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【CD聴く】中山ラビ / SUKI #中山ラビ #SUKI #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●体力の要(い)る歌声
●救いのある楽曲もある(笑)
●次の加藤和彦日記は…
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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中山ラビ / SUKI

全曲とも作詞:中山ラビ、作曲&プロデュース:加藤和彦

1. 嘆きの南方航路 4:51
2. 愛したりない 3:15
3. スープをさめさせないで 4:12
4. 海の予感 3:46
5. 無情 4:04

6. グッバイ上海 3:11
7. 早春 4:10
8. 花物語 3:46
9. 冬のノクターン 4:24
10. ルフラン 3:57

1983年4月25日発売

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●Youtube音源引用

SUKI(全曲、プレイリスト形式) / 中山ラビ


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●体力の要(い)る歌声

 さて今月の加藤和彦の日記は中山ラビのアルバム『SUKI』であります。

 中山ラビは以前にも紹介したことがありますが、とにかく、聴くのに体力&気力の要(い)る歌い手でして(笑)。
 前回の日記では精神力を振り絞って、ポジティブな内容の日記に仕立て上げたのですが、今回は…。(^_^;

 その日記で紹介した、前作『MUZAN』は、加藤が全面的にプロデュースし、楽曲も4曲ほど提供した意欲作でした。

 今回は、なんと!、全曲、加藤の作曲です!。そんなにまで加藤が気に入ったか、中山さん!?。

 加藤はそんなラビの期待に答えて、彼女の怨念渦巻く歌声に呼応した楽曲を提供しました!。

 
 く、暗い…。
 

 高岡早紀のときも僕はしきりに「憂(うれ)い」と言う言葉を使いましたが、その点ではラビさんも負けていません。いやまぁ、ラビのほうが目上なのですが。

 この時期の加藤はそういう憂いのある音作りを得意としていましたので、両者ピッタリはまり込み、抜け出せない蟻地獄のような(笑)アルバムができました。

 ちなみに、この時期の加藤は自身の音楽活動としてはヨーロッパ三部作を作り終え、次の『あの頃、マリー・ローランサン』(1983年9月1日発売)の少し前、と言う時期。
 ヨーロッパ三部作も憂いのある音作りをしていましたが、不思議なことに加藤自身が歌うと、聴くに耐える作品となるのですな。

 対してこちらは、楽曲の質そのものは高いのですが、ここまで憂いを深められると、ちょっと、僕的にはキツイ…!。

 もう、出だしの一曲目からドツボにはまったような歌唱ですよ。
 
嘆きの南方航路


 なまじ旋律が立っているだけに、ぐいぐい食い込んでくる、食い込んでくる(笑)。こういう世界観が好きな人にはたまらないんでしょうなぁ…。
 ザ・フリーのような打ち沈む暗さとは違いますが、これはこれでキツイですね。(^_^;

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●救いのある楽曲もある(笑)

 アルバム全体を貫くトーンが基本的に「憂い」なわけですが、ほんの少しだけ明るめ、と言うか、救いのある(笑)曲もあるので、それをご紹介しておきましょう。
 
スープをさめさせないで


 ここではラビの歌声もやや明るめですね。何とか聴くに耐えるのでは(笑)ないでしょうか。
 でも歌詞をじっくり聴くとやっぱり怨念を感じてしまう…。(^_^;

 
 もう一曲紹介しておきましょう。歌い出しは憂いがただようけど、イントロとサビが明るめ、と言う楽曲。
 
グッバイ上海

 
 この楽曲は当時シングルでも発売されたそうです。売れたかどうか知りませんけど(笑)。

 ちなみにこの曲のB面(と言う言い方はまだ通じるのかな)は“未練”と言うアルバム未収録曲なのですが、これがどういう曲なのか正体がつかめません。加藤の作曲作品であることは分かったのですが(作詞はラビ)、肝心の音は、Youtubeで検索しても見当たらないのです。
 この曲についての詳細、知っている人は教えて~!。

 そんなこんなで、これだけアクの強い作品だと、ダメな人には全然ダメだけど、ハマるひとはドツボにはまるだろうなと言う気がします。

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●次の加藤和彦日記は…

 今度の加藤和彦日記はもう少し明るめで行こうと思います。ので期待していただいてもいいですよ?。

 ですが、ここで一つ恐ろしいことを告げておかねばなりません。

 加藤とラビが組んだアルバムが、もう一枚あるのです…!。

 そちらもいつかはご紹介したいと思っておりますので、覚悟だけは決めておいてください…、アーメン!。

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■加藤和彦日記一覧
■ミュージシャン別日記一覧
 
 
 
