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【CD入手】リー・モーガン / VOL.3 (紙ジャケット仕様) #LeeMorgan #LeeMorganVol3

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●オリエンタル(?)な幕開け
●クリフォードの思い出 聴き比べ
●軽快で明るいアルバム
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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リー・モーガン / VOL.3
 
 
 
1. "Hasaan's Dream" ハサーンズ・ドリーム - 8:44
2. "Domingo" ドミンゴ - 9:22

3. "I Remember Clifford" クリフォードの想い出 - 7:07
4. "Mesabi Chant" メサビ・チャント - 6:09
5. "Tip-Toeing" ティップ・トーイング - 6:39

All compositions by Benny Golson

Released 1957
Recorded March 24, 1957

Personnel
Lee Morgan - trumpet
Benny Golson - tenor saxophone
Gigi Gryce - alto saxophone, flute
Wynton Kelly - piano
Paul Chambers - bass
Charlie Persip - drums

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●Youtube音源引用

VOL.3 / リー・モーガン VOL.3 / Lee Morgan



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●オリエンタル(?)な幕開け

 なんちゃって中近東を思わせる冒頭のあやしい雰囲気で、ありゃりゃ、と腰砕けになるのだが。オリエンタリズムってやつですか?。
 でもまぁ、最初を除けばまともな演奏になるので、一安心。

 重厚な三管編成(トランペット、テナー・サックス、アルト・サックス)が楽しめるアルバムとなっています。と言っても重たい感じはなく、実に軽快。

 ベニー・ゴルソンというテナー・サックス奏者が全曲の作曲をしています。編曲も多分この人なのかな?。
 あちこちのジャズ・アルバムで、作曲者として名前を見かけるので、割と有名な人のようです。

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●クリフォードの思い出 聴き比べ

 “クリフォードの思い出”は、以前紹介したドナルド・バードとジジ・グライスの『ジャズ・ラブ』の日記でも聴き比べをしましたが、ここでも改めて聴き比べてみましょう。

アイ・リメンバー・クリフォード / ドナルド・バード&ジジ・グライス


 
クリフォードの想い出 / リー・モーガン


 バードとグライスの録音がこの曲の世界初吹き込み(1957年3月13日)ですが、この曲のモデルになったトランペット奏者クリフォード・ブラウンは1956年6月26日に自動車事故で亡くなっています。
 バードの編成は自身のトランペットの他にグライスのアルト、さらにはトロンボーン、フレンチ・ホルン、チューバ、バリトン・サックスまでが加わった六管編成。
 アドリブ・ソロを取っているのはバードのトランペットとグライスのアルト。尺は短めです。

 モーガンは、自身のソロをたっぷり聴かせた後、ウィントン・ケリーのピアノにバトンタッチ。モーガンのソロをじっくり聴かせている分、こちらのほうが尺は長めです。

 短めに言いたいことを言い切ったバードの演奏も、溢れる思いを止めることなく演奏にぶつけたモーガンと、どちらかに軍配を上げるのは僕には難しいです。世間一般的にはモーガンに軍配、と言うか、バードの『ジャズ・ラブ』自体が忘れ去られているかのようで寂しいのですが。(T_T)

 いずれにせよ、“クリフォードの思い出”は、ジャズ界になくてはならない重要なスタンダード曲となっています。色んな人が演っているから、動画を探してみると面白いよ~。

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●軽快で明るいアルバム

 ゆったりした曲は先の“クリフォード~”だけで、後は軽快な楽曲と演奏が並んでいて聴きやすいですね。「陰」な楽曲が一つもないのが良いです!♪

 このアルバムは“クリフォード~”だけで語られることの多いアルバムなんですが、その他の楽曲・演奏を侮(あなど)るのはもったいないです。…いや、冒頭のなんちゃってオリエンタルはともかくとしてね。(^_^;

 締めのこの曲なんて、本当に心浮き立ちます。ポール・チェンバースのベースもキマってます!。

ティップ・トーイング / リー・モーガン


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■ミュージシャン別日記一覧
 
 
 
 
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【CD聴く】ジョン・コルトレーン / トレーニング・イン - from コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス #JohnColtrane #TraneingIn #JohnColtraneWithTheRedGarlandTrio

