FC2ブログ

【CD聴く】高橋幸宏 / サラヴァ! #高橋幸宏 #サラヴァ! #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●YMO日記じゃないよ加藤和彦日記だよ
●ざっくりしたアルバムの背景
●加藤和彦の“ラ・ローザ”
●坂本龍一の“エラスティック・ダミー”、シャンソンの“セ・シ・ボン”
●再吹き込みの『Saravah Saravah !』
●あとがき


●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

 ジャケ画をクリックするとアマゾンのページが開くよ!。
高橋幸宏 / サラヴァ!

1.「VOLARE (NEL BLU DIPINTO DI BLU)」 詞:Domenico Modugno 曲:Matteo Treppiedi・Francesco Migliacci 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
2.「SARAVAH!」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
3.「C'EST SI BON」 詞:Andre Hornez・中原淳一 曲:Henri Betti 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
4.「LA ROSA」 詞:高橋ユキヒロ 曲:加藤和彦 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
5.「MOOD INDIGO」 詞:Irving Mills 曲:Duke Ellington・Barney Bigard 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
6.「ELASTIC DUMMY」 曲:坂本龍一 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
7.「SUNSET」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
8.「BACK STREET MIDNIGHT QUEEN」 詞:高橋ユキヒロ・Chris Mosdell 曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
9.「PRESENT」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
 
 
<support musician>
大村憲司:electric guitar
鈴木茂:electric guitar
高中正義:electric guitar
松木恒彦:electric guitar
和田アキラ:electric guitar
加藤和彦:acoustic guitar
細野晴臣:electric bass
坂本龍一:acoustic piano・fender rhodes・KORG PS-3100・Arp Odessey・Hammond organ・brass arrangement・strings arrangement
今井裕:percussion
斉藤ノブ:percussion
浜口茂外也:percussion
林立夫:percussion
BUZZ:chorus
山下達郎:chorus
吉田美奈子:chorus
ラジ:chorus
秋川リサ&friends:clapping

produced by 高橋ユキヒロ
co-produced by 坂本龍一
engineered by 千葉精一

1978年6月21日発売

■目次に戻る

 
●Youtube音源引用

サラヴァ! / 高橋幸宏 (全曲)


■目次に戻る

 
●YMO日記じゃないよ加藤和彦日記だよ

 えぇっと、加藤和彦日記です。
 決して「イエロー・マジック・オーケストラ・メンバー・ソロ日記」ではありません。(^_^;

 「加藤和彦日記」というのは、加藤和彦に関連した音源を手当たり次第漁(あさ)って、好き放題書きまくるというシリーズの日記です。(^_^;
 どっちかと言うと他人に提供した楽曲を中心に採り上げているのですが、もちろん本人の音源も採り上げていますよ?。

 という事で、今回は高橋幸宏のファースト・ソロアルバムに一曲楽曲を提供しているので、その日記です。

■目次に戻る

 
●ざっくりしたアルバムの背景

 この時期の加藤和彦は、画期的だったサディスティック・ミカ・バンド解散後に2枚目のソロ・アルバム『ガーディニア』(1978年2月)を発表した頃。残念ながら、筆者もきちんとフォローできていない時期です。(^_^;

 一方の高橋幸宏は、サディスティック・ミカ・バンドの残兵によるサディスティックスに参加して何枚かアルバムを出したものの、今ひとつ手応えを感じそこねていた頃。(と、知ったげなことを書いたが、実際に音を追って検証したわけではないです。(^_^;)

 細野晴臣(ベース)、坂本龍一(キーボード)の後のイエロー・マジック・オーケストラ組の参加が気になるところです。
 一方で高中正義(ギター)などはミカ・バンド人脈でもあるわけです。

 しかしながら、ここで繰り広げられる音世界は、どちらとも異なる、高橋幸宏自身の浪漫的な音であるところが傾聴すべき点であると思います。

 三曲のカバー(カンツィオーネ(イタリア歌曲)の“ヴォラーレ”、シャンソン(フランス歌曲)の“セ・シ・ボン”、ジャズ・スタンダードの“ムード・インディゴ”)の色が強すぎて、他のオリジナル曲が影が薄いのですが、ま、これは仕方ないかな。

 アルバム・タイトルの「SARAVAH」とはなんの意味かと思っていろいろ調べてみたのですが、あんましよくわかんないです。(^_^;
 どこか異国の言葉で「あなたに祝福あれ」と言った感じの言葉らしいんですけどね。

■目次に戻る

 
●加藤和彦の“ラ・ローザ”

 加藤和彦が提供したのは“ラ・ローザ”。小洒落た雰囲気が浪漫を醸し出す佳曲です。
 「LA ROSA」とはなんの意味ぞや?、と調べてみたのですが、これもよくわかりませんでした(笑)。多分フランス語で「薔薇」のことではないかと思うのですが…。

ラ・ローザ


 独り立ちをする高橋への餞(はなむけ)と言ったところでしょうか。ちなみにですが、高橋はサディスティック・ミカ・バンドでドラムスを叩いておりましたので念の為。
 も一つ念のために言っときますと、サディスティック・ミカ・バンドのリーダーが加藤和彦でした。


■目次に戻る

 
●坂本龍一の“エラスティック・ダミー”、シャンソンの“セ・シ・ボン”

 一方、坂本龍一も歌無しのインスト曲を提供しています。

エラスティック・ダミー


 このコンビだからといって、YMO的な音を期待すると肩透かしを食らわされます。(^_^;
 イージー・リスニング的かな?。でもこれはこれで品の良く明朗な楽曲だと思います。