 
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テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD聴く】シモンズ / ヒット・コレクション #シモンズ #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●爽やか女声フォーク・デュオ
●加藤和彦との因縁
●「ほら、チェルシー、もひとつ、チェルシー」
●締りのない締めくくり
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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シモンズ / ヒット・コレクション

1 恋人もいないのに (作詞:落合武司 作曲:西岡たかし 編曲:葵まきひこ)
2 ふり向かないで (作詞作曲:谷村新司 編曲:葵まきひこ)
3 ひとつぶの涙 (作詞作曲:瀬尾一三 編曲:葵まきひこ)
4 つぼみ (作詞作曲:田中由美子 編曲:ボブ佐久間)
5 おくれて来た少女 (作詞:北山修 作曲:杉田二郎 編曲:葵まきひこ)
6 ホワイ (作詞作曲:玉井妙子 編曲:ボブ佐久間)
7 風はそよかぜ (作詞作曲:瀬尾一三 編曲:ボブ佐久間)
8 夢 (作詞作曲:ヨモ・ヨシロー 編曲:ボブ佐久間)
9 思い出の指輪 (作詞:ミカ 作曲:加藤和彦 編曲:葵まきひこ)
10 この広い空のどこかに (作詞:落合武司 作曲:玉井妙子 編曲:葵まきひこ)
11 若草の雨 (作詞:田中由美子 作曲:弓井久 編曲:葵まきひこ)
12 ふるさとを見せてあげたい (作詞:落合武司 作曲:玉井妙子 編曲:ボブ佐久間)
13 恋は風船 (作詞作曲:田中由美子 編曲:ボブ佐久間)
14 なぜかしら (作詞作曲:谷村新司 編曲:葵まきひこ)
15 秋がふたたび (作詞:たかたかし 作曲編曲:葵まきひこ)
16 恋の悩みは不思議なもの (作詞作曲:谷村新司 編曲:瀬尾一三)
17 約束のコスモス (作詞:うさみかつみ 作曲:鈴木邦彦 編曲:馬飼野康二)
18 幸せ色した貝がら (作詞:安井かずみ 作曲:小林亜星 編曲:馬飼野康二)
19 取消して下さい (作詞作曲:玉井妙子 編曲:瀬尾一三)
20 ここから独りで (作詞:千葉和也 作曲:森田公一 編曲:青木望)

※著作権管理が厳しいため音源引用はありません。

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●爽やか女声フォーク・デュオ

 さて、僕の日記では、定期的に、加藤和彦関連の音源を採り上げています。

 今回は、1970年代初頭に活躍した女性デュオ、シモンズを採り上げてみたいと思います。

 と言っても、著作権監視がなかなか厳しく、肝心の加藤和彦提供の楽曲の彼女らによるYoutube音源はありません。(^_^;

 どうやって紹介すれば良いものやら…。

 とりあえず、彼女らのデビュー・ヒット、“恋人もいないのに”の音源だけは引けたので、それで、彼女らの雰囲気だけは感じ取ってください。

 参考音源
恋人もいないのに


 この音源も、実際のマスター音源ではなく、ミックスがやや異なっているそうです。本来なら主旋律が大きめなのですが、このミックスでは副旋律が大きめになっているようです。なかなか厳重ですね、BMGファンハウスさん。(^_^; (僕の持っているCDがBMGファンハウスなのでこう書きましたが、現在はソニーが音源の権利を持っているようです。厳重なのもむべなるかな。)

 さて、これをお聴きになって分かる通り、彼女らは女声二人による爽やかなハーモニーを身上としたフォーク・デュオでした。ここで、「日本におけるフォーク・ソングとはそもそも…」とやりだすと面倒くさいことになるのでやめときます。(^_^;

 あと、解説で「フォーク界のアイドル」と言う表現をしているのですが、これも追求すると面倒くさいことになりそうなのでやめておきます。(^_^;

 このCDに収められている他の曲もこの印象を覆(くつがえ)すものではないので、そう言う認識で良いでしょう。好きな人は好きでしょうし、そうでもない人にはそうでもないでしょう。僕個人としてはそんなに嫌いではないのですが、CDチェンジャーのセット順で、デイヴィッド・ボウイーの後にしちゃったもので、両者のギャップにちょっとめまいがしています(笑)。

