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【CD入手】ボブ・ディラン/ナッシュビル・スカイライン (リマスター・紙ジャケット仕様) #BobDylan #NashvilleSkyline

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●ディランの声が…!?
●ジョニー・キャッシュとの二重唱
●“レイ・レデイ・レイ”の思い出(読み飛ばし可)
●原点回帰の終点だったのか?



●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ボブ・ディラン/ナッシュビル・スカイライン (リマスター・紙ジャケット仕様)

全曲、作詞・作曲: ボブ・ディラン

Side 1
1. 北国の少女 - Girl from the North Country – 3:41 ジョニー・キャッシュとの共演
2. ナッシュヴィル・スカイライン・ラグ - Nashville Skyline Rag – 3:12
3. トゥ・ビー・アローン・ウィズ・ユー - To Be Alone with You – 2:05
4. アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ - I Threw It All Away – 2:23
5. ペキー・デイ - Peggy Day – 1:59

Side 2
6. レイ・レディ・レイ - Lay Lady Lay – 3:20
7. ワン・モア・ナイト - One More Night – 2:25
8. 嘘だと言っておくれ - Tell Me That It Isn't True – 2:45
9. カントリー・パイ - Country Pie – 1:35
10. 今宵はきみと - Tonight I'll Be Staying Here With You – 3:23

パーソネル
ボブ・ディラン - ギター、ハーモニカ、キーボード、ボーカル
ジョニー・キャッシュ - ボーカル、パフォーマー「北国の少女」
Pete Drake - ペダル・スティール・ギター
Kenneth A. Buttrey - ドラムス
Charlie Daniels - ベース・ギター、ギター
Bob Wilson - オルガン、ピアノ
Charlie McCoy - ギター、ハーモニカ
Norman Blake - ギター、ドブロ
アール・スクラッグス - 5弦バンジョー「ナッシュヴィル・スカイライン・ラグ」
Charlie Bragg - エンジニア
Neil Wilburn - エンジニア
Marshall Grant - ベース「北国の少女」
Bob Wootton - エレキ・ギター「北国の少女」
W.S. Holland - ドラムス「北国の少女」

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●Youtube音源引用

ボブ・ディラン/ナッシュビル・スカイライン抜粋

次の楽曲は著作権監視が厳しいため引用できませんでした:ペキー・デイ、ワン・モア・ナイト、嘘だと言っておくれ、カントリー・パイ

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●ディランの声が…!?

 世界中のディラン・ファンが「あっ」と驚いたであろう作品。ディランの声が、いつもの悪声ではなく、澄んだ美声(とまで言うと言い過ぎでしょうか)になっているのです!。

 冒頭の楽曲は、セルフ・カバーで、もともとは『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』に収録されていたもの。
 原曲はこちらです。

北国の少女(オリジナル・バージョン)


 それがこのアルバムではこうなっています。

北国の少女(ナッシュビル・バージョン)


 編曲的にもくつろいだ感じのものに変更されているのが興味深いですが、やはり、ディランの声の変貌ぶりに驚かされるのではないでしょうか。

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●ジョニー・キャッシュとの二重唱

 なお、この曲ではディラン以外にも、もうひとりの歌手が歌っています。ジョニー・キャッシュという人らしいですが、僕はこの人のことはあまり良く知らないので、深く突っ込まないことにします。
 この二重唱が見事にずれていると言うか、ハマっていないと言うか、お互いに我が道を行っていると言うか。
 いわゆる「コーラス」の基準から言うと全くダメダメなんですけど、「音楽」としての基準ではウインウインとなっているのです。
 お互いに一歩も譲らない感じが、ゆるい曲調と相まって、聴いていて面白いものになっています。

 残念なことにキャッシュとの楽曲はこの一曲だけ。噂ではもっと多量の吹込みをしていたらしいのですが、おそらくそれらが日の目を見るのは、このアルバムに焦点を当てたブートレッグ・シリーズが出てくるときでしょう。
 この楽曲だけ演奏メンバーが異なるということは、そういうことなんだろうと思います。

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●“レイ・レデイ・レイ”の思い出(読み飛ばし可)

 僕がこのアルバムの中の曲を初めて聴いたのはFMラジオから流れる“レイ・レデイ・レイ”でしたが、その時はディランが歌っていると知らずに聴いていました。まだディランのことは殆ど知らない頃でしたが、ディランの曲に“レイ・レデイ・レイ”というタイトルが有るのは何故か知っていたので「まさかね~」と思いながら聴いていたものです。それで、曲紹介のアナウンスでディランだと明かされ、びっくりしたのなんのって。

レイ・レディ・レイ


 この曲は、僕が初めて買ったディランのレコード(当時はアナログ盤でした)、『バイオグラフ』と言う編集アルバムのA面一曲めに収録されていたので、色々と思い出深い楽曲ではあります。

 なお、僕が持っている当CDの解説では、歌無しインストの“ナッシュヴィル・スカイライン・ラグ”を「アルバム・タイトル曲だろう」としているのですけれども、これはちょっと違うのではないでしょうか。これは、先に“ナッシュヴィル・スカイライン・ラグ”という曲名があって、アルバム・タイトルをその曲名からとった、というのではなく、むしろ、アルバム・タイトルの方が先に決まりつつあって、その中でお遊び(と僕には聴こえる)で演奏したインストのラグ曲を、アルバム・タイトルに引っ掛けて曲名にしたんじゃないか、と思います。
 まぁ、どうでも良いっちゃどうでもいい話なんですが、ちょっと気になったので記しておきました。

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●原点回帰の終点だったのか?

