、このCDには収録されていないんですけど、シモンズって、チェルシー(明治製菓のお菓子)CMソングのオリジナル歌手だったんですね。

チェルシーの唄(作詞:安井かずみ 作曲:小林亜星)(当CDには未収録)


 ♪ほ~ら~、チェルシ~ィ~、もひと~つ~、チェルシ~~♪

 良いですね~。この曲が入っているCDはこちらになります。
GOLDEN☆BEST シモンズ オールソングス・コレクション
 彼女らのオリジナル・アルバム4枚を全収録して、ボーナス・トラック2曲を追加(“チェルシーの唄”含む)した二枚組のCDです。

 まぁ、僕は加藤作品が聴ければよかったので、今回紹介した一枚物のCDで問題ないんですけどね。(^_^;

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●締りのない締めくくり

 こんな感じで、加藤の作品にも触れつつ、シモンズを紹介いたしました。

 この日記シリーズって、加藤の作品に注目しているのか、それとも歌っているミュージシャンに注目しているのか、書いている自分でもよくわかっていません(笑)。

 次回は…、え~っと、タイプのガラっと違う女性シンガーを取り上げる予定です。あまり期待せずにお楽しみにしていてください。(^^ゞ

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■加藤和彦日記一覧






■ミュージシャン別日記一覧




テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

10/28のツイートまとめ

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10-28 03:16

【CD聴く】イエロー・マジック・オーケストラ / LIVE AT GREEK THEATER 1979 from YMO L-R TRAX Live & Rare Tracks #YellowMagicOrchestra #LiveAtGreekTheater

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●YMO、世界へ
●“コズミック・サーフィン”聴き比べ
●“東風”は人力演奏!?
●pre-ymo / InDo
●YMO再発情報




●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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イエロー・マジック・オーケストラ / LIVE AT GREEK THEATER 1979

LIVE AT GREEK THEATER 1979 / イエロー・マジック・オーケストラ
1. BEHIND THE MASK (Chris Mosdell / 坂本龍一) 4:21
2. LA FEMME CHINOISE 中国女 (Chris Mosdell / 高橋幸宏) 5:30
3. COSMIC SURFIN (細野晴臣) 3:50
4. RYDEEN 雷電 (高橋幸宏) 4:35
5. DAY TRIPPER (John Lennon – Paul McCartney) 2:56
6. 1000 KNIVES 千のナイフ (坂本龍一) 7:09
7. TONG POO 東風 (坂本龍一) 6:47
Total time 35:06

YMO+渡辺香津美(G)+矢野顕子(Key)+松武秀樹(PG)
1979年8月4日 収録

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●Youtube音源引用

ライヴ・アット・グリーク・シアター1979 / イエロー・マジック・オーケストラ


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●YMO、世界へ

 世界ツアーの嚆矢となった公演の記録。ザ・チューブスと言うバンドの前座としてのライヴでした。

 この時点ではまだセカンド・アルバムの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』は発売されていないのですけれども、録音時期的に多分、どう見ても『~サヴァイヴァー』が完成したほうが先だよね、という推測で、こちらの日記を『~サヴァイヴァー』のあとに書くことにしました。
 ちなみにですが、『~サヴァイヴァー』がオリジナルの形で海外発売されるのは相当後になりました。と言うのも、イエロー・マジック・オーケストラがアメリカで所属していたホライズン・レコードが『~サヴァイヴァー』発売前に潰れたからです。天下のA&M傘下のレーベルでも潰れることがあるのね、と言う話。それがイエロー・マジック・オーケストラのせいかどうかは知らないですけども。(^_^;

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●“コズミック・サーフィン”聴き比べ

 このライヴCDは、彼らが一旦散解(実質的な解散)したあとに、所属していたアルファ・レコードが垂れ流した(と言うとちょっと下品ですが)音源集の中の一つです。
 メンバーたちも「この時はいい演奏だった」と自画自賛のお墨付き。

 注目の一つは、『パブリック・プレッシャー』と言うライヴ・アルバム(次回のYMO日記で紹介予定)収録の“コズミック・サーフィン”の元ネタが収録されていることでしょう。

 『パブリック・プレッシャー』では、大部分の楽曲では、レコード会社の契約の関係で渡辺香津美のギターがカットされて、代わりに坂本龍一のキーボードがダビングされていました。

 さてこちらでは、と言うと。

コズミック・サーフィン 『ライヴ・アット・グリーク・シアター1979』


 う~ん、微妙ですね(笑)。2分すぎくらいのブレイクの部分で、それらしい、ギターっぽい音が響いているんですが…。(^_^;

 ちなみに『パブリック・プレッシャー』ではこんな感じです。

コズミック・サーフィン 『パブリック・プレッシャー』


 本当に微妙な違いですね。(^_^;
 これ以降の“コズミック・サーフィン”のライヴ演奏では渡辺のギターがもっと前に出ているのですが(後日紹介予定のライヴCD『フェイカー・ホリック』)、ここでは控えめなんですね。
 坂本龍一のキーボードのオーバー・ダビングもほとんどなかったことがうかがえます。

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●“東風”は人力演奏!?

