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【CD聴く】デイヴィッド・ボウイー / ヒーローズ #DavidBowie #Heroes #RobertFripp #KingCrimson

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●「クリムゾン日記」です。
●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ
●『ディシプリン』の萌芽…?
 
 
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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デイヴィッド・ボウイー / ヒーローズ

A面
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. 「美女と野獣」(Beauty and the Beast) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ 3:35
2. 「ライオンのジョー」(Joe the Lion) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ 3:06
3. 「ヒーローズ」("Heroes") デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ 6:07
4. 「沈黙の時代の子供たち」(Sons of the Silent Age) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ 3:18
5. 「ブラックアウト」(Blackout) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ 3:47

B面(10以外は歌詞なしのインスト)
# タイトル 作詞 作曲 時間
6. 「V-2 シュナイダー」(V-2 Schneider) デヴィッド・ボウイ 3:10
7. 「疑惑」(Sense of Doubt) デヴィッド・ボウイ 3:56
8. 「モス・ガーデン」(Moss Garden) デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ 5:04
9. 「ノイケルン」(Neuköln) デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ 4:33
10. 「アラビアの神秘」(The Secret Life of Arabia) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、カルロス・アロマー 3:45
合計時間:40:36

ボーナストラック(1991年盤)(11は歌詞なしのインスト)
# タイトル 作詞 作曲 時間
11. 「アブドゥルマジード」(Abdulmajid (Previously unreleased track recorded 1976–79)) デヴィッド・ボウイ 3:33
12. 「ライオンのジョー(リミックス・ヴァージョン)」(Joe the Lion (Remixed version 1991)) デヴィッド・ボウイ デヴィッド・ボウイ 3:08

Personnel
David Bowie – vocals, keyboards, guitars, saxophone, koto, tambourine,[35] backing vocals, producer
Brian Eno – synthesizers, keyboards, guitar treatments
Robert Fripp – lead guitar
Carlos Alomar – rhythm guitar
George Murray – bass guitar
Dennis Davis – drums, percussion
Tony Visconti – percussion, backing vocals, producer
Antonia Maass – backing vocals
Colin Thurston – engineer

1977年7-8月録音
1977年10月14日発表

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●Youtube音源引用

英雄夢語り(ヒーローズ) 全曲(ボーナス・トラック込) / デイヴィッド・ボウイー
"Heroes" +2 / David Bowie



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●「クリムゾン日記」です。

 ええと、「クリムゾン日記」です。(^_^;
 断固として「デイヴィッド・ボウイー日記」ではありません。(^_^;

 えっと、一応説明しますと、キング・クリムゾンが1974年にラスト・アルバムの『レッド』を発表してから、1981年に『ディシプリン』で復活(?)するまでの間に、リーダーでギタリストのロバート・フリップは何をしていたのか?、を、時系列で追っている日記です。
 たまたまボウイーの追悼日記シリーズも並行してやってるもんですから、かぶっちゃったんですね。そっちの方はまだ1973年の『アラジン・セイン』が終わったばかりです。上手いこと両者のタイミングがあっていれば、僕のスケジュール能力も大したもんだったんですけど、まぁ、ボウイー日記のほうが割りを食っちゃいましたね。(^_^;

 フリップの流れを記しておくとこんな感じになります。

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●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ

 キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973年1月2月録音、1973年3月23日発表)
 フリップ&イーノ『ノー・プッシーフッティング』(1972年9月8日及び1973年8月4-5日録音、1973年11月発表)
 ブライアン・イーノ『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1973年9月録音、1974年1月発表)
 キング・クリムゾン『暗黒の世界』(1973年10-11月録音、1974年3月発表)
 同『レッド』(1974年6-8月録音、1974年10月発表)
 キング・クリムゾン解散(1974年10月→『レッド』の発表直前)
 フリップ&イーノ『イヴニング・スター』(1974-5年録音、1975年12月発表)
 同『ライヴ・イン・パリ』(1975年5月28年収録)
 ブライアン・イーノ『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年6-8月録音)
 ピーター・ゲイブリエル『』(1976年7月-1977年1月録音)
 デイヴィッド・ボウイー『英雄夢語り』(1977年7-8月録音) ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒今ココ
 ダリル・ホール『セイクレッド・ソングス』(1977年録音)
 ピーター・ゲイブリエル『II』(1977年11月-1978年2月録音)
 ロバート・フリップ『エクスポージャー』(1977年6月-1979年1月録音)
 同『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/アンダー・ヘヴィー・マナーズ』(詳細録音時期不明、1980年1月発表)
 同『ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン』(1980年7月-1980年12月録音)
 キング・クリムゾン『ディシプリン』(1981年録音、1981年9月発表)

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●『ディシプリン』の萌芽…?

 でまぁ、今回はイーノ絡みでボウイーのアルバムに客演しているというわけです。
 でまぁ、そんな無茶苦茶な目立つギターを他所で弾きまくる人ではないのですね、フリップという人は。
 なので、このアルバムでの佇まいは、非常に地味です。
 ただ、タイトル曲のバックのカッコいいリフ、あの、「みょぃ~ん」ってやつ(擬音で書くとちっともかっこよくないですが、察してください(^_^;)、僕は長いことイーノがキーボード(シンセサイザー?)で弾いてるんだと思っていたんですけれども、どうも、これが、フリップのギターらしいですね。だとしたらかなりオイシイところを持っていってますね。(^_^;
 『ディシプリン』では執拗に同じリフレインを繰り返すという手法を実践しておりましたが、この“ヒーローズ”でのリフは一脈通じるところが有るような気がします。

"Heroes" / David Bowie


 ボウイーの没後にクリムゾン名義でカバーしたライブ映像もあります。


 実はこの時期に、フリップは自身初のソロ・アルバムの作成に着手しております。(1977年6月~)
 僕は不勉強にしてそのソロ・アルバム『エクスポージャー』は未聴なのですが、あるいはこの時期に『ディシプリン』のコンセプトの萌芽が見られるのではないかと、思ったりもするのですが、見当外れでしょうか。