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●加藤和彦との因縁

 さて、彼女らと加藤和彦とは、浅からぬ因縁があります。以前の日記でも記したのですが、加藤和彦と北山修がデュエットでヒットさせた“あの素晴しい愛をもう一度”は、本来ならシモンズのデビュー曲になるはずだったのです。それがなぜ加藤と北山のデュエットになったのか、はっきりしたことはわかっていません。
 加藤と北山の“あの素晴しい~”はオリコンで10位まで上がりましたが、もしシモンズの爽やかな歌声で歌われていたらどうだったか。

 参考音源
あの素晴しい愛をもう一度/加藤和彦 北山修


 結局、彼女らのデビュー曲は西岡たかしと落合武司が作るのですが、その“恋人もいないのに”はオリコン21位とまずまずのヒット。歌い手が変わっていればこの順位が変わっていたのかどうか。

 加藤も悪い事したと思っていたのかどうか、少し後の1972年に、“思い出の指輪”と言う楽曲を書き送ります。作詞の「ミカ」は加藤の妻になる(すでになっていたのかな)福井光子のことです。

 この楽曲は、シモンズ本人たちのYoutube音源はないのですが、別の方が極力雰囲気を壊さないようにカバーした音源がありましたので、参考音源として引用しておきます。
 楽曲の良さはこの演奏でも伝わるはずです。

思い出の指輪 シモンズ 【cover】by 1385hiro


 CDの解説によると「5枚目のシングル盤としてリリースされたこの曲は、(中略)加藤作品としても名曲の部類に入る逸品だ」と、べた褒めです。僕個人の感想としても、この曲はなかなかいい曲だと思います。でも、チャートインはしなかったです。よくある話ではありますが、デビュー曲でヒットしたら、後は下がるだけ…、みたいなパターンに彼女らも陥(おちい)っちゃったみたいですね…。

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●「ほら、チェルシー、もひとつ、チェルシー」

 あと、このCDには収録されていないんですけど、シモンズって、チェルシー(明治製菓のお菓子)CMソングのオリジナル歌手だったんですね。

チェルシーの唄(作詞:安井かずみ 作曲:小林亜星)(当CDには未収録)


 ♪ほ~ら~、チェルシ~ィ~、もひと~つ~、チェルシ~~♪

 良いですね~。この曲が入っているCDはこちらになります。
GOLDEN☆BEST シモンズ オールソングス・コレクション
 彼女らのオリジナル・アルバム4枚を全収録して、ボーナス・トラック2曲を追加(“チェルシーの唄”含む)した二枚組のCDです。

 まぁ、僕は加藤作品が聴ければよかったので、今回紹介した一枚物のCDで問題ないんですけどね。(^_^;

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●締りのない締めくくり

 こんな感じで、加藤の作品にも触れつつ、シモンズを紹介いたしました。

 この日記シリーズって、加藤の作品に注目しているのか、それとも歌っているミュージシャンに注目しているのか、書いている自分でもよくわかっていません(笑)。

 次回は…、え~っと、タイプのガラっと違う女性シンガーを取り上げる予定です。あまり期待せずにお楽しみにしていてください。(^^ゞ

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■加藤和彦日記一覧






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テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD聴く】高橋幸宏 / サラヴァ! #高橋幸宏 #サラヴァ! #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●YMO日記じゃないよ加藤和彦日記だよ
●ざっくりしたアルバムの背景
●加藤和彦の“ラ・ローザ”
●坂本龍一の“エラスティック・ダミー”、シャンソンの“セ・シ・ボン”
●再吹き込みの『Saravah Saravah !』
●あとがき


●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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高橋幸宏 / サラヴァ!

1.「VOLARE (NEL BLU DIPINTO DI BLU)」 詞:Domenico Modugno 曲:Matteo Treppiedi・Francesco Migliacci 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
2.「SARAVAH!」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
3.「C'EST SI BON」 詞:Andre Hornez・中原淳一 曲:Henri Betti 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
4.「LA ROSA」 詞:高橋ユキヒロ 曲:加藤和彦 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
5.「MOOD INDIGO」 詞:Irving Mills 曲:Duke Ellington・Barney Bigard 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
6.「ELASTIC DUMMY」 曲:坂本龍一 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
7.「SUNSET」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
8.「BACK STREET MIDNIGHT QUEEN」 詞:高橋ユキヒロ・Chris Mosdell 曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
9.「PRESENT」 詞・曲:高橋ユキヒロ 編:坂本龍一・高橋ユキヒロ
 