 加藤和彦云々を抜きにすれば、僕が一番印象に残ったのは“セ・シ・ボン”でしょうか。この題名は「とても良い」と言う意味のフランス語ですね。
 いかにも小粋なヨーロッパ風の歌曲だと思います。

セ・シ・ボン


 原曲は…えーと、自分で調べて(笑)。そうやって自分でルーツを探るのも音楽の楽しみの一つよ!。さぁ、探して極めるのよ!。(なぜオネェ言葉。(^_^;)

■目次に戻る

 
●再吹き込みの『Saravah Saravah !』

 このアルバムは高橋のファースト・ソロアルバムになるんですが、昨年(2018)ボーカルだけを録り直した『Saravah Saravah !』と言うアルバムが突如発売されました。
 細野晴臣もファースト・アルバム『HOSONO HOUSE』を再構築した新録のセルフ・カバー・アルバム『HOCHONO HOUSE』を発表したし、なんぞ、流行りなんですかね?。

Saravah Saravah ! / 高橋幸宏
高橋幸宏 / Saravah Saravah !

 まぁ、僕はそこまで高橋に思い入れがないので、こちらの旧盤だけで満足していますけど。Amazonの試聴で聴いて見た限りでは、結構こちらとは趣(おもむき)の変わったボーカルになっていて、ファンなら聴きたいところかな。

■目次に戻る

 
●あとがき

 ま、そんな感じで、YMO日記ではなく、あくまで加藤和彦日記なのでありました。
 加藤はこのあと、YMOのメンバーを入れ替わり立ち替わり起用して、傑作三部作(『パパ・ヘミングウェイ』『うたかたのオペラ』『ベル・エキセントリック』)を制作し、実質的に最後のピークを迎えます。
 そう思うと、ここでの高橋への作品提供はなかなかに感慨深いものがあります。…いやまぁ、1980年代になると節操なくアイドルとかに曲提供しているんだけどね(笑)。

 そんなこんなで、次回の加藤和彦日記はなんにしようかな~。再び女性アイドル路線に戻ってみようかしらん♪。
 んな感じで、あんま期待せずに楽しみにしていてくださいませ~。

■目次に戻る



■加藤和彦日記一覧
■イエロー・マジック・オーケストラ日記一覧
■ミュージシャン別日記一覧
 
 
 
 
スポンサーサイト

テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

【CD入手】高岡早紀 / S’Wonderful! 他 #高岡早紀 #加藤和彦 #Swonderful

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●高岡早紀シリーズ最終回~この時期の加藤和彦
●激減した加藤作品
●ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア
●S’Wonderful! 2013年盤
●結び

 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
 ジャケ画をクリックするとアマゾンのページが開くよ!。
高岡早紀 / S’Wonderful!

1. 悲しみの女スパイ (作詞:森雪之丞 作編曲:高橋幸宏) 5:21
2. M (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:34
3. Top Secret (作詞:サエキけんぞう 作曲:大沢誉志幸 編曲:桜井鉄太郎) 3:50
4. スパイになりたい (作詞作編曲:桜井鉄太郎) 4:00
5. 恋はいつも愚かなもの (作詞:森雪之丞 作曲:大沢誉志幸 編曲:矢野誠) 4:38
6. ペテン師バッドムーン (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:09
7. 寒い国のジゴロ (作詞:森雪之丞 作編曲:加藤和彦) 4:17
8. 東京チューチュー (作詞:真名杏樹 作編曲:高橋鮎生) 2:51
9. Ni-ya-oo (作詞:森雪之丞 作曲:高橋鮎生 編曲:矢野誠) 4:30

 1991年9月21日発売
 1991年3月-6月18日録音

■目次に戻る

 
●Youtube音源引用

S’Wonderful! (全曲) / 高岡早紀


 
 加藤和彦作品抜粋

M / 高岡早紀

 プリプリのあの曲じゃないぞ。(^_^; 紛らわしい曲名だな!。鬱陶(うっとう)しいほどのマイナー・キーが逆に中毒性を帯びています。

ペテン師バッドムーン / 高岡早紀

 これは明るめの曲。ちょっと気取った感じなのが加藤らしい。

寒い国のジゴロ / 高岡早紀

 これも短調の曲。テンポ速めながら、どこかしらノスタルジィも感じさせる楽曲。

■目次に戻る

 
●高岡早紀シリーズ最終回~この時期の加藤和彦

 さて、今月の加藤和彦シリーズ日記です。このシリーズでは、加藤本人の作品のほか、他者に提供した作品も採り上げています。
 最近は高岡早紀を立て続けに紹介していたのですけれども、その最終回となります。
 そして、今まで紹介したCDに未収録だった音源も今回はまとめて面倒見ます。まぁ、2013年再発盤(ボーナス・トラック付き)を持っている人には不要な紹介なんですけどね。(^_^;
 筆者は基本的に旧い1989-1991年盤(ボートラ無し)しか持っていないので、そういう前提でご紹介したいと思います。

 この時期の加藤は最後のソロ・アルバムとなった『ボレロ・カリフォルニア』を1991年2月27日にリリース。それ以降は、他者への作品提供は多数あるものの、自己が中心となる作品は2002年10月30日発表のザ・フォーク・クルセダーズ名義の『戦争と平和』まで待たねばなりません。
 また、この間に愛妻の安井かずみを失っています…。(1994年3月17日逝去。)