 そのようにして改めてこのアルバム『ヒーローズ』に耳を傾けてみると、新しい発見が有るような気がします。
 楽曲作りの主導権はボウイーが握っていたのでしょうが、その楽曲のあちこちで聴ける、さりげないギターのリフレイン…。
 なかなか興味深いではないですか。

 このアルバムは、「デイヴィッド・ボウイー日記」のシリーズで後日また登場します。その時僕が語るべき言葉が残っているのか、いないのか、楽しみにお待ちくださいませ。(^_^;


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■キング・クリムゾン日記一覧
■デイヴィッド・ボウイー日記一覧



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ジャンル : 音楽

【CD入手】ピーター・ガブリエル / I (紙ジャケット仕様) #PeterGabriel #PeterGabrielI #RobertFripp

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●前口上
●フリップは何をしていたの?
●トニー・レヴィン
●フリップに与えた影響
●ざっくりとしたまとめ
●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ



 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ピーター・ガブリエル / I (紙ジャケット仕様)

All songs written by Peter Gabriel, except where indicated.

Side One
No. Title Writer(s) Length
1. モリバンド・ザ・バーガーマイスター "Moribund the Burgermeister" 4:20
2. ソルスベリー・ヒル "Solsbury Hill" 4:21
3. モダン・ラヴ "Modern Love" 3:38
4. エクスキューズ・ミー "Excuse Me" (Gabriel, Martin Hal)l 3:20
5. ハムドラム "Humdrum" 3:25
Side Two
No. Title Length
6. スローバーン "Slowburn" 4:36
7. ウェイティング・フォー・ザ・ビッグ・ワン "Waiting for the Big One" 7:15
8. ダウン・ザ・ドルチェ・ヴィータ "Down the Dolce Vita" 5:05
9. ヒア・カムズ・ザ・フラッド "Here Comes the Flood" 5:38

Personnel
Peter Gabriel – vocals, keyboards, flute, recorder
Robert Fripp – electric guitar, classical guitar, banjo
Tony Levin – bass guitar, tuba, leader of the Barbershop Quartet
Jozef Chirowski – keyboards
Larry Fast – synthesizer, programming
Allan Schwartzberg – drums
Steve Hunter – acoustic guitar on "Solsbury Hill"; lead guitar on "Slowburn" and "Waiting for the Big One"; electric guitar, rhythm guitar; pedal steel
Dick Wagner – backing vocals, guitar on "Here Comes the Flood"
Jimmy Maelen – percussion, synthibam, bones
London Symphony Orchestra - orchestra on "Down the Dolce Vita" and "Here Comes the Flood"
Michael Gibbs – arrangement of orchestra

Released 25 February 1977
Recorded July 1976 – January 1977

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●Youtube音源引用

I (全曲) / ピーター・ガブリエル


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●前口上

 さて、キング・クリムゾン日記番外編、「『レッド』から『ディシプリン』に至るまでのロバート・フリップの足跡をたどる」と言うのをやっております。
 前回まではブライアン・イーノとの絡みが多かったんですが、今回はイーノ人脈ではありません。
 元ジェネシスの実質的なリーダーだったピーター・ガブリエルのファースト・ソロ・アルバムへの参加です。

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●フリップは何をしていたの?

 とは言ったものの、このアルバムでのフリップの貢献度はイマイチ不明です。
 派手なギターが聴ける曲もあるんですが、それらはどうももうひとりのギタリスト、スティーヴ・ハンターが弾いている模様。
 とすると、フリップは何をしていたのか?。職人芸的に楽曲の裏を支えていたのではないかと思われるのですが、さて。

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●トニー・レヴィン

 しかし、そういった表面的な貢献度よりも重要なのは、ここでトニー・レヴィンと共演していることでしょう。
 これが初共演なのかどうかはちとわかりませんが、彼が後にディシプリン期以降のキング・クリムゾンに参加することになるのは、ここでの共演の縁が大きいのではないかと、思われます。
 ちなみにレヴィンとはガブリエルのセカンド・アルバム(『II』1978年)でも共演しています。

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●フリップに与えた影響

 アルバムの出来としては、劇的な構成の曲が多いな、と言う感じがします。
 曲調の幅は広く、ユーモラスな“エクスキューズ・ミー”から壮大な“ヒア・カムズ・ザ・フラッド”まで、大きい振幅を聴かせています。
 特に後者は、後にフリップが自分のソロ・アルバム『エクスポージャー』(1979年)でも採り上げており、しかもわざわざガブリエルを客演させて歌わせています。
 かなり影響を受けていたのではないかと推測されますね。

ヒア・カムズ・ザ・フラッド / ピーター・ガブリエル


 
ヒア・カムズ・ザ・フラッド / ロバート・フリップ



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●ざっくりとしたまとめ

 そんな感じで、ざっくりまとめると、「トニー・レヴィンとの共演」、「楽曲“ヒア・カムズ・ザ・フラッド”」、この2つが大きくフリップに影響を与えていたのではないかと思われます。
 とは言え、そこから一足飛びに『ディシプリン』の音世界に跳躍すると考えるのは気が急(せ)いているでしょうけどね。

 今回はあくまで「ロバート・フリップの足跡」としてこの作品を見てきたので、ピーター・ガブリエル自身の作品としての評価はしていません。いつかは、彼自身の作品としてもう一度対峙(たいじ)したいと思っているのですが、さて、いつのことになるやら。(^_^;

 それでは、最後にいつものように、この時期のフリップの年表をディスコグラフィで追ったものを載せておきましょう。

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●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ

 キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973年1月2月録音、1973年3月23日発表)
 フリップ&イーノ『ノー・プッシーフッティング』(1972年9月8日及び1973年8月4-5日録音、1973年11月発表)
 ブライアン・イーノ『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1973年9月録音、1974年1月発表)
 キング・クリムゾン『暗黒の世界』(1973年10-11月録音、1974年3月発表)
 同『レッド』(1974年6-8月録音、1974年10月発表)
 キング・クリムゾン解散(1974年10月→『レッド』の発表直前)
 フリップ&イーノ『イヴニング・スター』(1974-5年録音、1975年12月発表)
 同『ライヴ・イン・パリ』(1975年5月28年収録)
 ブライアン・イーノ『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年6-8月録音)
 ピーター・ゲイブリエル『I』(1976年7月-1977年1月録音) ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒今ココ
 デイヴィッド・ボウイー『英雄夢語り』(1977年7-8月録音)
 ダリル・ホール『セイクレッド・ソングス』(1977年録音)
 ピーター・ゲイブリエル『II』(1977年11月-1978年2月録音)
 ロバート・フリップ『エクスポージャー』(1977年6月-1979年1月録音)
 同『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/アンダー・ヘヴィー・マナーズ』(詳細録音時期不明、1980年1月発表)
 同『ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン』(1980年7月-1980年12月録音)
 キング・クリムゾン『ディシプリン』(1981年録音、1981年9月発表)

 次回のクリムゾン日記は、デイヴィッド・ボウイーの『英雄夢語り』の予定です。再びイーノ絡みですね。
 あまり期待せずにお楽しみにお待ち下さいませ。

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■キング・クリムゾン日記一覧
 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
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【CD入手】ブライアン・イーノ / アナザー・グリーン・ワールド (紙ジャケット仕様) #BrianEno #AnotherGreenWorld #RobertFripp

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●アナザー・グリーン・ワールド
●フリップの参加曲について
●フリップの参加曲音源引用
●ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ
●テイキング・タイガー・マウンテン
●『アナザー~』がもたらしたものは?
●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ


 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ブライアン・イーノ / アナザー・グリーン・ワールド


Personnel
Credits adapted from Another Green World back cover.

Side one
1. "Sky Saw" 3:28
Phil Collins – drums
Percy Jones – fretless bass
Paul Rudolph – anchor bass
Rod Melvin – rhodes piano
John Cale – viola section
Eno - snake guitar, digital guitar, vocals

2. "Over Fire Island" 1:51
Phil Collins – drums
Percy Jones – fretless bass
Brian Eno – vocals, synthesizer, guitars, tapes

3. "St. Elmo's Fire" 3:03
Robert Fripp – wimshurst guitar
Brian Eno – organ, piano, yamaha bass pedals, synthetic percussion, desert guitars, vocals

4. "In Dark Trees" 2:30
Brian Eno – guitars, synthesizer, electric percussion and treated rhythm generator

5. "The Big Ship" 3:03
Brian Eno – synthesizer, synthetic percussion and treated rhythm generator

6. "I'll Come Running" 3:50
Robert Fripp – restrained lead guitar
Paul Rudolph – bass, snare drums, bass guitar, assistant castanet guitars
Rod Melvin – lead piano
Brian Eno – vocals, castanet guitars, chord piano, synthesizer, synthetic percussion

7. "Another Green World" 1:36
Brian Eno – desert guitars, farfisa organ, piano

Side two
8. "Sombre Reptiles" 2:25
Brian Eno – Hammond organ, guitars, synthetic and Peruvian percussion, electric elements and unnatural sounds

9. "Little Fishes" 1:30
Brian Eno – prepared piano, farfisa organ

10. "Golden Hours" 4:00
Robert Fripp – Wimborne guitar
John Cale – viola
Brian Eno – choppy organs, spasmodic percussion, club guitars, uncertain piano, vocals

11. "Becalmed" 3:56
Brian Eno – Leslie piano, synthesizer

12. "Zawinul/Lava" 3:00
Phil Collins – percussion
Percy Jones – fretless bass
Paul Rudolph – guitar
Rod Melvin – rhodes piano
Brian Eno – grand piano, synthesizer, organ and tape

13. "Everything Merges with the Night" 3:59
Brian Turrington – bass guitar, pianos
Brian Eno – guitar, vocals

14. "Spirits Drifting" 2:51
Brian Eno – bass guitar, organ, synthesizer

Production

Brian Eno – production
Rhett Davies – production, engineering
Guy Bidmead – engineering assistance
Barry Sage – engineering assistance
Robert Ash – engineering assistance
Bob Bowkett – sleeve typography
Ritva Saarikko – back cover photography
Bob Bowkett – typography
Tom Phillips – cover art (detail from After Raphael)

Released September 1975
Recorded July–August 1975


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●Youtube音源引用

Another Green World (Full Album) / Brian Eno


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●アナザー・グリーン・ワールド

 さて、キング・クリムゾン日記。
 『レッド』でキング・クリムゾンを終息させてから、再始動の『ディシプリン』までの間に、リーダーのロバート・フリップ(ギター)に何があったのか?、を探る旅をしております。
 今までブライアン・イーノとのコラボ作品を聴いてきたわけですが、今回は、コラボではなくゲスト参加の作品です。1975年発表のブライアン・イーノのソロ名義(ソロとしては3作目)の『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年発表)。なぜファーストの『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1974年)を飛ばしたかと言うと、僕の勉強不足で、フリップが参加していることを知らなかったからです。(^_^;
 あと、『レッド』以降の足跡を、と言う趣旨で始めたので、クリムゾン活動中だったときの『ヒア・カム~』に目配りが行かなかったということもあります。

 まぁ、いいじゃん。そういうこともあるさ!。

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●フリップの参加曲について

 さて本作。
 あくまでイーノがメイン。フリップが参加したのは歌入りの曲のうちの3曲だけです。(“セント・エルモス・ファイアー”、“アイル・カム・ランニング”、“ゴールデン・アワーズ”。)
 3曲だけなんですが、この3曲の存在感がすごい。歌入り楽曲はこの3曲だけではない(他に“スカイ・ソー”、“エヴリシング・マージズ・ウィズ・ザ・ナイト”の2曲)にもかかわらず、突出して聴こえます。それはポップな味わいが特に強いからということでしょうか。これらにフリップのギターを配置するとは、狙ったね、イーノくん。
 ところで、フリップのクレジットは「wimshurst guitar」とか「restrained lead guitar」とか「Wimborne guitar」とか、わけのわからん形容詞(?)付きなんですけど、どういう意味なんでしょう?。「restrained」は「控えめな」と言う感じのようだけど、「wimshurst」や「Wimborne 」は調べてもよくわかりませんでした。

