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【CD入手】ボブ・ディラン/地下室 (2CD,紙ジャケット仕様・リマスター) #BobDylan #TheBasementTapes

■目次
●基本情報
●前口上
●成り立ち
●印象
●流出
●影響
●未発表
●後口上
■ボブ・ディラン日記一覧

 
●基本情報

 ジャケット画像をクリックするとアマゾンの該当ページが開きます。
ボブ・ディラン/地下室 (紙ジャケット仕様・リマスター)

All tracks written by Bob Dylan, except where noted.

DISC 1
1. オッズ・アンド・エンズ Odds And Ends 1:47
2. オレンジ・ジュース・ブルース
Orange Juice Blues (Blues For Breakfast) / Richard Manuel 3:39
3. lOO万ドルさわぎ Million Dollar Bash 2:31
4. ヤズー・ストリート・スキャンダル
Yazoo Street Scandal / Robbie Robertson 3:29
5. アカプルコヘ行こう Goin' To Acapulco 5:27
6. ケイティは行ってしまった Katie's Been Gone / Manuel, Robertson 2:46

7. ロー・アンド・ビホールド Lo And Behold! 2:46
8. ベツシー・スミス Bessie Smith / Rick Danko, Robertson 4:18
9. 物干しづな Clothes Line Saga 2:58
10. リンゴの木 Apple Suckling Tree 2:48
11. おねがいへンリ一夫人 Please, Mrs. Henry 2:33
l2. 怒りの涙 Tears Of Rage / Dylan, Manuel 4:15

アナログでは1.-6.がA面、7.-12.がB面に収録されています。

D1SC 2
1. なにもないことが多すぎる Too Much Of Nothing 3:04
2. おもいぞパンのビン Your Heavy And A Bottle Of Bread 2:15
3. エイント・ノー・モア・ケイン Ain't No More Cane 3:58
4. 堤防決壊 Crash On The Levee (Down In The Flood) 2:04
5. ルーベン・リーマス Ruben Remus / Manuel, Robertson 3:15
6. タイニー,モンゴメリー Tiny Montgomery 2:46
7. どこにも行けない You Ain't Goin' Nowhere 2:42
8. ヘンリーには言うな Don't Ya Tell Henry 3:12
9. なにもはなされなかった Nothing Was Delivered 4;23
10. ドアをあけて Open The Door, Homer 2:49
11. 長距離電話交換手 Long Distance Operate 3:39
12. 火の車 This Wheel's On Fire / Danko, Dylan 3:52

アナログでは1.-6.がC面、7.-12.がD面に収録されています。

Personnel
Bob Dylan – acoustic guitar, piano, vocals
Rick Danko – bass guitar, mandolin, vocals
Levon Helm – drums, mandolin, bass guitar, vocals
Garth Hudson – organ, clavinet, accordion, tenor saxophone, piano
Richard Manuel – piano, drums, harmonica, vocals
Robbie Robertson – electric guitar, acoustic guitar, drums, vocals

Released June 26, 1975
Recorded Dylan – The Band recordings: June–September 1967; The Band only: 1967–1968, later overdubs in 1975

※著作権監視が厳しいため音源引用はありません。

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●前口上

 さて、ボブ・ディランのアルバムを順番に聴いていくというこの日記のシリーズ。名作『ブロンド・オン・ブロンド』(1966年発表)の後、ブートレッグ・シリーズなどをさらい直して足踏みしていましたが、今回はちょこっとだけ進んで『地下室』です。正規の発売順で行くと1975年の発表なのですが、録音時期的に、ここで採り上げることにしました。

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●成り立ち

 ディランは『ブロンド・オン・ブロンド』発表後のツアー中にバイク事故を起こし、その後のツアーを全てキャンセル。ツアー・バンドのメンバーたち(後のザ・バンドの面々)と通称ビッグ・ピンクと呼ばれるウッドストックの邸宅等でジャム・セッション三昧の日々を送ります。そのザ・バンドとのセッションの模様を録音したのが、この『地下室』です。24曲中8曲はディラン不参加のザ・バンドのみによる演奏。(どの曲がそうなのかは面倒くさいので記しませんが(笑)。)
 ブートレッグ・シリーズの『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』(6CD)も持ってはいるのですが、ここは敢えて「オリジナル」の『地下室』をまずは聴きたいと思います。(『~コンプリート』も次回のディラン日記で採り上げます。)