■目次に戻る

 
●激減した加藤作品

 前作までは、アルバムの半分以上が加藤作品だったのですが、今回はぐっと減って3曲のみです。
 制作側が方針を変えたのか、加藤が飽きたのか。真相は知れませんが、とにかく3曲のみです。
 これまで高岡に提供した加藤作品は、うざったいぐらいに物憂い曲が多かったわけですが、ここでもその傾向は変わらず。“ペテン師バッドムーン”が比較的明るめなくらいですね。(^_^;

 と、加藤作品は少なめなんですが、アルバム全体の印象としては、前作までの憂(うれ)いのある作風を踏襲しています。ならなぜ加藤作品が激減したのか!?。なんとも不思議な話ではあります。

■目次に戻る

 
●ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア

 さて、1989-1991年盤で集めた筆者のような人は、ボートラ付きの2013年盤を羨(うらや)ましく思っているわけですが、買い直し以外の対処法が無いわけではないです。
 2013年盤のボートラはカラオケ・トラックを除いて、基本的にオリジナル・アルバム未収録曲なので、下記のCDで代替出来るのです。

ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア (2009年9月16日発表)
高岡早紀 / ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア~
(シングルコレクション)
1. 真夜中のサブリナ (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:16
2. NON! NON! NON! (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) * 4:21
3. 眠れぬ森の美女 (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:06
4. オーロラの微笑み (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:桜井鉄太郎) * 4:01
5. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:46
6. ソレイユ (作詞:覚和歌子 作曲・編曲:鶴来正基) * 3:41
7. 薔薇と毒薬 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 4:41
8. パンドラの舟 (1989 アニメ『メガゾーン 23 III』) (作詞:森雪之丞 作曲:清水信之) * 4:11
9. フリフリ天国 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 5:11
10. 見知らぬ彼女への伝言 (作詞:森雪之丞 作編曲:加藤和彦) 4:36
11. セザンヌ美術館 (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 4:31
12. 哀しみのヴェニス (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 5:06
13. Ni-ya-oo (作詞:森雪之丞 作曲:高橋鮎生 編曲:矢野誠) 4:36
14. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) * 4:31

(モア・セレクション)
15. 女優マリアンヌ (作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦) 4:31
16. コバルトブルーの翼がほしい (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明) 5:26
17. 悲劇のアイドル (1989 アニメ『メガゾーン 23 III オリジナル・サウンドトラック』) (作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之) * 4:21

 *:この日記シリーズで未紹介の楽曲

ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア (2009年発表) (全曲) / 高岡早紀


上記よりオリジナル・アルバム未収録シングル など抜粋 / 高岡早紀


1. NON! NON! NON! (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:21
2. オーロラの微笑み (作詞:真名杏樹 作編曲:桜井鉄太郎) 4:01
3. ソレイユ (作詞:覚和歌子 作編曲:鶴来正基) 3:41
4. パンドラの舟 (1989 アニメ『メガゾーン 23 III』) (作詞:森雪之丞 作曲:清水信之) 4:07
5. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:31
6. 悲劇のアイドル (1989 アニメ『メガゾーン 23 III オリジナル・サウンドトラック』) (作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之) 4:21

 この日記シリーズで未紹介の楽曲群です。

 そこからさらに、加藤和彦提供の2曲を抜粋。

NON! NON! NON!

 これは、デビュー・シングル“真夜中のサブリナ”のカップリング曲だったものです。

『カ・ル・ナ・バ・ル』

 こちらはラスト・シングル(当時)“Ni-ya-oo”のカップリング曲だったもの。

 “NON! NON! NON!”の歌詞は、中森明菜の“少女A”の二番煎じみたいで感心しないけど、“『カ・ル・ナ・バ・ル』”の明るさは、これまでにない感じで、グッド!、だと思います。なんだ、加藤くん、明るい曲も書けるんじゃん(笑)。

 と言う感じで、かなりの曲目の重複はありますが、このCD一枚で1989-1991年盤の補完ができます。ついでに言うと、前回ご紹介した企画編集アルバム『モン・シェール』での未発表歌唱曲およびオリジナル・アルバム未収録曲もこちらに含まれていますので、実は『モン・シェール』も事実上不要だったりします。(^_^; ただそこでのインスト曲はこちらのCDに含まれていませんので、こだわる人は、まぁ、『モン・シェール』買ってもいいかな、と言う感じですが…。
 ちなみに2013年再発盤『Romancero』でも上述の『モン・シェール』収録の楽曲が収録されているのは、以前の『Romancero』の日記でも書きました。そちらでは“コバルトブルーの翼がほしい”と切れ目なくメドレーになっているインスト“CODA「夜明けに」”も併録されています。こちらの『ゴールデン☆ベスト~』では“コバルト~”のお終いはフェイド・アウト処理になっています。どちらが良いかは一概には言えないですねぇ…。

『ゴールデン☆ベスト~』の“コバルトブルーの翼がほしい”


■目次に戻る

 
●S’Wonderful! 2013年盤

 蛇足的に、『S’Wonderful!』の2013年盤もご紹介しておきます。曲目はボーナストラックのみ記しています。

高岡早紀 / S’Wonderful! +5
10. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) <ボーナス・トラック(未収録シングル)> 4:27
11. セザンヌ美術館 (オリジナル・カラオケ)(作詞:安井かずみ 作編曲:加藤和彦) <オリジナル・カラオケ集4>
12. 哀しみのヴェニス (オリジナル・カラオケ)(作詞:安井かずみ 作編曲:加藤和彦) <オリジナル・カラオケ集4>
13. Ni-ya-oo (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集4>
14. 『カ・ル・ナ・バ・ル』(オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集4>

