【CD入手】ポール・サイモン / ポール・サイモン (紙ジャケット仕様) #PaulSimon
■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●サイモンの実質的なファースト・ソロ
●両面トップは明るい楽曲だが…
●研ぎ澄まされ、内省的な作品集
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
ジャケ画をクリックするとアマゾンのページが開くよ!。
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特記無き曲はすべてポール・サイモン作詞作曲。
Side 1
1.母と子の絆 - "Mother and Child Reunion" – 3:05
2.ダンカンの歌 - "Duncan" – 4:39
3.いつか別れが - "Everything Put Together Falls Apart" – 1:59
4.お体を大切に - "Run That Body Down" – 3:52
5.休戦記念日 - "Armistice Day" – 3:55
Side 2
6.僕とフリオと校庭で - "Me and Julio Down by the Schoolyard" – 2:42
7.平和の流れる街 - "Peace Like a River" – 3:20
8.パパ・ホーボー - "Papa Hobo" – 2:34
9.ホーボーズ・ブルース - "Hobo's Blues" (Paul Simon, Stéphane Grappelli) – 1:21
10. パラノイア・ブルース - "Paranoia Blues" – 2:54
11. コングラチュレーション - "Congratulations" – 3:42
2004年リマスター盤ボーナストラック
12. 僕とフリオと校庭で(デモ) - "Me and Julio Down by the Schoolyard" (Demo - San Francisco 2/71) – 2:29
13. ダンカン(デモ) - "Duncan" (Demo - San Francisco 2/71)" – 2:48
14. パラノイア・ブルース(未発表ヴァージョン) - "Paranoia Blues" (Unreleased Version) – 3:14
Musicians
Paul Simon - acoustic guitar, vocals, percussion (10), producer, arranger (all tracks)
Hal Blaine - drums (4, 10, 11)
Lynford "Hux" Brown - lead guitar (1)
Ron Carter - double bass (4)
Russell George - bass guitar (6)
Stéphane Grappelli - violin (9)
Winston Grennan - drums (1)
Stefan Grossman - bottleneck guitar (10)
Jerry Hahn - electric guitar (4, 5)
Neville Hinds - Hammond organ (1)
Jackie Jackson - bass guitar (1)
Larry Knechtel - piano (1, 11), Wurlitzer electric piano (3, 11), harmonium (3, 8), Hammond organ (11)
Denzil Laing - percussion (1)
Fred Lipsius - alto saxophone (5)
Los Incas - flute, charango, percussion (2)
Mike Mainieri - vibes (4)
Charlie McCoy - bass harmonica (8)
Victor Montanez - congas (7)
Airto Moreira - percussion (5, 6)
Joe Osborn - bass guitar (7, 11)
John Schroer - tenor saxophone (5), baritone saxophone (10)
David Spinozza - acoustic guitar (4, 6)
Steven Turre - trombone (10)
Wallace Wilson - rhythm guitar (1)
Cissy Houston, Von Eva Sims, Renelle Stafford and Deirdre Tuck - backing vocals (1)
Released January 24, 1972
Recorded January to March 1971
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●Youtube音源引用
Paul Simon (Full Album-1) +3 / Paul Simon
I can't uploaded some tracks cause copyright:"Congratulations".
