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【CD入手】ローリング・ストーンズ / レディース&ジェントルメン #RollingStones #LadiesAndGentlemen

■目次
●基本情報
●Youtube音源
●期待はずれなCD盤
●腐っても最盛期のストーンズ
●スゴイのはテイラーだからではないのでは
●今後の発掘に期待したい
■ローリング・ストーンズ日記一覧

 
●基本情報

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ローリング・ストーンズ / レディース&ジェントルメン

All compositions by Mick Jagger & Keith Richards except as indicated

1. イントロダクション Introduction
2. ブラウン・シュガー "Brown Sugar"
3. ビッチ "Bitch"
4. ギミー・シェルター "Gimme Shelter"
5. デッド・フラワーズ "Dead Flowers"
6. ハッピー "Happy"
7. ダイスをころがせ "Tumbling Dice"
8. むなしき愛 "Love in Vain" (Robert Johnson)
9. スウィート・ヴァージニア "Sweet Virginia"
10. 無情の世界 "You Can't Always Get What You Want"
11. オール・ダウン・ザ・ライン "All Down the Line"
12. ミッドナイト・ランブラー "Midnight Rambler"
13. バイ・バイ・ジョニー "Bye Bye Johnny"
14. リップ・ジス・ジョイント "Rip This Joint"
15. ジャンピン・ジャック・フラッシュ "Jumpin' Jack Flash"
16. ストリート・ファイティング・マン "Street Fighting Man"

All tracks feature:
ミック・ジャガー:ヴォーカル, harmonica on "Midnight Rambler" and "Sweet Virginia"
キース・リチャーズ:ギター rhythm guitar, lead on "Bitch" and "Bye Bye Johnny", acoustic on "Sweet Virginia", lead vocals on "Happy", backing vocals
チャーリー・ワッツ:ドラムス
ビル・ワイマン:ベース
ミック・テイラー:ギター ead guitar, slide on "Love In Vain" and "All Down The Line", rhythm on "Bitch" and "Bye Bye Johnny", acoustic on "Sweet Virginia"

ボビー・キーズ:サクソフォン
ジム・プライス:ホーン trumpet, trombone
ニッキー・ホプキンス:ピアノ
イアン・スチュワート:piano on "Bye Bye Johnny"

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●Youtube音源

Ladies&Gentlemen (CD) / Rolling Stones


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●期待はずれなCD盤

 以前DVDやブルーレイで出ていた映像が、今回はCD化音源を伴って再発です。僕は以前のDVDは持っていたので(その映像版の日記はこちら)、CDだけ買いました。ミキシングやマスタリングが改善されていれば嬉しいなぁ、と言う思いで。しかし、残念ながら、映像版と比して特別なリミックスやリマスターは行われていないようです。
 イントロ名曲である“ブラウン・シュガー”や“ジャンピン・ジャック・フラッシュ”が、ややフェイド・イン気味にモヤっと始まるのは変わっていません。実に残念です。マルチ・トラックのマスターがもうそうなっちゃっているのかな。
 まぁ、出だしの“イントロダクション”が短めに編集されているのは、映像なしの音源だから、当然の措置でしょう。
 あと全体的に音のダイナミックレンジや周波数特性が狭いみたいに聴こえてちょっと窮屈(きゅうくつ)な感じです。

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●腐っても最盛期のストーンズ

 とまぁ、音質とか、編集面で残念な部分はあるのですが、それでも、腐ってもミック・テイラー期。(いや実際には腐ってないんだけど(^_^;。)聴きどころは多いです。
 1972年の『メインストリートのならず者』をフォローする北米ツアーからの音源。同年6月24日と25日のテキサス州フォート・ワース、同州ヒューストンで行われた計4セットの公演からのもの。この頃は一日2公演していたんですねぇ。
 モヤッと始まる“ブラウン・シュガー”も、そこに目をつぶれば、演奏自体はとてもしなやかで、水が(したた)るような色気があります。

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●スゴイのはテイラーだからではないのでは

 この時期の凄さはミック・テイラーがいたからこそ、と言われる事が多いんですが、僕の感じ方はちょっと違います。もちろんテイラーの流麗(りゅうれい)なギター・サウンドは魅力の一つでは有るんですが、それ以上にチャーリー・ワッツのドラムスが弾き出すビートが、たまらなくグルーヴしているのです。…もっとも、チャーリーに言わすと「普通のバンドはドラムスに合わせるけど、僕はキースに合わせて叩いているんだ」とのこと。この時期のキース・リチャードは、テイラーという逸材を得たことで、自身はギターでリズムを刻むことに腐心し始めていたころ。楽曲の(いろど)りたるリード・ギターはテイラーに任せて、自分はもっと核となる部分でバンドの推進力となるべく奮闘していたのでしょう。
 その甲斐あって、ということですね、やはり。この頃のストーンズのリズムのグルーヴィーさはかけがえのないものとなります。僕の私見では、このグルーヴはテイラー脱退後、ロン・ウンド参加直後の『ラヴ・ユー・ライヴ』(1975-7年収録)までは続いていたと思います。その意味でも、僕はかならずしも「ミック・テイラー至上主義」は(とな)えたくないな、と思っています。

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●今後の発掘に期待したい

 前述の音質の問題故、万人に勧められなくなっているのがなんとも残念ではありますが、それでもファンならばやはり外すことの出来ない音源ではあります。CDだけでOKか、映像があるならやっぱり観たいか、は人それぞれだとは思いますが。ただ個人的には、配信だけだった『ブリュッセル・アフェアー』を、やっぱりCDでいつでも聴けるようにして欲しいなぁ、と言う思いがあります。(日本でだけ『マーキー』かなんかの映像のおまけでCD化されたことは有りますが。)
 それにしても、この時期に出る予定だったという2枚組ライヴ・アルバム、音源が残っているならケチらずに出してほしいものです。テイラー期の発掘音源て、今回に限らず、なんらか(きず)のあるものが多いような気がして、ちょっと残念。『マーキー』の映像版は(Blu-rayの初期不良を除けば)悪くなかったけど、いかんせん、テイラーがややぎこちないかな、と言う感じ。まぁ、そこがその時期らしくて良いんだけど、それだったらテイラー最盛期の音源でもっと良い物が欲しいな。
 この時期の決定版となるような良質な発掘を望みたいものですね。

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■ローリング・ストーンズ日記一覧




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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ミック・ジャガー / ガッタ・ゲット・ア・グリップ/イングランド・ロスト #MickJagger #GottaGetAGrip #EnglandLost

■目次
●基本情報
●Youtube音源
●突然のミックのソロ
●配信重視の発売
●ストーンズの新譜の予告編?
■ローリング・ストーンズ日記一覧

 
●基本情報
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ミック・ジャガー / ガッタ・ゲット・ア・グリップ/イングランド・ロスト

1. ガッタ・ゲット・ア・グリップ
2. イングランド・ロスト

 
リミックスなど(配信のみ)
ミック・ジャガー / Gotta Get A Grip / England Lost (Reimagined) [Explicit]

1. England Lost [feat. Skepta] [Explicit] 4:31
2. Gotta Get A Grip (Seeb Remix) 4:05
3. Gotta Get A Grip (Kevin Parker Remix)4:13
4. Gotta Get A Grip (Alok Remix)2:54
5. Gotta Get A Grip (Matt Clifford Remix)4:33

 
輸入盤(2曲のみ)
ミック・ジャガー / Gotta Get A Grip / England Lost

1. Gotta Get A Grip
2. England Lost

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●Youtube音源

Gotta Get A Grip/England Lost +Remixes / Mick Jagger


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●突然のミックのソロ

 「アッと驚く為五郎」つっても、今の人々にどれだけ通用するのかわからんのですが、このシングルが出た時の僕の素直な気持ちがこれでした。
 本体のローリング・ストーンズは、昨年末(2016年)にブルース・カバーの『ブルー&ロンサム』を発表し、並行して自らの新曲による新譜も製作中、と言う流れを聞いていたので、ココでまさかミックのソロが飛び出てくるとは思わなんだ。

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●配信重視の発売

 楽曲自体は、どうってこともない(と言うと冷淡すぎるか(笑))んだけど、発売の仕方が複雑で、最初、何をどう入手すれば良いのかわかりませんでした。
 とりあえず、CDと配信とで発売されています。(アナログが有るかどうかは知らん。)で、配信ではミックス違いも含めて全部で7トラック入手できるんですが、CDでは基本ヴァージョンの2トラックのみ。最初は「ミックス違いがCDで発売されてないなんて、そんなわけ無いだろう」と思って、色んな所でCDの収録曲を確認したのですが、どこでどう確認しても、CDでは2トラックだけ。配信を駆使しないと、7トラックの全ヴァージョンは揃わないのでありました。…な~んか、いかにも新しもの好きのミックらしいやり方だよな~。

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●ストーンズの新譜の予告編?