 カラオケのトラックに作詞者のクレジットを記すのも変な感じですが、やはり、詞あってこそカラオケとして歌える、と思うので…。

■目次に戻る

 
●結び

 高岡早紀はこのアルバム『S’Wonderful!』発表で、いったん歌手活動に区切りをつけました。
 2014年になって歌手としての活動を再開するのですけれども、当然ながら、そこに加藤の姿はありません。
 なので、僕の日記でも高岡早紀シリーズはこれでお終いです。
 そんな感じで、一昨年(2017年)の7月から延々と高岡早紀を聴き続けてきましたが、やっと終わりました!。
 次回は、誰を採り上げるべぇかな、と言う感じですが、ま、余り期待せずにお楽しみにしていてください。

■目次に戻る




■加藤和彦日記一覧
 
 
 
 

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD入手】高岡早紀 / モン・シェール #高岡早紀 #モンシェール #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●無用なアルバム?
●単なる編集物ではない?
●この頃の加藤和彦
●次回予定


 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
 ジャケ写をクリックするとアマゾンの該当ページが開きます。
高岡早紀 / モン・シェール

1. Introduction「夢の扉」 (作曲・編曲:千住明) 0:32
2. 真夜中のサブリナ (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:06
3. 眠れぬ森の美女 (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 3:56
4. Intermission「妖精の森」 (作曲・編曲:千住明) 0:24
5. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:38
6. ナイフの鳥、綺麗な石 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:清水信之) 4:27
7. 薔薇と毒薬 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 4:36
8. フリフリ天国 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 5:06
9. Intermission「悲しみよこんにちは」 (作曲:加藤和彦 編曲:千住明) 1:42
10. 女優マリアンヌ (作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦) 4:26
11. セザンヌ美術館 (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 4:22
12. コバルトブルーの翼がほしい (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明) 5:19
13. Coda「夜明けに」 (作曲・編曲:千住明) 0:52

1.4.9.13.は歌なしの演奏のみで、全て当アルバム初出。
『サブリナ』収録曲:3.5.6.
『楽園の雫』収録曲:8.(ただし当アルバム収録ヴァージョンはシングル・ヴァージョンかも)
『Romancero』収録曲:11.
オリジナルアルバム未収録シングル曲:2.7.
当アルバム初出:10.12.

 1991年3月21日発売

■目次に戻る

 
●Youtube音源引用

モン・シェール / 高岡早紀


■目次に戻る

 
●無用なアルバム?

 さて、今月の加藤和彦の時間です。

 前々々回、前々回、前回に引き続き高岡早紀なわけですが。

 今回のこれは『Romancero』の次に発売された編集アルバムですね。

 2013年に再発されたボーナス・トラック付きCD群を持っている人にはほぼ無用のアルバムではあります。特に、加藤和彦作曲の“女優マリアンヌ”は、以前は当アルバムでしか聴けなかったのですが、2013年盤では『Romancero+7』に収録されているので、まぁ、当アルバムの存在価値は限りなく薄くなっておりますなぁ。

 その他、オリジナル・アルバムに未収録だった“真夜中のサブリナ”も2013年盤『SABRINA+8』に収録されておりますし、“薔薇と毒薬”は『楽園の雫+7』に収録。加藤作品ではないですが“コバルトブルーの翼がほしい”(当時はこのアルバムでしか聴けなかった)も前述の『Romancero+7』に収録されております。

 とまぁ、かように、2013年盤とは曲目が重なっておるわけです。その上、2013年盤『SABRINA+8』には、加藤作品でオリジナルには未収録(当アルバムにも未収録)だった“NON!NON!NON!”もフォローされておるので、更に限りなく「用無し」なアルバム扱い。(^_^;

 かてて加えて、高岡の歌唱した曲に限れば、別の編集アルバム『ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア~』(2009年)でオリジナル・アルバム未収録曲もばっちりフォローされていたりします。もちろん“女優マリアンヌ”も“コバルトブルーの翼がほしい”もです。今さらこのアルバムを入手する意味有るの?、って感じなんですな。

■目次に戻る

 
●単なる編集物ではない?

 とは言え、千住明作編曲による3曲+1曲(加藤和彦楽曲の編曲)のインストが楽曲間の橋渡しの役割を果たし、かなり趣(おもむき)の違う印象を与えているのも事実。そう言った点に着目しながら、ちょこっと聴いてみましょう。

 “Introduction「夢の扉」”は明るめの楽曲。ここから“真夜中のサブリナ”へと落とされる落差がなんとも言えないのですな(笑)。“真夜中の~”はファースト・アルバム『サブリナ』には収録されなかった、高岡のデビュー曲。B面の“NON!NON!NON!”(この曲のアルバム初収録はおそらく前述の編集アルバム『ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア』)と合わせて、物憂げな高岡像を印象づけた名曲。もう一曲のアルバム未収録シングル曲“薔薇と毒薬”は加藤提供曲としては明るめの曲。『サブリナ』と『楽園の雫』の間に出されました。

 逆にもともと明るめの“悲しみよこんにちは”のイントロに物憂げな“Intermission「妖精の森」”をつけているのがなかなか面白いです。

 そしてその“悲しみよこんにちは”を間奏曲としてアレンジした“Intermission「悲しみよこんにちは」”に続き、当時の未発表曲だった“女優マリアンヌ”を披露。作詞が森雪之丞と言うことはセカンドの『楽園の雫』からのアウトテイクでしょうか。ファースト『サブリナ』のアウトテイクの可能性もありますが。加藤和彦提供曲らしい憂いを帯びた名曲。既発表の“セザンヌ美術館”をはさみ、おそらくはその曲と同時期の『Romancero』からのアウトテイクと思われる“コバルトブルーの翼がほしい”が登場。加藤は関わっていない楽曲ですが、これも素敵な出来になっています。“Coda「夜明けに」”とはひとつながりになっていて、アルバムの穏やかな締めとなっています。