 
<support musician>
大村憲司:electric guitar
鈴木茂:electric guitar
高中正義:electric guitar
松木恒彦:electric guitar
和田アキラ:electric guitar
加藤和彦:acoustic guitar
細野晴臣:electric bass
坂本龍一:acoustic piano・fender rhodes・KORG PS-3100・Arp Odessey・Hammond organ・brass arrangement・strings arrangement
今井裕:percussion
斉藤ノブ:percussion
浜口茂外也:percussion
林立夫:percussion
BUZZ:chorus
山下達郎:chorus
吉田美奈子:chorus
ラジ:chorus
秋川リサ&friends:clapping

produced by 高橋ユキヒロ
co-produced by 坂本龍一
engineered by 千葉精一

1978年6月21日発売

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●Youtube音源引用

サラヴァ! / 高橋幸宏 (全曲)


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●YMO日記じゃないよ加藤和彦日記だよ

 えぇっと、加藤和彦日記です。
 決して「イエロー・マジック・オーケストラ・メンバー・ソロ日記」ではありません。(^_^;

 「加藤和彦日記」というのは、加藤和彦に関連した音源を手当たり次第漁(あさ)って、好き放題書きまくるというシリーズの日記です。(^_^;
 どっちかと言うと他人に提供した楽曲を中心に採り上げているのですが、もちろん本人の音源も採り上げていますよ?。

 という事で、今回は高橋幸宏のファースト・ソロアルバムに一曲楽曲を提供しているので、その日記です。

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●ざっくりしたアルバムの背景

 この時期の加藤和彦は、画期的だったサディスティック・ミカ・バンド解散後に2枚目のソロ・アルバム『ガーディニア』(1978年2月)を発表した頃。残念ながら、筆者もきちんとフォローできていない時期です。(^_^;

 一方の高橋幸宏は、サディスティック・ミカ・バンドの残兵によるサディスティックスに参加して何枚かアルバムを出したものの、今ひとつ手応えを感じそこねていた頃。(と、知ったげなことを書いたが、実際に音を追って検証したわけではないです。(^_^;)

 細野晴臣(ベース)、坂本龍一(キーボード)の後のイエロー・マジック・オーケストラ組の参加が気になるところです。
 一方で高中正義(ギター)などはミカ・バンド人脈でもあるわけです。

 しかしながら、ここで繰り広げられる音世界は、どちらとも異なる、高橋幸宏自身の浪漫的な音であるところが傾聴すべき点であると思います。

 三曲のカバー(カンツィオーネ(イタリア歌曲)の“ヴォラーレ”、シャンソン(フランス歌曲)の“セ・シ・ボン”、ジャズ・スタンダードの“ムード・インディゴ”)の色が強すぎて、他のオリジナル曲が影が薄いのですが、ま、これは仕方ないかな。

 アルバム・タイトルの「SARAVAH」とはなんの意味かと思っていろいろ調べてみたのですが、あんましよくわかんないです。(^_^;
 どこか異国の言葉で「あなたに祝福あれ」と言った感じの言葉らしいんですけどね。

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●加藤和彦の“ラ・ローザ”

 加藤和彦が提供したのは“ラ・ローザ”。小洒落た雰囲気が浪漫を醸し出す佳曲です。
 「LA ROSA」とはなんの意味ぞや?、と調べてみたのですが、これもよくわかりませんでした(笑)。多分フランス語で「薔薇」のことではないかと思うのですが…。

ラ・ローザ


 独り立ちをする高橋への餞(はなむけ)と言ったところでしょうか。ちなみにですが、高橋はサディスティック・ミカ・バンドでドラムスを叩いておりましたので念の為。
 も一つ念のために言っときますと、サディスティック・ミカ・バンドのリーダーが加藤和彦でした。


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●坂本龍一の“エラスティック・ダミー”、シャンソンの“セ・シ・ボン”

 一方、坂本龍一も歌無しのインスト曲を提供しています。

エラスティック・ダミー


 このコンビだからといって、YMO的な音を期待すると肩透かしを食らわされます。(^_^;
 イージー・リスニング的かな?。でもこれはこれで品の良く明朗な楽曲だと思います。

 加藤和彦云々を抜きにすれば、僕が一番印象に残ったのは“セ・シ・ボン”でしょうか。この題名は「とても良い」と言う意味のフランス語ですね。
 いかにも小粋なヨーロッパ風の歌曲だと思います。