 そのどうってこともない楽曲ですが、割りとファンキーな色合いが強いですね。
 リミックスはいろいろ工夫していて飽きさせません。ただ、どのヴァージョンがどう、と言えるほどではないですね。結局、同じ曲なので、テンポが同じで、リズムの処理もそれほど違わないので、おんなじに聴こえます(笑)。
 “イングランド・ロスト”もややテンポ遅めだけど、やはりファンク風味が気になる楽曲ですね。
 もしかして、いま製作中のストーンズの新譜の予告編だったりするのかしらん、などと、自分勝手な予測をしつつ、テキトーにこの項を閉じたいと思います(笑)。


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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】ロン・ウッド / 俺と仲間 #RonWood #Faces #IveGotMyOwnAlbumToDo

■目次
●基本情報
●Youtube音源
●フェイセス時代唯一のロンのソロ・アルバム
●アルバム・インプレッション
●ロン以外の作者について
●フェイセス関連の簡単な年表
■フェイセス/ロッド・スチュワートの日記一覧
■ローリング・ストーンズ日記一覧

 
●基本情報

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ロン・ウッド / 俺と仲間

特記なき楽曲はロン・ウッド作。11.はインストゥルメンタル。

1. 俺の炎 - "I Can Feel the Fire" - 4:55
2. ファー・イースト・マン - "Far East Man" (George Harrison, Ron Wood) - 4:40
3. ミスティファイズ・ミー - "Mystifies Me" - 3:19
4. あいつをごらんよ - "Take a Look at the Guy" - 2:33
5. 一緒にやろうぜ - "Act Together" (Mick Jagger, Keith Richards) - 4:25
6. 君に夢中だよ - "Am I Grooving You" (Bert Berns, Jeff Barry) - 3:41
7. 俺のシャーリー - "Shirley" - 5:21
8. 何もかもおしまいサ! - "Cancel Everything" - 4:40
9. 君のとっても大事なもの - "Sure the One You Need" (M. Jagger, K. Richards) - 4:12
10. フール・オブ・サムボディ - "If You Gotta Make a Fool of Somebody" (Rudy Clark) - 3:34
11. クロッチ・ミュージック - "Crotch Music" (Willie Weeks) - 6:05

参加ミュージシャン
ロン・ウッド - ボーカル、ギター、スライドギター、ハーモニカ
ロッド・スチュワート - ボーカル(on 3. 4. 10.)
キース・リチャーズ - ギター(on 1. 4. 5. 6. 8. 9. 10. 11.)、ボーカル(on 5. 6. 8. 9. 10.)、ピアノ(on 5.)、エレクトリックピアノ(on 5.)
ミック・ジャガー - ボーカル(on 1. 6.)、リズムギター(on 1.)
ミック・テイラー - ベース(on 2. 7.)、ギター(on 4. 7.)、エレクトリックピアノ(on 7.)、アープ・シンセサイザー(on 10.)
マーティン・クイッテントン - アコースティック・ギター(on 3.)
イアン・マクレガン - オルガン(on 1. 3. 5. 10.)、エレクトリックピアノ(on 2. 4.)、アープ・シンセサイザー(on 6. 7. 11.)、ピアノ(on 9.)
ジーン・ラッセル - オルガン(on 2.)、ピアノ(on 8.)、エレクトリックピアノ(on 8.)
ウィリー・ウィークス - ベース(on 1. 4. 5. 6. 8. 9. 10. 11.)
ピーター・シアーズ - ベース(on 3.)、チェレステ(on 3.)
アンディ・ニューマーク - ドラムス(on 1. 2. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11.)
ミック・ウォーラー - ドラムス(on 3.)
ロス・ヘンダーソン&スターリング - スティール・ドラム(on 1.)
アイリーン・チャンター - バッキング・ボーカル(on 5. 8.)
ルビー・ターナー - バッキング・ボーカル(on 5. 8.)
ドリーン - バッキング・ボーカル(on 5. 8.)

Released 13 September 1974
Recorded 11 December 1973, 22 April–6 June 1974

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●Youtube音源
I've Got My Own Album To Do / Ron Wood


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●フェイセス時代唯一のロンのソロ・アルバム

 さて、フェイセスのアルバム紹介も大詰めが近づいてきました。今回は、ギタリストのロン・ウッドが、まだフェイセスが動いていた時期(辛うじて!)に作成したファースト・ソロをご紹介。

 邦題の『俺と仲間』とはよく付けたものです。(原題は“I've Got My Own Album To Do”。)まさしく、ロンの友人たちが集って制作された、楽しさに溢れたアルバムになっています。
 ストーンズ人脈からミック・ジャガーとキース・リチャードが、フェイセスからはロッド・スチュワートとイアン・マクレガンが参加。残念ながら、ケニー・ジョーンズ(ドラマー)やロニー・レーン(ベーシスト)の参加は無し。この時点でフェイセスを辞めていたレーンはしょうがないとしても、ジョーンズや、あるいはレーンの後釜だった山内テツが参加していていないのは不思議な気もします。まぁ、フェイセスとおんなじ事してもしょうがないでしょ、と、言われればそうではありますが。
 ちなみに、ストーンズからミック・テイラーが脱退するのは1974年12月なので、この時期は未だテイラーがストーンズにいたんですねぇ。ロンがどのような縁でストーンズ人脈と巡り合ったのか、ちょっと(いやかなり)興味があるところです。

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●アルバム・インプレッション

 全体的に「グルーヴィー」という言葉がピッタリの作品集です。アップ・テンポの楽曲よりもゆったりした楽曲が多めのような気がしますが、それでも勢いを感じるのは、必殺のロックン・ロール“俺の炎”が一曲目に配されているからかもしれません。

 そのむちゃくちゃかっこいい“俺の炎”はミック・ジャガーの「バック」コーラスが騒々しくて(笑)最高。フェイセスのライヴでもこの曲は披露していて、その時はもちろんロッドがミックのパートを歌っています。フェイセスのヴィデオ『ラスト・コンサート』でその様子が観れるはず。(僕はレーザー・ディスクで持っています。)
 ジョージ・ハリスンと共作した“ファー・イースト・マン”はしっとりと味わい深いバラード。ジョージのヴァージョンは『ダーク・ホース』(Released 1974 Dec.)に収録。ロンはそちらにも参加しているらしいです。
 その他、ロッドの声がよく馴染む“ミスティファイズ・ミー”や、キース・リチャード提供の必殺バラード“一緒にやろうぜ”とか、ベースで参加のウィリー・ウィークスの作った(このアルバムのために作った曲なのかな?)とても賑やかで、アルバムの締めくくりに相応しい“クロッチ・ミュージック”とか、一曲一曲書き出しても良いんだけど、それはあんまり意味がないでしょう。
 ここは、ロンと仲間たちの繰り出すルーズでグルーヴィなノリの快楽に身を任せて、ゆらゆらとたゆたうのが正解!。

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●ロン以外の作者について

 念のために、作者クレジットに名を連ねている人の事を(分かる限り)記しておこうと思います。ミスや誤謬(ごびゅう)があった場合は優しく(何度も言っているけど、ココ大事!。僕って傷つきやすいのよ?(笑))指摘していただけると幸いです。
 “君に夢中だよ”の作者の一人、バート・バーンズはバート・ラッッセルのことで、“ツイスト・アンド・シャウト”(オリジナルはトップ・ノーツですがアイズレー・ブラザーズやビートルズの演奏のほうが有名かな)の作者の一人として知られています。が、何と言っても、バーンズ名義での“エヴリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラヴ”(ソロモン・バーク、ジェリー・ウェクスラーと共作、オリジナルはソロモン・バーク)でキマリでしょ!。もう一人のジェフ・バリーはエリー・グリーンウィッチと共作した“ビー・マイ・ベイビー”(オリジナルはロネッツ)がなんといっても有名。(その曲にはプロデューサーのフィル・スペクターも作者に名を連ねていますが、どこまで作曲に関わったのだか?。)
 “フール・オブ・サムボディ”のルディ・クラークは、ジョージ・ハリスンのカヴァー・ヒットで有名な“セット・オン・ユー”(オリジナルはジェイムス・レイ)の作者。
 ミック&キースや、ジョージ・ハリスンのことは、今更良いでしょ?(笑)。省略させていただきま~す、悪しからず!。(^^ゞ

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●フェイセス関連の簡単な年表

 最後にいつものごとくフェイセス関連の簡単な年表を上げておきます。終りが近いよ~、悲しいよ~。(;_;)

■フェイセスとロッドの簡単な年表
1969/11(US) ロッド・スチュワート・アルバム / ロッド・スチュワート
1970/3 ファースト・ステップ
1970/6(US) ガソリン・アレイ / ロッド・スチュワート
1971/2 ロング・プレイヤー
1971/5(US) エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー / ロッド・スチュワート
1971/11/17 馬の耳に念仏
1972/6/21 ネヴァ・ア・ダル・モーメント / ロッド・スチュワート
1973/4 ウー・ラ・ラ
1973/8/10 シング・イット・アゲイン・ロッド / ロッド・スチュワート (編集アルバム)
1973/??/?? Pool Hall Richard (The Faces Single)
1974/1/10 ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ
1974/9/13 俺と仲間 / ロン・ウッド ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒今ココ。
1974/10/4 スマイラー / ロッド・スチュワート
1974/11/15 You Can Make Me Dance, Sing or Anything (Even Take the Dog for a Walk, Mend a Fuse, Fold Away the Ironing Board, or Any Other Domestic Shortcomings)(The Faces Single)

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■フェイセス/ロッド・スチュワートの日記一覧
■ローリング・ストーンズ日記一覧


テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ウェザー・リポート / 8:30 (2CD 紙ジャケット仕様) #WeatherReport #830

■目次
●基本情報
●Youtube音源
●『8:30』CD化事情
●カッコイイ、ライヴ
●スタジオ・マテリアル
●BOXの編集状況
■ウェザー・リポート日記

 
●基本情報

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ウェザー・リポート/8:30 (2CD 紙ジャケット仕様)

All tracks written by Joe Zawinul, except where noted.