 アルバム全体として、歌声も、全体の音作りもリラックスしたものになっているアルバムなわけですが。
 人によって「カントリーの味わいが強くなった」とか「これはもろにカントリー・ミュージック」とか言う人もいるらしいのですけれども、僕自身はカントリー・ミュージックについて詳しくないので、その線の言及は避けることにします。(前回の日記でも似たようなことは書きましたね。)

 カントリー云々はともかくとして、『地下室』の頃から芽生えた原点回帰の動きが、ここで頂点を極めた、と、見るのは穿ち過ぎでしょうか。

 もっともこの後もディランの迷走(?)は続き、カバー曲中心のアルバムを出したり、サウンド・トラックを出してみたり、レコード会社を移籍してみたり、大規模なツアーのライヴ・アルバムを出したりと、なかなかににぎやかです。一段落したと言えるのは1975年のアルバム『血の轍』でしょうか。と言っても、そのアルバムのすぐ後にローリング・サンダー・レビューという「見世物小屋」的なツアーを画策していたりして、一筋縄では行かないところがディランらしいところではあります。

 と言う感じで、次のディラン日記では、カバー曲中心のアルバム『セルフ・ポートレイト』を採り上げることにしましょう。




■ボブ・ディラン日記一覧
 
 
 
 
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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ボブ・ディラン/ジョン・ウェズリー・ハーディング (リマスター・紙ジャケット仕様) #BobDylan #JohnWesleyHarding

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●肩の力の抜けた佳作
●味わい深い楽曲たち
●ここからの迷走

 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ボブ・ディラン/ジョン・ウェズリー・ハーディング (リマスター・紙ジャケット仕様)

All tracks written by Bob Dylan.

1. ジョン・ウェズリー・ハーディング "John Wesley Harding" 2:58
2. ある朝でかけると "As I Went Out One Morning" 2:49
3. 聖オーガスティンを夢でみた "I Dreamed I Saw St. Augustine" 3:53
4. 見張塔からずっと "All Along the Watchtower" 2:31
5. フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド "The Ballad of Frankie Lee and Judas Priest" 5:35
6. 漂流者の逃亡 "Drifter's Escape" 2:52

7. 拝啓地主様 "Dear Landlord" 3:16
8. おれはさびしいホーボー "I Am a Lonesome Hobo" 3:19
9. あわれな移民 "I Pity the Poor Immigrant" 4:12
10. 悪意の使者 "The Wicked Messenger" 2:02
11. 入江にそって "Down Along the Cove" 2:23
12. アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト "I'll Be Your Baby Tonight" 2:34

Personnel
Bob Dylan – acoustic guitar, harmonica, piano, vocals

Additional musicians
Kenneth A. Buttrey – drums
Pete Drake – pedal steel guitar on "Down Along the Cove" and "I'll Be Your Baby Tonight"
Charlie McCoy – bass guitar

Released December 27, 1967
Recorded October 17 – November 29, 1967

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●Youtube音源引用

ジョン・ウェズリー・ハーディング (全12曲) / ボブ・ディラン


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●肩の力の抜けた佳作

 はい、おまたせしました、やっとオリジナル・アルバムに戻ってきました、ディラン日記。(^_^;
 前作『ブロンド・オン・ブロンド』を採り上げたのが2016年5月31日だったので、2年と10ヶ月が経った事になります。ここまで長かった…!。
 と言った個人的な感慨はさておき。

 前作『ブロンド・オン・ブロンド』(1966年6月20日発表)から一年半後に発表された本作。今どきなら一年半の休息ぐらいどうってこと無いのですが、当時はそりゃもう大騒ぎ。…だったかどうかは、筆者は寡聞にして知らないのですけれども。(^_^;

 ともかく「隠遁生活」の末に出された本作。熱心なファンの中には、『地下室』として後に正式発表される音源をすでに耳にしていた人もいたでしょうが、公(おおやけ)には久しぶりな感じだったわけです。(『地下室』についてはこちらの日記を、その詳細版『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』についてはこちらの日記を参照していただくと幸いです。)

 ここでは実にリラックスしたディランの音楽が聴けます。明らかに「地下室セッション」での経験が影響しておりますね。
 基本的に3人編成によるシンプルな演奏です。何曲かでゲストのスティール・ギターが入りますが、その他は基本的にリード楽器はディランの吹くハモニカのみ。したがって、とっても地味な印象を受けます。前作『ブロンド・オン・ブロンド』でのいくらか攻撃的でいくらか派手な音作りとは真逆ですね。

 しばしば「カントリーっぽい」と言われる本作ですが、僕自身はカントリー音楽について詳しくないので、そこらへんの判断はできかねます。ただ、「生ギターをジャラジャラ鳴らして、緩(ゆる)~くのほほんとしたリズムで演奏する」のを何でもかんでも「カントリー」と呼んで良いのかどうか、疑問無しとはしないですね。(どっちなんだよ。(^_^;)

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●味わい深い楽曲たち

 このアルバムで世間的に有名な楽曲なのは、ジミ・ヘンドリックスがアルバム『エレクトリック・レディランド』(1968年)で採り上げた“見張塔からずっと”でしょう。
 けど、個人的には“フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド”が印象深いですね。「Judas Priest」は「ユダの祭司」とか「ユダの僧侶」とか言う意味のようです。(この場合の「ユダ」が何を、あるいは誰を意味しているかはよくわからなかったので、あえて訳しません。)おそらくあのバンドの名前の由来でも有るのでしょう。僕は彼らの音を聴いたことがないのでこれ以上の言及は控えますが。(^_^;
 今回この曲で、何を長々と喋って(歌って)いるのか気になって歌詞カードを読んでみました。
 が、うん、わからん(笑)。やっぱディランは言葉の響きとサウンドだけで楽しむに限るわ(いいのか、それで!?(^_^;)。どうせ死ぬならフランキー・リーみたいな死に方をしてみてぇもんだ。(^^ゞ

 その他に、ザ・フェイセズの『ファースト・ステップ』で採り上げられた“悪意の使者”も印象に残る楽曲です。

 
見張塔からずっと / ボブ・ディラン

 このオリジナル・バージョンは淡々としていて地味ですけど、味わい深いですね。C#、B、A、(ド#、シ、ラ、)と下降して行くベース・ラインがカッコイイです。

 
見張塔からずっと / ジミ・ヘンドリックス

 イントロの印象的な生ギターのストローク・プレイはデイヴ・メイソンらしいですね。ハデハデな編曲でキマッてます!。

 
フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド / ボブ・ディラン

 人なつっこいフレーズの繰り返しによるバラッド(語り歌)。
 最初は「長ったらしくて退屈な曲だなぁ」と思っていましたが、気がついたらかなりハマってしまっていました。(^_^;