 と言ったように、インスト楽曲を巧みに配置した構成になっており、単なる編集アルバムとして片付けるのはちょっと惜しい仕上がりになっています。

■目次に戻る

 
●この頃の加藤和彦

 この編集アルバムの制作には、おそらくは加藤は直接関わってはいないと思われます。

 時期的には『ボレロ・カリフォルニア』(1991年2月27日発表)を発表したころに当たります。このアルバムは加藤のソロ作品としては最後になってしまったもの。
 同時期には日本初のマルチメディアソフトと呼ばれる『Alice』(1991年8月発表)の音楽を手がけたりしています。
Alice
 このソフトはMacintosh用とWindows3.1用が制作されましたが、残念ながら現在では入手困難な状態。筆者も未所持です。

■目次に戻る

 
●次回予定

 高岡早紀はこの後、もう一枚オリジナル・アルバム『S’Wonderful!』を発表しますが、そこでいったん歌手活動を休止します。歌手として復活したのは21世紀に入って10年以上もたってからで、その時はすでに加藤和彦は物故していました。
 なので、この日記では、次に採り上げる『S’Wonderful!』で、高岡は終わりです。その時に、オリジナル・アルバム未収録曲を再度整理する予定です。あまり期待せずにお楽しみにしていてください。(^_^;

■目次に戻る


■加藤和彦関連日記一覧


テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD聴く】高岡早紀 / Romancero #高岡早紀 #Romancero #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット写真、曲目など)
●Youtube音源
●アルバム概要
●各曲の印象
●この頃の加藤和彦
●2013年再発盤
●再発盤『サブリナ』補足
●次回の予定
■加藤和彦関連日記一覧

 
 
●基本情報(ジャケット写真、曲目など)

 ジャケ写をクリックでAmazonの該当ページが開きます。
高岡早紀 / Romancero

全作詞:安井かずみ
特記の無い限り全作曲編曲:加藤和彦

1.Daincing in the sunset 5:26
2.セザンヌ美術館 4:21
3.水晶の夜 (千住明・作曲・編曲) 3:53
4.ジプシーを踊ろう 4:21
5.哀しみのヴェニス 4:59
6.砂浜のバレリーナ (千住明・作曲・編曲) 5:21
7.フレスコ画の少女 (千住明・作曲・編曲) 4:13
8.プリマヴェーラ 3:31
9.バラ色の館 (J.Brahms・作曲/千住明・編曲) 4:40
(ブラームス弦楽六重奏曲第一番第二楽章より)

 1990年9月21日発売
 1990年5月7日-7月12日録音

■目次に戻る

 
●Youtube音源

Romancero (全9曲) / 高岡早紀


■目次に戻る

 
●アルバム概要

 さて、今月の加藤和彦も、前回に引き続き、高岡早紀です。先月も採り上げたので二ヶ月連続ですね。でも、いつも言ってますけど、毎月加藤和彦日記を書いているわけではないんですよ?。今回は偶々(たまたま)ですからね?。(^^ゞ
 「Romancero」は「ロマンセロ」と読むようです。僕は長いこと「ロマン“チェ”ロ」だと思いこんでいたので、出るとこ出ていたら、かなり恥ずかしい目にあっていたわけです。(^_^;
 退廃的だった(笑)前二作と比して、こちらは、前向きというか、情熱的というか、なかなか興味深い内容になっています。いやまぁ、基本的な「物憂さ」は変わってないんですけどね(笑)。
 興味深いのは、今作の作詞が加藤のパートナーの安井かずみであることです。だからどうだ、というほど雰囲気が変わっているわけではないのですが、心なしか加藤の楽曲から前述したような「前向きさ」を感じるんですが、気のせいですかねぇ…。

■目次に戻る

 
●各曲の印象

 一曲目、題名が「日暮れに踊る」だけに、スパニッシュ、て言うんですか?、ラテン系って言うんですか?、情熱的な踊りを思わせるようなリズムに乗って、でも今まで通りの物憂い旋律が繰り出されて行きます。これはでも、今までの中では一番好きかもしれない。単にこういう世界観に慣れてきただけかもしれないけど(笑)。
 僕が白眉だと思うのは、情熱的な“ジプシーを踊ろう”。加藤の旋律製作家(メロディ・メーカー)としての資質が充分に発揮された名曲だと思います。先の“Daincing in the sunset”もそうですが、この曲も文字通り踊れそうな感じが好きですね。
 ヨーロッパの斜陽を歌ったような“セザンヌ美術館”や“哀しみのヴェニス”は親しみやすくも品がありますね。高岡早紀はこう言う気高い雰囲気がよく似合います。間違っても庶民派じゃないわ(笑)。タレントとしての高岡が世間からどう評価されているのかは知らないんですけどね。TV観ないし。(^_^;
 “プリマヴェーラ”は三拍子なんですよね。僕は三拍子の曲が妙に好みだったりするんですが、この曲も大好きです。サビのやや明るめな曲想と、それ以外の暗めな曲想の対照がとても良いですね。これでワルツが踊れるか?、と問われると…、さぁ、どうでしょうかねぇ(笑)。