ディスク:1 39:53
1. ブラック・マーケット Black Market 9:47
2. スカーレット・ウーマン Scarlet Woman (Alphonso Johnson, Wayne Shorter, Zawinul) 8:31

3. ティーン・タウン Teen Town (Jaco Pastorius) 6:04
4. お前のしるし A Remark You Made 8:02
5. スラング Slang (Bass Solo) (Pastorius) 4:45
6. イン・ア・サイレント・ウェイ In A Silent Way 2:47

ディスク:2 40:25
1. バードランド Birdland 7:13
2. サンクス・フォー・ザ・メモリー (Tenor Sax Solo) Thanks For The Memory (Leo Robin, Ralph Rainger) 3:34
3. バディア(メドレー)|ブギ・ウギ・ワルツ(メドレー) Badia/Boogie Woogie Waltz Medley 9:32

4. 8:30(エイト・サーティー) 8:30 2:37
5. ブラウン・ストリート Brown Street (Zawinul, Shorter) 8:35
6. 親のない子 The Orphan 3:17
7. サイトシーイング Sightseeing (Shorter) 5:35

Personnel
Joe Zawinul – keyboards, ARP Quadra bass synthesizer, percussion, producer, vocoder
Wayne Shorter – tenor saxophone, soprano saxophone
Jaco Pastorius – bass, percussion, drums on "8:30" & "Brown Street"
Peter Erskine – drums
The West Los Angeles Christian Academy Children's Choir – vocals on "The Orphan"
Erich Zawinul – percussion on "Brown Street"

Released August 1979
Recorded November 1978 and early 1979

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●Youtube音源

8:30 / Weather Report


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●『8:30』CD化事情

 さてさて。ボックス・セット『Columbia Albums 1976-1982』から聴き進めてきているウェザーのアルバム群でございますが、このアルバムだけは、バラ売りの国内盤2CD組を入手しました。というのも、件のボックスに入っている『8:30』は一枚物に編集されてしまっているからです。そちらは収録時間が78:54しかありません。本来の2枚組盤は80:18なので、微妙に編集/カットされているようです。とはいえ、通常のバラ売り輸入盤では同じ一枚組でも“スカーレット・ウーマン”がカットされた12曲仕様なので、それに比べたら、こちらのボックスはが“スカーレット・ウーマン”カットされていない13曲仕様なので、健闘していると言っても良いかもしれません。しかし、わざわざ編集して一枚に収めるような苦労をするくらいなら、ストレートに2枚組で収めてくれていればみんなに嬉しい事になっていたと思うのですが。

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●カッコイイ、ライヴ

 タイトルの『8:30』と言うのは、彼らがコンサートを始める時間のことなんだそうです。もちろん午前中じゃないよ(笑)。割りと遅めに始めてたんですねぇ。
 かっこいいライヴです。なんというか、ジャコ・パストリアスが参加する少し前くらいから、ウェザーはどんどんカッコヨク、ファンキーになっていくのですけれども、このライヴは文句なしではないでしょうか。
 どこか神秘的な色合いが強かった1972年の『Live In Tokyo』(それでもスタジオ盤に比べたら白熱している)に比べると、随分わかりやすくなったな、と言う感じがしますし、とにかくリズムが躍動的でカッコイイ。
 ウェザーと言うグループは、初期はアルバムごとにドラマーが変わっていたんだけど、この一つ前『Mr.ゴーン』(1978年)でピーター・アースキンが加わってからは、彼がメインのドラマーとして、1982年の『ウェザー・リポート』までは続いていくことになります。
 ジャコのベースはぶりばり鳴っていてなかなか良いですけど、ちょっと音色が軽すぎるかな、という気もします。僕の好みでは、もう少し重心の低い、チャーリー・ヘイデンとかのほうが良いなぁ。とは言え、ここでのジャコの鳴らしっぷりも悪いわけではなく、次々と繰り出される必殺フレーズはなかなかのものですね。
 ヒット曲の“バードランド”の再演も嬉しいし、“スラング”で聴かれるジャコのベース・ソロや“サンクス・フォー・ザ・メモリー”でのウェイン・ショーターのテナー・サックス・ソロも素晴らしいのですが、ショーターといえばやはり“お前のしるし”でキマリ!、でしょう!。ココでのサックスの表情の豊かさはまさしく絶品と言えます。

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●スタジオ・マテリアル

 なお、このライヴはアナログで言うところのA面~C面がライヴで、D面だけスタジオ録音の新作になっています。なんでも、ライヴ音源一面分のマスターテープが盗まれてしまったそうで…。いや、記憶に頼って書いているので、あやふやなんですけど、たしかそういうことだったと思います。それで、「じゃぁスタジオ録音で補おうか」となるところが、絶好調だった彼ららしいのですが…。
 ライヴがあんまりにすごすぎるので、スタジオ・パートはおまけ、みたいな感じになっちゃっていますけど(笑)。でも、これはこれでやはりカッコイイ出来になっていて、ライヴ・パートとの違和感はあまりないですね。さすがに童声合唱の出てくる“親のない子”なんかはアレですけどね。(^_^;

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●BOXの編集状況

 最後に、ボックスセット『The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982』に収録された『8:30』の曲目と時刻(タイミング)を載せておきます。それぞれの楽曲で、二枚組の国内盤CDと比して何秒編集されているか示しておきました。

1. ブラック・マーケット Black Market 9:30→17秒カット
2. スカーレット・ウーマン Scarlet Woman (Alphonso Johnson, Wayne Shorter, Zawinul) 8:23→8秒カット
3. ティーン・タウン Teen Town (Jaco Pastorius) 5:53→11秒カット
4. お前のしるし A Remark You Made 7:46→16秒カット
5. スラング Slang (Pastorius) 4:46→カット無し
6. イン・ア・サイレント・ウェイ In A Silent Way 2:44→3秒カット
7. バードランド Birdland 6:53→20秒カット
8. サンクス・フォー・ザ・メモリー Thanks For The Memory (Leo Robin, Ralph Rainger) 3:24→10秒カット
9. バディア(メドレー)|ブギ・ウギ・ワルツ(メドレー) Badia/Boogie Woogie Waltz Medley 9:31→1秒カット
10. 8:30(エイト・サーティー) 8:30 2:38→カット無し
11. ブラウン・ストリート Brown Street (Zawinul, Shorter) 8:35→カット無し
12. 親のない子 The Orphan 3:16→1秒カット
13. サイトシーイング Sightseeing (Shorter) 5:36→カット無し

 ※「1秒カット」のものは、チャプターを打つ都合上、そのようなタイミングになったと思われますので、実質的なカットはないものと推測されます。…推測でなく、聴き比べて確認しろって…?、イヤダ、面倒くさい(笑)。そう言う君、代わりにやってよ(笑)。これらのCD貸してあげてもいいからさ~。

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■ウェザー・リポート日記




テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD入手】チャック・ベリー / チャック~ロックンロールよ永遠に。 #ChuckBerry #Chuck

■目次
●基本情報
●Youtube音源
●遺作でもチャックは相変わらず。
●『Rock It』以来のスタジオ盤
●アルバムの印象
●チャック以外の作者についての補注
■チャック・ベリー日記一覧


●基本情報
※ジャケ写クリックで該当のAmazonページが開きますよ~。
チャック・ベリー / チャック~ロックンロールよ永遠に。

All songs written by Chuck Berry, except as shown.

1. ワンダフル・ウーマン "Wonderful Woman" – 5:19
2. ビッグ・ボーイズ "Big Boys" – 3:05
3. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド "You Go to My Head" (Haven Gillespie, J. Fred Coots) – 3:21
4. 3/4タイム(エンチラーダス) "3/4 Time (Enchiladas)" (Tony Joe White) – 3:47
5. ダーリン "Darlin" – 3:20
6. レディー・B.グッド "Lady B. Goode" – 3:00
7. シー・スティル・ラヴズ・ユー "She Still Loves You" – 2:55
8. ジャマイカ・ムーン "Jamaica Moon" – 3:50
9. ダッチマン "Dutchman" – 3:47
10. アイズ・オブ・マン "Eyes of Man" – 2:27

[Personnel]
Chuck Berry – electric guitar, lead vocals, production

[The Blueberry Hill Band]
Robert Lohr – piano
Jimmy Marsala – bass guitar
Keith Robinson – drums

[Additional musicians]
Charles Berry Jr. – guitar
Charles Berry III – guitar on "Wonderful Woman" and "Lady B. Goode"
Ingrid Berry – vocals, harmonica
Tom Morello – guitar on "Big Boys"
Nathaniel Rateliff – background vocals on "Big Boys"
Gary Clark Jr. – guitar on "Wonderful Woman"
Debra Dobkin – drums and percussion on "Jamaica Moon"
The New Respects – background vocals on "Darlin'"
Jeremy Lulito – additional drums

Released June 9, 2017
Recorded 1991–2014

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●Youtube音源


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●遺作でもチャックは相変わらず。

 チャック・ベリーの最新作にして、遺作となってしまった作品。
 一足先に配信された“ビッグ・ボーイズ”のイントロを聴いた瞬間、「うわっ、チャック翁、やってくれるな!」とのけぞったのを思い出します。なんとも、相も変わらずのチャック節がそこでは展開されていたのでありました。特にこのイントロの黄金の三連駆け上がりフレーズは、発明したのはカール・ホガン(ルイ・ジョーダンの“Ain't That Just Like a Woman (They'll Do It Every Time)”のギターを弾いた人)かもしれませんが、普及に尽力したのは紛れもなくチャック・ベリーであって、彼(もしくはホガン)以外にこれを専売特許と出来る人はいないでしょう。