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●たっぷり楽しめるワン・ホーン・アルバム
●各曲雑感
●次回のコルトレーン日記
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ジョン・コルトレーン / トレーニング・イン

・Traneing In / John Coltrane with the Red Garland Trio
1. Traneing In (John Coltrane) 12:31
2. Slow Dance (Alonzo Levister) 5:26

3. Bass Blues (John Coltrane) 7:45
4. You Leave Me Breathless (Ralph Freed, Friedrich Hollaender) 7:23
5. Soft Lights And Sweet Music (Irving Berlin) 4:41

John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Art Taylor – drums

Released March 1958
Recorded August 23, 1957, Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey

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●Youtube音源引用

トレーニング・イン / ジョン・コルトレーン
Traneing In / John Coltrane with the Red Garland Trio



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●たっぷり楽しめるワン・ホーン・アルバム

 コルトレーンのワン・ホーン・アルバムです。管楽器がコルトレーンのテナー・サックスだけなので、彼の吹奏がたっぷり楽しめる作品となっています。

 このぐらいの年代になってくると、コルトレーンもけっこう余裕綽々(しゃくしゃく)で演奏しているのがわかります。

 空間を音で埋め尽くすという、例の「シーツ・オブ・サウンド」も、その萌芽が見える(聴こえる)所まで来ていますね。

 ここでのコルトレーンは、いきなり絶頂から切り込んでいくということはなく、おとなしめに始まり、次第に盛り上がっていくパターンですね。

 なお、現行盤では『トレーニング・イン』と言うタイトルですが、元々は『ジョン・コルトレーン・ウィズ・レッド・ガーランド・トリオ』と言うタイトルで、。ジャケットも違っていました。内容は同じですけど。

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●各曲雑感

 さて、簡単に各曲を見て(聴いて)いきましょう。

 タイトル曲ではなかなかコルトレーンが出てきません。レッド・ガーランド主導のピアノ・トリオ演奏が続いた後、3分35秒あたりでおもむろにコルトレーンが入ってきます。そして次第に暖まっていき、勢いにあふれる吹奏になってゆく。
 コルトレーンの次に出てくるポール・チェンバースのベース・ソロが渋くもカッコいい!。
 そして、ガーランドのソロの後、再びコルトレーンだ!。こちらの演奏も素晴らしい!。


 チェンバースの短いベース・ソロから始まるスロー・ナンバー“スロウ・ダンス”でもコルトレーンの悠々とした吹奏が楽しめます。そしてまた、ここでも続けてチェンバースのベース・ソロが聴けて、個人的にベースの音が好きな僕はニンマリ。


 “ベース・ブルース”では曲の冒頭からコルトレーン登場。次第に勢いに乗っていく様子が心地よい。
 この曲、タイトルからしてベースが活躍するのかと思ったら、確かに曲後半にベース・ソロはあるんだけど、弓弾き(アルコ、と言うらしい)でギコギコ鳴らしている…。orz
 やっぱ、ジャズのベースは指で弦を弾く、躍動的なピチカート奏法じゃないとサマになんないよ。出だしと締めくくりでコルトレーンと一緒にテーマ弾いているところ(もちろんピチカートで)はカッコいいのにな。もったいない。


 もう一曲のスロー・ナンバー“ユー・リーヴ・ミー・ブレスレス”では冒頭から出てくるコルトレーンがよく歌っています。そして例のごとくチェンバースのベース・ソロがまた素敵!。


 “ソフト・ライツ・アンド・スウィート・ミュージック”では珍しくアート・テイラーの短いドラム・ソロから始まり、間髪入れずコルトレーンが切り込んでいきます!。アルバム中最も速いテンポの曲。コルトレーンは曲の後半でガーランドのピアノとソロの交換を行いますが、これがなかなかにカッコいい。残念なのはこの曲ではベース・ソロが無いこと…。


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●次回のコルトレーン日記

 と言ったところで、この時期はまだセロニアス・モンクのもとで修業を続けているのかな?。マイルスのグループへの復帰・合流はもう少し後みたいです。
 次のコルトレーン日記は、ソニー・クラークと組んでブルー・ノート・レコードに吹き込んだ『ソニーズ・クリブ』を採り上げます。
 どうせろくでもないことしかかけませんが、あんま期待せずにお楽しみにしていてください…!。







■ジョン・コルトレーン日記
 
 
 
 

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【CD入手】ドナルド・バード&ジジ・グライス / ジャズ・ラブ #DonaldByrdAndGigiGryce #JazzLab

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●“クリフォードの想い出”世界初録音
●明るく晴れやかな“虹の彼方に”
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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ドナルド・バード&ジジ・グライス / ジャズ・ラブ

All compositions by Gigi Gryce except as indicated

1. "Speculation" (Horace Silver) - 3:38
2. "Over the Rainbow" (Harold Arlen, Yip Harburg) - 8:21
3. "Nica's Tempo" - 5:27
4. "Blue Concept" - 5:03
5. "Little Niles" (Randy Weston) - 7:04
6. "Sans Souci" - 7:17
7. "I Remember Clifford" (Benny Golson) - 4:57

Recorded in New York City on February 4, 1957 (tracks 1 & 3), February 5, 1957 (tracks 2 & 6), and March 13, 1957 (tracks 4, 5 & 7)
Released 1957

Personnel
Gigi Gryce - alto saxophone
Donald Byrd - trumpet
Jimmy Cleveland (tracks 5 & 7), Benny Powell (tracks 1 & 3) - trombone
Julius Watkins - French horn (tracks 1, 3, 5 & 7)
Don Butterfield - tuba (tracks 1, 3, 5 & 7)
Sahib Shihab - baritone saxophone (tracks 1, 3, 5 & 7)
Tommy Flanagan (tracks 1-3 & 6), Wade Legge (tracks 4, 5 & 7) - piano
Wendell Marshall - bass
Art Taylor - drums

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●Youtube音源引用

ジャズ・ラブ / ドナルド・バード&ジジ・グライス Jazz Lab / Donald Byrd - Gigi Gryce


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●“クリフォードの想い出”世界初録音

 ジャズ・トランペット奏者、ドナルド・バードが、同アルト・サクソフォン奏者のジジ・グライスと組んで作った1957年のアルバムです。

 ここでの「ラブ」は「Love」ではなく「Lab」。ラボラトリー(Laboratory)の略です。「ジャズ研究所」と言うわけですね。
 研究所と言っても、演ってることは、こむつかしいことではありません。どこまでも気持ちの良~いジャズを研究してくれています。

 ウリはなんと言っても“アイ・リメンバー・クリフォード(クリフォードの思い出、クリフォードの想い出)”の世界初吹き込みでしょうか。
 一般的には、ジャズ・トランペット奏者、リー・モーガンの『Vol.3』に収録されたバージョンが有名なのですが、そちらは3/24の録音。こちらは3/13の録音なので、タッチの差でこちらのほうが早いですね。

 どちらのアルバムにも参加しているグライスが橋渡しをしたのでは、と言う憶測もできますが…。ちなみに“クリフォードの~”の作者であるベニー・ゴルソン(ジャズのテナー・サクソフォン奏者)はリー・モーガンの方のアルバムに参加しています。

 まぁ、吹込みの早い遅いは、リスナーにとってはどうでもいい話ではあります。問題は演奏の善し悪し。というわけで、両者を聴き比べてみましょう。

 
ドナルド・バード&ジジ・グライス


 
リー・モーガン


 どうでしょう。
 いずれ劣らぬ出来ではありませんか。

 モーガンもバードも、天才トランペッター、クリフォード・ブラウンが夭折した後に、ブラウンの後継者として期待されてシーンに登場してきたミュージシャンです。その二人がブラウンを偲(しの)ぶ楽曲をほぼ同時期に吹き込んだと言うだけでも胸が熱くなる話ではありませんか。これらの演奏に優劣をつけるのは馬鹿らしいですよね。

 でも世間的にはなぜかモーガンが支持されているんだよな(笑)。もちろんそれだけのいい演奏だとは思うんだけど、バードが無いこと扱いみたいにされているのがちょっと不満。

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●明るく晴れやかな“虹の彼方に”

 もう一曲聴き物を挙げるとしたら“オーヴァー・ザ・レインボー (虹の彼方に)”でしょうか。1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌ですが、いちいちそういうことを言うまでもないスタンダードな名曲であります。

オーヴァー・ザ・レインボー (虹の彼方に)


 通常はわりとしっとりと歌われることの多い曲ですが、ここでは、心浮き立つような晴れやかなリズムで演奏されています。さすがラボラトリー!、と、知ったふうなことを言いたくなりますね(笑)。

 そう思って、ひるがえって一曲めを聴いてみると、これがなかなかどうして、かっこいいのですよ。

スペキュレイション


 切れ味の鋭いトランペット!、そしてそれを軽やかに受け止めるアルト!。どうですか、なかなかなオープニングじゃないですか!。最初から最後まで聴きどころ満載!。これは通して聴かなくちゃね!(笑)。

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■ドナルド・バード日記一覧





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■ドナルド・バード日記

■ドナルド・バード日記

2019/08/29 ドナルド・バード&ジジ・グライス / ジャズ・ラブ
2014-01-31 ニューヨーク125番街の凱旋
2014-01-11 ファンキン・アップ・マイ・ライフ
2013-12-06 カリカチュアズ
2013-10-12 ステッピン・イントゥ・トゥモロー / プレイシズ・アンド・スペイシズ
2013-09-15 ストリート・レディ
2013-05-14 ブラック・バード




■ミュージシャン別日記一覧




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【CD入手】スタン・ゲッツ/ゲッツ/ジルベルト~50周年記念デラックス・エディション #StanGetz #JoanGilberto #GetzGilberto


■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●アルバムの成り立ち
●ゲッツは全部聴け!
●ボサ・ノヴァのゲッツ



 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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スタン・ゲッツ/ゲッツ/ジルベルト~50周年記念デラックス・エディション

Stereo part
1. イパネマの娘 "The Girl from Ipanema" (Antônio Carlos Jobim, Vinicius de Moraes, Norman Gimbel) 5:21
2. ドラリッシ "Doralice" (Antônio Almeida, Dorival Caymmi) 2:47
3. プラ・マシュカール・メウ・コラソン "Para Machucar Meu Coração" (Ary Barroso) 5:07
4. デサフィナード "Desafinado" (Jobim, Newton Mendonça) 4:09

5. コルコヴァード "Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)" (Jobim) 4:17
6. ソ・ダンソ・サンバ "Só Danço Samba" (Jobim, de Moraes) 3:42
7. オ・グランジ・アモール "O Grande Amor" (Jobim, de Moraes) 5:27
8. ヴィヴォ・ソニャンド "Vivo Sonhando" (Jobim) 2:56

Mono part
9. イパネマの娘 (MONO Version)
10. ドラリッシ (MONO Version)
11. プラ・マシュカール・メウ・コラソン (MONO Version)
12. デサフィナード (MONO Version)

13. コルコヴァード (MONO Version)
14. ソ・ダンソ・サンバ (MONO Version)
15. オ・グランジ・アモール (MONO Version)
16. ヴィヴォ・ソニャンド (MONO Version)

17. イパネマの娘 (U.S. Single Version/MONO) (ボーナス・トラック) 2:54
18. コルコヴァード (U.S. Single Version/MONO) (ボーナス・トラック) 2:20

ミュージシャン
スタン・ゲッツ - テナー・サックス
ジョアン・ジルベルト - ギター、ボーカル
アントニオ・カルロス・ジョビン - ピアノ
トミー・ウィリアムス - ベース(*)
セバスチャン・ネト – ダブル・ベース
ミルトン・バナナ - ドラムス、パンデイロ
アストラッド・ジルベルト - ボーカル ("イパネマの娘", "コルコヴァード")

 *:トミー・ウィリアムスは参加していない可能性が高い。

リリース 1964年3月
録音 ニューヨーク、A&R レコーディング・スタジオ(1963年3月18日 - 3月19日)

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●Youtube音源引用

ゲッツ/ジルベルト (全18曲) / スタン・ゲッツ


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●アルバムの成り立ち

 ジャズのテナー・サックス奏者、スタン・ゲッツが、ボサ・ノヴァのミュージシャン、ジョアン・ジルベルトと組んで作成したアルバムです。
 その50周年記念盤ということで、ステレオ・ミックスとモノ・ミックスの音源を一枚に収め、ついでに、シングル用に編集されたバージョンも追加で収めています。僕はモノ・ミックスのところ(9.-16.)は飛ばして聴いていますが(笑)。
 逆にモノ・ミックスが好きな人はステレオ・ミックスのパートを飛ばして聴いてるんでしょうね。
 ま、そりゃともかく。