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●フリップの参加曲音源引用

セント・エルモス・ファイアー

 間奏でのフリップのギターが良い!。

アイル・カム・ランニング

 このアルバムでは一番好き。とても軽やかでわかりやすい曲。ここの間奏でのフリップのリード・ギターも心地よい。

ゴールデン・アワーズ

 ボーカルの隙間でオブリガード的に呼応して鳴っているのがフリップのギターなのかな。間奏(短め)の感じからするとそうみたい。軽やかでなおかつシリアスという面白い演奏。

 ボーカルのないインスト曲も、フリップ&イーノの時ほどそっけないものでなく、いくらか表情があって、比較的懐(なつ)っこい出来になっています。

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●ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ

 事のついでに、僕が入手しそびれた『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』の音源を引用しておきましょう。

ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ


特記なき楽曲はブライアン・イーノ作。

1. ニードルズ・イン・ザ・キャメルズ・アイ - "Needles in the Camel's Eye" (Brian Eno, Phil Manzanera) - 3:10
2. ザ・ポー・ポー・ニグロ・ブロウトーチ - "The Paw Paw Negro Blowtorch" - 3:05
3. ベイビーズ・オン・ファイアー - "Baby's on Fire" - 5:19
4. シンディ・テルズ・ミー - "Cindy Tells Me" (B. Eno, P. Manzanera) - 3:25
5. ドライヴィング・ミー・バックワーズ - "Driving Me Backwards" - 5:12

6. オン・サム・ファーラウェイ・ビーチ - "On Some Faraway Beach" - 4:36
7. ブランク・フランク - "Blank Frank" (B. Eno, Robert Fripp) - 3:37
8. デッド・フィンクス・ドント・トーク - "Dead Finks Don't Talk" - 4:19
9. サム・オブ・ゼム・アー・オールド - "Some of Them Are Old" - 5:11
10.ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ - "Here Come the Warm Jets" - 4:04

参加ミュージシャン
ブライアン・イーノ - ボーカル、シンプリスティック・キーボード、スネイク・ギター、エレクトリック・ラリンクス、シンセサイザー、トリートメント
フィル・マンザネラ - ギター(on #1, #2, #4)
クリス・スペディング - ギター(on #1, #2)
ロバート・フリップ - ギター(on #3, #5, #7)
ポール・ルドルフ - ギター(on #3, #10)、ベース(on #3, #5, #10)
ロイド・ワトソン - スライドギター(on #9)
ニック・ジャッド - キーボード(on #4, #8)
アンディ・マッケイ - キーボード(on #6, #9)、サクソフォーン(on #9)
ビル・マコーミック(英語版) - ベース(on #1, #7)
バスタ・チェリー・ジョーンズ - ベース(on #2, #4, #6, #8)
ジョン・ウェットン - ベース(on #3, #5)
クリス・トーマス - エクストラ・ベース(on #2)、ミキシング
サイモン・キング - パーカッション(on #1, #3, #5, #6, #7, #10)
マーティ・サイモン - パーカッション(on #2, #3, #4)
ポール・トンプソン - パーカッション(on #8)
スウィートフィード - バッキング・ボーカル(on #6, #7)

 お聴きになっておわかりのように、こちらのほうが「ロック的」で「騒々しい」出来になっています。どっちかと言うと僕は、こっちのほうが好きだなぁ(笑)。三曲に参加しているフリップのギターもよく鳴っているし。コレ、今からでも入手しちゃおうかしらん。

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●テイキング・タイガー・マウンテン

 物のついでに、フリップが参加していないセカンドも音源を引用しておきましょう。

テイキング・タイガー・マウンテン(1974年9月録音、同年11月発表)


1. バーニング・エアラインズ・ギヴ・ユー・ソー・マッチ・モア - "Burning Airlines Give You So Much More" - 3:17
2. バック・イン・ジュディーズ・ジャングル - "Back in Judy's Jungle" - 5:15
3. ザ・ファット・レディ・オブ・リンバーグ - "The Fat Lady of Limbourg" - 5:05
4. マザー・ホエール・アイレス - "Mother Whale Eyeless" - 5:45
5. ザ・グレート・プリテンダー - "The Great Pretender" - 5:11

6. サード・アンクル - "Third Uncle" (Brian Eno / arranged by Brian Turrington) - 4:47
7. プット・ア・ストロー・アンダー・ベイビー - "Put a Straw Under Baby" - 3:25
8. ザ・トゥルー・ホイール - "The True Wheel" (B. Eno, Phil Manzanera) - 5:11
9. チャイナ・マイ・チャイナ - "China My China" - 4:44
10. テイキング・タイガー・マウンテン - "Taking Tiger Mountain" - 5:32

参加ミュージシャン
ブライアン・イーノ - ボーカル、エレクトロニクス、スネイク・ギター、キーボード
フィル・マンザネラ - ギター
Brian Turrington - ベース
フレディ・スミス - ドラムス
ロバート・ワイアット - パーカッション、バッキング・ボーカル
ポーツマス・シンフォニア - ストリングス(on #7)
ランディ・アンド・ザ・ピラミッズ - コーラス(on #8)
ザ・シンプリスティックス - コーラス(on #2, #10)
アンディ・マッケイ - ブラス(on #3)
フィル・コリンズ - エクストラ・ドラムス(on #4)
ポリー・エルテス - ボーカル(on #4)

 こちらは更にポップな出来ですね。

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●『アナザー~』がもたらしたものは?