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●『Rock It』以来のスタジオ盤

 純然たる新作のスタジオ盤としては1979年の『ロック・イット』(筆者未聴)以来となります。
 ホームグラウンドであったチェス・レコードが1975年に事実上活動停止してから、どこでレコードを出すべきか、チャックにも迷いがあったのでしょう。まぁ、この人の場合、『ロック・イット』から今作までの間にちょこちょことライヴ盤を出しているので、久しぶり感はあんまりなかったりもするのですが。
 1981年だったかな?。初来日をして、一枚いい加減なライヴ盤を作成していましたね。(『ライヴ・イン・ジャパン』というタイトルだったような気もするが、ウィキペディアで見ると該当の盤が見つからない。もしかして単に『Chuck Berry Live』だったのかしら。)このライヴ、僕がラジオで聴いた限りでは「カッコイイ!」と思ったのですけれども、大学時代の盟友Y君に言わせると「ヘタクソだった」そうです(笑)。ココは僕のいい加減な耳の記憶よりY君の的確な感性を信じるのが吉かと。

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●アルバムの印象

 過去の自分をなぞるような曲が多い(“ビッグ・ボーイズ”、“レディー・B.グッド”、“ジャマイカ・ムーン”)ですが、一芸を極めた人としてはある意味自然なことかもしれません。
 勢いのあるロックンロール(“ワンダフル・ウーマン”、“ビッグ・ボーイズ”、“レディー・B.グッド”など)もありますが、落ち着いた作風の曲(“ダーリン”、“シー・スティル・ラヴズ・ユー”、“アイズ・オブ・マン”)やブルージィな曲(“3/4タイム”、“ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド”、“ダッチマン”)もあり、全体的な印象は、意外とバラエティに富むな、と言う感じがします。ロックンロール一辺倒というわけではないのですね。
 娘(イングリッド)、息子(チャールズ・ベリー・ジュニア)、孫(チャールズ・ベリー3世)、と、家族総出で制作されていますが、それで、変にアット・ホームで甘っちょろい出来になっていないのはさすがと言うべきでしょうか。
 ごく私的な勘違いを言わせてもらえば、“レディー・B.グッド”の曲名を見た時、「おぉっ、あのスタンダード曲をチャックがカバーか!」と勘違いしてはしゃいだのは秘密です。(^_^; “Oh, Lady Be Good!”はガーシュイン兄弟が作ったミュージカル曲ですが、こちら“Lady B. Goode”は、“ジョニーBグッド”の続編として作られたチャックのオリジナルなのでした。

 なにはともあれ、これでもうチャックの新しい音は聴けないわけで。後は未発表曲とか、発掘ライヴとかに期待するしか無いのかな。

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●チャック以外の作者についての補注

 Haven Gillespie, J. Fred Coots:“サンタが街にやってくる”の作詞者と作曲者。筆者は知らなかったが“忘れられぬ君 You Go to My Head”は有名なスタンダード曲らしいです。
 Tony Joe White:ブルック・ベントンのヒット曲“Rainy Night in Georgia”の作者。

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■チャック・ベリー日記一覧




テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

■チャック・ベリー日記一覧

■チャック・ベリー日記一覧
2017/12/30 チャック~ロックンロールよ永遠に。
2017/10/04 【追悼】僕が持っているチャック・ベリー






■ミュージシャン別日記一覧






テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【DVD入手】ローリング・ストーンズ / オレ・オレ・オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ (2DVD) #RollingStones #OleOleOleATripAcrossLatainAmerica

■目次
●基本情報
●Youtube音源(映像はなし)
●レコード会社配布の内容紹介
●日記本文
■ローリング・ストーンズ日記一覧

 
●基本情報

 ※ジャケ画像クリックでAmazonの該当ページが開くよ!。
ローリング・ストーンズ / オレ・オレ・オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ

【2枚組DVD収録内容】
[ドキュメンタリーDVD]
初のキューバ公演を実現するまでの道のりや南米ツアーの様子を収録したドキュメンタリー

[ボーナス・ライヴDVD]
01. ジャンピン・ジャック・フラッシュ(2016年2月3日 チリ)*日本盤ボーナストラック
02. アウト・オブ・コントロール(2016年2月10日 アルゼンチン)
03. 黒くぬれ(2016年2月10日 アルゼンチン)
04. ホンキー・トンク・ウィメン(2016年2月24日 ブラジル)
05. 悪魔を憐れむ歌(2016年2月24日 ブラジル)
06. ユー・ガット・ザ・シルヴァー(2016年3月6日 ペルー)
07. ミッドナイト・ランブラー(2016年3月6日 ペルー)
08. ミス・ユー(2016年3月6日 ペルー)
09. ストリート・ファイティング・マン(2016年3月14日 メキシコ)*日本盤ボーナストラック
10. ワイルド・ホース(2016年3月14日 メキシコ)*日本盤ボーナストラック

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●Youtube音源(映像はなし)

Ole Ole Ole! A Trip Across Latain America Bonus DVD (Audio Only) / The Rolling Stones


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●レコード会社配布の内容紹介

> ザ・ローリング・ストーンズ、南米ドキュメンタリー映画『オレ!
> オレ! オレ! ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』に、
> ボーナスとしてライヴ映像10曲を追加収録! さらに日本盤のみド
> キュメンタリーとライヴ映像を別々のディスクに収録した特別仕
> 様! 寺田正典氏による3万字超えの大長編解説書つき!
>
> 昨年10月に発売された2016年3月のキューバでの歴史的なライヴ映
> 像作品『ハバナ・ムーン』の日本盤スーパー・プレミアム・ボック
> スに世界に先駆けて特別に封入。11月には単独で、また今年の1月
> にはその『ハバナ・ムーン』と2作連続で、それぞれ一夜限りの上
> 映会も催され非常に高い評価を得た、ローリング・ストーンズの
> 2016年南米ツアーを追ったドキュメント映画『オレ! オレ! オレ!
> ア・トリップ・アクロス・ラテン・アメリカ』が、今度はDVD/ブ
> ルーレイ作品としてワールド・ワイドでリリースされることが決定
> した。当然ながら日本でも5月12日に先行発売される。しかも嬉し
> いことに、ラテン・アメリカ・ツアーからの10曲分のパフォーマン
> ス映像がボーナスとして付く! (しかもそのうち3曲は日本版の
> み!!) まだ観ることができていないファンはもちろん、映画館では
> 観られたけれど、自宅でもう一度じっくりと見直してみたいと思っ
> ていたストーンズ・ファンには待望のリリースということになる。
> いや、それだけではない、ラテン・アメリカの音楽事情に興味を持
> つ音楽ファンに広く観ていただきたいような濃い内容も含む作品だ
> と思うのだ。
>
> 2016年2月1日のチリ公演でスタートし南米~中南米の8か国を巡りな
> がら、その間に並行して進められていた困難な交渉を経て、9か国
> 目となるキューバでのストーンズ初のコンサートが3月25日に実現
> するまでの動きも同時に追ったドキュメント映画作品であるこの
> 『オレ! オレ! オレ! 』。すでにミック・ジャガーとキース・リ
> チャーズが楽屋で二人だけで聴かせてくれる貴重な「カントリー・
> ホンク」のシーンが感動的だと、ファンの間で大きな話題になった
> りもしているが、他にも、日本のファンも多くかけつけたアルゼン
> チンでのコンサートの異様なほどの盛り上がりぶりと、その政治/
> 歴史的な背景、そんなアルゼンチンだからこそ生まれた「ロリン
> ガ」という名のユニークなファン集団をカメラが追い掛けたパート
> があったりしてファンとしても非常に刺激を受けてしまう。またラ
> テン・アメリカのミュージシャンたちにもカメラは向けられていて、
> そのアルゼンチンのパートでは「ロリンガ」を代表するバンド、ブ
> ルース・モーテルのメンバーたちとミックとの感動の会見シーンが
> あったり、ブラジルのパートでは、サンパウロの有名アーティスト、
> オズワルディーニョ・ダ・クイッカが“真正"サンバ・ヴァージョ
> ンの「悪魔を憐れむ歌」を演奏してみせてくれたりと、ストーンズ
> とラテン・アメリカ各国の音楽シーンとの「触れ合い」も積極的に
> 描かれており、そういう点でもとても興味深いのだ。
>
> また、今回追加されたボーナス映像10曲の中には、こうしたドキュ
> メント映画用に「会場」の雰囲気を通常よりディープに追ったカメ
> ラワークによるカットが含まれており、ラテン・アメリカ・ツアー
> ならではのムードをより立体的に味わうことができるのも嬉しい。
> 空撮映像がかなり使われているチリでの「ジャンピン・ジャック・
> フラッシュ」に始まり、ドキュメント本編では他の日の映像まで含
> めて編集されていたブラジルでの「ホンキー・トンク・ウィメン」
> をじっくり観られるのは嬉しい。この日のキースは一つひとつの動
> きが実にチャーミングなのだ。また、ステージからちょっと離れた
> 会場の警備の様子や一部外の風景まで使われたペルーでの「ミッド
> ナイト・ランブラー」も音と映像は大幅に整理し直され、「夜の雰
> 囲気」が印象的なカットをインサートしつつも演奏をしっかりと聴
> かせてくれる仕上がりに変えられている。ミックがステージに正座
> するシーンまであったとは! という具合で、本編に出てくる演奏
> シーンの整理拡大版も多く含まれてはいるが(10曲中7曲)、見どこ
> ろはたっぷりだ。
>
> 情報量がものすごく多いのにテンポよく観ることができるのもこの
> 作品の特徴のひとつだが、それだけに日本版の字幕制作には相当の
> 苦労があったとも聞いている。ぼくが最初に観せてもらったプレ
> ヴュー版では、登場人物がスペイン語で喋った内容に関しては英語
> の字幕が出るような仕様になっていたが、それをそのまま日本語に
> するのではなく、必要に応じて元のスペイン語までさかのぼって翻
> 訳し直したりといった丁寧な作業を経て完成したそうだ。おかげで
> 最初から最後まで、とてもスムーズに見通せる仕上がりになってい
> るが、それでも観直した場合の「発見」はかなり多いはず。さらに、
> そこに盛り込まれている情報をさらに掘り下げるために、今回の製
> 品版にも付属する拙解説では、エンド・ロールの曲に関するクレ
> ジットを手がかりに、それぞれのシーンにまつわる膨大なる情報量
> をひとつひとつ読み解くための手がかりを提示したり、登場人物の
> 説明も可能な限り加えたつもりだ(劇場公開版の最後に追悼メッ
> セージ付け加えられていた、ブラジルのストリート・アーティスト、
> イヴァルト・グラナドについても触れてます! )。例のアルゼンチ
> ンの「ロリンガ」の源流に、ストーンズのデビュー時のマネー
> ジャーであった、あのアンドルー・ルーグ・オールダムが絡んでい
> た話など、映画では敢えて触れていなかったエピソードも盛り込ま
> せてもらったので、ストーンズのスリリングでエキサイティングな
> ラテン・アメリカ旅行をテンポよく追体験した後、“ディテールま
> でチェックしながらもっと深く味わいたい"2回目以降のディープな
> 鑑賞の際のお供にしていただけるんじゃないかと思っている。【日
> 本先行発売/日本語字幕付き/日本語解説書封入】
>
> 文=寺田正典