 
悪意の使者 / ボブ・ディラン

 起伏と陰(かげ)りのある旋律が印象的です。

 
悪意の使者 / フェイセズ

 ロッドのダイナミックなヴォーカルはより一層この曲の幅を広げています。

 
漂流者の逃亡 / ボブ・ディラン

 当アルバムからシングル・カットされたのはこの曲でした。適度に軽快で適度に旋律的。レコード会社がシングル楽曲に好みそうな曲ではありますね。

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●ここからの迷走

 とまぁ、このように地味ながらも手堅(がた)いアルバムで復活を遂げたディランでしたが、この後は『ナッシュビル・スカイライン』、『セルフ・ポートレイト』と言った「気まぐれな迷走」をすることになります。
 この日記では時系列的に『ディラン』なども含みながら、その気ままな様子も追って行きますので、お付き合いいただければ幸いです。

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■ボブ・ディラン日記一覧
 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ボブ・ディラン&ザ・バンド/ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)(6CD) #BobDylan #TheBand #TheBasementTapes

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●著作権監視が厳しいためYoutube音源引用はありません
●絞り出した雑感
●ディラン日記の今後の予定


●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ボブ・ディラン&ザ・バンド/ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)(6CD)

 

All songs written by Bob Dylan except where noted; traditional songs arranged by Dylan.

Disc 1
No. Title Writer(s) Length
1. エッジ・オブ・ジ・オーシャン "Edge of the Ocean" 2:21
2. マイ・バケッツ・ガット・ア・ホール・イン・イット "My Bucket's Got a Hole in It" Clarence Williams 1:35
3. ロール・オン・トレイン "Roll on Train" 2:00
4. ミスター・ブルー "Mr. Blue" DeWayne Blackwell 1:52
5. ベルシャザール "Belshazzar" Johnny Cash 3:22
6. 忘れじの人 "I Forgot to Remember to Forget" Charlie Feathers, Stanley Kesler 3:19
7. ユー・ウィン・アゲイン "You Win Again" Hank Williams 2:43
8. スティル・イン・タウン "Still in Town" Hank Cochran, Harlan Howard 3:04
9. ワルツィング・ウィズ・シン "Waltzing with Sin" Sonny Burns, Red Hayes 2:49
10. ビッグ・リヴァー(Take 1) "Big River" (Take 1) Cash 0:43
11. ビッグ・リヴァー(Take 2) "Big River" (Take 2) Cash 2:23
12. フォルサム・プリズン・ブルース "Folsom Prison Blues" Cash 2:46
13. リムニーのベル "Bells of Rhymney" Idris Davies, Peter Seeger 3:16
14. スペイン語は愛の言葉 "Spanish is the Loving Tongue" Charles Badger Clark 3:53
15. アンダー・コントロール "Under Control" 2:50
16. オール・ロージン・ボー "Ol' Roison the Beau" Traditional 4:55
17. アイム・ギルティ・オブ・ラヴィング・ユー "I'm Guilty of Loving You" 1:09
18. クール・ウォーター "Cool Water" Bob Nolan 3:04
19. ジ・オールド・トライアングル "The Auld Triangle" Brendan Francis Behan 5:47
20. ポ・ラザルス "Po' Lazarus" Traditional 1:00
21. アイム・ア・フール・フォー・ユー(Take 1) "I'm a Fool for You" (Take 1) 1:06
22. アイム・ア・フール・フォー・ユー(Take 2) "I'm a Fool for You" (Take 2) 2:34

Disc 2
No. Title Writer(s) Length
1. ジョニー・トッド "Johnny Todd" Traditional 2:05
2. トゥペロ "Tupelo" John Lee Hooker 2:22
3. キッキン・マイ・ドッグ・アラウンド "Kickin' My Dog Around" Traditional 2:43
4. シー・ユー・レイター・アレン・ギンズバーグ(Take 1) "See You Later Allen Ginsberg" (Take 1) 0:30
5. シー・ユー・レイター・アレン・ギンズバーグ(Take 2) "See You Later Allen Ginsberg" (Take 2) 0:51
6. タイニー・モンゴメリー "Tiny Montgomery" (Originally released with overdubs in 1975 on The Basement Tapes) 2:57
7. ビッグ・ドッグ "Big Dog" 0:24
8. アイム・ユア・ティーンエイジ・プレイヤー "I'm Your Teenage Prayer" 3:52
9. フォー・ストロング・ウィンズ "Four Strong Winds" Ian Tyson 3:42
10. ザ・フレンチ・ガール(Take 1) "The French Girl" (Take 1) Tyson, Sylvia Tyson 2:12
11. ザ・フレンチ・ガール(Take 2) "The French Girl" (Take 2) Tyson, Tyson 3:00
12. ジョシュア・ゴーン・バルバドス "Joshua Gone Barbados" Eric Von Schmidt 2:46
13. アイム・イン・ザ・ムード "I'm in the Mood" Bernard Besman, Hooker 1:58
14. ベイビー・エイント・ザット・ファイン "Baby Ain't That Fine" Dallas Frazier 2:11
15. ロック・ソルト・アンド・ネイルズ "Rock, Salt and Nails" Bruce Phillips 4:37
16. フール・サッチ・アズ・アイ "A Fool Such As I" (a 1969 re-recorded version was released in 1973 on Dylan) William Marvin Trader 2:57
17. ソング・フォー・カナダ "Song for Canada" Pete Gzowski, Tyson 4:31
18. ピープル・ゲット・レディ "People Get Ready" Curtis Mayfield 3:15
19. アイ・ドント・ハート・エニィモア "I Don't Hurt Anymore" Donald Robertson, Walter Rollins 2:15
20. ビー・ケアフル・オブ・ストーンズ・ザット・ユー・スロウ "Be Careful of Stones That You Throw" Benjamin Lee Blankenship[a 3] 3:04
21. ワン・マンズ・ロス "One Man's Loss" 3:52
22. ロック・ユア・ドア "Lock Your Door" 0:23
23. ベイビー、ウォント・ユー・ビー・マイ・ベイビー "Baby, Won't You Be My Baby" 2:53
24. トライ・ミー・リトル・ガール "Try Me Little Girl" 1:38
25. アイ・キャント・メイク・イット・アローン "I Can't Make it Alone" 3:34
26. ドント・ユー・トライ・ミー・ナウ "Don't You Try Me Now" 3:12