 前二作では物憂い加藤和彦作品の緩衝剤(かんしょうざい)のような役目を果たしていた千住明ですが、“水晶の夜”はなかなか物憂い感じ。対抗心が出たのかしらん?。しかし、“砂浜のバレリーナ”は明るい曲調のとても良い曲だと思います。♪とてもナチュレル感じるの~、と言うフレーズがとても好き。“フレスコ画の少女”もやはり明るめできれいな曲。「フレスコ画」がどういうものなのか僕は知らないんですが、多分キラキラした素敵な絵なんだろうなと思わせるような曲です。

 “バラ色の館”は、映画「恋人たち」(1958年)で使われて有名になった、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番第二楽章に詞をつけたもの。ここまでの高岡早紀の憂いのある世界観にピッタリはまっている楽曲だと思います。この選曲は誰がしたのか気になるところですねぇ。

■目次に戻る

 
●この頃の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディステック・ミカ・バンドの最初の再結成(桐島かれん参加)が終了しており(ライヴ『晴天』は1989年7月12日発売)、最後のソロ・アルバム『ボレロ・カリフォルニア』(1991年2月27日発表)の制作をする(1990年10月-11月)少し前、ということになります。『~カリフォルニア』が安井と組んだ最後の作品(安井は1994年肺癌で逝去)となったことは前回も書きましたが、その一つ前の共作が当アルバムの作品群ということになるようです。まぁ、あんまりそういう「重し付け」で音楽を聴くのもアレですけどね。

■目次に戻る

 
●2013年再発盤

 このアルバムも、2013年の再発のときにボーナス・トラックが付きました。

Romancero+7 (ジャケ写をクリックでAmazonの該当ページ開きます。)
高岡早紀 / Romancero+7
【ボーナス・トラック曲目】
10. 女優マリアンヌ <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)
11. コバルトブルーの翼がほしい <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明)
12. CODA「夜明けに」 (インストゥルメンタル) <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作曲・編曲:千住明)
13. 薔薇と毒薬 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之)
14. パンドラの舟 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:清水信之)
15. フリフリ天国 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)
16. 見知らぬ彼女への伝言 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)

 カラオケ以外は既発の編集アルバム『モン・シェール』で聴けるものばかりですが、2013年の再発では『モン・シェール』は対象外だったのでこのような選曲になったのでしょう。“CODA「夜明けに」”は同アルバムでは前曲“コバルトブルーの翼がほしい”の終結部とひとつながりになっていた曲です。今回の再発でそこを分離するのが面倒くさかったのでひっつけてボートラ化したのでしょう(笑)。

■目次に戻る

 
●再発盤『サブリナ』補足

 ところで、以前の『サブリナ』の日記のとき、2013年再発分のボートラの曲目を付け忘れていたので、今回急遽付け足しました。こちらでもそのボートラ曲を載せておきます。

サブリナ+8
高岡早紀 / サブリナ+8
【ボーナス・トラック曲目】
11. 真夜中のサブリナ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
12. NON!NON!NON! <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
13. オーロラの微笑み <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:桜井鉄太郎)
14. ソレイユ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:覚和歌子 作曲・編曲:鶴来正基)
15. 真夜中のサブリナ (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
16. NON!NON!NON! (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
17. 眠れぬ森の美女 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
18. オーロラの微笑み (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>

 それで、ボートラ曲の作者を調べていて気がついたのですが、加藤作品の“NON!NON!NON!”を、華麗にスルーしてしまっていました。(^_^;「「華麗に」じゃねぇよ、ちゃんと調べろよ!。」全くその通り。で、急遽、この曲のためだけに追加でCDを購入することにしました。いやまぁ、再発盤の『サブリナ』ではないのですけれどもね。(^_^;

 てなわけで、「イレギュラーなことって、必ず起こるよな。(^_^; だから、備えはしておかなければいけないんだねぇ。」と言う感じで、充分な備えをしていなかった僕は月末も押し迫ったこの時期に赤字覚悟でCDを注文することになりましたとさ!。
 今回注文したCDの紹介をどうするかはまだ未定ですが、多分一通り高岡早紀オリジナル・アルバムを紹介した後にご紹介することになるんじゃないかな、と、思います。

■目次に戻る

 
●次回の予定

 さて、次回の加藤和彦日記も引き続き高岡早紀を採り上げるのですが、前述した編集アルバム『モン・シェール』を扱います。2013年再発盤を持っている人にはほぼ不要な編集盤なんですが、まぁ、そこら辺も多少は掘り下げながら紹介してみようと思いますので、あまり期待せずに楽しみに待っていてください。

■目次に戻る



■加藤和彦関連日記一覧
 
 
 
 

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD聴く】高岡早紀 / 楽園の雫 #高岡早紀 #加藤和彦 #楽園の雫

■目次
●基本情報
●Youtube音源引用
●アイドル♀と擬似恋愛。
●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。
●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち
●高岡の歌声ありき。
●当時の加藤和彦
●2013年再発盤など
■加藤和彦関連日記一覧


●基本情報
※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当CDのウィンドウが開きます。
高岡早紀 / 楽園の雫


特記のない限り全曲 作詞:森雪之丞/作編曲:加藤和彦

1. 不思議の森のアリス
2. フリフリ天国
3. 楽園の雫 (作編曲:高橋幸宏)
4. 16月に逢いましょう (作編曲:高橋幸宏)
5. 窓辺にて (作詞:鈴木博文/作編曲:千住明)
6. 天使失格
7. パーティーはパニック
8. 見知らぬ彼女への伝言
9. 哀しいサーカス