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●日記本文

 2016年の南米ライヴからの映像作品。本編はドキュメンタリー仕立てなので、まぁ、特に感想もないんだけど(僕はなぜかドキュメンタリー仕立ての映像は苦手。と言うか、そもそも映像作品そのものが苦手だったりするんだが…)。ボーナスDVDで、演奏パートの完奏盤が付いていたので、これの音声だけをリッピングして、CD-Rに焼いて楽しんでおります。いつものとおりですな(笑)。
 日本盤はなぜか3曲分もボーナス映像がついていて、なにこれ嬉しい!?、みたいな感じなんだけど、まぁ、ありがたく聴かせてもらっています。これら10曲分でちょうど一枚のCD-R(640MBの場合)に焼けるので、キリがよいですね。ちなみに、“ジャンピン・ジャック・フラッシュ”の冒頭で花火が上がっていて、その音が雑音みたいに聞こえるんだけど、気にするな(笑)。

 今や、メンバー全員が70歳以上になっちゃったストーンズ。(一番若いロン・ウッド(1947年生まれ)はこれらの映像収録時はまだ69歳かな?)往年の輝きはもはやないだろうと言われれば、それはまぁその通りなんですが。しかし、(じじい)になった彼らは、それはそれで若い頃とはまた違う、新たな魅力を(たた)えていると思います。
 これはまぁ、あれだ、彼らにしてみれば、「昔ほどではないけど今できる精一杯をやってますぅ」と言うスタンスよりも、「昔と今は違うんだから、今の俺達の魅力を出すぜ!」と言う、ある種、開き直りといえるようなものが、彼らの中にあるのではないかと思うのですが、どうだろう?。
 実際、音だけ聴くと、けっこう覇気があるんですよね。うん、まだまだイケそうだぞ、ストーンズ!、と、以前書いていたこととは別な感想を今では(いだ)いていたりする僕なんですが、それはちょっとお調子に乗りすぎでしょうか?。(^_^;
 まぁ、そう言う楽観的な期待をしちゃうのは、去年出た『ブルー&ロンサム』が意外に元気いっぱいな作品だったからですね。今回の映像を収録していた次点では、既にその『ブルー&~』は完成していたようですが、彼ら自身も新譜に手応えを感じていたのでは無いでしょうか。

 そのせいか、ここでの演奏も本当に元気いっぱいに聴こえちゃう。以前なら、「リズムが直線的で往年のしなやかさには欠けるよな」なんて思っていたのが、今では「調子よく突っ走ってんな!」って聴こえちゃうんだから、僕も本当いい加減だよね(笑)。

 ここまで来たら、いま製作中と噂の新曲による新譜にも期待しちゃいましょう!。とか思っていると、ミック・ジャガーのソロのシングルが出たりして当惑したりもしちゃうんだが、大丈夫だよね、ミック?。(^_^;

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■ローリング・ストーンズ日記一覧

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】高岡早紀 / 楽園の雫 #高岡早紀 #加藤和彦 #楽園の雫

■目次
●基本情報
●Youtube音源引用
●アイドル♀と擬似恋愛。
●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。
●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち
●高岡の歌声ありき。
●当時の加藤和彦
●2013年再発盤など
■加藤和彦関連日記一覧


●基本情報
※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当CDのウィンドウが開きます。
高岡早紀 / 楽園の雫


特記のない限り全曲 作詞:森雪之丞/作編曲:加藤和彦

1. 不思議の森のアリス
2. フリフリ天国
3. 楽園の雫 (作編曲:高橋幸宏)
4. 16月に逢いましょう (作編曲:高橋幸宏)
5. 窓辺にて (作詞:鈴木博文/作編曲:千住明)
6. 天使失格
7. パーティーはパニック
8. 見知らぬ彼女への伝言
9. 哀しいサーカス

1990年3月21日発売。
1989年10月17日-1990年2月8日録音。

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●Youtube音源引用
楽園の雫 / 高岡早紀


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●アイドル♀と擬似恋愛。

 さて、今月の加藤和彦ですが、まずは前フリから。

 アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言うものは、疑似恋愛の色合いが濃ゆい、と、僕は思っています(僕の場合、対象は♀アイドルということになります)。なので、実は「音楽的に」どうのこうのと言うのは、結構ついでだったりするのです。(^_^; 特に1970年代以前のアイドルものはそうだなぁ。アイドル本人が主で、楽曲は従、になっている。とはいえ、そこでしっかり主たるアイドル本人を支えるだけの力を持った楽曲でなければ、疑似恋愛は成立しにくい。まぁ、グラドルも好きな僕がこういうことを言っても説得力はないかもしれないけど。(^^ゞ
 1980年代以降になると、「音楽的に」どうのこうの言えるものも出てくるんだけど(小泉今日子とかね)、その一方で1970年代的なアイドルも未だ残っていたりする。堀ちえみとか好きでした。いや厳密に言うと、堀ちえみは音楽込みで好きになったのは最近なんだけどね(笑)。1980年代を代表するアイドルと言うと、やはりこれは松田聖子と中森明菜ということになるんだろうけど、僕はどちらも好きじゃなかった。別に洋楽を聞き始めてアイドルに興味がなくなったとかいうわけじゃなくて(信じてもらえないかもしれないけど、もともとアイドルは好きじゃなかった。ハマったのは割と最近からなのよ)、ぶりっ子もつっぱりも極端すぎて好きになれなかったんだ。(それは今もそうかな。)
 1990年代になると、これはWinkの独壇場、と言うか、そもそも他にアイドルいたのか?、みたいな状況になるわけですが。(Wink自体は1988年デビュー。)モー娘。とか、ほとんど興味なかったもんなぁ。(モーニング娘。のデビューは1997年。)
 21世紀になると、アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言える物はなくなっちゃったような気がする。少なくとも、疑似恋愛の対象としてはね。替わりにJ-POPの女性アーティストなるものが台頭してきたんではないだろうか。女性ミュージシャン、と言う言い方ではなくて、女性「アーティスト」と呼んでいたと思う。(これを受けてか、今でも、自分たちのことを「アーティスト」と呼んでいるJ-POP「ミュージシャン」が(男女にかかわらず)多数いるようですが、正直、不快です(笑)。音楽家、イコール必ずしも芸術家にあらず、だと僕は思っています。音楽家で芸術家と呼べるのは、ほんのひとつかみの存在で…。例えば、ノーベル賞で騒がれた某氏、とか、ね…。)
 まぁ、2010年代になると、皆さんよくご存知のAKBなんとかとかが流行り始めて、これまた、甘酸っぱい疑似恋愛とは一線を画した、もっと生々しい、浪漫のない(あくまで当社比(^_^;)物に相成りました。(なので、AKBについては特に執着もないのだけれども、それでも「あんなのは握手券を売っているだけで音楽が評価されているわけじゃない」と言って、AKB以外の「音楽とやら」を擁護した気になって、AKBの楽曲の価値を認めようとしない「自称良識派」は、僕は信じないことにしている。アイドルが「音楽以外」に付加価値をつけるなんて、昔から有る話で(それともあなたジャケ買いしたことない人ですか?)、たまたま商戦としての「握手券がヒットした」からと言って、付属(?)の音楽までくさすことはないと思う。少なくとも僕は“恋するフォーチュンクッキー”を聴いてからは彼女らをばかにするのはやめにした。だって、「自称良識派」の人達が演っている(あるいは聴いている)音楽よりも、“恋チュン”の方がよっぽど出来が良かったんだもの。よっぽど心に響いたもの。君たち(もしくは君たちが贔屓している音楽)が売れないのとAKBが売れているのとは相互に関連性はないからね?。人のせいにする前に自己研鑽に励むほうが良いと思うぜ?。)(あ、あと、僕は仮面ライダースナックは残さず美味しく食べていた口です、念のため。)
 とまぁ、1970年代以降のアイドルについて、かなり記憶に頼った、信憑性の薄い私見を述べてきたわけですが。いや、そもそも僕の日記を読んでいる人たちが女性アイドルに興味あるのかどうかと言われると甚(はなは)だ自信がないのですが。いいじゃん、俺の日記なんだし、俺の好きなことについて書いても。(^_^;

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●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。