Disc 3
No. Title Writer(s) Length
1. ヤング・バット・デイリー・グローイング "Young But Daily Growing" Traditional 5:40
2. ボニー・シップ・ザ・ダイアモンド "Bonnie Ship the Diamond" Traditional 3:21
3. ザ・ヒルズ・オブ・メキシコ "The Hills of Mexico" Traditional 3:05
4. ダウン・オン・ミー "Down on Me" Traditional 0:43
5. ワン・フォー・ザ・ロード "One for the Road" 4:50
6. アイム・オールライト "I'm Alright" 1:46
7. 100万ドルさわぎ(Take 1) "Million Dollar Bash" (Take 1) 2:52
8. 100万ドルさわぎ(Take 2) "Million Dollar Bash" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:35
9. おもいぞパンのビン(Take 1) "Yea! Heavy and a Bottle of Bread" (Take 1) 1:50
10. おもいぞパンのビン(Take 2) "Yea! Heavy and a Bottle of Bread" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:16
11. アイム・ノット・ゼア "I'm Not There" (Originally released in 2007 on I'm Not There) 5:13
12. おねがいヘンリー夫人 "Please Mrs. Henry" (Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:34
13. 堤防決壊(ダウン・イン・ザ・フラッド)(Take 1) "Crash on the Levee (Down in the Flood)" (Take 1) 2:11
14. 堤防決壊(ダウン・イン・ザ・フラッド)(Take 2) "Crash on the Levee" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:06
15. ロー・アンド・ビホールド(Take 1) "Lo and Behold!" (Take 1) 2:54
16. ロー・アンド・ビホールド(Take 2) "Lo and Behold!" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:50
17. どこにも行けない(Take 1) "You Ain't Goin' Nowhere" (Take 1) 2:48
18. どこにも行けない(Take 2) "You Ain't Goin' Nowhere" (Take 2 - Originally released with overdubs in 1975 on The Basement Tapes) 2:46
19. アイ・シャル・ビー・リリースト(Take 1) "I Shall Be Released" (Take 1) 4:04
20. アイ・シャル・ビー・リリースト(Take 2) "I Shall Be Released" (Take 2 - Originally released in 1991 on The Bootleg Series Vol. 1-3) 3:58
21. 火の車 "This Wheel's on Fire" (Originally released with overdubs in 1975 on The Basement Tapes) Dylan, Rick Danko 3:54
22. なにもないことが多すぎる(Take 1) "Too Much of Nothing" (Take 1 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 3:03
23. なにもないことが多すぎる(Take 2) "Too Much of Nothing" (Take 2) 2:51

Disc 4
No. Title Writer(s) Length
1. 怒りの涙(Take 1) "Tears of Rage" (Take 1) Dylan, Richard Manuel 4:04
2. 怒りの涙(Take 2) "Tears of Rage" (Take 2) Dylan, Manuel 2:31
3. 怒りの涙(Take 3) "Tears of Rage" (Take 3 - Originally released with overdubs in 1975 on The Basement Tapes) Dylan, Manuel 4:15
4. マイティ・クイン(Take 1) "Quinn the Eskimo" (Take 1) 2:03
5. マイティ・クイン(Take 2) "Quinn the Eskimo" (Take 2 - Originally released in 1985 on Biograph) 2:16
6. ドアをあけて(Take 1) "Open the Door Homer" (Take 1 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:53
7. ドアをあけて(Take 2) "Open the Door Homer" (Take 2) 0:58
8. ドアをあけて(Take 3) "Open the Door Homer" (Take 3) 3:14
9. なにもはなされなかった(Take 1) "Nothing Was Delivered" (Take 1 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 4:26
10. なにもはなされなかった(Take 2) "Nothing Was Delivered" (Take 2) 3:44
11. なにもはなされなかった(Take 3) "Nothing Was Delivered" (Take 3) 0:33
12. オール・アメリカン・ボーイ "All American Boy" Bobby Bare 3:59
13. サイン・オン・ザ・クロス "Sign on the Cross" 7:21
14. オッズ・アンド・エンズ(Take 1) "Odds and Ends" (Take 1) 1:48
15. オッズ・アンド・エンズ(Take 2) "Odds and Ends" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 1:49
16. ゲット・ユア・ロックス・オフ "Get Your Rocks Off" 3:46
17. 物干しづな "Clothes Line Saga (Answer to Ode)" (Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:59
18. リンゴの木(Take 1) "Apple Suckling Tree" (Take 1) 2:41
19. リンゴの木(Take 2) "Apple Suckling Tree" (Take 2 - Originally released in 1975 on The Basement Tapes) 2:50
20. ヘンリーには言うな "Don't Ya Tell Henry" 2:31
21. バーボン・ストリート "Bourbon Street" 5:05

Disc 5
No. Title Writer(s) Length
1. 風に吹かれて "Blowin' in the Wind" 6:36
2. いつもの朝に "One Too Many Mornings" 3:23
3. ア・サティスファイド・マインド "A Satisfied Mind" Hayes, Jack Rhodes 2:01
4. 悲しきベイブ "It Ain't Me, Babe" 3:32
5. エイント・ノウ・モア・ケイン(Take 1) "Ain't No More Cane" (Take 1) Traditional 2:41
6. エイント・ノウ・モア・ケイン(Take 2) "Ain't No More Cane" (Take 2) Traditional 1:58
7. マイ・ウーマン・シーズ・ア・リーヴィン "My Woman She's A-Leavin'" 2:30
8. サンタフェ "Santa-Fe" (Originally released in 1991 on The Bootleg Series Vol. 1-3) 2:08
9. メアリー・ルー、アイ・ラヴ・ユー・トゥー "Mary Lou, I Love You Too" 2:30
10. ドレス・イット・アップ、ベター・ハヴ・イット・オール "Dress it Up, Better Have it All" 2:53
11. ミンストレル・ボーイ "Minstrel Boy" (Originally released in 2013 on The Bootleg Series Vol. 10) 1:40
12. サイレント・ウィークエンド "Silent Weekend" 3:01
13. ホワッツ・イット・ゴナ・ビー・ホエン・イット・カムズ・アップ "What's it Gonna Be When it Comes Up" 3:04
14. 900マイルズ・フロム・マイ・ホーム "900 Miles from My Home" Traditional 2:14
15. ワイルドウッド・フラワー "Wildwood Flower" A. P. Carter 2:11
16. ワン・カインド・フェイヴァー "One Kind Favor" Traditional 3:33
17. シール・ビー・カミング・ラウンド・ザ・マウンテン "She'll Be Coming 'Round the Mountain" Traditional 1:39
18. イッツ・ザ・フライト・オブ・ザ・バンブルビー "It's the Flight of the Bumblebee" 2:09
19. ワイルド・ウルフ "Wild Wolf" 3:35
20. アカプルコへ行こう "Goin' to Acapulco" (Originally released with overdubs in 1975 on The Basement Tapes) 5:37
21. ゴナ・ゲット・ユー・ナウ "Gonna Get You Now" 1:31
22. イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター "If I Were a Carpenter" James Timothy Hardin 2:23
23. コンフィデンシャル "Confidential" Dorina Morgan 1:37
24. オール・ユー・ハヴ・トゥ・ドゥ・イズ・ドリーム(Take 1) "All You Have to Do Is Dream" (Take 1) 3:56
25. オール・ユー・ハヴ・トゥ・ドゥ・イズ・ドリーム(Take 2) "All You Have to Do Is Dream" (Take 2) 3:20

