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【CD聴く】ジョン・コルトレーン / ラッシュ・ライフ - from コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス #JohnColtrane #LushLife #Soultrane

■目次
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
●Youtube音源引用
●美しいバラード集
●「運命の1957年7月の神の啓示」
●次回の日記の予告など

 
●基本情報(ジャケット画像、曲目など)
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ジョン・コルトレーン / ラッシュ・ライフ

Lush Life / John Coltrane
1. Like Someone In Love (Jimmy Van Heusen) 5:00
2. I Love You (Cole Porter) 5:33
3. Trane's Slow Blues (Coltrane) 6:05

4. Lush Life (Billy Strayhorn) 14:00
5. I Hear A Rhapsody (Jack Baker, George Fragos, Dick Gasparre) 6:01

Tracks 1-3
John Coltrane – tenor saxophone
Earl May – bass
Art Taylor – drums

Tracks 4-5
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Donald Byrd – trumpet (track 4)
Louis Hayes – drums (track 4)
Albert Heath – drums (track 5)

Released Mid January 1961
Recorded May 31, 1957 (#5)
August 16, 1957 (#1-3)
January 10, 1958 (#4)

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●Youtube音源引用

Lush Life / John Coltrane


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●美しいバラード集

 ジョン・コルトレーン初のバラード集。と言っても全編スローなわけではないですが。
 タイトル曲以外は、まだ初ソロ・リーダー・アルバム『コルトレーン』(1957年後半発表)が発表される前の吹き込みです。
 全体的にゆったりした曲が多いので、途中で聴き飽きるかと思えば、あに図らんや。最後までウットリと聴き惚れてしまいます。
 ことに冒頭の“ライク・サムワン・イン・ラヴ”がとても美しい。出だしはコルトレーンのテナー・サックスのみなのですが、これが実にじっくりと聴かせます。すぐにベースが入ってきますが、メインはあくまで、テナー・サックスのコルトレーン。後半に密やかにドラムスが入ってくるものの、ベース同様、コルトレーンの邪魔をすることはなく主役を引き立てます。結果、これでもかというくらいコルトレーンのサックスが堪能できる一曲となっています。
 アナログでのA面にあたる3曲はピアノ抜きのトリオ編成。この編成が功を奏したのか、コルトレーンは実にのびのびとした吹奏を聴かせています。一曲目から三曲目に向かってゆったりとテンポが上がっていくのもうまい構成。
 ではピアノ入りのB面は劣るのかと言うと、そんなことはないです。
 14分に及ぶタイトル曲もまったくゆるむ所なしに聴けますし、このアルバムで最もテンポの速い“I Hear A Rhapsody”も心地よい締めくくりになっています。
 なお、タイトル曲だけ、コルトレーン以外のホーン奏者(トランペットのドナルド・バード)が入っているのですが、あまりにもひっそりとした演奏なので、最初は気づきませんでした。(^_^; レッド・ガーランドのピアノソロの後、9:46からソロをとっていますね。コルトレーンの形作った世界観をくずすことのない、わきまえたソロだと思います。

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●「運命の1957年7月の神の啓示」

 さて、僕のコルトレーン日記では、もうやかましいくらいに「運命の1957年7月のファイヴ・スポットの啓示」の話を引用しています。実は、このアルバムの大半の吹込みは、その日を過ぎてから初めてのレコーディングです。なので、その日のことについて少し説明しておきましょう。
 コルトレーンは1957年までマイルス・デイヴィス(トランペット)の楽団に所属していましたが、諸々あって、いったん退団します。そして、バップの高僧ことセロニアス・モンク(ピアノ)のもとに転がり込み、教えを受けるようになります。もちろん、モンクとの共演も数多く(おそらくは)行ったのですが、今日音源として残されているものはさほど多くはありません。
 モンクとは連日、ファイヴ・スポットと言うライヴ・ハウスで共演を続けていました。そして7月のある日、コルトレーンは「神から啓示を受け」、その奏法はより進化したと言います。いわく、それまではどことなくぎこちなかった演奏が、この時からは自信に満ちたものに変わったと。そして、更に1958年には、コルトレーンの代名詞となる、空間に音を敷き詰める、いわゆる「シーツ・オブ・サウンド」が1958年に音楽評論家のアイラ・ギトラーによって命名されます。…とまぁ、賢しげに書きましたが、ほとんど日本語ウィキペディアからの引き写しですからね、念のため(笑)。
 このアルバムでは、ラストの“I Hear A Rhapsody”(アルバム『コルトレーン』と同じ日の録音)以外がすべて「啓示後」の録音となっています。残念ながら僕には両者の違いは聴き分けられないのですが、耳のいい人にはわかるようです。
 この「運命の啓示の日」そのものの録音は残されていない(多分)のですが、その約4ヶ月後の11月にカーネギー・ホールで行ったモンクとのライヴ音源が存在します。この日記でもいずれ取り上げるつもり(まだ未所持ですが)でいます。

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●次回の日記の予告など

 アルバム『ラッシュ・ライフ』、「運命の啓示の日」以降に初めて吹き込まれたこれらの音源が、ゆったりした曲が多いのはなにか意味があるのかどうか?。なんとも言えないですが、聴いていて心地よいのは確かです。「ジャズの巨人」としてのコルトレーンの新しい第一歩を記した貴重な音源ではあるのですが、肩肘張らずに親しめる作品と言えるでしょう。
 さて、次回のコルトレーン日記は、というか、モンクと共演したスタジオ音源を採り上げるのでモンク日記でもあるのですが、時期的には「運命の啓示の日」より少しさかのぼります。色々な録音日時を勘案してこうなっちゃったので、どうか皆様、ご容赦を。(^_^; その代り音源の内容は保証したしますよ。それに付随する僕の与太話は相変わらずですが(笑)。
 それではいつものように、あまり期待せず楽しみにしてお待ち下さい。(^^ゞ

コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス/ジョン・コルトレーン
コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス(18CD)/ジョン・コルトレーン

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■ジョン・コルトレーン日記




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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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Re: コルトレーン、渋すぎる~。

>ローリングウエストさん

 このアルバムはコルトレーンにしてはクセのない、聴きやすいアルバムだと思います。逆に言えば「地味」なので、とっつきはわるいかも…。(^_^;
 いつの日かローリングウエストさんのレコード棚にもジャズのアルバムが並びますように!。

No title

コルトレーン、渋すぎる~。小生JAZZは何度か挑戦してみましたがやはり壁が高いのか入りこめずにおりまする~

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☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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