 さてそこで、我らが高岡早紀ちゃんですが。Wink独走の時代にアイドル・デビューしちゃった娘なわけですが。もちろん、リアルタイムでは僕は全く注目していなかった(前述の通り)娘。今でも、疑似恋愛の対象になるんか、と、問われたら、「ならん」と答えるわけだが。(笑)(^_^;
 いやもちろん美少女だし、可愛げもそこそこあるし、アイドルと言えばアイドルなわけだけども。好みじゃないのか、タイプじゃないのか、と問われると「そういうわけではないんだけれども…」と歯切れの悪い返事を返すしかない。まぁ、“眠れぬ森の美女”(『サブリナ』収録)で、「キスを待ちつづけ眠るなんて恐ろしい話」って言い放つような娘だからなぁ。(作詞したのは真名杏樹なんだけど。)そういう、不思議な妖しさみたいなものを持っていて、安易な「擬似恋愛」などを受け付けないような雰囲気があると思うのです。
 前述の疑似恋愛の対象になるようなアイドルたちって、僕達が今住んでいるこの世界で同じ空気を呼吸している、みたいな親しさがあったわけですが、この娘はそう言った気安さとは違う「近寄りがたさ」の方が先に立つと思うのです。単に大人っぽい、というのとは違うんだよな。

 で、まぁ、そう言った事を思わせる要因の一つとして、やはり、妖しい魅力を放つ楽曲群があると思うのです。

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●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち

 どこか物憂げな楽曲の世界観は前作『サブリナ』と同様。一曲目の出だしが、のどかな鐘の音で始まり、牧歌的な旋律が出てくるので、うっかり安心して気を緩めてしまうのですが、すぐに憂鬱な旋律に取って代わり、「あぁ、やっぱりか」と安堵(?)させてくれます。(^_^;
 加藤は6曲を提供していますが、いずれも、この世界観にしっかりあったものばかりです。と言うか、もしかしたら、これ、加藤自身が設定した世界観なのかもしれません。前回の日記ではそこら辺は「スタッフが設定」したと類推したのですけれども。
 いやもちろん、プロデューサーはちゃんといるわけで、Tomoharu Aikawa と言う人がその人なのですが。誰だ、この人?。有名な人なの?。僕は知らないんですが。(^_^;
 おそらく、彼女のデビュー・シングルである“真夜中のサブリナ”の世界を加藤が設定した時に、「この世界観」が規定されてしまったのではないか、と思ったりするんですが真相は如何に?。

 あるいは、この曲の作詞を担当した真名杏樹が持っていた世界観なのでしょうか…?。僕としては加藤の『うたかたのオペラ』(1980年発表)に通ずる妖しい暗さが漂っていると言う点で、加藤が一役買った、と言う類推に一票入れたいところです。

 もちろん、その物憂い世界観を緩和させる楽曲も混じってはいるわけで、高橋幸宏が作曲したタイトル曲“楽園の雫”などはそうでしょう。加藤が設定した(ということに仮にしておきますが)雰囲気と齟齬(そご)を起こさない程度に、穏やかな空気を挿入することに成功しています。
 高橋はもう一曲“16月に逢いましょう”も提供しています。こちらは、加藤の世界観に従った感がありますが…。それにしても、「16月」ってなんだろう?。4月のことかな?。
 前作に引き続き、千住明も、やはり一曲だけですが、作品を提供しています。これが、大変美しいバラードになっておりまして、高橋の二曲とともに、加藤の「危ない」作風の楽曲に挟まれることによって、その可憐さがいや増すという、なかなかニクい演出になっております。そう言えばこの曲だけ作詞が鈴木博文(ムーン・ライダースの慶一ではない方の鈴木さん)ですね。
 とは言え、“天使失格”は、加藤にしては珍しく、柔らかな曲調になっていて、いきなり違う世界に叩き込まれるというわけではないのであります。(^_^;
 とは言え、(今回この言い回しが多いな(^_^;)終曲の“哀しいサーカス”では、しっかり悲嘆に暮れさせてくれるので、ご安心を。(^_^;

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●高岡の歌声ありき。

 制作側の話にちょっとより過ぎた感がありますが。高岡の囁(ささや)きのような呟(つぶや)きのような不思議な歌声も健在ですね。1972年生まれの高岡は、この時点では17-18才という年齢。この年令で変に可愛げを振りまいてキャッキャした感じになっていないのが凄い、と言うのは以前の日記でも書きましたね。
 前述の楽曲群の不思議な魅力というのは、なんだかんだ言って、この、高岡の声ありきで作られたものなのだろうなぁ、という気がします。考えてみれば前述のWinkにしても、愛想笑いとかはしていなかったわけですし、こういった「クールな」表現というのが1990年代の流行り(トレンド)だったのかな?、という気もしないでもないことはないこともないです。どっちだ(笑)。

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●当時の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディスティック・ミカ・バンドの最初の再結成を行っており、スタジオ作『天晴』(1989年4月発表)に続き、ライヴ・アルバムの『晴天』を1989年7月12日に発表済み、と言う状態でした。次作の『ボレロ・カリフォルニア』(1994年に癌(ガン)で亡くなった奥方の安井かずみが作詞を担当した最後の加藤作品)が1990年10月 - 11月の制作ですので、未だそこまでは着手していない状態だったのでしょうね。

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●2013年再発盤など

 ところで今回の日記は、9曲入りのオリジナル盤に準じているのですが、前作同様、2013年に、オリジナル未収録曲などを追加した形で、CD再発がされています。

楽園の雫+7
高岡早紀 / 楽園の雫+7
10. 薔薇と毒薬 <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
11. パンドラの舟 (作曲:清水信之) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
12. フリフリ天国 (シングル・バージョン) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
13. 悲劇のアイドル (作曲:清水信之)
14. パンドラの舟 -REMIX VERSION- (作曲:清水信之)
15. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>
16. ソレイユ (作詞:覚和歌子/作曲:鶴来正基) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>

※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当CDのウィンドウが開きます。

 こちらには加藤が作曲した“薔薇と毒薬”も収録されています。僕の日記では、この曲は“真夜中のサブリナ”同様、編集アルバムの『モン・シェール』で触れることになりそうです。…覚えていれば、ですが。(^_^;

 蛇足。“フリフリ”って、スパイダースの曲にあったよね?。かまやつひろしの作曲だったと思う。高岡早紀との関連はよくわかりませんが…。

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■加藤和彦関連日記一覧

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD入手】フリップ&イーノ / ノー・プッシーフッティング (2CD 紙ジャケット) #RobertFripp #BrianEno #FripAndEno #NoPussyfooting

■目次
●基本情報
●Youtube音源。※この引用音源はおそらく著作権者の手によってすぐブロックされると思うので、試聴はお早めに。
●「永遠の無限」を具現化した音?。
●イーノって何者?。
●深まる謎。
●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ
■キング・クリムゾン日記一覧

 
●基本情報

※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当ページに飛びます。
フリップ&イーノ / ノー・プッシーフッティング (2CD 紙ジャケット)

All tracks written by Brian Eno and Robert Fripp.

ディスク:1
1. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション1/The Heavenly Music Corporation 1
2. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション2/The Heavenly Music Corporation 2
3. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション3/The Heavenly Music Corporation 3
4. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション4/The Heavenly Music Corporation 4
5. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション5/The Heavenly Music Corporation 5
6. スワスティカ・ガール1/Swastika Girls 1
7. スワスティカ・ガール2/Swastika Girls 2
8. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 1/The Heavenly Music Corporation (reversed) 1
9. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 2/The Heavenly Music Corporation (reversed) 2
10. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 3/The Heavenly Music Corporation (reversed) 3
11. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 4/The Heavenly Music Corporation (reversed) 4
12. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 5/The Heavenly Music Corporation (reversed) 5

ディスク:2
1. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード1/The Heavenly Music Corporation Half Speed 1
2. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード2/The Heavenly Music Corporation Half Speed 2
3. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード3/The Heavenly Music Corporation Half Speed 3
4. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード4/The Heavenly Music Corporation Half Speed 4
5. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード5/The Heavenly Music Corporation Half Speed 5
6. スワスティカ・ガール(反転)1/Swastika Girl 1 (reversed)
7. スワスティカ・ガール(反転)2/Swastika Girl 2 (reversed)