セ・シ・ボン


 原曲は…えーと、自分で調べて(笑)。そうやって自分でルーツを探るのも音楽の楽しみの一つよ!。さぁ、探して極めるのよ!。(なぜオネェ言葉。(^_^;)

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●再吹き込みの『Saravah Saravah !』

 このアルバムは高橋のファースト・ソロアルバムになるんですが、昨年(2018)ボーカルだけを録り直した『Saravah Saravah !』と言うアルバムが突如発売されました。
 細野晴臣もファースト・アルバム『HOSONO HOUSE』を再構築した新録のセルフ・カバー・アルバム『HOCHONO HOUSE』を発表したし、なんぞ、流行りなんですかね?。

Saravah Saravah ! / 高橋幸宏
高橋幸宏 / Saravah Saravah !

 まぁ、僕はそこまで高橋に思い入れがないので、こちらの旧盤だけで満足していますけど。Amazonの試聴で聴いて見た限りでは、結構こちらとは趣(おもむき)の変わったボーカルになっていて、ファンなら聴きたいところかな。

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●あとがき

 ま、そんな感じで、YMO日記ではなく、あくまで加藤和彦日記なのでありました。
 加藤はこのあと、YMOのメンバーを入れ替わり立ち替わり起用して、傑作三部作(『パパ・ヘミングウェイ』『うたかたのオペラ』『ベル・エキセントリック』)を制作し、実質的に最後のピークを迎えます。
 そう思うと、ここでの高橋への作品提供はなかなかに感慨深いものがあります。…いやまぁ、1980年代になると節操なくアイドルとかに曲提供しているんだけどね(笑)。

 そんなこんなで、次回の加藤和彦日記はなんにしようかな~。再び女性アイドル路線に戻ってみようかしらん♪。
 んな感じで、あんま期待せずに楽しみにしていてくださいませ~。

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テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

【CD入手】高岡早紀 / S’Wonderful! 他 #高岡早紀 #加藤和彦 #Swonderful

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●高岡早紀シリーズ最終回~この時期の加藤和彦
●激減した加藤作品
●ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア
●S’Wonderful! 2013年盤
●結び

 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
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高岡早紀 / S’Wonderful!

1. 悲しみの女スパイ (作詞:森雪之丞 作編曲:高橋幸宏) 5:21
2. M (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:34
3. Top Secret (作詞:サエキけんぞう 作曲:大沢誉志幸 編曲:桜井鉄太郎) 3:50
4. スパイになりたい (作詞作編曲:桜井鉄太郎) 4:00
5. 恋はいつも愚かなもの (作詞:森雪之丞 作曲:大沢誉志幸 編曲:矢野誠) 4:38
6. ペテン師バッドムーン (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:09
7. 寒い国のジゴロ (作詞:森雪之丞 作編曲:加藤和彦) 4:17
8. 東京チューチュー (作詞:真名杏樹 作編曲:高橋鮎生) 2:51
9. Ni-ya-oo (作詞:森雪之丞 作曲:高橋鮎生 編曲:矢野誠) 4:30

 1991年9月21日発売
 1991年3月-6月18日録音

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●Youtube音源引用

S’Wonderful! (全曲) / 高岡早紀


 
 加藤和彦作品抜粋

M / 高岡早紀

 プリプリのあの曲じゃないぞ。(^_^; 紛らわしい曲名だな!。鬱陶(うっとう)しいほどのマイナー・キーが逆に中毒性を帯びています。

ペテン師バッドムーン / 高岡早紀

 これは明るめの曲。ちょっと気取った感じなのが加藤らしい。

寒い国のジゴロ / 高岡早紀

 これも短調の曲。テンポ速めながら、どこかしらノスタルジィも感じさせる楽曲。

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●高岡早紀シリーズ最終回~この時期の加藤和彦

 さて、今月の加藤和彦シリーズ日記です。このシリーズでは、加藤本人の作品のほか、他者に提供した作品も採り上げています。
 最近は高岡早紀を立て続けに紹介していたのですけれども、その最終回となります。
 そして、今まで紹介したCDに未収録だった音源も今回はまとめて面倒見ます。まぁ、2013年再発盤(ボーナス・トラック付き)を持っている人には不要な紹介なんですけどね。(^_^;
 筆者は基本的に旧い1989-1991年盤(ボートラ無し)しか持っていないので、そういう前提でご紹介したいと思います。