 これら2作に比べると、『アナザー~』は歌無しインストの比重が高いですね。そして、それらの抽象的な音作りと、歌入りの具体的で親しみやすい作りとが混合していて、いささか分裂症気味に思えます。そこが面白いとも言えますが、個人的には歌ものに軍配を上げたいところ。
 後にイーノはここで垣間見せた抽象的な音作りをウリにしていくようになったと思うのですが(よく知らないけど(笑))、それらはどちらかと言うとフリップ&イーノのときに培(つちか)った素養なんじゃないかなぁ…。いやまぁ、これ以降のイーノを真面目に聴いて無いのでよくわからんですが。(^_^;

 これらのアルバムでフリップが果たした役割は、いちギター奏者のそれに過ぎないような気もします。(『ヒア・カム~』では一曲共作していますが。)
 ここでのイーノとの活動が『ディシプリン』につながったか、と言われると、う~ん、なんとも言い難いですね。
 
 
 さて、次回のクリムゾン日記、引き続きフリップの足跡をたどって行くのですが、ピーター・ガブリエルのファースト・ソロにせまってみたいと思います。
 例の如く大したことは書けませんが、期待せずにお待ち下さい。

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●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ

 キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973年1月2月録音、1973年3月23日発表)
 フリップ&イーノ『ノー・プッシーフッティング』(1972年9月8日及び1973年8月4-5日録音、1973年11月発表)
 ブライアン・イーノ『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1973年9月録音、1974年1月発表)
 キング・クリムゾン『暗黒の世界』(1973年10-11月録音、1974年3月発表)
 同『レッド』(1974年6-8月録音、1974年10月発表)
 キング・クリムゾン解散(1974年10月→『レッド』の発表直前)
 フリップ&イーノ『イヴニング・スター』(1974-5年録音、1975年12月発表)
 同『ライヴ・イン・パリ』(1975年5月28年収録)
 ブライアン・イーノ『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年6-8月録音)
 ピーター・ゲイブリエル『I』(1976年7月-1977年1月録音)
 デイヴィッド・ボウイー『英雄夢語り』(1977年7-8月録音)
 ダリル・ホール『セイクレッド・ソングス』(1977年録音)
 ピーター・ゲイブリエル『II』(1977年11月-1978年2月録音)
 ロバート・フリップ『エクスポージャー』(1977年6月-1979年1月録音)
 同『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/アンダー・ヘヴィー・マナーズ』(詳細録音時期不明、1980年1月発表)
 同『ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン』(1980年7月-1980年12月録音)
 キング・クリムゾン『ディシプリン』(1981年録音、1981年9月発表)

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■キング・クリムゾン日記一覧
 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】キング・クリムゾン / アースバウンド ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA) #KingCrimson #Earthbound

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●著作権監視が厳しいためYoutube音源引用はありません
●誰も出るとは思っていなかった『アースバウンド』のデビュー40周年記念盤
●ライヴのためのバンドだったが…
●破壊衝動に満ちた演奏~蛇足的覚え書き



●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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キング・クリムゾン / アースバウンド ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)

【CD】
1. 21st Century Schizoid Man (Wilmington, Feb 11th, 1972) 21世紀の精神異常者
(Fripp, Michael Giles, Greg Lake, Ian McDonald, Peter Sinfield)
2. Peoria (Peoria, March 10th, 1972) (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace)
3. The Sailor's Tale (instrumental) (Jacksonville, Feb 26th, 1972) 船乗りの話 (Fripp)
4. Earthbound (instrumental) (Orlando, Feb 27th, 1972) (Burrell, Collins, Fripp, Wallace)
5. Groon (instrumental) (Wilmington, Feb 11th, 1972) (Fripp)

[ボーナストラック]
6. Pictures of a City (Milwaukee, March 8th, 1972) 冷たい街の情景 (Fripp, Sinfield)
7. Formentera Lady (Milwaukee, March 8th, 1972) (Fripp, Sinfield)
8. Cirkus (Orlando, Feb 27th, 1972) (Fripp, Sinfield)


【DVDオーディオ】
[音源1]エクステンデッド・ヴァージョン
1. 21st Century Schizoid Man (Wilmington, Feb 11th, 1972) 11:40
21世紀の精神異常者 (Fripp, Michael Giles, Greg Lake, Ian McDonald, Peter Sinfield)
2. Peoria (Peoria, March 10th, 1972) 7:24
(Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace)
3. The Sailor's Tale (instrumental) (Jacksonville, Feb 26th, 1972) 4:49
船乗りの話 (Fripp)
4. Earthbound (instrumental) (Orlando, Feb 27th, 1972) 6:15
(Burrell, Collins, Fripp, Wallace)
5. Groon (instrumental) (Wilmington, Feb 11th, 1972) (Fripp) 15:32
6. Pictures of a City (Milwaukee, March 8th, 1972) 冷たい街の情景 8:20
(Fripp, Sinfield)
7. Formentera Lady (Milwaukee, March 8th, 1972) (Fripp, Sinfield) 9:31
8. Cirkus (Orlando, Feb 27th, 1972) (Fripp, Sinfield) 8:25
9. Ladies of the Road (Orlando, Feb 27th, 1972) (Fripp, Sinfield) 6:09
10. The Letters (Denver, March 13th, 1972) (Fripp, Sinfield) 7:58
11. The Sailor's Tale (instrumental) (Jacksonville, Feb 26th, 1972) 14:05
[Earthbound version extended]
12. Groon (Peoria, March 10th, 1972)[Earthbound, Peoria extended] 12:19

[音源2]ライヴ・アット・サミット・スタジオ 1972年3月12日
1. 冷たい街の情景 9:50
2. ケイデンスとカスケイド 4:50
3. グルーン 13:53
4. 21世紀の精神異常者 10:19
5. サミット・ゴーイング・オン Summit Going On (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace) 11:43
6. マイ・ホビー My Hobby (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace) 1:31
7. 船乗りの話 7:04
8. ザ・クリエイター・ハズ・ア・マスター・プラン (incl.サミット&サムシング・エルス)
The Creator Has a Master Plan including Summit & Somethig Else (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace) 38:27

[音源3]スキッツォイド・メン
1.~11.スキッツォイド・メン パート1~11
I.1:45 II.4:46 III.3:13 IV.5:16 V.6:23 VI.3:56 VII.5:14 VIII.3:19 IX.5:01 X.3:23 XI.11:41