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●Youtube音源

 ※この引用音源はおそらく著作権者の手によってすぐブロックされると思うので、試聴はお早めに。

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●「永遠の無限」を具現化した音?。

 今回も引き続き、と言うか、遡(さかのぼ)っての、フリップ&イーノ。ここからクリムゾンの解散が始まった(?)というわけでもないでしょうけど、1973年に発表されたこの作品は、やはり、今までのフリップ&イーノ作品同様、クリムゾンとはだいぶ趣(おもむき)が違う世界が繰り広げられています。
 僕の日記では延々とフリップ&イーノの緩やかな世界を聴いてきたわけですが、その原点たる当作もやはり緩やかでだるい(笑)です。全編、歌なしの演奏のみ。ゆったりしたテンポの中で時折見られる鋭角的な音使いがなかなか面白いのですが、しかしやはり、二枚通して聴くと、眠い(笑)、飽きる(笑)。
 まぁ、「二枚通して」だと眠くて飽きるのも無理はなくて、一枚目の後半、8トラック目のボーナス・トラックからは、既存の音源の使い回し。「反転」とか「ハーフ・スピード」とかって…。人を馬鹿にしとんのか(笑)。じっくり本編と聴き比べたわけではないので(そうしようとすると眠くなるし飽きる)、本当にマスター・テープを「反転」させているのか、1/2の速度で再生しているのか、確とした事はわからないのですが。これらのボートラは2008年のリマスター再発盤から付け加えられたようです。アルバム本編の評価を下すときには一枚目の7トラック目までで判断するのが良いかと。
 普通の音楽というのは、そこそこ躍動的で、そこそこ親しみやすい旋律があって、時には、そこそこ耳に馴染む歌が入っていたりする、そういうものだと思うのですが(そもそも普通ってなんだよ、と、言われたら返せる言葉はないのでありますが(^_^;)、ここでの二人の音楽はそう言った、ある意味予定調和な音楽のセオリーを無視していると言えます。(まぁ、一部のフリー・ジャズや前衛音楽みたいに無茶苦茶なことはしていないんだけど。)なんと言いましょうか、永遠の無限(笑)、みたいなものを音で表現しているようにも聴こえます。
 ここから、『ライヴ・イン・パリ』(1975年収録)の彼岸に達したかと思うと、感慨深く…は、無いなぁ(笑)。まぁ、勝手にやって、って感じかな。『イヴニング・スター』(1975年発表)を聴いた時は「こういうのもアリ」と思ったけど、ここまで延々聴いてくると、もう、どうでも良くなってきました(笑)。まぁ、それは多分、僕の聴き方が悪いんでしょう。この頃の作品を集中してまとめて聴くようなことをしているわけですからね。
 多分、フリップ&イーノの二人は、もっとさり気なく聴いてもらうことを意図していたのではないでしょうか。眉間に皺寄せて息を詰めて聴くような、そんな接し方は拒否しているようにも思えます…。(いやまぁ、そういう聴き方はしてはいないんですけどね。(^_^; あくまで比喩ね。)

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●イーノって何者?。

 ブライアン・イーノについては僕はあまり良く知らないのですが、もともとは英国のロック・バンド、ロキシー・ミュージックに1971-1973年の間頃在籍していた人のようです。ちなみに、ロキシー・ミュージックについてもイーノ並に詳しくないので悪しからず。(サディスティック・ミカ・バンドが前座をしたことが有るという程度しか知識ないです。m(_ _)m)
 イーノはロキシーではシンセサイザーを担当していたようですが、それほど達者な演奏ぶりというわけではなかったのかな?。「ノン・ミュージシャン」と言うような言われ方もしていたようですね。当時グラム・ロックの範疇で語られることもあったロキシー・ミュージックに於いては、そのファッション・センスも含めて評価されていたようです。で、ヴォーカルのブライアン・フェリーに「同じグループに二人のブライアンは要らない」とかなんとかうまいこと(?)言われて、バンドを脱退したのだったと思います。
 純粋なソロ・ミュージシャンとしての活動は、この少し後の『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1973年9月制作、1974年1月発表)から始まることになりますが、まずは、ロバート・フリップとの小手調べ的な共同作業を行った、と言うところなのでしょうか。

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●深まる謎。

 これらの音は、どこまでがフリップの意図で、どこからがイーノなのか、ちょっとわかりにくいんですけど、でも多分フリップ的にもこういった時空の概念が消失したような世界観への憧憬のようなものはあったのではないでしょうか。(よくわからないなりに、イーノが引っ張っていっているような気がしてるんだけど、当たっているのかな?。)
 でも、それをクリムゾンに還元したかというと、それはどうも違うような気がします。『イヴニング・スター』を初めて聴いた時は、その世界観のあまりの違いに、「クリムゾンがまだ動いていた頃の作品に接したら何かつかめるかな?」と思い、今回当作を聴いてみたわけなんですけど、むしろ、却(かえ)ってわからなくなってしまいました(笑)。

 次回はイーノのソロにフリップが参加した『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年録音)を聴くつもりでいるんですが、多分、またわけわからなくなって寝ちゃうんだろうなぁ(笑)。
 と言う感じで「クリムゾン解散後のフリップの足跡をたどることで『ディシプリン』の真価を再評価しキング・クリムゾンの作品とみなしていいか判断しようプロジェクト」(長いな(^_^;)を進めておりますが、このまま行くとどうなるやら。不安いっぱいですが、とりあえずは突き進もうかと。

 最後にいつものように『ディシプリン』に至るまでのフリップのディスコグラフィを記しておきます。

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●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ
 キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973年1月2月録音、1973年3月23日発表)
 フリップ&イーノ『ノー・プッシーフッティング』(1972年9月8日及び1973年8月4-5日録音、1973年11月発表) ⇒⇒⇒今遡ってココ。
 キング・クリムゾン『暗黒の世界』(1973年10-11月録音、1974年3月発表)
 同『レッド』(1974年6-8月録音、1974年10月発表)
 キング・クリムゾン解散(1974年10月→『レッド』の発表直前)
 フリップ&イーノ『イヴニング・スター』(1974-5年録音、1975年12月発表)
 同『ライヴ・イン・パリ』(1975年5月28年収録) ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ココまで聴取ズミ。
 ブライアン・イーノ『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年6-8月録音)
 ピーター・ゲイブリエル『I』(1976年7月-1977年1月録音)
 デイヴィッド・ボウイー『英雄夢語り』(1977年7-8月録音)
 ダリル・ホール『セイクレッド・ソングス』(1977年録音)
 ピーター・ゲイブリエル『II』(1977年11月-1978年2月録音)
 ロバート・フリップ『エクスポージャー』(1977年6月-1979年1月録音)
 同『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/アンダー・ヘヴィー・マナーズ』(詳細録音時期不明、1980年1月発表)
 同『ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン』(1980年7月-1980年12月録音)
 キング・クリムゾン『ディシプリン』(1981年録音、1981年9月発表)

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■キング・クリムゾン日記一覧

 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】パブリック・イメージ・リミテッド / ALBUM (スーパー・デラックス・エディション 4CD) #PublicImageLtd #PIL #Album


■目次
●基本情報
●Youtube音源引用
●『アルバム』に至るまで
●本編の力強さ(ディスク1)
●ライヴでのPiL(ディスク2)
●落ち穂拾い的なディスク3
●プレ『Album』(ディスク4)
●人を喰ったパッケージ・デザインなど
■ジョン・ライドン日記一覧

 
●基本情報

パブリック・イメージ・リミテッド / ALBUM (スーパー・デラックス・エディション 4CD)

ディスク:1 (Original album 2011 - Remaster)
1. F.F.F. (John Lydon, Bill Laswell)
2. ライズ (Lydon, Laswell)
3. フィッシング (Lydon, Jebin Bruni, Mark Schulz)
4. ラウンド (Lydon, Schulz)
5. バグズ (Lydon, Bruni, Schulz)
6. ホーム (Lydon, Laswell)
7. イーズ (Lydon, Bruni)

Personnel
John Lydon – lead vocals
Bernard Fowler – backing vocals
Nicky Skopelitis – guitar (1-4, 6)
Steve Vai – guitar
Ryuichi Sakamoto – Fairlight CMI (2, 3, 5, 7)
Bernie Worrell – organ (1, 4, 6) Yamaha DX7 (3)
Jonas Hellborg – bass (4)
Tony Williams – drums (1, 2, 6)
Ginger Baker – drums (3-5, 7)
Bill Laswell - bass (1, 2, 3, 4, 5, 6), producer
Additional personnel[edit]
Shankar – electric violin on 2,4
Malachi Favors – acoustic bass on 3,5,7
Steve Turre – didjeridu on 7
Aïyb Dieng – chatan pot drums on 4

 
ディスク:2 (ライヴ・アット・ブリクストン・アカデミー 1986年5月27日)
1. カシミール
2. F.F.F.
3. ロー・ライフ
4. フィッシング
5. ポップトーンズ
6. プリティ・ヴェイカント
7. バンギング・ザ・ドア
8. フラワーズ・オブ・ロマンス
9. バグズ
10. ラウンド
11. ホーム
12. パブリック・イメージ
13. ライズ
14. アナリサ

ジョン・ライドン:ヴォーカル
ルー・エドモンズ:ギター、鍵盤楽器
アラン・ダライアス:ベース
ブルース・スミス:ドラムス
ジョン・マクガフ:ギター

 
ディスク:3 (Mixes, Outtakes & BBC Recordings)
1. シングス・イン・E(イーズ) (オルタナティヴ・ラズウェル・ミックス)
2. ライズ (7インチ・エディット)
3. ライズ (インストゥルメンタル)
4. ホーム (7インチ・エディット)
5. ホーム (BBC TV、オールド・グレイ・ホイッスル・テスト 1986年5月20日)
6. ラウンド (BBC TV、オールド・グレイ・ホイッスル・テスト 1986年5月20日)
7. ライズ (ボブ・クリアマウンテン・リミックス)
8. ワールド・デストラクション (12インチ)
9. ワールド・デストラクション (インダストリアル・リミックス)

 1.-4.7.の参加メンバーはディスク1と同じと思われる。
 5.6.はディスク2と同じか。
 8.9.はアフリカ・バンバータとのコラボ。

 
ディスク:4 (Demos)
1. アニマル (1985 Demo)
2. ブラック・ラバー・バグズ(バグズ) (1985 Demo)
3. ヨーロピアン・カーズ(ラウンド) (1985 Demo)
4. フェアウェル・フェアウェザー・フレンド(F.F.F.) (1985 Demo)
5. パールズ・ビフォー・スワイン(フィッシング) (1985 Demo)
6. シングス・イン・E (イーズ) (Instrumental / 1985 Demo)
7. ベン・ハー (インストゥルメンタル)
8. キャッツ (インストゥルメンタル)
9. ハヴ・ア・ナイス・デイ (インストゥルメンタル)
10. アンタイトルド3 (インストゥルメンタル)
11. パールズ・ビフォー・スワイン(フィッシング) (オルタネイト・ミックス/インコンプリート)

ジョン・ライドン:ヴォーカル
マーク・シュルツ:ギター
ジェビン・ブルーニ:鍵盤楽器
ブレット・ヘルム:ベース on “キャッツ”

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●Youtube音源引用

Album (Original) / Public Image Ltd.