Disc 6
No. Title Writer(s) Length
1. 2ドル99セント "2 Dollars and 99 Cents" 2:35
2. ジェリー・ビーン "Jelly Bean" 2:58
3. エニィ・タイム "Any Time" 3:17
4. ダウン・バイ・ザ・ステーション "Down by the Station" 1:29
5. ハレルヤ、アイヴ・ジャスト・ビーン・ムーヴド "Hallelujah, I've Just Been Moved" Traditional 3:04
6. ザッツ・ザ・ブレイクス "That's the Breaks" 4:18
7. プリティ・メアリー "Pretty Mary" 3:12
8. ウィル・ザ・サークル・ビー・アンブロークン "Will the Circle Be Unbroken?" Carter 2:09
9. キング・オブ・フランス "King of France" 3:53
10. シーズ・オン・マイ・マインド・アゲイン "She's On My Mind Again" 4:18
11. ゴーイング・ダウン・ザ・ロード・フィーリング・バッド "Goin' Down the Road Feeling Bad" Traditional 3:21
12. オン・ア・レイニー・アフタヌーン "On a Rainy Afternoon" 2:53
13. アイ・キャント・カム・イン・ウィズ・ア・ブロークン・ハート "I Can't Come in with a Broken Heart" 2:42
14. ネクスト・タイム・オン・ザ・ハイウェイ "Next Time on the Highway" 2:20
15. ノーザン・クレイム "Northern Claim" 2:05
16. ラヴ・イズ・オンリー・マイン "Love Is Only Mine" 1:50
17. シルエット "Silhouettes" Bob Crewe, Frank Slay Jr. 1:52
18. ブリング・イット・オン・ホーム "Bring it on Home" 3:07
19. カム・オール・イェ・フェア・アンド・テンダー・レディース "Come All Ye Fair and Tender Ladies" Traditional 2:09
20. ザ・スパニッシュ・ソング(Take 1) "The Spanish Song" (Take 1) 2:47
21. ザ・スパニッシュ・ソング(Take 2) "The Spanish Song" (Take 2) 2:16
22. 900マイルズ・フロム・マイ・ホーム/コンフィデンシャル (隠しトラック) "900 Miles from My Home/Confidential" (Hidden track) Traditional/Dorina Morgan 2:27

Personnel
Bob Dylan – acoustic guitar, harmonica, piano, vocals
Rick Danko – bass guitar, vocals
Garth Hudson – organ
Richard Manuel – piano, drums, vocals
Robbie Robertson – electric guitar, drums, vocals
Levon Helm – drums, vocals (select tracks, unknown)

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●絞り出した雑感

 1967年にディランがザ・バンドの面々と吹き込んだ音源集の完全盤と謳われた6枚組のCDセットです。ぶっとい!。

 前回の『地下室』の日記で、「必要なことは全部書いてしまった」とある通り、今回は特に付け加えることも無いです。なので、まぁ、今回の6枚組で漠然と気づいたことなどをそこはかとなく記していこうと思います。CDは6枚組だけど、この日記の内容は前回の2枚組の日記以下の内容です(笑)。
 なので、できれば『地下室』の日記も合わせて読んでね…!。

 出てくる音がとにかく芳醇(ほうじゅん)で耳を惹(ひ)きつけられる、というのは前回の日記でも書きました。なので、6枚組の大きさなんですけれども、最後までしっかりと聴いてしまいます。

 一曲目からごきげんなノリなのですが、最初に特に耳を惹(ひ)かれたのが、ディスク2の18曲目、インプレッションズの“ピープル・ゲット・レイディ”。出だしのタイミングが合わなかったのか、歌い直しているのがご愛嬌。ここでのディランは繊細ささえ感じられる歌いっぷりで、なんとも感動的です。
 もちろん、ジェフ・ベックが1985年に採り上げていなければ(アルバム『フラッシュ』に収録)、僕みたいなへなちょこな音楽ファンは知らなかった曲ではあります。(^^ゞ

 この曲に限らず、実に多くのカヴァー曲、伝承曲が採り上げられています。それらのいずれもが「ディラン・ミュージック」として結実しているのが、この6枚組の特に素晴らしいところだと思います。当時のディランにしてみれば、「好きな曲を気ままに演奏しただけ」なのかもしれませんが、その存在感たるや、いやはや。

 ザ・バンドの曲として発表された“怒りの涙”や“火の車”も素晴らしいわけですが、やはりここは、“アイ・シャル・ビー・リリースト”にとどめを刺すでしょう。
 これらはいずれも、ザ・バンドのデビュー・アルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』に素晴らしい「オリジナル」ヴァージョンが収められているわけですが、ここでのディランのヴォーカルも、やはり素晴らしいものです。
 “アイ・シャル・ビー・リリースト”のテイク2は、『ブートレッグ・シリーズ1~3集』にも収録されていたので、物珍しさという点では一歩譲(ゆず)るでしょう。それでも、テイク1と並べて聴くと、格調高さが際立つような気がするのですが、それは贔屓の引き倒しでしょうか?。