 この時期の加藤は最後のソロ・アルバムとなった『ボレロ・カリフォルニア』を1991年2月27日にリリース。それ以降は、他者への作品提供は多数あるものの、自己が中心となる作品は2002年10月30日発表のザ・フォーク・クルセダーズ名義の『戦争と平和』まで待たねばなりません。
 また、この間に愛妻の安井かずみを失っています…。(1994年3月17日逝去。)

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●激減した加藤作品

 前作までは、アルバムの半分以上が加藤作品だったのですが、今回はぐっと減って3曲のみです。
 制作側が方針を変えたのか、加藤が飽きたのか。真相は知れませんが、とにかく3曲のみです。
 これまで高岡に提供した加藤作品は、うざったいぐらいに物憂い曲が多かったわけですが、ここでもその傾向は変わらず。“ペテン師バッドムーン”が比較的明るめなくらいですね。(^_^;

 と、加藤作品は少なめなんですが、アルバム全体の印象としては、前作までの憂(うれ)いのある作風を踏襲しています。ならなぜ加藤作品が激減したのか!?。なんとも不思議な話ではあります。

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●ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア

 さて、1989-1991年盤で集めた筆者のような人は、ボートラ付きの2013年盤を羨(うらや)ましく思っているわけですが、買い直し以外の対処法が無いわけではないです。
 2013年盤のボートラはカラオケ・トラックを除いて、基本的にオリジナル・アルバム未収録曲なので、下記のCDで代替出来るのです。

ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア (2009年9月16日発表)
高岡早紀 / ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア~
(シングルコレクション)
1. 真夜中のサブリナ (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:16
2. NON! NON! NON! (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) * 4:21
3. 眠れぬ森の美女 (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:06
4. オーロラの微笑み (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:桜井鉄太郎) * 4:01
5. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:46
6. ソレイユ (作詞:覚和歌子 作曲・編曲:鶴来正基) * 3:41
7. 薔薇と毒薬 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 4:41
8. パンドラの舟 (1989 アニメ『メガゾーン 23 III』) (作詞:森雪之丞 作曲:清水信之) * 4:11
9. フリフリ天国 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 5:11
10. 見知らぬ彼女への伝言 (作詞:森雪之丞 作編曲:加藤和彦) 4:36
11. セザンヌ美術館 (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 4:31
12. 哀しみのヴェニス (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 5:06
13. Ni-ya-oo (作詞:森雪之丞 作曲:高橋鮎生 編曲:矢野誠) 4:36
14. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) * 4:31

(モア・セレクション)
15. 女優マリアンヌ (作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦) 4:31
16. コバルトブルーの翼がほしい (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明) 5:26
17. 悲劇のアイドル (1989 アニメ『メガゾーン 23 III オリジナル・サウンドトラック』) (作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之) * 4:21

 *:この日記シリーズで未紹介の楽曲

ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア (2009年発表) (全曲) / 高岡早紀


上記よりオリジナル・アルバム未収録シングル など抜粋 / 高岡早紀


1. NON! NON! NON! (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:21
2. オーロラの微笑み (作詞:真名杏樹 作編曲:桜井鉄太郎) 4:01
3. ソレイユ (作詞:覚和歌子 作編曲:鶴来正基) 3:41
4. パンドラの舟 (1989 アニメ『メガゾーン 23 III』) (作詞:森雪之丞 作曲:清水信之) 4:07
5. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) 4:31
6. 悲劇のアイドル (1989 アニメ『メガゾーン 23 III オリジナル・サウンドトラック』) (作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之) 4:21

 この日記シリーズで未紹介の楽曲群です。

 そこからさらに、加藤和彦提供の2曲を抜粋。

NON! NON! NON!

 これは、デビュー・シングル“真夜中のサブリナ”のカップリング曲だったものです。

『カ・ル・ナ・バ・ル』

 こちらはラスト・シングル(当時)“Ni-ya-oo”のカップリング曲だったもの。

 “NON! NON! NON!”の歌詞は、中森明菜の“少女A”の二番煎じみたいで感心しないけど、“『カ・ル・ナ・バ・ル』”の明るさは、これまでにない感じで、グッド!、だと思います。なんだ、加藤くん、明るい曲も書けるんじゃん(笑)。