Brixton Academy 27.5.86 / Public Image Ltd.


Album (Mixes, Outtakes & BBC Recordings) / Public Image Ltd.


Album (Demos) / Public Image Ltd.


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●『アルバム』に至るまで

 通算7枚目(スタジオ作としては5枚目)のアルバム『アルバム』(1986年1月27日発表)のデラックス・エディションです。
 この4枚組デラックス・エディションは、ラズウェル人脈で作られた本編アルバムを中心に置きつつ、その直前までジョンが抱えていたバンドとのデモ音源(ディスク4)や、逆に本盤発表後に新たに集めたメンバーでのライヴ音源(ディスク2)をも配し、当アルバム前後のライドンの動きが立体的に見える仕上がりになっています。
 この時期のPiLは、バンドが分裂していて、事実上ジョン・ライドンのソロ・プロジェクトとして本編制作がされたようです。
 初期のPiLは、前衛的なロックを演っていたんですけど、その路線の『フラワーズ・オブ・ロマンス』(1981年発表)を出した後、一転してポップ路線宣言(売れ線宣言)を行います。その後、ギターのキース・レヴィンが仲違いで脱退して、ゴタゴタ続きだったのですけれども、ビル・ラズウェルと言う敏腕プロデューサーとの邂逅でこの傑作『アルバム』をモノにします。

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●本編の力強さ(ディスク1)

 なにはともあれ、本編アルバムですが。これはやはり傑作です。ポップ路線宣言を行って以来の試行錯誤が初めて実ったと言える起死回生の快作となりました。
 わかりやすい旋律やリフレイン、明快な音、しかし安っぽくない、しっかりとした骨太なロック・サウンドになっています。ついでで言うと、ギター好きの僕好みにエレキ・ギターが適切に配置されているのも好印象。人によってはスティーヴ・ヴァイ(ギター)の参加のせいか、「ハード・ロック」的サウンド、と評する人もいますが、それはなんか、僕的には違う。中心になっているのはあくまでもライドンの声で(よく考えたら当たり前なんですが)、その他の豪華なミュージシャン陣はどこまでも脇役に過ぎません。
 それは、このアルバムで多分最も出来の良い“ライズ”を聴けば一聴瞭然です。なるほどイントロのギター・リフは印象的ですが、それ自体で完結しているわけではなく、リズム隊と一緒に楽曲の推進剤としての役目を果たしているからこそ光るリフであることが分かります。そこに乗っかるライドンのヴォーカルを聴けば、主役が誰かは疑うべくもないでしょう。歌詞はシンプルな言葉で組み立てられていますが、その意味するところはライドンの声の力で何倍にも増幅されています。綺羅星の如くのミュージシャンは、そのライドンの声を邪魔せずに後押しするように配されています。
 まぁ、“ライズ”はある意味突出して出来が良すぎるので、却(かえ)ってわかりにくいかもしれません。その他の曲ではなるほどヴァイくんも頑張ってはいるね、とだけは言っておきましょう(笑)。でも主役の座は揺らいでいないと思います。
 いやもちろん、名うてのミュージシャンに囲まれたからこそ、主役の実力がよりいっそう引き出されたという側面はあると思いますよ?。そこまで僕はライドンを神格化してはいません(笑)。

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●ライヴでのPiL(ディスク2)

 ディスク2は、『ALBUM』完成後に、新たに集めたバンド・メンバーによるライヴです。この時のメンバーのうち、エドモンズとスミスは、2009年以降の再始動PiLにも名を連ねています。
 このライヴではツェッペリンのカシミールを(歌なしだけど)採り上げたりしています。ツェッペリンのことを「図体がでかいだけの恐竜」なんて言ってたライドン(ロットン)だけれども、実は好きだったりしたのね、と、微笑ましくも思えますが、多分これは「ツェッペリンなんて俺様の前座にしか過ぎないぜ」と言うパフォーマンスなのではないかと(笑)。
 『メタル・ボックス』デラックス・エディションでのライヴと違い、すんなり始まる“パブリック・イメージ”が妙にカッコイイですね(笑)。ピストルズの“プリティ・ヴェイカント”なんかも、しっかり自分たちの音として演奏しています。
 ここでは試行錯誤の末に得たバンド・メンバーとの音出しを楽しんでいる様子が垣間見えるような気がします。『アルバム』本編ではソロっぽく振る舞ったライドンですが、やはりバンド・サウンドを欲していたのでしょう。

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●落ち穂拾い的なディスク3

 ディスク3は、これはまぁ、落穂ひろいみたいなもんですね。本編に絡めて制作したシングル・ヴァージョンや別ミックスなどです。BBCライヴは、僕はもうあちこちで言っていますが、たかだかこんなモン、と言う出来ではあります。さしものジョン・ライドンを持ってしてもこうなのね。これはもう、BBCの体質に何か問題が在るんですかね?。それとも僕のBBCに対する偏見が強すぎるのかしら?。
 まぁ、BBCはともかくとして(笑)、その他の別ミックス、ヴァージョン違いはなかなか興味深く聴けました。個人的にはディスク1のボートラでよかったんじゃね?、とは思いますが、まぁ、本編は本編で不可侵なものとしたかったんでしょうね。僕は“ライズ”は好きな曲なので、三つのヴァージョン違いがあっても楽しく聴けました。でも人によっては「“ライズ”ばっか繰り返し聞かされるのはウンザリ」と思うかもしれませんね。ライヴ・ヴァージョンも含めたら5つも入ってますからね(笑)。ちなみに、“ライズ (インストゥルメンタル)”は、リフの所はコーラス(ヴォーカル(?))が入っているので、純然たるインストではないです。
 ある意味目玉なのがタイム・ゾーン名義で演った“ワールド・デストラクション”でしょうか。アフリカ・バンバータと言うグループとのコラボで、ビル・ラズウェルとの邂逅となったプロジェクトだそうです。僕はヒップ・ホップについて詳しくないので、この楽曲がランDMCがブレイクする前に出されたとかどうとかの意味は全く理解できないのですが、ヒップ・ホップ/ラップ・ミュージックが苦手な僕でもすんなり聴けるのは、やはりライドンの言霊有りてのものか、という気がします。…とまで言うと、ちょっと贔屓の引き倒しすぎるかな。

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●プレ『Album』(ディスク4)

 ディスク4は、当アルバムの前にライドンが抱えていたバンド・メンバーによるデモが聴けます。この時点ではマーティン・アトキンス(ドラムス)はもう抜けていたのかな。
 もろレゲエな楽曲も演っていたりして、興味津々。ライドンは「レゲエは好きなんだけど俺のカルチャーじゃないから自分では演らないんだ」と言うようなことを言っておりましたが、デモでは演り放題ですな!。いや、一曲だけ(“パールズ・ビフォー・スワイン(フィッシング)”)だけど(笑)。
 これらのデモは、この時期の「バンドとしての」PiLだったメンバーが作曲していて、そのクレジットは当デラックス・エディションの本編アルバムにも残っています。(PiLは基本的には作者クレジットはグループ全員という事で統一しているんですけど、このデラックス・エディションでは実際の作者をばらして(?)います。)“F.F.F.”なんかはかなり書き直してるせいか、ラズウェルのクレジットになっちゃってますけど。あと、“ライズ”と“ホーム”はラズウェルがライドンと作った新曲だったようですね。

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●人を喰ったパッケージ・デザインなど

 このアルバムでのパッケージングでは人を喰ったようなユーモアを見せており、ライドンらしい皮肉がよく効いていますね。
 なにしろ、アルバム・タイトルを『Album』とし、シングル・カットされた“ライズ”のジャケットにデカデカと『Single』と印字。更には12インチシングルには『12inch Single』、CDでは『Compact Disc』、ミュージック・カセットには『Cassette』と刻印する念の入りようです。(ちなみに「コンパクト・ディスク」や「カセット」はメディア名なので、その伝で行くならLPレコードは「アルバム」でなく「ロング・プレイヤー」とすべきだったっんではないかと思うんだが、どうかね、ジョン?。)
 なお、CDラベル面には「label」と印字されています。そこまでやるか(笑)。もしかしてアナログ盤のレーベルもそんな感じだったのかしら?、と思ってググってみたら、やはりアナログ盤でも「label」と刻印されていました(笑)。ちなみに日本国内盤のアナログ・レーベルはわりとフツーのデザインだったようです。

 ところで、この後ラズウェルとはケンカ別れ(?)するらしいのですが、そのラズウェルは「ジョンは音楽的なアイデアは豊富なんだけど具体的な作曲能力はサッパリ」と言う言葉を残していたと思います。この言葉の出典が思い出せなくて、ググってみたのですが、自分の過去の日記がヒットして思わず腰が砕けました。うん、いやまぁ、確かに昔の日記でそういうことを書いたよ。でも、今ここで知りたいのはそう言う事ではなくてだねぇ…。(^_^; Amazonのレビューで見かけたんだったかなぁ、と、思って、当たってみたんですけど、やはリ見つからず。
 と言う事で、このラズウェルの発言は、僕の脳内派生かもしれず、信憑性は薄い、と、思っておいてください。

 さて、このスーパー・デラックス・エディションが発売されてから一年近く経つが、次のスパデラ発売の噂は聴こえてこない。個人的には『コマーシャル・ゾーン』をなんとかして欲しいと思っているのだが、あれはでも、マスター・テープをキース・レヴィンが持ってっちゃっているしなぁ…。

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■ジョン・ライドン日記一覧




テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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