[音源4]ニードル・ドロップ(オリジナル・ヴァイナル・トランスファー)
1. 21st Century Schizoid Man (Wilmington, Feb 11th, 1972) 21世紀の精神異常者
(Fripp, Michael Giles, Greg Lake, Ian McDonald, Peter Sinfield)
2. Peoria (Peoria, March 10th, 1972) (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace)
3. The Sailor's Tale (instrumental) (Jacksonville, Feb 26th, 1972) 船乗りの話 (Fripp)
4. Earthbound (instrumental) (Orlando, Feb 27th, 1972) (Burrell, Collins, Fripp, Wallace)
5. Groon (instrumental) (Wilmington, Feb 11th, 1972) (Fripp)

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●誰も出るとは思っていなかった『アースバウンド』のデビュー40周年記念盤

 僕の日記では、今、「『レッド』から『ディシプリン』までの軌跡」を検証しているところなのですが、昨年の暮(2017年12月)に発表された、この突然の闖入者(ちんにゅうしゃ)はさすがに無視できませんでした。
 音の悪さや、当時のバンドの人間関係の劣悪さから、継子(ままこ)扱いを受けてきた当作。CD化自体が相当遅れたほどなのに、まさかのデビュー40周年記念盤です。晴天の霹靂(へきれき)とはこう言うのを言うんでしょうねぇ。

 『アースバウンド』自体については以前の日記で書いているのでそちらを参照していただければ幸いです。当時、急いで書いた割には今の僕よりいい文章書いています。(ザ・自画自賛(笑)。)

 メインとなるDVDオーディオの内容は、本編『アースバウンド』+ その拡張版音源、それに『ライヴ・アット・サミット・スタジオ 1972年3月12日』、『スキッツォイド・メン』を組み合わせたものになっています。盤起こしの『ニードル・ドロップ(オリジナル・ヴァイナル・トランスファー)』はどうでもいいかな(笑)。
 CDも付属しているけど、それはあくまでおまけで、再生環境があればDVDオーディオを聴くべきでしょう。
 ちなみに、これらDVDオーディオの音源(『ニードル・ドロップ』除く)をリッピングしてCD-Rに焼くと5枚組のヴォリュームになります。

 『アースバウンド』拡張部分([音源1]6.以降)では、歌入りの楽曲が増えており、器楽演奏メインのオリジナル盤とは若干趣(おもむき)が違います。これは、オリジナル盤が意図的にヴォーカル曲を排した事を示しているでしょう。

 『ライヴ・アット・サミット・スタジオ 1972年3月12日』は以前に『コレクターズ・キング・クリムゾン BOX 2 1971-1972』と言う8枚組CDボックスの中で一枚ものとして収録されていましたが、今回はその拡張盤。ラストの“ザ・クリエイター・ハズ・ア・マスター・プラン (incl.サミット&サムシング・エルス)”が長尺版になっていて、38分を超える演奏になっています。その他は前述のボックスと同じじゃないかな。きちんと比べて聴いていないけど。あ、たぶん音質は改善されていると思います。きちんと比べて聴いていないけど。

 『スキッツォイド・メン』は、これも以前に出ていた『レディース・オブ・ザ・ロード』と言うライヴ音源編集アルバムのディスク2に収録されていたものと同じです。収録時間的にも同じで、音質云々を別にすれば全く同内容のようです。きちんと比べて聴いていないけど。
 これは、“21世紀の精神異常者”の1972年の全米ツアーでのアドリブ・パートを編集で延々つないだもの。一応冒頭にテーマ部分はでてきますが、おしまいでのテーマ再現はなく、アドリブ・パートのままでぷつんと切れます。なので正直カタルシスが足りませんね。
 また、ラストのトラック11の4:55でいったん音が途切れて、しばらく無音状態が続いた後に、5:55から急激なフェイド・インで再開。ラストは前述の通りぷつんと切れて終わり。これは2つのトラックに分けても良さそうなもんですが、リーダーでギタリストのロバート・フリップにはフリップなりの、なにか考えがあったのでしょう。シークレット・トラックのようなもんでしょうか。

COLLECTORS’ KING CRIMSON [BOX2] 1971-1972
レディース・オブ・ザ・ロード



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●ライヴのためのバンドだったが…

 不覚ながら、この「アイランズ・クリムゾン」が「宮殿クリムゾン」以来の「ライヴ可能なクリムゾン」であったことを知りませんでした。
 フリップは、ライヴ可能なバンドを維持できない状態で、ゲスト・ミュージシャンを招くなどして、セカンド『ポセイドンのめざめ』、サードの『リザード』をなんとか制作したのでした。

 そうしてやっと、ライヴに臨(のぞ)めるバンドを手に入れたのが、四枚目の『アイランズ』を作成したメンバーによる、アイランズ・クリムゾンだったのです。しかし、幸せな時間は長く続きません。サックスのメル・コリンズが用意した楽曲をフリップが拒否したことがきっかけとなって、フリップとその他のメンバーとの間に音楽志向の亀裂が入ってしまいます。

 「他のメンバーたちが喜々としてブルース・ジャムをする中、ブルースが苦手なフリップはぎこちないギター・ソロしか弾けなかった」と言う伝説はこのようにして生まれました。
 とは言え、ここで披露されている音源では、ブルース・ジャムなんか演ってないな、と言う感じがします。あるいは、僕の耳が、ブルース的な雰囲気を拾いきれていないのかもしれませんが。もしくは、この時期の集大成音源として『SAILORS' TALES (1970-1972) [21CD+4Blue-ray+2DVD BOXSET]』と言うとんでもないBOXセット(筆者は未所持)が別に出ているのですが、そちらではブルース・ジャムっぽい音源があるのかもです。

 いずれにせよ、契約上のしがらみで消化せざるを得なかった米国ツアーにおける、これらはそういった音源なのです。(ま、そこらへん、ウィキペディアでうまい事まとまっているんで、そちらを参照してちょ(笑)。超手抜き。(^^ゞ)