 また、今回、改めて通して聴いた時びっくりしたのは、ディスク5の冒頭でいきなり“風に吹かれて”をやっていたこと。曲目一覧に目を通さずにいい加減に聴いていたことがバレバレな話ですけど、本当びっくりしました。でもまぁ、よく考えてみれば、こう言うプライヴェート録音で自分の既発曲を全然演らないというのも却(かえ)って不自然かもしれないですね。
 ここでのアレンジは、それ以前ともそれ以降とも違う、この時ならではの唯一無二のもので、実に聴き応えがあります。
 なお、その他に“いつもの朝に”や“悲しきベイブ”が(ディラン作の)既存曲です。

 この6枚組で一つ残念なのは、ディスク6の扱い。音質に難のあるものをそこに追い出した、と言う事らしいんですけど。でも、こういうコレクションはそう言うのを承知の人が聴くものなんだから、時系列の本編に組み込んでもらったほうが、色々都合が良かったと思います。

 なお、この6枚組の日本盤のブックレットでは、各楽曲の簡単な解説が付いています(英文ブックレットにはない)ので、それと合わせて聴けば、興味も増すというものでしょう。ただ、欧米人の解説にありがちな、「資料的には不足」な感は無きにしもあらずで、ここはやはり緻密な日本人(笑)による補解説が欲しかったところです。また、ディスク6の楽曲についての解説はありません。
 なお、菅野ヘッケルによる日本語解説はありますが、あくまで「追記」のかたちで、本格的なものではありません。

 ところで、前回紹介した『地下室』と今回の6枚組と、重複して所持する価値があるのか、と、疑問に思われる向きもあるかもしれません。
 確かに、いくつかの楽曲は『地下室』と同じヴァージョンが収録されています。しかし、また、いくつかの曲は、『地下室』において1975年のダビングが施されており、こちらの6枚組では、その、素の姿を聴くことが出来ます。逆に言えば『地下室』は『地下室』で、より完成度の高いバージョンが聴けるとも言えます。(まぁ、いくつかの曲の、ザ・バンドだけのテイクは『地下室』の方でしか聴けないしね。)
 それで、先程の疑問に対する答えとしては、「自分で判断しなさい」と言うことになるのですが(笑)。自分の振る舞いには自分で責任持とうよ!。(^^ゞ

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●ディラン日記の今後の予定

 さて、『ベースメント・テープス』も採り上げたし、次回のディラン日記は、いよいよ本筋に戻って、『ジョン・ウェズリー・ハーディング』です。ここまで長かった(笑)。『ブロンド・オン・ブロンド』を採り上げたのが 2016/05/31 でしたから、二年以上かけているわけです。(^_^;
 その割には内容が薄い?。うるせー、バカヤロウ(笑)、言われなくてもわかってらぁ!。(^^ゞ
 と言う感じで、へなちょこなディラン日記、次回は、いよいよ『ジョン・ウェズリー・ハーディング』です。大事なことなので二回言いました(笑)。あまり期待せずに、お楽しみに待っていてね~。(^o^)/

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■ボブ・ディラン日記一覧
 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ボブ・ディラン/地下室 (2CD,紙ジャケット仕様・リマスター) #BobDylan #TheBasementTapes

■目次
●基本情報
●前口上
●成り立ち
●印象
●流出
●影響
●未発表
●後口上
■ボブ・ディラン日記一覧

 
●基本情報

 ジャケット画像をクリックするとアマゾンの該当ページが開きます。
ボブ・ディラン/地下室 (紙ジャケット仕様・リマスター)

All tracks written by Bob Dylan, except where noted.

DISC 1
1. オッズ・アンド・エンズ Odds And Ends 1:47
2. オレンジ・ジュース・ブルース
Orange Juice Blues (Blues For Breakfast) / Richard Manuel 3:39
3. lOO万ドルさわぎ Million Dollar Bash 2:31
4. ヤズー・ストリート・スキャンダル
Yazoo Street Scandal / Robbie Robertson 3:29
5. アカプルコヘ行こう Goin' To Acapulco 5:27
6. ケイティは行ってしまった Katie's Been Gone / Manuel, Robertson 2:46

7. ロー・アンド・ビホールド Lo And Behold! 2:46
8. ベツシー・スミス Bessie Smith / Rick Danko, Robertson 4:18
9. 物干しづな Clothes Line Saga 2:58
10. リンゴの木 Apple Suckling Tree 2:48
11. おねがいへンリ一夫人 Please, Mrs. Henry 2:33
l2. 怒りの涙 Tears Of Rage / Dylan, Manuel 4:15

アナログでは1.-6.がA面、7.-12.がB面に収録されています。

D1SC 2
1. なにもないことが多すぎる Too Much Of Nothing 3:04
2. おもいぞパンのビン Your Heavy And A Bottle Of Bread 2:15
3. エイント・ノー・モア・ケイン Ain't No More Cane 3:58
4. 堤防決壊 Crash On The Levee (Down In The Flood) 2:04
5. ルーベン・リーマス Ruben Remus / Manuel, Robertson 3:15
6. タイニー,モンゴメリー Tiny Montgomery 2:46
7. どこにも行けない You Ain't Goin' Nowhere 2:42
8. ヘンリーには言うな Don't Ya Tell Henry 3:12
9. なにもはなされなかった Nothing Was Delivered 4;23
10. ドアをあけて Open The Door, Homer 2:49
11. 長距離電話交換手 Long Distance Operate 3:39
12. 火の車 This Wheel's On Fire / Danko, Dylan 3:52

アナログでは1.-6.がC面、7.-12.がD面に収録されています。

Personnel
Bob Dylan – acoustic guitar, piano, vocals
Rick Danko – bass guitar, mandolin, vocals
Levon Helm – drums, mandolin, bass guitar, vocals
Garth Hudson – organ, clavinet, accordion, tenor saxophone, piano
Richard Manuel – piano, drums, harmonica, vocals
Robbie Robertson – electric guitar, acoustic guitar, drums, vocals

Released June 26, 1975
Recorded Dylan – The Band recordings: June–September 1967; The Band only: 1967–1968, later overdubs in 1975

※著作権監視が厳しいため音源引用はありません。

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●前口上

 さて、ボブ・ディランのアルバムを順番に聴いていくというこの日記のシリーズ。名作『ブロンド・オン・ブロンド』(1966年発表)の後、ブートレッグ・シリーズなどをさらい直して足踏みしていましたが、今回はちょこっとだけ進んで『地下室』です。正規の発売順で行くと1975年の発表なのですが、録音時期的に、ここで採り上げることにしました。