 と言う感じで、かなりの曲目の重複はありますが、このCD一枚で1989-1991年盤の補完ができます。ついでに言うと、前回ご紹介した企画編集アルバム『モン・シェール』での未発表歌唱曲およびオリジナル・アルバム未収録曲もこちらに含まれていますので、実は『モン・シェール』も事実上不要だったりします。(^_^; ただそこでのインスト曲はこちらのCDに含まれていませんので、こだわる人は、まぁ、『モン・シェール』買ってもいいかな、と言う感じですが…。
 ちなみに2013年再発盤『Romancero』でも上述の『モン・シェール』収録の楽曲が収録されているのは、以前の『Romancero』の日記でも書きました。そちらでは“コバルトブルーの翼がほしい”と切れ目なくメドレーになっているインスト“CODA「夜明けに」”も併録されています。こちらの『ゴールデン☆ベスト~』では“コバルト~”のお終いはフェイド・アウト処理になっています。どちらが良いかは一概には言えないですねぇ…。

『ゴールデン☆ベスト~』の“コバルトブルーの翼がほしい”


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●S’Wonderful! 2013年盤

 蛇足的に、『S’Wonderful!』の2013年盤もご紹介しておきます。曲目はボーナストラックのみ記しています。

高岡早紀 / S’Wonderful! +5
10. 『カ・ル・ナ・バ・ル』 (作詞:真名杏樹 作編曲:加藤和彦) <ボーナス・トラック(未収録シングル)> 4:27
11. セザンヌ美術館 (オリジナル・カラオケ)(作詞:安井かずみ 作編曲:加藤和彦) <オリジナル・カラオケ集4>
12. 哀しみのヴェニス (オリジナル・カラオケ)(作詞:安井かずみ 作編曲:加藤和彦) <オリジナル・カラオケ集4>
13. Ni-ya-oo (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集4>
14. 『カ・ル・ナ・バ・ル』(オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集4>

 カラオケのトラックに作詞者のクレジットを記すのも変な感じですが、やはり、詞あってこそカラオケとして歌える、と思うので…。

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●結び

 高岡早紀はこのアルバム『S’Wonderful!』発表で、いったん歌手活動に区切りをつけました。
 2014年になって歌手としての活動を再開するのですけれども、当然ながら、そこに加藤の姿はありません。
 なので、僕の日記でも高岡早紀シリーズはこれでお終いです。
 そんな感じで、一昨年(2017年)の7月から延々と高岡早紀を聴き続けてきましたが、やっと終わりました!。
 次回は、誰を採り上げるべぇかな、と言う感じですが、ま、余り期待せずにお楽しみにしていてください。

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■加藤和彦日記一覧
 
 
 
 

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD入手】高岡早紀 / モン・シェール #高岡早紀 #モンシェール #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●無用なアルバム?
●単なる編集物ではない?
●この頃の加藤和彦
●次回予定


 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
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高岡早紀 / モン・シェール

1. Introduction「夢の扉」 (作曲・編曲:千住明) 0:32
2. 真夜中のサブリナ (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:06
3. 眠れぬ森の美女 (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 3:56
4. Intermission「妖精の森」 (作曲・編曲:千住明) 0:24
5. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦) 4:38
6. ナイフの鳥、綺麗な石 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:清水信之) 4:27
7. 薔薇と毒薬 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 4:36
8. フリフリ天国 (作詞:森雪之丞 作曲・編曲:加藤和彦) 5:06
9. Intermission「悲しみよこんにちは」 (作曲:加藤和彦 編曲:千住明) 1:42
10. 女優マリアンヌ (作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦) 4:26
11. セザンヌ美術館 (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:加藤和彦) 4:22
12. コバルトブルーの翼がほしい (作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明) 5:19
13. Coda「夜明けに」 (作曲・編曲:千住明) 0:52

1.4.9.13.は歌なしの演奏のみで、全て当アルバム初出。
『サブリナ』収録曲:3.5.6.
『楽園の雫』収録曲:8.(ただし当アルバム収録ヴァージョンはシングル・ヴァージョンかも)
『Romancero』収録曲:11.
オリジナルアルバム未収録シングル曲:2.7.
当アルバム初出:10.12.

 1991年3月21日発売

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●Youtube音源引用

モン・シェール / 高岡早紀


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●無用なアルバム?