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●印象

 一聴して驚くのは、その芳醇(ほうじゅん)な音世界です。1967年の初夏から秋に録音されたとされるこの音源。驚くほど当時のサイケデリック・ムーヴメントの影響がありません。それでいて力強く確信に満ちた演奏と音なのであります。『SGT.』のハッタリに右往左往するミュージシャンが多かったなかで、ディランは、その影響を全く受けなかった稀有(けう)な音楽家として特筆されるべきでありましょう。まぁ、こんなこと言うと逆説的に『SGT.』を特別扱いする事になって少々業腹(ごうはら)なのでは有りますが。それにしてもここでのディランの威風堂々(いふどうどう)ぶりはあっぱれと言わざるをえません。
 ここでの演奏は特別に難しいことも、凝ったこともしていないのですが、(ゆる)やかで豊かなノリの音楽が、聴く人を幸せに誘います。

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●流出

 このアルバム、前述の通り正規には1975年に発表された作品ですが、それ以前、おそらく録音されてからさほど間をおかず、ブートレグ(*)の『グレイト・ホワイト・ワンダー』(1968年(?)発売)などで関連音源が衆目の知るところとなったようです。
 (*)ブートレグ:いわゆる「海賊盤」のことですが、これには大まかに2種類あります。一つは正規レコードの音源を複製して作成するもの。これはパイレート盤と呼ばれることがあります。そしてもう一つは、正規には未発表の音源を使用して作成されるもの。一般にブートレグと言う時は、後者を指すことが多いようですね。『グレイト・ホワイト・ワンダー』は、「史上初のブートレグ」と呼ばれたりしています。

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●影響

 それで、色んな音楽家がこの「地下室音源」を耳にし、多大な影響を受けたようです。
 エリック・クラプトンは、ザ・クリームでの即興演奏の鍔迫(つばぜ)り合いをやめようと思いたち、ローリング・ストーンズは今一度自らのルーツに立ち戻り『ベガーズ・バンケット』を作成して彼らの黄金時代の(いしずえ)を築き、おそらくはビートルズのポール・マッカートニーもまた、バック・トゥ・ザ・ルーツな「ゲット・バック・セッション」を思い立ちました。(僕は、「ゲット・バック・セッション」は『ベガーズ・バンケット』の出来栄えを受けてのもの、と言う持論を持っていますが、むしろ「地下室音源」からの影響のほうが大きいのではないか、と言われたら、素直にそちらに鞍替えしたくもなります(笑)。それほどにここでのディランとザ・バンドの音楽は素晴らしいです。)

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●未発表

 これだけの音源を録音しておきながら、自身での発表は考えていなかったのか、正規には1975年まで未発表だったというのも、何と言うか、かんというか。当時のディランは欲がなかったのか、それとも隠遁生活で悟りの域に達していたのか!?。
 この次に発表されたオリジナル・アルバムの『ジョン・ウェズリー・ハーディング』では、この音源からの使い回しは一切なく、楽曲も全くの新曲を取り揃えることになるのですから、彼の創作意欲が如何(いか)旺盛(おうせい)だったかが(うかが)い知れるようです。

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●後口上

 という訳で、次回のディラン日記は『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』です。なんか、今回で必要なことは全部書いてしまったので、何も書くことがないような気もしますが(笑)。まぁ、絞り出して書いてみようと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

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■ボブ・ディラン日記一覧



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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

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Re: No title

>ローリングウエスト さん

 こんにちは!。
 ブログ拝見させていただきました。
 ちょっと僕の好みではなかったかな、と言う感じです。(^_^;
 でもまぁ、アレです、僕は初めて聴くミュージシャンの音を即座に判定できるほど耳が肥えていないので、そういう事かもしれません。
 それでもローリングウエストさんのコメント欄に否定的な話を書くのは気がひけるので、こちらでレスさせていただくにとどめておきますね。
 そんな感じで、久しぶりにサム・クックを聴きたくなりました。“Only Sixteen”名曲ですね~。


> カントリーロック・おとぼけロック・AORメロウなPOPの満載バンド、70年代のヒットメーカー「ドクターフック」を公開いたしました。多分知らないかもしれませんが味わいあるバンドです。

No title

カントリーロック・おとぼけロック・AORメロウなPOPの満載バンド、70年代のヒットメーカー「ドクターフック」を公開いたしました。多分知らないかもしれませんが味わいあるバンドです。

地下室

>ローリングウエストさん

 このアルバム良いですよ。
 余裕があれば6枚組の『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート』も是非。

No title

このジャケット実にいいですね~!ザ・アメリカよき歴史の一コマって感じです。音楽もいいんだろうなあ・・
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☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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