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●サイモンの実質的なファースト・ソロ
さて、ここまで、この日記ではサイモン&ガーファンクルの音源を追いかけてきました。
いよいよS&Gの解散を迎え、今回からはしばらくポール・サイモンを追っていくことにします。
さて、S&Gのラスト・アルバム『明日に架ける橋』が発表されたのが1970年の初春。
そしてこちらのアルバム『ポール・サイモン』が発表されたのが1972年の初春。
この2年間に何もしてなかったわけではないでしょうが、ま、詮索はよしましょう。
いつものように出てくる音だけで楽しむとします。
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●両面トップは明るい楽曲だが…
アルバムAB両面のトップが明るい曲(“母と子の絆”、“僕とフリオと校庭で”)で始まっているので、そういうアルバムかと思いきや。(どちらも明るくポップな曲なので、僕は大好きです。)
母と子の絆
僕とフリオと校庭で
A面2曲めの憂いのある“ダンカンの歌”でいきなり現実に突き落とされます。(大げさ。(^_^;)
この曲のバック演奏は“コンドルは飛んで行く”と同じロス・インカスというグループです。
ダンカンの歌
この流れは端的にこのアルバムの振れ幅をよく示しています。
こう言った内省的な楽曲が多めなのが当アルバムの特徴なのです。
そのせいか、僕的にはあまり思い入れることなく聴き流していたのですが、いや、これはこれで名盤よ?。って、何を今更。(^_^;
そんな中でも、サイモンはユーモアを忘れていません。例えばこの、ステファン・グラッペリ(ジャズ・バイオリン)と共演した一曲の愉快なこと。
ホーボーズ・ブルース
それに続けて演奏される“パラノイア・ブルース”も、どこか八つ当たり的な明るさがあって好き。
パラノイア・ブルース
さて、締めくくりの“コングラチュレーション”は著作権の関係でオリジナル音源がYoutubeに上がっていないので、1973年のライヴ音源(多分客席録りのブート)で代わりとしましょう。
Congratulations - Live in Los Angeles, 1973
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●研ぎ澄まされ、内省的な作品集
ここまで聴かれて気づいた方もいらっしゃると思いますが、いずれの楽曲も楽器編成はシンプルです。そして余計な音は一切鳴らさず、省けるところはギリギリまで切り捨てています。それで一本調子になっていないのは、適材適所で、曲ごとに工夫をこらしているからでしょう。サイモンの音へのこだわりを感じさせるではないですか。
このように内省的なアルバムを、自身の門出として発表したというのは、これはつまり、サイモンの決意表明だったのではないでしょうか?。
「S&Gで富も名声も手に入れた。あとは音楽家として好きなことだけやるんだ」と。
このアルバムでは、S&G時代以上にサイモン自身のギターが良く鳴っているのもそういうことなのでしょう。
当アルバムは世界中で100万枚を超える売上を示し、アメリカで4位、イギリスで1位となりました。
S&Gのアルバム『明日に架ける橋』が英米で1位になり、500万枚以上を売り上げたことに比べれば密やか(かなぁ?(^_^;)な再スタートでしたが、ともあれ、サイモンは自分の道を歩き出したのです。
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■サイモン&ガーファンクル日記
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●サイモンの実質的なファースト・ソロ
●両面トップは明るい楽曲だが…
●研ぎ澄まされ、内省的な作品集
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
ジャケ画をクリックするとアマゾンのページが開くよ!。
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特記無き曲はすべてポール・サイモン作詞作曲。
Side 1
1.母と子の絆 - "Mother and Child Reunion" – 3:05
2.ダンカンの歌 - "Duncan" – 4:39
3.いつか別れが - "Everything Put Together Falls Apart" – 1:59
4.お体を大切に - "Run That Body Down" – 3:52
5.休戦記念日 - "Armistice Day" – 3:55
Side 2
6.僕とフリオと校庭で - "Me and Julio Down by the Schoolyard" – 2:42
7.平和の流れる街 - "Peace Like a River" – 3:20
8.パパ・ホーボー - "Papa Hobo" – 2:34
9.ホーボーズ・ブルース - "Hobo's Blues" (Paul Simon, Stéphane Grappelli) – 1:21
10. パラノイア・ブルース - "Paranoia Blues" – 2:54
11. コングラチュレーション - "Congratulations" – 3:42
2004年リマスター盤ボーナストラック
12. 僕とフリオと校庭で(デモ) - "Me and Julio Down by the Schoolyard" (Demo - San Francisco 2/71) – 2:29
13. ダンカン(デモ) - "Duncan" (Demo - San Francisco 2/71)" – 2:48
14. パラノイア・ブルース(未発表ヴァージョン) - "Paranoia Blues" (Unreleased Version) – 3:14
Musicians
Paul Simon - acoustic guitar, vocals, percussion (10), producer, arranger (all tracks)
Hal Blaine - drums (4, 10, 11)
Lynford "Hux" Brown - lead guitar (1)
Ron Carter - double bass (4)
Russell George - bass guitar (6)
Stéphane Grappelli - violin (9)
Winston Grennan - drums (1)
Stefan Grossman - bottleneck guitar (10)
Jerry Hahn - electric guitar (4, 5)
Neville Hinds - Hammond organ (1)
Jackie Jackson - bass guitar (1)
Larry Knechtel - piano (1, 11), Wurlitzer electric piano (3, 11), harmonium (3, 8), Hammond organ (11)
Denzil Laing - percussion (1)
Fred Lipsius - alto saxophone (5)
Los Incas - flute, charango, percussion (2)
Mike Mainieri - vibes (4)
Charlie McCoy - bass harmonica (8)
Victor Montanez - congas (7)
Airto Moreira - percussion (5, 6)
Joe Osborn - bass guitar (7, 11)
John Schroer - tenor saxophone (5), baritone saxophone (10)
David Spinozza - acoustic guitar (4, 6)
Steven Turre - trombone (10)
Wallace Wilson - rhythm guitar (1)
Cissy Houston, Von Eva Sims, Renelle Stafford and Deirdre Tuck - backing vocals (1)
Released January 24, 1972
Recorded January to March 1971
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●Youtube音源引用
Paul Simon (Full Album-1) +3 / Paul Simon
I can't uploaded some tracks cause copyright:"Congratulations".