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●成り立ち

 ディランは『ブロンド・オン・ブロンド』発表後のツアー中にバイク事故を起こし、その後のツアーを全てキャンセル。ツアー・バンドのメンバーたち(後のザ・バンドの面々)と通称ビッグ・ピンクと呼ばれるウッドストックの邸宅等でジャム・セッション三昧の日々を送ります。そのザ・バンドとのセッションの模様を録音したのが、この『地下室』です。24曲中8曲はディラン不参加のザ・バンドのみによる演奏。(どの曲がそうなのかは面倒くさいので記しませんが(笑)。)
 ブートレッグ・シリーズの『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』(6CD)も持ってはいるのですが、ここは敢えて「オリジナル」の『地下室』をまずは聴きたいと思います。(『~コンプリート』も次回のディラン日記で採り上げます。)

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●印象

 一聴して驚くのは、その芳醇(ほうじゅん)な音世界です。1967年の初夏から秋に録音されたとされるこの音源。驚くほど当時のサイケデリック・ムーヴメントの影響がありません。それでいて力強く確信に満ちた演奏と音なのであります。『SGT.』のハッタリに右往左往するミュージシャンが多かったなかで、ディランは、その影響を全く受けなかった稀有(けう)な音楽家として特筆されるべきでありましょう。まぁ、こんなこと言うと逆説的に『SGT.』を特別扱いする事になって少々業腹(ごうはら)なのでは有りますが。それにしてもここでのディランの威風堂々(いふどうどう)ぶりはあっぱれと言わざるをえません。
 ここでの演奏は特別に難しいことも、凝ったこともしていないのですが、(ゆる)やかで豊かなノリの音楽が、聴く人を幸せに誘います。

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●流出

 このアルバム、前述の通り正規には1975年に発表された作品ですが、それ以前、おそらく録音されてからさほど間をおかず、ブートレグ(*)の『グレイト・ホワイト・ワンダー』(1968年(?)発売)などで関連音源が衆目の知るところとなったようです。
 (*)ブートレグ:いわゆる「海賊盤」のことですが、これには大まかに2種類あります。一つは正規レコードの音源を複製して作成するもの。これはパイレート盤と呼ばれることがあります。そしてもう一つは、正規には未発表の音源を使用して作成されるもの。一般にブートレグと言う時は、後者を指すことが多いようですね。『グレイト・ホワイト・ワンダー』は、「史上初のブートレグ」と呼ばれたりしています。

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●影響

 それで、色んな音楽家がこの「地下室音源」を耳にし、多大な影響を受けたようです。
 エリック・クラプトンは、ザ・クリームでの即興演奏の鍔迫(つばぜ)り合いをやめようと思いたち、ローリング・ストーンズは今一度自らのルーツに立ち戻り『ベガーズ・バンケット』を作成して彼らの黄金時代の(いしずえ)を築き、おそらくはビートルズのポール・マッカートニーもまた、バック・トゥ・ザ・ルーツな「ゲット・バック・セッション」を思い立ちました。(僕は、「ゲット・バック・セッション」は『ベガーズ・バンケット』の出来栄えを受けてのもの、と言う持論を持っていますが、むしろ「地下室音源」からの影響のほうが大きいのではないか、と言われたら、素直にそちらに鞍替えしたくもなります(笑)。それほどにここでのディランとザ・バンドの音楽は素晴らしいです。)

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●未発表

 これだけの音源を録音しておきながら、自身での発表は考えていなかったのか、正規には1975年まで未発表だったというのも、何と言うか、かんというか。当時のディランは欲がなかったのか、それとも隠遁生活で悟りの域に達していたのか!?。
 この次に発表されたオリジナル・アルバムの『ジョン・ウェズリー・ハーディング』では、この音源からの使い回しは一切なく、楽曲も全くの新曲を取り揃えることになるのですから、彼の創作意欲が如何(いか)旺盛(おうせい)だったかが(うかが)い知れるようです。

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●後口上

 という訳で、次回のディラン日記は『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』です。なんか、今回で必要なことは全部書いてしまったので、何も書くことがないような気もしますが(笑)。まぁ、絞り出して書いてみようと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

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■ボブ・ディラン日記一覧



テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ボブ・ディラン / アット・フィルハーモニック・ホール (ブートレッグ・シリーズ第6集)(2CD) #BobDylan #Live1964ConcertAtPhilharmonicHall


■目次
●基本情報
●厄介事はもう御免
●光るバイエズとの共演
●当時の状況
●今後のディラン日記の予定
■ボブ・ディラン日記一覧


●基本情報

 ジャケ写をクリックするとアマゾンの該当ページが開きます。(新窓または新タブで開きます。)

ボブ・ディラン / アット・フィルハーモニック・ホール

特記なき楽曲はボブ・ディラン作詞作曲
* は、ジョーン・バイエズとの共演

Disc 1
1. 時代は変る - The Times They Are a-Changin' – 3:29
2. スパニッシュ・ハーレム・インシデント - Spanish Harlem Incident – 3:07
3. ジョン・バーチ・パラノイド・ブルース - Talkin' John Birch Paranoid Blues – 4:06
4. ラモーナに - To Ramona – 6:01
5. デイヴィー・ムーアを殺したのは誰? - Who Killed Davey Moore? – 4:46
6. エデンの門 - Gates of Eden – 8:32
7. 出いくのなら - If You Gotta Go, Go Now (Or Else You Got to Stay All Night) – 4:06
8. イッツ・オールライト・マ - It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding) – 11:26
9. アイ・ドント・ビリーヴ・ユウ - I Don't Believe You (She Acts Like We Never Met) – 4:01
10. ミスター・タンブリン・マン - Mr. Tambourine Man – 6:33
11. はげしい雨が降る - A Hard Rain's a-Gonna Fall – 7:44

Disc 2
1. 第3次世界大戦を語るブルース - Talkin' World War III Blues – 5:52
2. くよくよするなよ - Don't Think Twice, It's All Right – 4:34
3. ハッティ・キャロルの寂しい死 - The Lonesome Death of Hattie Carroll – 6:57
4. ママ、ユー・ビーン・オン・マイ・マインド - Mama, You Been on My Mind – 3:35 *
5. 銀の剣 - Silver Dagger (トラディショナル) – 3:47 *
6. 神が味方 - With God on Our Side – 6:17 *
7. 悲しきベイブ - It Ain't Me, Babe – 5:11 *
8. オール・アイ・リアリー・ウォント - All I Really Want to Do – 4:01

Bob Dylan — vocal, guitar, harmonica
Joan Baez — vocal on "Mama, You Been on My Mind," "Silver Dagger," "With God on Our Side," and "It Ain't Me, Babe"

Recorded October 31, 1964

 ※著作権監視が厳しいため音源の引用はありません。


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●厄介事はもう御免

 いやいや、『トラブル・ノー・モア』良いわ~。…って、『アット・フィルハーモニック・ホール』の日記じゃないんかい!、ってか?。まぁまぁ、硬いこと言いなさんなよ。ディランのゴスペル期(1979-81年)の音源(半分以上ライヴ音源)を8CD+DVDにまとめたこのセット、すごく良いのよ。一級の腕前のバンドを従えて、歌いまくるディランが良いのよ。今までの日記で、さんざん、「フォーク期のディランは苦手です」と言ってきたけど、いや、俺は間違っていなかったね!(ソウカ?)。やっぱディランは腕利きのバンドを従えたときが最高だぜ!。

 と、まぁ、さんざんフォーク期のディランをこき下ろして気が済んだので、ここからはできるだけ褒めるところを見つけていこうと思います。(^_^;

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●光るバイエズとの共演

 さすがにライヴ音源だけあって、選曲的にディランのこの時期の名曲が詰め込まれており、なかなか聴き応えが有ります。また、ゲストにジョーン・バイエズが登場するのも良いです。
 この時期のディランの特徴と言って良いのでしょうか、言葉が速射砲のように連射されていきます。僕は英語がさっぱりわかりませんが、英語圏の人にとっては、これはなかなかスリリングな体験だったのではと思うのですがどうでしょうか。
 バイエズをゲストに招くのはディスク2の4曲目“ママ、ユー・ビーン・オン・マイ・マインド”(ディランの『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』のアウトテイク曲。バイエズの『フェアウェル・アンジェリーナ』(1965年)に収録される。ディランのアルバムとしては『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』(1991年)が初出の模様)からです。ここから、7曲目までバイエズの美声が楽しめます。
 ところで最近、バイエズの初期のソロ・アルバム(『イン・コンサート』)を入手したのですが、意外にも、一枚聴き通すのが結構苦しかったです。(^_^; それは、ギター一本だけの弾き語りということもあるかと思いますが、彼女の歌声が…、そうですね、デイヴ・マーシュの言葉を借りて言えば「彼女のソプラノはあまりにも完璧すぎて、感情表現には欠けるところがあった」と言う事になりましょうか。(僕の日記でしばしば登場する『ローリングストーン・レコードガイド』からの借用です。)そのクールさは彼女の強みでも有るのですが、弱点でも有るのだなぁ、と、しみじみ思ったりしている次第です。
 にも関わらず、ここでの二人の演奏は素晴らしい。ディランの「悪声」とバイエズの美声とが、見事な対照を作っています。当意即妙とまでは行っていない部分もありますが、そこが逆に生き生きとした今まさに音楽が生まれてきているのだという生々しさを与えてもいます。お互いの長所短所を伸ばし合い補い合っているかのようなデュエットは一聴の価値があると言えるでしょう。

 ところで。何度も客席から笑いが起こるのですが、何がおかしいのか、正直わかりません。曲間の喋りは一応歌詞カードに対訳も載っているのですが…。なんど読んでも何がおかしいのかさっぱりわからない。あと、曲中で起こる笑いですが、コレは本当にわからない。歌詞カードに載っている歌詞は基本的にスタジオ盤と同じものしか載っていないので、ライヴで歌詞が変わっているものは全くわけがわかりません。これはまずいだろ、ソニーさん。ちゃんと聞き取りでの歌詞を載っけて欲しいなぁ…。

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●当時の状況

 このアルバムの音源は1964年のハロウィンに収録されており、時期的には傑作『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』(1964年8月8日発売)(以前の日記でも書いたけど、本当に傑作。フォーク期プロテスト期のディランを聴いて「なんかディランってとっつき悪いなぁ」と思った方は是非聴いてみて欲しいです。)発表の少し後。アメリカの大衆音楽シーンは、「ビートルズの上陸」で大騒動になっていた時期。(ビートルズは”抱きしめたい”が1963年の12月26日に発売されて以降活発なリリースが続いており、映画「ハード・デイズ・ナイト」が1964年8月11日に米で封切られ、その大ヒットを受けて(かな?)11月には『ビートルズ物語』と言うドキュメンタリーの音盤(!)が発売されたりしています。)ディランの中にも、次の音は鳴り響いていたはずで、その最初の成果が『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(1965年1月録音、3月27日発表)として花開きます。
 このハロウィン・コンサートでは、あくまでギター一本とハモニカでの弾き語りに終始しています。バンドを従えたコンサートでも、しばしばギターでの弾き語りのコーナーを設けるディランのことですから、このスタイルには彼なりの自信と自負が有るのでしょう。
 ディランが初めてバンドを従えた頃の演奏は、ヴィデオソフト『ニューポート・フォーク・フェスティバル1963-1965』の1965年7月25日の記録で観る/聴く事ができます。(これがディラン初の電化バンドを従えた衆前演奏かどうかは不明。)

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●今後のディラン日記の予定

 ところで、この時期の(フォーク期の)弾き語りライヴ音源が未だ有ることを『ウィットマーク・デモ』の日記のところで書きました。本当なら次はその音源を入手して、と、行きたかったのですが、冒頭に述べたように「やっぱディランはバンドを従えてこそだよ!」というモードに入ってしまったので、多分その音源は、採り上げるとしても相当あとになるかと。あしからずご了承くださいませ。m(_ _)m
 と言う感じで、『ブロンド・オン・ブロンド』までで停滞していたこのディラン日記、次回は、少し進んで、『地下室』の音源を聴いていきます。なかなか『ジョン・ウェズリー・ハーディング』に行かない。(^_^;
 今年中には行かないってわかってる。(^^ゞ

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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

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