SAILORS' TALES (1970-1972) [21CD+4Blue-ray+2DVD BOXSET]

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●破壊衝動に満ちた演奏~蛇足的覚え書き

 「プログレッシヴ・ロック」に分類されることの多いクリムゾンですが、そのジャンル名称から時に感じとられるような「お上品さ」はここには一切ありません。あるのは強い破壊衝動のみです。そしてそれこそが、ロックの、ロックン・ロールの本質ではないかと僕には思えます。

 それを言えば後はもう付け加えることも無いのですが、いくつかの覚え書きを蛇足的に記しておきましょう。

 [音源1]の『アースバウンド』はカセット録音という劣悪な条件での音源ですが、『ライヴ・アット・サミット・スタジオ』はこの時期としては唯一マルチトラックで録られたライヴ音源と言われています。そう言われてみればちょっと音がクリアな気がします。…て、ちょっとだけなのかよ!?。…すまんけど、僕程度の耳ではそういう認識ですわ。(^^ゞ
 その『~サミット・スタジオ』の“マイ・ホビー”は、メンバーの誰か(ヴォーカル担当のボズ・バレルなのかな?)が変な声で「マイ・ホビーがどうのこうの!」と叫びまくるだけの無伴奏の曲(と言えるのか、これ?)です。
 長尺の“ザ・クリエイター・ハズ・ア・マスター・プラン”では、「ジョン・レノンがどうのこうの」って歌っているんだけど、何を歌っているんでしょうね?。歌詞カードないしワカランなぁ。あと、長々と演奏している割には、今ひとつ盛り上がりに欠けている演奏。

 [音源1]の“Groon (Peoria, March 10th, 1972)”では、なぜかエンディングで“きよしこの夜”が奏でられます。…春の収録なのにね。

 “グルーン”や“船乗りの話”などではドラム・ソロにエフェクトがかけられているような気がするのですが、スタジオで後からエフェクトをかけたのでしょうか。Amazonのレビューなどを読むと「VCS3がどうのこうの」と言う話が出てくるんですが、そういう事なのかな…?。(って、どういうことやねん!。)

 [音源3]の『スキッツォイド・メン』は前述の通り、フリップのギターとメル・コリンズのサックスの即興演奏を集めたもので、凄まじい緊張感が漂っています。即興演奏を聴くのがあまり得意でない僕でも圧倒させられる迫力です。ある意味この時期のクリムゾンを象徴している音源かもしれません。

 と言う感じで、誰も出るとは思っていなかった『アースバウンド』デビュー40周年記念盤。その凄まじい音圧に叩きのめされた日記でありました。

 次回からは、今までどおり、「『レッド』から『ディシプリン』に至る道のり」の検証に戻ります。あんまり期待せずにお楽しみにしていてください。(だからどっちなんだ(笑)。)

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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】フリップ&イーノ / ノー・プッシーフッティング (2CD 紙ジャケット) #RobertFripp #BrianEno #FripAndEno #NoPussyfooting

■目次
●基本情報
●Youtube音源。※この引用音源はおそらく著作権者の手によってすぐブロックされると思うので、試聴はお早めに。
●「永遠の無限」を具現化した音?。
●イーノって何者?。
●深まる謎。
●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ
■キング・クリムゾン日記一覧

 
●基本情報

※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当ページに飛びます。
フリップ&イーノ / ノー・プッシーフッティング (2CD 紙ジャケット)

All tracks written by Brian Eno and Robert Fripp.

ディスク:1
1. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション1/The Heavenly Music Corporation 1
2. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション2/The Heavenly Music Corporation 2
3. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション3/The Heavenly Music Corporation 3
4. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション4/The Heavenly Music Corporation 4
5. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション5/The Heavenly Music Corporation 5
6. スワスティカ・ガール1/Swastika Girls 1
7. スワスティカ・ガール2/Swastika Girls 2
8. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 1/The Heavenly Music Corporation (reversed) 1
9. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 2/The Heavenly Music Corporation (reversed) 2
10. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 3/The Heavenly Music Corporation (reversed) 3
11. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 4/The Heavenly Music Corporation (reversed) 4
12. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション(反転) 5/The Heavenly Music Corporation (reversed) 5

ディスク:2
1. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード1/The Heavenly Music Corporation Half Speed 1
2. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード2/The Heavenly Music Corporation Half Speed 2
3. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード3/The Heavenly Music Corporation Half Speed 3
4. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード4/The Heavenly Music Corporation Half Speed 4
5. ヘヴンリー・ミュージック・コーポレーション・ハーフ・スピード5/The Heavenly Music Corporation Half Speed 5
6. スワスティカ・ガール(反転)1/Swastika Girl 1 (reversed)
7. スワスティカ・ガール(反転)2/Swastika Girl 2 (reversed)