1990年3月21日発売。
1989年10月17日-1990年2月8日録音。

■目次に戻る

 
●Youtube音源引用
楽園の雫 / 高岡早紀


■目次に戻る

 
●アイドル♀と擬似恋愛。

 さて、今月の加藤和彦ですが、まずは前フリから。

 アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言うものは、疑似恋愛の色合いが濃ゆい、と、僕は思っています(僕の場合、対象は♀アイドルということになります)。なので、実は「音楽的に」どうのこうのと言うのは、結構ついでだったりするのです。(^_^; 特に1970年代以前のアイドルものはそうだなぁ。アイドル本人が主で、楽曲は従、になっている。とはいえ、そこでしっかり主たるアイドル本人を支えるだけの力を持った楽曲でなければ、疑似恋愛は成立しにくい。まぁ、グラドルも好きな僕がこういうことを言っても説得力はないかもしれないけど。(^^ゞ
 1980年代以降になると、「音楽的に」どうのこうの言えるものも出てくるんだけど(小泉今日子とかね)、その一方で1970年代的なアイドルも未だ残っていたりする。堀ちえみとか好きでした。いや厳密に言うと、堀ちえみは音楽込みで好きになったのは最近なんだけどね(笑)。1980年代を代表するアイドルと言うと、やはりこれは松田聖子と中森明菜ということになるんだろうけど、僕はどちらも好きじゃなかった。別に洋楽を聞き始めてアイドルに興味がなくなったとかいうわけじゃなくて(信じてもらえないかもしれないけど、もともとアイドルは好きじゃなかった。ハマったのは割と最近からなのよ)、ぶりっ子もつっぱりも極端すぎて好きになれなかったんだ。(それは今もそうかな。)
 1990年代になると、これはWinkの独壇場、と言うか、そもそも他にアイドルいたのか?、みたいな状況になるわけですが。(Wink自体は1988年デビュー。)モー娘。とか、ほとんど興味なかったもんなぁ。(モーニング娘。のデビューは1997年。)
 21世紀になると、アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言える物はなくなっちゃったような気がする。少なくとも、疑似恋愛の対象としてはね。替わりにJ-POPの女性アーティストなるものが台頭してきたんではないだろうか。女性ミュージシャン、と言う言い方ではなくて、女性「アーティスト」と呼んでいたと思う。(これを受けてか、今でも、自分たちのことを「アーティスト」と呼んでいるJ-POP「ミュージシャン」が(男女にかかわらず)多数いるようですが、正直、不快です(笑)。音楽家、イコール必ずしも芸術家にあらず、だと僕は思っています。音楽家で芸術家と呼べるのは、ほんのひとつかみの存在で…。例えば、ノーベル賞で騒がれた某氏、とか、ね…。)
 まぁ、2010年代になると、皆さんよくご存知のAKBなんとかとかが流行り始めて、これまた、甘酸っぱい疑似恋愛とは一線を画した、もっと生々しい、浪漫のない(あくまで当社比(^_^;)物に相成りました。(なので、AKBについては特に執着もないのだけれども、それでも「あんなのは握手券を売っているだけで音楽が評価されているわけじゃない」と言って、AKB以外の「音楽とやら」を擁護した気になって、AKBの楽曲の価値を認めようとしない「自称良識派」は、僕は信じないことにしている。アイドルが「音楽以外」に付加価値をつけるなんて、昔から有る話で(それともあなたジャケ買いしたことない人ですか?)、たまたま商戦としての「握手券がヒットした」からと言って、付属(?)の音楽までくさすことはないと思う。少なくとも僕は“恋するフォーチュンクッキー”を聴いてからは彼女らをばかにするのはやめにした。だって、「自称良識派」の人達が演っている(あるいは聴いている)音楽よりも、“恋チュン”の方がよっぽど出来が良かったんだもの。よっぽど心に響いたもの。君たち(もしくは君たちが贔屓している音楽)が売れないのとAKBが売れているのとは相互に関連性はないからね?。人のせいにする前に自己研鑽に励むほうが良いと思うぜ?。)(あ、あと、僕は仮面ライダースナックは残さず美味しく食べていた口です、念のため。)
 とまぁ、1970年代以降のアイドルについて、かなり記憶に頼った、信憑性の薄い私見を述べてきたわけですが。いや、そもそも僕の日記を読んでいる人たちが女性アイドルに興味あるのかどうかと言われると甚(はなは)だ自信がないのですが。いいじゃん、俺の日記なんだし、俺の好きなことについて書いても。(^_^;

■目次に戻る

 
●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。

 さてそこで、我らが高岡早紀ちゃんですが。Wink独走の時代にアイドル・デビューしちゃった娘なわけですが。もちろん、リアルタイムでは僕は全く注目していなかった(前述の通り)娘。今でも、疑似恋愛の対象になるんか、と、問われたら、「ならん」と答えるわけだが。(笑)(^_^;
 いやもちろん美少女だし、可愛げもそこそこあるし、アイドルと言えばアイドルなわけだけども。好みじゃないのか、タイプじゃないのか、と問われると「そういうわけではないんだけれども…」と歯切れの悪い返事を返すしかない。まぁ、“眠れぬ森の美女”(『サブリナ』収録)で、「キスを待ちつづけ眠るなんて恐ろしい話」って言い放つような娘だからなぁ。(作詞したのは真名杏樹なんだけど。)そういう、不思議な妖しさみたいなものを持っていて、安易な「擬似恋愛」などを受け付けないような雰囲気があると思うのです。
 前述の疑似恋愛の対象になるようなアイドルたちって、僕達が今住んでいるこの世界で同じ空気を呼吸している、みたいな親しさがあったわけですが、この娘はそう言った気安さとは違う「近寄りがたさ」の方が先に立つと思うのです。単に大人っぽい、というのとは違うんだよな。