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●サイモンの実質的なファースト・ソロ
さて、ここまで、この日記ではサイモン&ガーファンクルの音源を追いかけてきました。
いよいよS&Gの解散を迎え、今回からはしばらくポール・サイモンを追っていくことにします。
さて、S&Gのラスト・アルバム『明日に架ける橋』が発表されたのが1970年の初春。
そしてこちらのアルバム『ポール・サイモン』が発表されたのが1972年の初春。
この2年間に何もしてなかったわけではないでしょうが、ま、詮索はよしましょう。
いつものように出てくる音だけで楽しむとします。
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●両面トップは明るい楽曲だが…
アルバムAB両面のトップが明るい曲(“母と子の絆”、“僕とフリオと校庭で”)で始まっているので、そういうアルバムかと思いきや。(どちらも明るくポップな曲なので、僕は大好きです。)
母と子の絆
僕とフリオと校庭で
A面2曲めの憂いのある“ダンカンの歌”でいきなり現実に突き落とされます。(大げさ。(^_^;)
この曲のバック演奏は“コンドルは飛んで行く”と同じロス・インカスというグループです。
ダンカンの歌
この流れは端的にこのアルバムの振れ幅をよく示しています。
こう言った内省的な楽曲が多めなのが当アルバムの特徴なのです。
そのせいか、僕的にはあまり思い入れることなく聴き流していたのですが、いや、これはこれで名盤よ?。って、何を今更。(^_^;
そんな中でも、サイモンはユーモアを忘れていません。例えばこの、ステファン・グラッペリ(ジャズ・バイオリン)と共演した一曲の愉快なこと。
ホーボーズ・ブルース
それに続けて演奏される“パラノイア・ブルース”も、どこか八つ当たり的な明るさがあって好き。
パラノイア・ブルース
さて、締めくくりの“コングラチュレーション”は著作権の関係でオリジナル音源がYoutubeに上がっていないので、1973年のライヴ音源(多分客席録りのブート)で代わりとしましょう。
Congratulations - Live in Los Angeles, 1973
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●研ぎ澄まされ、内省的な作品集
ここまで聴かれて気づいた方もいらっしゃると思いますが、いずれの楽曲も楽器編成はシンプルです。そして余計な音は一切鳴らさず、省けるところはギリギリまで切り捨てています。それで一本調子になっていないのは、適材適所で、曲ごとに工夫をこらしているからでしょう。サイモンの音へのこだわりを感じさせるではないですか。
このように内省的なアルバムを、自身の門出として発表したというのは、これはつまり、サイモンの決意表明だったのではないでしょうか?。
「S&Gで富も名声も手に入れた。あとは音楽家として好きなことだけやるんだ」と。
このアルバムでは、S&G時代以上にサイモン自身のギターが良く鳴っているのもそういうことなのでしょう。
当アルバムは世界中で100万枚を超える売上を示し、アメリカで4位、イギリスで1位となりました。
S&Gのアルバム『明日に架ける橋』が英米で1位になり、500万枚以上を売り上げたことに比べれば密やか(かなぁ?(^_^;)な再スタートでしたが、ともあれ、サイモンは自分の道を歩き出したのです。
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■サイモン&ガーファンクル日記
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