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●Youtube音源

 ※この引用音源はおそらく著作権者の手によってすぐブロックされると思うので、試聴はお早めに。

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●「永遠の無限」を具現化した音?。

 今回も引き続き、と言うか、遡(さかのぼ)っての、フリップ&イーノ。ここからクリムゾンの解散が始まった(?)というわけでもないでしょうけど、1973年に発表されたこの作品は、やはり、今までのフリップ&イーノ作品同様、クリムゾンとはだいぶ趣(おもむき)が違う世界が繰り広げられています。
 僕の日記では延々とフリップ&イーノの緩やかな世界を聴いてきたわけですが、その原点たる当作もやはり緩やかでだるい(笑)です。全編、歌なしの演奏のみ。ゆったりしたテンポの中で時折見られる鋭角的な音使いがなかなか面白いのですが、しかしやはり、二枚通して聴くと、眠い(笑)、飽きる(笑)。
 まぁ、「二枚通して」だと眠くて飽きるのも無理はなくて、一枚目の後半、8トラック目のボーナス・トラックからは、既存の音源の使い回し。「反転」とか「ハーフ・スピード」とかって…。人を馬鹿にしとんのか(笑)。じっくり本編と聴き比べたわけではないので(そうしようとすると眠くなるし飽きる)、本当にマスター・テープを「反転」させているのか、1/2の速度で再生しているのか、確とした事はわからないのですが。これらのボートラは2008年のリマスター再発盤から付け加えられたようです。アルバム本編の評価を下すときには一枚目の7トラック目までで判断するのが良いかと。
 普通の音楽というのは、そこそこ躍動的で、そこそこ親しみやすい旋律があって、時には、そこそこ耳に馴染む歌が入っていたりする、そういうものだと思うのですが(そもそも普通ってなんだよ、と、言われたら返せる言葉はないのでありますが(^_^;)、ここでの二人の音楽はそう言った、ある意味予定調和な音楽のセオリーを無視していると言えます。(まぁ、一部のフリー・ジャズや前衛音楽みたいに無茶苦茶なことはしていないんだけど。)なんと言いましょうか、永遠の無限(笑)、みたいなものを音で表現しているようにも聴こえます。
 ここから、『ライヴ・イン・パリ』(1975年収録)の彼岸に達したかと思うと、感慨深く…は、無いなぁ(笑)。まぁ、勝手にやって、って感じかな。『イヴニング・スター』(1975年発表)を聴いた時は「こういうのもアリ」と思ったけど、ここまで延々聴いてくると、もう、どうでも良くなってきました(笑)。まぁ、それは多分、僕の聴き方が悪いんでしょう。この頃の作品を集中してまとめて聴くようなことをしているわけですからね。
 多分、フリップ&イーノの二人は、もっとさり気なく聴いてもらうことを意図していたのではないでしょうか。眉間に皺寄せて息を詰めて聴くような、そんな接し方は拒否しているようにも思えます…。(いやまぁ、そういう聴き方はしてはいないんですけどね。(^_^; あくまで比喩ね。)

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●イーノって何者?。

 ブライアン・イーノについては僕はあまり良く知らないのですが、もともとは英国のロック・バンド、ロキシー・ミュージックに1971-1973年の間頃在籍していた人のようです。ちなみに、ロキシー・ミュージックについてもイーノ並に詳しくないので悪しからず。(サディスティック・ミカ・バンドが前座をしたことが有るという程度しか知識ないです。m(_ _)m)
 イーノはロキシーではシンセサイザーを担当していたようですが、それほど達者な演奏ぶりというわけではなかったのかな?。「ノン・ミュージシャン」と言うような言われ方もしていたようですね。当時グラム・ロックの範疇で語られることもあったロキシー・ミュージックに於いては、そのファッション・センスも含めて評価されていたようです。で、ヴォーカルのブライアン・フェリーに「同じグループに二人のブライアンは要らない」とかなんとかうまいこと(?)言われて、バンドを脱退したのだったと思います。
 純粋なソロ・ミュージシャンとしての活動は、この少し後の『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』(1973年9月制作、1974年1月発表)から始まることになりますが、まずは、ロバート・フリップとの小手調べ的な共同作業を行った、と言うところなのでしょうか。

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●深まる謎。

 これらの音は、どこまでがフリップの意図で、どこからがイーノなのか、ちょっとわかりにくいんですけど、でも多分フリップ的にもこういった時空の概念が消失したような世界観への憧憬のようなものはあったのではないでしょうか。(よくわからないなりに、イーノが引っ張っていっているような気がしてるんだけど、当たっているのかな?。)
 でも、それをクリムゾンに還元したかというと、それはどうも違うような気がします。『イヴニング・スター』を初めて聴いた時は、その世界観のあまりの違いに、「クリムゾンがまだ動いていた頃の作品に接したら何かつかめるかな?」と思い、今回当作を聴いてみたわけなんですけど、むしろ、却(かえ)ってわからなくなってしまいました(笑)。

 次回はイーノのソロにフリップが参加した『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年録音)を聴くつもりでいるんですが、多分、またわけわからなくなって寝ちゃうんだろうなぁ(笑)。
 と言う感じで「クリムゾン解散後のフリップの足跡をたどることで『ディシプリン』の真価を再評価しキング・クリムゾンの作品とみなしていいか判断しようプロジェクト」(長いな(^_^;)を進めておりますが、このまま行くとどうなるやら。不安いっぱいですが、とりあえずは突き進もうかと。

 最後にいつものように『ディシプリン』に至るまでのフリップのディスコグラフィを記しておきます。

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●キング・クリムゾン解散前後からディシプリンに至るまでの主なロバート・フリップのディスコグラフィ
 キング・クリムゾン『太陽と戦慄』(1973年1月2月録音、1973年3月23日発表)
 フリップ&イーノ『ノー・プッシーフッティング』(1972年9月8日及び1973年8月4-5日録音、1973年11月発表) ⇒⇒⇒今遡ってココ。
 キング・クリムゾン『暗黒の世界』(1973年10-11月録音、1974年3月発表)
 同『レッド』(1974年6-8月録音、1974年10月発表)
 キング・クリムゾン解散(1974年10月→『レッド』の発表直前)
 フリップ&イーノ『イヴニング・スター』(1974-5年録音、1975年12月発表)
 同『ライヴ・イン・パリ』(1975年5月28年収録) ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ココまで聴取ズミ。
 ブライアン・イーノ『アナザー・グリーン・ワールド』(1975年6-8月録音)
 ピーター・ゲイブリエル『I』(1976年7月-1977年1月録音)
 デイヴィッド・ボウイー『英雄夢語り』(1977年7-8月録音)
 ダリル・ホール『セイクレッド・ソングス』(1977年録音)
 ピーター・ゲイブリエル『II』(1977年11月-1978年2月録音)
 ロバート・フリップ『エクスポージャー』(1977年6月-1979年1月録音)
 同『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/アンダー・ヘヴィー・マナーズ』(詳細録音時期不明、1980年1月発表)
 同『ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン』(1980年7月-1980年12月録音)
 キング・クリムゾン『ディシプリン』(1981年録音、1981年9月発表)

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☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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