 で、まぁ、そう言った事を思わせる要因の一つとして、やはり、妖しい魅力を放つ楽曲群があると思うのです。

■目次に戻る

 
●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち

 どこか物憂げな楽曲の世界観は前作『サブリナ』と同様。一曲目の出だしが、のどかな鐘の音で始まり、牧歌的な旋律が出てくるので、うっかり安心して気を緩めてしまうのですが、すぐに憂鬱な旋律に取って代わり、「あぁ、やっぱりか」と安堵(?)させてくれます。(^_^;
 加藤は6曲を提供していますが、いずれも、この世界観にしっかりあったものばかりです。と言うか、もしかしたら、これ、加藤自身が設定した世界観なのかもしれません。前回の日記ではそこら辺は「スタッフが設定」したと類推したのですけれども。
 いやもちろん、プロデューサーはちゃんといるわけで、Tomoharu Aikawa と言う人がその人なのですが。誰だ、この人?。有名な人なの?。僕は知らないんですが。(^_^;
 おそらく、彼女のデビュー・シングルである“真夜中のサブリナ”の世界を加藤が設定した時に、「この世界観」が規定されてしまったのではないか、と思ったりするんですが真相は如何に?。

 あるいは、この曲の作詞を担当した真名杏樹が持っていた世界観なのでしょうか…?。僕としては加藤の『うたかたのオペラ』(1980年発表)に通ずる妖しい暗さが漂っていると言う点で、加藤が一役買った、と言う類推に一票入れたいところです。

 もちろん、その物憂い世界観を緩和させる楽曲も混じってはいるわけで、高橋幸宏が作曲したタイトル曲“楽園の雫”などはそうでしょう。加藤が設定した(ということに仮にしておきますが)雰囲気と齟齬(そご)を起こさない程度に、穏やかな空気を挿入することに成功しています。
 高橋はもう一曲“16月に逢いましょう”も提供しています。こちらは、加藤の世界観に従った感がありますが…。それにしても、「16月」ってなんだろう?。4月のことかな?。
 前作に引き続き、千住明も、やはり一曲だけですが、作品を提供しています。これが、大変美しいバラードになっておりまして、高橋の二曲とともに、加藤の「危ない」作風の楽曲に挟まれることによって、その可憐さがいや増すという、なかなかニクい演出になっております。そう言えばこの曲だけ作詞が鈴木博文(ムーン・ライダースの慶一ではない方の鈴木さん)ですね。
 とは言え、“天使失格”は、加藤にしては珍しく、柔らかな曲調になっていて、いきなり違う世界に叩き込まれるというわけではないのであります。(^_^;
 とは言え、(今回この言い回しが多いな(^_^;)終曲の“哀しいサーカス”では、しっかり悲嘆に暮れさせてくれるので、ご安心を。(^_^;

■目次に戻る

 
●高岡の歌声ありき。

 制作側の話にちょっとより過ぎた感がありますが。高岡の囁(ささや)きのような呟(つぶや)きのような不思議な歌声も健在ですね。1972年生まれの高岡は、この時点では17-18才という年齢。この年令で変に可愛げを振りまいてキャッキャした感じになっていないのが凄い、と言うのは以前の日記でも書きましたね。
 前述の楽曲群の不思議な魅力というのは、なんだかんだ言って、この、高岡の声ありきで作られたものなのだろうなぁ、という気がします。考えてみれば前述のWinkにしても、愛想笑いとかはしていなかったわけですし、こういった「クールな」表現というのが1990年代の流行り(トレンド)だったのかな?、という気もしないでもないことはないこともないです。どっちだ(笑)。

■目次に戻る

 
●当時の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディスティック・ミカ・バンドの最初の再結成を行っており、スタジオ作『天晴』(1989年4月発表)に続き、ライヴ・アルバムの『晴天』を1989年7月12日に発表済み、と言う状態でした。次作の『ボレロ・カリフォルニア』(1994年に癌(ガン)で亡くなった奥方の安井かずみが作詞を担当した最後の加藤作品)が1990年10月 - 11月の制作ですので、未だそこまでは着手していない状態だったのでしょうね。

■目次に戻る

 
●2013年再発盤など

 ところで今回の日記は、9曲入りのオリジナル盤に準じているのですが、前作同様、2013年に、オリジナル未収録曲などを追加した形で、CD再発がされています。

楽園の雫+7
高岡早紀 / 楽園の雫+7
10. 薔薇と毒薬 <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
11. パンドラの舟 (作曲:清水信之) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
12. フリフリ天国 (シングル・バージョン) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
13. 悲劇のアイドル (作曲:清水信之)
14. パンドラの舟 -REMIX VERSION- (作曲:清水信之)
15. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>
16. ソレイユ (作詞:覚和歌子/作曲:鶴来正基) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>

※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当CDのウィンドウが開きます。

 こちらには加藤が作曲した“薔薇と毒薬”も収録されています。僕の日記では、この曲は“真夜中のサブリナ”同様、編集アルバムの『モン・シェール』で触れることになりそうです。…覚えていれば、ですが。(^_^;

 蛇足。“フリフリ”って、スパイダースの曲にあったよね?。かまやつひろしの作曲だったと思う。高岡早紀との関連はよくわかりませんが…。

■目次に戻る








■加藤和彦関連日記一覧

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、「お前を儲けさせてやるなんてやなこった!」という方はリンクをクリックしないようにお願いします。m(_ _)m
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…。

最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR