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【CD雑感】3/1(日)広島県立図書館から借りてきたCD


 先日県立図書館でCDを借りてきました。

 別に今回が初めてというわけでもなく、昨年暮れから借りているのですが、クラシック音楽のものが多く、どうして日記にあげようかな、と思案していたら、上げるタイミングを逃したという次第です。

 でまぁ、今回なんとなく上げてみます。

 県図で借りてきたのはこんなCDたち。

 (一度に10点まで借りられて、返却期限は3週間後、と言う有難い仕様であります。)

2020/3/1(日)の収穫

 ものの見事に分裂症気味なラインナップですが深く考えてはいけません。

 登録しておけばWebで予約できるので便利ですよ。(広島県立図書館のWebページ)

 基本自分が持っていない音源を、と言うことになるのですが、そうすると、「お前こんな基本アイテム持っていなかったのか『ア・ロング・ヴァケイション』」とかなっちゃうわけです。(^_^;


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テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

【CD雑感】今月CDチェンジャーにセットしたCDたち。[画像大きめ閲覧注意]

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ギャング・オブ・フォー / ENTERTAINMENT!
ジョン・コルトレーン / レッド・ガーランド / Soul Junction
仲井戸麗市 / プレゼント#1
デイヴィッド・ボウイ / ライヴ・ナッソー・コロシアム'76
 アンディ・ギル追悼。
 実際の日記を書くのは、今のペースだと一周忌の頃かな…。
 てか、この中で生きている中心人物はチャボだけだな。(^_^;
 偶然とは言え恐ろしいラインナップにしたもんだ。(^^ゞ



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テーマ : 音楽日記
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【CD入手】デイヴィッド・ボウイ / ダイアモンドの犬 #DavidBowie #DiamondDogs

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●「変容の貴公子」とは…?。
●キャラクター路線の最果て
●ボーナス・トラックなど
●次回以降のボウイー日記の予定
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)

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デイヴィッド・ボウイ / ダイアモンドの犬


全作詞作曲:デヴィッド・ボウイ(注記を除く)
A面
1.「未来の伝説」(Future Legend) 1:06
2.「ダイアモンドの犬」(Diamond Dogs) 5:56
3.「美しきもの」(Sweet Thing) 3:32
4.「キャンディデイト」(Candidate) 2:40
5.「美しきもの(リプライズ)」(Sweet Thing(reprise)) 2:30
6.「愛しき反抗」(Rebel Rebel) 4:30
B面
7.「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」(Rock'N Roll With Me) (作詞:デヴィッド・ボウイ 作曲:デヴィッド・ボウイ、ウォーレン・ピース) 3:59
8.「死者の世界」(We Are the Dead) 4:58
9.「1984年」(1984) 3:27
10.「ビッグ・ブラザー」(Big Brother) 3:22
11.「永遠に周り続ける骸骨家族の歌」(Chant of the Ever Circling Skeletal Family) 1:57
合計時間:38:25

ボーナストラック(1990年盤)※筆者が所有しているCDはコレ。
12.「ドゥー・ドゥー」(Dodo (Previously unreleased track recorded in 1973)) 2:55
13.「キャンディディット」(Candidate (Demo version recorded in 1973)) 5:07

ボーナスディスク(2004年盤「30thアニヴァーサリー・エディション」)→筆者未所有
1.「1984/ドゥー・ドゥー」(1984/Dodo) 5:27
2.「愛しき反抗」(Rebel Rebel (US Single Version)) 2:58
3.「ドゥー・ドゥー」(Dodo) 2:55
4.「グロウイン・アップ」(Growin' Up) (作詞作曲:ブルース・スプリングスティーン) 3:26
5.「キャンディディット (ALT VERSION)」(Candidate) 5:07
6.「ダイアモンドの犬 (EDIT)」(Diamond Dogs (K-Tel Best Of Edit)) 4:37
7.「キャンディディット (INTIMACY MIX)」(Candidate (Intimacy Mix)) 2:57
8.「愛しき反抗 (2003 MIX)」(Rebel Rebel (2003 Version)) 3:10


参加ミュージシャン
デヴィッド・ボウイ - ボーカル、ギター、サクソフォーン、モーグ・シンセサイザー、メロトロン
ハービー・フラワーズ - ベース
トニー・ニューマン - ドラムス
エインズレー・ダンバー - ドラムス
マイク・ガースン - キーボード
トニー・ヴィスコンティ - ストリングス
アラン・パーカー - ギター(「1984年」のみ)

 1974年1月~2月録音
 1974年5月24日発売

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●Youtube音源引用

ダイアモンドの犬 (全曲+5曲 プレイリスト形式) / デイヴィッド・ボウイー
Diamond Dogs +5 / David Bowie



※上記のプレイリストはオリジナル・アルバムに筆者所有音源から以下の5曲(『ダイアモンドの犬』関連音源)を追加したものです。
1.「1984/ドゥー・ドゥー」(1984/Dodo) 5:27 (CD-BOX『Sound+Vision』より)
2.「愛しき反抗」(Rebel Rebel (US Single Version)) 2:58 (CD-BOX『Sound+Vision』より)
3.「ドゥー・ドゥー」(Dodo) 2:55 (『ダイアモンドの犬』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)
4.「グロウイン・アップ」(Growin' Up) (作詞作曲:ブルース・スプリングスティーン) 3:26 (『ピンナップス』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)
5.「キャンディディット (Demo version recorded in 1973)」(Candidate) 5:07 (『ダイアモンドの犬』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)

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●「変容の貴公子」とは…?。

 ボウイーと言うと、枕詞のように「変容の貴公子」と称されます。

 しかし、僕はこの日記のシリーズを始めた当初から、このイメージがそぐわないことを表明してきました。…表明と言うとちょっと力強すぎるけど。
 最初のボウイー日記は彼のキャリアをシングル楽曲で追うものでしたが、そこでの僕はこう記しています。

 「こうしてシングル楽曲単位で眺めてみると、それほど激しく「変容」しているわけでもなく、通底しているポップ・センスみたいなものがあるという気がします。」と。

 その日記から、数えて11個ほどのボウイー日記を書き続けてきたわけですが(例外的な2つ「自作自演に関する一考察 / Early On (1964-1966)」「ヒーローズ【キング・クリムゾン日記】」を除く)、この時感じた「違和感」は今も変わりません。

 つまり、ボウイーを「変容の貴公子」と称することの違和感です。

 流石に、デビュー直後から1960年代中期までのドタバタ期や、『デラム・アルバム』の「なんちゃってサイケデリック・アルバム・生楽器編」と、『スペイス・オディティ』以降は違うとは思いますが。

 『デラム・アルバム』までのボウイーは試行錯誤期であって、成功を伴わないそれは、お世辞にも「華麗なる変容」とは言い難いでしょう。

 では『スペイス・オディティ』以降のボウイーは変容していないのかと言えば…。

 これを言い切るのはかなり無謀かもしれないのですが「基本的には何も変わっていない」と言う気がします。

 『スペイス~』以降のボウイーは、基本的に変わらない、変えようがない自身の音楽的な持ち味を、なんとか聴衆に届けられるようにするために、表層的な、音楽とは無関係の部分を変えていったと思います。
 それはグラム・ロックにつきものだったファッションだったり、あるいはスキャンダラスなバイ・セクシュアル宣言だったりしたでしょう。
 そういった表層的な「変化」にあわせて「言葉」、歌詞もまた組み立て方が変わっていたであろうことは想像に難(かた)くありません。
 『ジギー・スターダスト』の成功は、そういった「印象操作」と「言葉」の勝利だという気がします。(なので、より音楽的に純度を高めた『アラジン・セイン』は、残念ながら『ジギー~』ほどの評価は得られませんでした。)

 しかし、彼が本来持ち合わせている持ち味は、確固たるものとして、揺らいでいなかったと思います。

 その確固たるものが何か。今の僕にはそれをきっちり言い表せる言葉を持たないのですが、あえて絞り出せば「危うさ」ではないかと思います。

 彼は、自身を含めた人間の危うさを、演劇的な表現を伴わせ、音楽として表現してきたという気がします。(この、演劇的な表現が「ボウイーならでは」であることは前回の『ピンナップス』の日記で言及しました。)

 その危うさを聴衆に届ける道をこじ開けるために、音楽とは無関係な「変容」で、彼らの価値観を揺らがせたのではないかと。

 もっとも、これは、後追いで、音楽のみを追いかけている僕の、狭い視野故(ゆえ)に思い至(いた)る「勘違い」なのかも知れません。

 …疲れたので、この項、閉じます。もしここまできっちり読んでくだすった方がいらしたとしたら、お付き合いいただき感謝感激です。

 さて、今回とりあげるアルバム『ダイアモンドの犬』についてざっくりと述べることにしましょう。(ご明察。仔細(しさい)に見ていく精神力がもう残っていません(笑)。)

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●キャラクター路線の最果て

 「ジギー・スターダスト」を一旦葬り去ったことで(同時に「アラジン・セイン」も葬っている)、一区切りしたはずですが、彼はまたキャラクター路線で「ダイアモンドの犬」を創出します。

 ここらへんは、オーソン・ウェルズの小説「1984年」からの影響が大きいのでしょうが、音楽とは直接的な関係性を感じ取れないので、僕的にはカットさせていただきます。
 ウィリアム・バロウズの影響を受けたという「カット・アップ」手法による作詞についても、割愛させていただきます。
 興味のある人はご自身で探求してみてください。あるいは僕が気がつかない「音楽の力」を感じ取れるかも知れません。

 それはともかく、当アルバムの音楽ですが。

 これは大変な力作だと思います。

 効果音的な出だしからタイトル曲へ行く流れは実に力強いですし、“愛しき反抗”のような特別にキャッチーな楽曲も配しているのが心憎い。

 その間の“美しきもの”~“キャンディディット”~“美しきもの(リプライズ)”の流れはよくできた小組曲を聴いているようです。緩急緩、の流れが“愛しき反抗”までの盛り上がりを否(いや)が応(おう)にも駆り立てます。

 その感興をきっちり受け止めるのが、先行してシングル発売された“愛しき反抗”なのです。
 この“美しき反抗”は、完璧な楽曲です。これはほとんどワン・コードなんですかね?。
 そういったシンプルさを単調と思わさずに、勢いと、編曲の妙で一気に聴かせています。
 先行シングルではもっと派手なミックスが施されていましたが、それをあえて抑え気味にしての、ここでの爆発は見事の一言。

 アナログでのB面開始に当たる“ロックン・ロール・ウィズ・ミー”は素敵なスロー・ナンバー。ここらへん、後に傾倒するソウル・ミュージックへの憧憬を感じたりもするんですが、それは後知恵バイアスでしょうか?。
 アナログだと、A面からB面にひっくり返すために物理的な間があくのですが(ヨッコイショ!、お疲れ様!)、CDだと前曲の余韻に浸りながら続けて聴けるので、感動もひとしおです。…なに?、それはミュージシャンが想定した聴き方じゃないって?。まぁ、そうかも知んないけど。(^^ゞ

 “死者の世界”もゆったりした楽曲ですが、旋律的に惹きつけるものが配されているので、退屈ということはないですね。
 そこから、このアルバムのもう一つの山場と言える“1984年”への流れは感動的!。(ちなみに一つ目の山場は“愛しき反抗”ね。)
 おどろどろしいイントロから、ボウイーの意外に率直そうな歌声が聴こえてくると、もう、彼のの魔力に惹きつけられています。魔力と言うと聞こえが悪いな。歌力とでも言いましょうか。次第に演技がかった歌い方に移っていくにも関わらず、自然に惹きつけられていきます。
 ここらへん、ボウイーも曲作り&音作りの底力が上がっているな、と、感じさせます。

 そー言えば前項で「基本的には何も変わっていない」と書きましたが、この、「曲作り&音作りの底力」はどんどん上がっていっているような気がします。
 『アラジン・セイン』の頃の神がかったようなキラキラした輝きとは違いますが、このアルバムの楽曲もよく磨かれた珠(たま)のように輝いていると思います。

 目立つのが、同じリフレインを執拗(しつよう)に繰り返して盛り上げる手法。
 これ、凡人がやるとただ退屈なだけになっちゃうんですけど、ボウイーはさすがに耳に引っかかるリフレインと、それを支える音作りで、しっかり聴かせます。

 “1984年”の余韻のように鳴り響く“ビッグ・ブラザー”を経て、曲間を開けずに突入する、シュールな曲名の“永遠に周り続ける骸骨家族の歌”で本編は幕を閉じます。
 2分足らずの楽曲ですが、前述の「キャッチーなリフレインで盛り上がる」手法が遺憾なく発揮されています。
 曲のラストが音飛びしたみたいな効果になっていて、ちょっとドキっとさせますね。(^_^;
 あれかな、アナログ盤では、内側のグルーヴの部分まで音飛び風のエコーが続いているってやつなのかな?。CDではフェードアウトで終わっているけど、アナログでもそうなのかしら?。

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●ボーナス・トラックなど

 僕が持っているCDは1990年盤で、ボーナス・トラックは2曲だけ。
 でも、それ以外のCDで2004年盤の音源もかなりフォローできちゃう。(8曲中5曲。)
 後3曲は些細なミックス違い程度なんじゃない?。

 という訳で、2004年盤は買わずじまい。(^_^;
 ようつべで検索してみると、そうバカにしたもんでもない音源が引っかかるけど、いまさら2004年盤を買う気にはなれん(笑)。

 と言う感じで、ボートラ全曲のようつべを垂れ流しま~す。
 好きに聴いて楽しんで~。
 気になるところだけ注釈しときます~。
 
 
「1984/ドゥー・ドゥー」1984/Dodo (CD-BOX『Sound+Vision』より)


「愛しき反抗」(Rebel Rebel (US Single Version)) (CD-BOX『Sound+Vision』より)


「ドゥー・ドゥー」(Dodo) (『ダイアモンドの犬』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)


「グロウイン・アップ」(Growin' Up) (作詞作曲:ブルース・スプリングスティーン) (『ピンナップス』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)

 前回の日記では「あまりにもリアル・タイムな楽曲ということで、アルバム『ピンナップス』のコンセプトに沿わないと判断されたのかも。」などと間抜けなことを書いてしまいましたが。
 なんのこたぁない、もともと『ダイアモンドの犬』セッションの初期の録音だったので、『ピンナップス』に入れようがなかったというだけのことでした(笑)。(『ピンナップス』の日記、気合い入れて全曲オリジナルとの聴き比べしているので、読んでね!、聴いてね!。)

「キャンディディット (Demo version recorded in 1973)」(Candidate) 5:07 (『ダイアモンドの犬』(1990年再発盤)ボーナス・トラックより)


 僕が所有しているのはここまで。

 以下の音源群は筆者未所有なので、素性は「善意のアップロード主」の注釈と、筆者が実際に聴いてみた「感じ」(当てにならねぇんだ、コレが!)で判断しています。(^_^;
 大嘘を書いていたら、「優しく」指摘してね…。

「ダイアモンドの犬 (EDIT)」Diamond Dogs (K-Tel Best Of Edit)


「キャンディディット (INTIMACY MIX)」(Candidate (Intimacy Mix))


「愛しき反抗 (2003 MIX)」(Rebel Rebel (2003 Version))

 これは2003年にリミックスしたと言うよりは、同年に吹き込み直しているのかな?。どうだろう?。時期的には『リアリティ』の頃だけど。Wikiを見てみると「"Rebel Rebel" (2002 re-recording)」と言うのが引っかかるんだよな~。

David Bowie - Rebel Rebel (Original Mix) [Official Audio]→UKシングルバージョン

 “美しき反抗”はミックス違いがアルバムに収録されているんだけど、本国英国のシングルと、米国でのシングルではまたミックスが違っているらしい。こちらのUKシングル・ヴァージョンは近年発掘された音源らしいですよ。2004年盤にも入っていない。
 でもまぁ、こうして発掘されたからにはどれかのCDに入っているんでしょ。興味のある人は自力で調べてみて(笑)。んで、めぼしい結果が得られたら、そっと教えてちょんまげ。(^_^;

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●次回以降のボウイー日記の予定

 という訳で、なんとかかんとか、『ダイアモンドの犬』まで来ました。
 次は2枚組のライブ・アルバム『デヴィッド・ボウイ・ライヴ』ですね。
 その後もう一組、発掘物のライブ音源を聴くんですが、コレが実に『デヴィッド・ボウイ・ライヴ』とほとんど同じなんだな(笑)。
 やっぱ発掘物は真正のファン以外は手を出しちゃダメだよ~。

 と、反省を込(こ)めつつ、今回はさらばなのであった。


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■デイヴィッド・ボウイー日記一覧
 
 
 
 

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】イエロー・マジック・オーケストラ / 公的抑圧 PUBLIC PRESSURE (リマスター・紙ジャケット仕様)

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●僕の初YMO~評論家たちは出し抜かれた?
●消された渡辺香津美のギター
●フェイカー・ホリック盤と聴き比べ
●そして『増殖∞MULTIPLIES』へ
●YMO再発情報
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
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イエロー・マジック・オーケストラ / 公的抑圧 PUBLIC PRESSURE (リマスター・紙ジャケット仕様)

1. RYDEEN ライディーン 雷電 (高橋ユキヒロ作曲) (1979年10月16日ロンドン録音) 5:14
2. SOLID STATE SURVIVOR ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー (クリス・モスデル作詞 高橋ユキヒロ作曲) (1979年10月24日ロンドン録音) 4:03
3. TONG POO 東風 (坂本龍一作曲) (1979年10月16日ロンドン録音) 6:02
4. THE END OF ASIA ジ・エンド・オブ・エイジア (坂本龍一作曲) (1979年10月24日ロンドン録音) 5:55

5. COSMIC SURFFIN' コズミック・サーフィン (細野晴臣作曲) (1979年8月4日ロサンゼルス録音) 3:48
6. DAY TRIPPER デイ・トリッパー (ジョン・レノン=ポール・マッカートニー作詞作曲) (1979年11月6日ニューヨーク録音) 2:46
7. RADIO JUNK ラジオ・ジャンク (クリス・モスデル作詞 高橋ユキヒロ作曲) (1979年11月6日ニューヨーク録音) 4:20
8. LA FEMME CHINOISE 中国女 (クリス・モスデル作詞 高橋ユキヒロ作曲) (1979年11月6日ニューヨーク録音) 6:14
9. BACK IN TOKIO (1979年12月19日中野サンプラザ録音) 1:53

 リリース 1980年2月21日
 
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●Youtube音源引用

PUBLIC PRESSURE 公的抑圧 (全曲のプレイリスト) / イエロー・マジック・オーケストラ


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●僕の初YMO~評論家たちは出し抜かれた?

 イエローマジック・オーケストラの本格的なブレイク作で、初のオリコン1位はコレ。
 あとでつられてアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が1位になったのだと記憶しています。
 もちろん先鋭的な音楽ファンはとっくに『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』を聴き倒していたのでしょうが、一般のファンにまで広まったのはこのアルバムからだと思います。
 なので、僕にとっての初YMOはこのライヴ盤『パブリック・プレッシャー 公的抑圧 PUBLIC PRESSURE』(以下『公的抑圧』と記す)なんですよね。
 レコード・プレイヤーをまだ持っていなかったので、ミュージック・カセットを買って聴きふけっておりました。

 なぜこの時期にイエローマジック・オーケストラが一般聴衆にウケるまでになったか?。ここはちょっと難しいというか、僕には伺い知れないところではあります。
 確か、海外公演を成功させた凄腕音楽集団、と言う噂がマスコミによって増幅され、僕のような、ぱんぴぃの聴衆を刺激したのではなかったかな…?。

 この日記でも何度か書きましたが、そういうふうにイエローマジック・オーケストラを持ち上げる風潮に、当時の音楽評論家は真っ向から対立しておりました。
 「海外で成功つったって、ショボいライブハウスでウケただけだぞ」とか「演っている音楽の内容はちっとも新しくもなんとも無い」とか。
 なぜ彼らがそこまで感情的に反応したのかは、よくわかりません。思うに、未知なる大きな者への不安と苛立ちが彼らにそういう言葉を吐かせたのではないか、という気がします。
 本来彼らが予見すべきだった音楽の未来が、イエローマジック・オーケストラの成功によって出し抜かれた…。そのように感じていたのではないか、と…。

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●消された渡辺香津美のギター

 このライヴのもとになったワール・ドツアーでは、ギターに渡辺香津美と言う辣腕ジャズ/フュージョン・ギタリストが参加していました。

 渡辺のギター演奏は、世間でも評判になっていました。
 彼が参加したYMOのライヴ映像を街頭のディスプレイで何度も見たという記憶があります。
 当時高校生だった僕の回りでも「渡辺のギターがすごい」と話題沸騰でした。
 時系列的には『公的抑圧』発表後でのことではなかったかという気もしますが…。いつ、どこのライヴ映像だったんだろう…。

 かように優れた渡辺のギター演奏でしたが、しかし、当ライヴ・アルバムを制作・発売する段になって、渡辺の所属レコード会社から待ったがかかります。結果、彼のギターは当ライヴ・アルバムに収録できないことになりました。
 仕方ないので、この盤では、坂本龍一がシンセサイザー・ソロに差し替えています。作業そのものは2~3日で終わったそうですが、内容的には大変だったんじゃないかな。

 結果的にはイエローマジック・オーケストラの音楽の「シンセサイザー度」「コンピュータ度」が強調され「テクノポップ度」が増強された仕上がりになったと言えそうです。
 そんな「凶を吉となす」ような勢いが当時の彼らには在ったのですね。

 そしてこのアルバム発表の11年後、1991年に、渡辺香津美のギターを復活させたライヴCD『フェイカー・ホリック』(2CD)が発表されました。
 またその後、1997年に発表されたライヴCD『ライヴ・アット・グリークシアター1979』にも『公的抑圧』に使用された“コズミック・サーフィン”の渡辺香津美参加版が収録されています。

 もし、1980年当時にこの形で発売されていたら果たしてどのような評価を受けていたのか…。
 興味は尽きないところです。僕的にはどちらの盤もそれぞれの音として楽しんでいますが。

 さて、その渡辺参加版と、『公的抑圧』版を聴き比べてみたいのですが、“コズミック・サーフィン”は前回の日記(『LIVE AT GREEK THEATER 1979』)で言及したので今回は触れません。
 その他の楽曲について『公的抑圧』盤と『フェイカー~』盤とを聴き比べてみることにします。
 
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●フェイカー・ホリック盤と聴き比べ
 
◆楽曲一覧
・RYDEEN ライディーン 雷電
・SOLID STATE SURVIVOR ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
・TONG POO 東風
・THE END OF ASIA ジ・エンド・オブ・エイジア
・DAY TRIPPER デイ・トリッパー
・RADIO JUNK ラジオ・ジャンク
・LA FEMME CHINOISE 中国女
 
 
・RYDEEN ライディーン 雷電
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のギター・ソロは3回。始まりがそれぞれ 1:08, 2:24, 3:39。
 
『公的抑圧』より

 坂本のシンセサイザー・ソロは3回。始まりがそれぞれ 1:11, 2:29, 3:46。
 一回目のソロは渡辺のソロの雰囲気をなぞっていて、ソロの入りだしの部分や、ソロのエンディングで高音部から低音部へグリッサンドしてキメているところなど、ほぼ同じ感じ。
 
◆楽曲一覧に戻る
 
・SOLID STATE SURVIVOR ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のソロは無いですが、0:48 あたりからのバックの効果音的な音は渡辺のギターではないでしょうか。
 
『公的抑圧』より

 エンディングのシンセサイザー・ソロが、『フェイカー~』版よりは凝ったフレーズになっています。
 この曲の後ろで印象的なバック・コーラスをとっている矢野顕子ですが、このアルバムで彼女の声を初めて聴いたと言う人も多かったのではないでしょうか。僕もそうでした。
 
◆楽曲一覧に戻る
 
・TONG POO 東風
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のギター・ソロは 1:48 から 3:35 の辺りまで。火を吹くような素晴らしいソロですね。
 
『公的抑圧』より

 『公的抑圧』版では、出だしの盛り上がってくる部分で、左チャンネルに薄く男性のラップのような声が入っています。コレがカッコいいんですけど、スタジオでのダビング時に入れた(入ってしまった?)ものなのか、元の演奏のときから在ったものなのかは分かりません。
 坂本龍一によるシンセサイザー・ソロは 1:47 から 3:35 の辺りまで。ややオフ気味のミックスなのがちょっともったいないですね。
 
◆楽曲一覧に戻る
 
・THE END OF ASIA ジ・エンド・オブ・エイジア
 
 この曲は元々、坂本龍一の『千のナイフ』(1978年)に収録されていた楽曲なんですけれども、このアルバムに収録されたことで、すっかりイエローマジック・オーケストラのレパートリーとして定着した感があります。
 そのことを坂本本人が善しとしていたか悪しとしていたかは知らないのですけれども…。
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のソロは曲の後半 3:38 から 5:15くらいまで。その直後のコーダの部分でもギターの音が聞こえます。
 
『公的抑圧』より

 坂本によって差し替えられたソロは 3:39 から 5:13くらいまで。なんですが、差し替えではない前半のシンセ・ソロも聴きごたえがあります。
 楽曲が終わったあとに入っているMCは、CDでは“コズミック・サーフィン”の前に入っているもの。実際のグリーク・シアターのライヴではこの後に“ビハインド・ザ・マスク”が演奏されます。…チャプターの切れ目の関係でここに紛れ込んじゃったんですね。(^_^;
 
 参考までに、坂本盤の演奏も。ここでのギターも渡辺ですね。
『千のナイフ』より

 
 
◆楽曲一覧に戻る
 
・DAY TRIPPER デイ・トリッパー
 
 この曲はビートルズのオリジナルより先にYMO版に馴染んでいたなぁ、と、回想。
 この曲、イントロが裏返った拍で始まっているんだけど、メイン・リフが始まるまでその裏の拍を返せないリズム音痴の僕がここにいます(苦笑)。
 
『フェイカー・ホリック』より

 イントロ部分から渡辺のギターが鳴っていますが、ソロとしては 1:15 から 1:37 くらいまで。そこ以外でもリズムを切り裂くように渡辺のギターが鳴っています。
 個人的にはメイン・リフを弾いてくれていないのがちょっと残念。
 
『公的抑圧』より

 坂本によるシンセ・ソロは 1:13 から 1:37くらいまで。
 
 参考までに、オリジナルのビートルズも。
編集アルバム『1』より

 
◆楽曲一覧に戻る
 
・RADIO JUNK ラジオ・ジャンク
 
 この曲はシーナ&ザ・ロケッツに提供したものですが、やはりこの盤に収録されたことによりイエローマジック・オーケストラのレパートリーとして定着したと思います。
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のギターは高橋ユキヒロのボーカルが入ったあたりから裏となり表となり楽曲に絡んでいっています。元がギター・バンドのシナロケのレパートリーだけにギターの出番は多い?。しかし、意外なことに、渡辺のソロはありません。
 
『公的抑圧』より

 ソロはないんですが、参考までに。
 
 シナロケ版も。
『真空パック』より

 
 こうしてみると、この『公的抑圧』、セルフカバーも含めて、カヴァーが多いですね。
 坂本の“ジ・エンド・オブ・エイジア”、ビートルズの“デイ・トリッパー”、それにこの“ラジオ・ジャンク”。
 ビートルズ以外はメンバーの作曲ではありますが。
 
◆楽曲一覧に戻る
 
・LA FEMME CHINOISE 中国女
 
『フェイカー・ホリック』より

 渡辺のギターは伴奏を中心に聴くことができます。1:15からリズムを刻み始め、3:14からは、スタジオ版で高中正義が弾いていたフレーズを再現しつつ独自のフレーズも展開してバッキング。
 なかなかかっこいいですね。
 
『公的抑圧』より

 これもソロはないんですが、まぁ、聴き比べということで。
 
◆楽曲一覧に戻る
 
 『公的抑圧』のラストの“BACK IN TOKIO”は、メンバー紹介のMCのみを抜き出した、珍妙(?)なトラックです。おしまいにちらっと“ビハンド・ザ・マスク”のイントロが聴こえます。
 
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●そして『増殖∞MULTIPLIES』へ

 渡辺がどのくらいまでイエローマジック・オーケストラに参加していたのか、僕はあんまり詳しくはしりません。
 この次のスタジオ・アルバム『増殖∞MULTIPLIES』ではすでに大村憲司に交替していたのではなかったでしょうか。

 ちょっと前後しましたが、この『公的抑圧』の好評に気を良くしたレコード会社が、続編ライブ・アルバムの制作をYMOに打診します。
 しかし、メンバーらは「同じことを繰り返すのはイヤだ」と、この案を拒否。(あんまり関係ないけど、岡林信康の歌詞に「私達の望むものは/繰り返すことではなく/私達の望むものは/絶えず変わっていくことなのだ」というのがありましたな。)
 右往左往試行錯誤の末(かどうかは知らないんだけど(笑))、ギャグ集団スネークマンショーと組んだ変則スタジオ盤『増殖∞MULTIPLIES』を発表(1980年6月5日)することになります。

 と言ったところで次回のイエローマジック・オーケストラ日記は『増殖∞MULTIPLIES』!…ではなくて(笑)。
 『フェイカー・ホリック』の残りを片付けます。

 この頃のレア音源もその時まとめます。

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●YMO再発情報

 オリジナル・アルバムの再発については前回までの日記を参照していただくとして、今回は映像作品の再発物をご紹介いたしましょう。ファンの方ならとっくにチェック済みとは思いますが。

 YMO/WINTER LIVE 1981(Blu-ray)
YMO/WINTER LIVE 1981(HDリマスター版・初回限定三方背ケース仕様) [Blu-ray]+ オリジナルステッカー付き
YMO/WINTER LIVE 1981 (特典なし) [Blu-ray]

 これはこちらのDVDの再発 Blu-ray となります。
 小賢(こざか)しくテクノ・ヴェンチャーズ(※)時代の楽曲のプロモ映像を追加しておりますが、どうなんよ、それ。(^_^;
 個人的には全く食指が動かず。購入予定ありません(笑)。

 ※「テクノ・ヴェンチャーズ」は僕の造語で、以前、「ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978」の日記で言及しました。

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■イエロー・マジック・オーケストラ日記一覧
 
 
 
 

テーマ : J−POP
ジャンル : 音楽

【CD雑感】今月CDチェンジャーにセットしたCDたち。[画像大きめ閲覧注意]


 ジャケ画をクリックするとアマゾンのページが開くよ!。
坂本竜一 / B-2 UNIT
ハービー・ハンコック / ヘッド・ハンターズ
ジョー・コッカー / マッド・ドッグス&イングリッシュメン +12
イエロー・マジック・オーケストラ / BGM (リマスター・紙ジャケット仕様)
 今月から県立図書館で借りたCDも登場です。ジャケ画が妙に汚れているのは大抵それです(笑)。あと、ストックしていてまだ聴き込んでいなかったものも、ぼちぼち蔵出ししていきます。





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テーマ : 音楽日記
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☆彡ふらんぼう

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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。
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 まぁ、大体半年で500円くらいの儲けですかねぇ…(笑)。
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