 ゲッツはこれ以前にギタリストのチャーリー・バードと組んで、やはりボサ・ノヴァのアルバム『ジャズ・サンバ』(1962年)を作成、ヒットさせています。
 とは言え、ゲッツのボサ・ノヴァと言えば、まずはこちらの『ゲッツ/ジルベルト』が挙げられるのが世の常のようです。個人的にはヴォーカルがでしゃばった感のあるこちらよりも、インストの器楽演奏のみで通した『ジャズ・サンバ』のほうがはるかに好みなのですが。
 このアルバムに関してのエピソードなどは他で語られ尽くされた感があるので、ここではいちいち触れません。いつものように「聴いてみて」の雑感をつらつらと書いてみます。

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●ゲッツは全部聴け!

 まず言っておきたいのは、ゲッツのテナーはいつもどおり絶好調である、ということです。
 彼の場合、アルバムによる出来不出来が極端に少ないらしく、某「マイルスを聴け!」の著者である某中山康樹も「ゲッツは全部聴け!」と吠えていらっしゃいました(笑)。
 それが大げさな事なのかどうかわかりませんが、少なくとも僕が聴いたことの有るゲッツの作品で「ハズレ」だと思ったものはありません。と言ってもせいぜい10数枚しか聴いていないので、あまり説得力はないんですけど。

 ここでのゲッツはいつものふくよかで、なおかつ贅肉のない吹奏を聴かせてくれています。彼の演奏を聴いていると、落ち着くような気持ちとワクワクするような気持ちが同時に湧いてくるんだけど、これって恋かしら?(笑)。

 その一方で、ジョアン・ジルベルトの歌声ですが、これは好悪がはっきり分かれるでしょう。
 ボソボソとつぶやくような歌い方で、いまいちシャキッとしません。個人的にはこの歌い方は響くものがないです。
 ジョアンの嫁さんのアストラッドが2曲で歌声を披露しているんですが、こちらの素直な歌声のほうがよほど聴きやすくて良いです。プロデューサーのクリード・テイラーもそう思ったのでしょう、当作からのシングル楽曲は、ジョアンの歌をカットしてアストラッドだけの歌声に編集した“イパネマの娘”(とジョアンの声を残した“コルコヴァード”をB面)が採用されています。そのことでジョアンは相当ふてくされたらしいですが、そっちの方がウケるんだからしょうがないじゃない。

イパネマの娘 (U.S. Single Version/MONO)


 というわけで、邪魔っけなジョアンの歌声は脳内で消去して、ゲッツのテナーに注力して聴くことをお勧めします。
 ゲッツは、歌ものの随伴(ずいはん)であることを意識してか、いつも以上によく歌っています。それが余計にジョアンの頼り無げな歌声をかき消すように響いており、見ように寄っては皮肉ではあります。

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●ボサ・ノヴァのゲッツ

 ともあれ、ゲッツはここでの成功をきっかけに「ボサ・ノヴァのゲッツ」の地位を確立させ、その方面の活動をしばし続けることになります。時代は激動の1960年代ですから、実直なジャズ・アルバムだけを作っていては生き残れなかったでしょう。
 ゲッツにとっては「ボサ・ノヴァ」は、1960年代を生き延びる強力な武器になったのであろうことは疑いがありません。

 そういった時代背景を思い浮かべながら聴くのも一興では有るのですが、ここは、やはり、先入観なしの白紙の気持ちでゲッツのテナーに耳を傾ける聴き方をお勧めしたいですね。

 ということで、最初の方で触れた、チャーリー・バードとの『ジャズ・サンバ』の音源を引用して締めくくりとします。こっちのほうが絶対良いと思うんだけどな。

Stan Getz & Charlie Byrd ‎– Jazz Samba ( Full Album )





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プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
 なお、文中のCDやDVDなどのリンクはアフィリエイトになっていますので、参照される時はその点ご承知おき下さい。
 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…(笑)。
 なので、ポチっていただければ幸いです。m(_ _)m

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