 ところで、彼らのステージでは、松武秀樹がコンピュータ演奏のプログラミングをしています。これが、楽曲演奏中に次の楽曲用のプログラムを行うという実に忙(せわ)しないものでした。余談ながら、渡辺のギター演奏で楽曲を長尺化させたのは、このプログラミングの時間を稼ぐためだったと言う噂もあります。

 そして、ここでのライヴなんですが、ラストの“東風”、アンコールですよね?。急なことですよね?。プログラミングする時間なかったんじゃないですか?。と言うことは、ここではコンピュータ抜きの人力のみの演奏なんじゃないですか!?。どうなんでしょう!?。僕は人力のみだと思うのですが、皆さんはどう判断されますか?。

東風


 ここでは、渡辺のギターがココぞとばかりぶっこまれていて、いやぁ、聴き応えありますねぇ~。

 これら2曲以外も、「テクノ・ヴェンチャーズ」期の彼ららしく、わかりやすくありながらも異物感を撒(ま)き散らしているという、実に正しく「ロックした」演奏になっております。
 ※「テクノ・ヴェンチャーズ」は僕の造語で、以前、「ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978」の日記で言及しました。

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●pre-ymo / InDo

 いつもの日記ならば、ここらで、この頃のレア音源を振り返って見るんですけど、『グリークシアター』に関しては、本編が全てのようで、特にレアトラックとかは無いようです。三日間公演したと言うので、もう少しあっても良さそうなものなんですけど。

 その代わりと言ってはなんですが、時系列的にだいぶ前になっちゃうんですが、1978年に彼らが録音した“InDo”と言う曲(pre-ymo名義)の音源を見つけたので聴いてもらいましょう。いくつかのミックス違いがあるようなんですが、面倒くさいので、適当に一つ選びました。(^_^;

pre-ymo - InDo 1978


 テクノ・ヴェンチャーズとは程遠い、むしろ中期の『BGM』『テクノデリック』を思わせますね。

 この楽曲は以下のCDで、これでもか、と、聴けるようです。筆者未所持ですので念の為。

InDo 1979~1999

 というような感じで、海外でのライヴ活動を始めたイエロー・マジック・オーケストラ。その海外でのライヴをまとめた公式盤『パブリック・プレッシャー(公的抑圧)』を次回は聴いてみましょう。もちろんその後は渡辺香津美のギターを復元した音源を含む『フェイカー・ホリック』が来るわけです。

■目次に戻る

 
●YMO再発情報

 YMOのSACDハイブリッドによる再発が完了した模様です。発売されたもののを載せておきます。(編集盤『NEUE TANZ』は通常CDです。)
 なお、「メーカー特典あり(ポスターF(B3サイズ)付)」のものはアホらしい価格がついているので、ここでは省くことにしました。欲しい方はリンクをたどって自己責任でお願いします。

イエロー・マジック・オーケストラ(2018年リマスタリング) Hybrid SACD
イエロー・マジック・オーケストラ(2018年リマスタリング) Hybrid SACD

イエロー・マジック・オーケストラ(US版)(2018年リマスタリング) Hybrid SACD
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)(2018年リマスタリング) Hybrid SACD

ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(2018年リマスタリング) Hybrid SACD
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(2018年リマスタリング) Hybrid SACD

パブリック・プレッシャー Hybrid SACD
パブリック・プレッシャー Hybrid SACD

増殖 Hybrid SACD
増殖 Hybrid SACD

BGM Hybrid SACD
BGM Hybrid SACD

テクノデリック Hybrid SACD
テクノデリック Hybrid SACD

浮気なぼくら+浮気なぼくらインストゥルメンタル
浮気なぼくら+浮気なぼくらインストゥルメンタル

サーヴィス
 サーヴィス

アフター・サーヴィス
アフター・サーヴィス



NEUE TANZ
NEUE TANZ

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L-R Trax Live&Rare Tracks / イエロー・マジック・オーケストラ
YMO L-R Trax

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■イエロー・マジック・オーケストラ日記一覧
 
 
 
 

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

10/27のツイートまとめ

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☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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