 さて、今月の加藤和彦の時間です。

 前々々回、前々回、前回に引き続き高岡早紀なわけですが。

 今回のこれは『Romancero』の次に発売された編集アルバムですね。

 2013年に再発されたボーナス・トラック付きCD群を持っている人にはほぼ無用のアルバムではあります。特に、加藤和彦作曲の“女優マリアンヌ”は、以前は当アルバムでしか聴けなかったのですが、2013年盤では『Romancero+7』に収録されているので、まぁ、当アルバムの存在価値は限りなく薄くなっておりますなぁ。

 その他、オリジナル・アルバムに未収録だった“真夜中のサブリナ”も2013年盤『SABRINA+8』に収録されておりますし、“薔薇と毒薬”は『楽園の雫+7』に収録。加藤作品ではないですが“コバルトブルーの翼がほしい”(当時はこのアルバムでしか聴けなかった)も前述の『Romancero+7』に収録されております。

 とまぁ、かように、2013年盤とは曲目が重なっておるわけです。その上、2013年盤『SABRINA+8』には、加藤作品でオリジナルには未収録(当アルバムにも未収録)だった“NON!NON!NON!”もフォローされておるので、更に限りなく「用無し」なアルバム扱い。(^_^;

 かてて加えて、高岡の歌唱した曲に限れば、別の編集アルバム『ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア~』(2009年)でオリジナル・アルバム未収録曲もばっちりフォローされていたりします。もちろん“女優マリアンヌ”も“コバルトブルーの翼がほしい”もです。今さらこのアルバムを入手する意味有るの?、って感じなんですな。

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●単なる編集物ではない?

 とは言え、千住明作編曲による3曲+1曲(加藤和彦楽曲の編曲)のインストが楽曲間の橋渡しの役割を果たし、かなり趣(おもむき)の違う印象を与えているのも事実。そう言った点に着目しながら、ちょこっと聴いてみましょう。

 “Introduction「夢の扉」”は明るめの楽曲。ここから“真夜中のサブリナ”へと落とされる落差がなんとも言えないのですな(笑)。“真夜中の~”はファースト・アルバム『サブリナ』には収録されなかった、高岡のデビュー曲。B面の“NON!NON!NON!”(この曲のアルバム初収録はおそらく前述の編集アルバム『ゴールデン☆ベスト~シングル・コレクション&モア』)と合わせて、物憂げな高岡像を印象づけた名曲。もう一曲のアルバム未収録シングル曲“薔薇と毒薬”は加藤提供曲としては明るめの曲。『サブリナ』と『楽園の雫』の間に出されました。

 逆にもともと明るめの“悲しみよこんにちは”のイントロに物憂げな“Intermission「妖精の森」”をつけているのがなかなか面白いです。

 そしてその“悲しみよこんにちは”を間奏曲としてアレンジした“Intermission「悲しみよこんにちは」”に続き、当時の未発表曲だった“女優マリアンヌ”を披露。作詞が森雪之丞と言うことはセカンドの『楽園の雫』からのアウトテイクでしょうか。ファースト『サブリナ』のアウトテイクの可能性もありますが。加藤和彦提供曲らしい憂いを帯びた名曲。既発表の“セザンヌ美術館”をはさみ、おそらくはその曲と同時期の『Romancero』からのアウトテイクと思われる“コバルトブルーの翼がほしい”が登場。加藤は関わっていない楽曲ですが、これも素敵な出来になっています。“Coda「夜明けに」”とはひとつながりになっていて、アルバムの穏やかな締めとなっています。

 と言ったように、インスト楽曲を巧みに配置した構成になっており、単なる編集アルバムとして片付けるのはちょっと惜しい仕上がりになっています。

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●この頃の加藤和彦

 この編集アルバムの制作には、おそらくは加藤は直接関わってはいないと思われます。

 時期的には『ボレロ・カリフォルニア』(1991年2月27日発表)を発表したころに当たります。このアルバムは加藤のソロ作品としては最後になってしまったもの。
 同時期には日本初のマルチメディアソフトと呼ばれる『Alice』(1991年8月発表)の音楽を手がけたりしています。
Alice
 このソフトはMacintosh用とWindows3.1用が制作されましたが、残念ながら現在では入手困難な状態。筆者も未所持です。

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●次回予定

 高岡早紀はこの後、もう一枚オリジナル・アルバム『S’Wonderful!』を発表しますが、そこでいったん歌手活動を休止します。歌手として復活したのは21世紀に入って10年以上もたってからで、その時はすでに加藤和彦は物故していました。
 なので、この日記では、次に採り上げる『S’Wonderful!』で、高岡は終わりです。その時に、オリジナル・アルバム未収録曲を再度整理する予定です。あまり期待せずにお楽しみにしていてください。(^_^;

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■加藤和彦関連日記一覧


テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

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