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【CD聴く】高岡早紀 / 楽園の雫 #高岡早紀 #加藤和彦 #楽園の雫

■目次
●基本情報
●Youtube音源引用
●アイドル♀と擬似恋愛。
●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。
●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち
●高岡の歌声ありき。
●当時の加藤和彦
●2013年再発盤など
■加藤和彦関連日記一覧


●基本情報
※ジャケ写をクリックするとAmazonの該当CDのウィンドウが開きます。
高岡早紀 / 楽園の雫


特記のない限り全曲 作詞:森雪之丞/作編曲:加藤和彦

1. 不思議の森のアリス
2. フリフリ天国
3. 楽園の雫 (作編曲:高橋幸宏)
4. 16月に逢いましょう (作編曲:高橋幸宏)
5. 窓辺にて (作詞:鈴木博文/作編曲:千住明)
6. 天使失格
7. パーティーはパニック
8. 見知らぬ彼女への伝言
9. 哀しいサーカス

1990年3月21日発売。
1989年10月17日-1990年2月8日録音。

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●Youtube音源引用
楽園の雫 / 高岡早紀


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●アイドル♀と擬似恋愛。

 さて、今月の加藤和彦ですが、まずは前フリから。

 アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言うものは、疑似恋愛の色合いが濃ゆい、と、僕は思っています(僕の場合、対象は♀アイドルということになります)。なので、実は「音楽的に」どうのこうのと言うのは、結構ついでだったりするのです。(^_^; 特に1970年代以前のアイドルものはそうだなぁ。アイドル本人が主で、楽曲は従、になっている。とはいえ、そこでしっかり主たるアイドル本人を支えるだけの力を持った楽曲でなければ、疑似恋愛は成立しにくい。まぁ、グラドルも好きな僕がこういうことを言っても説得力はないかもしれないけど。(^^ゞ
 1980年代以降になると、「音楽的に」どうのこうの言えるものも出てくるんだけど(小泉今日子とかね)、その一方で1970年代的なアイドルも未だ残っていたりする。堀ちえみとか好きでした。いや厳密に言うと、堀ちえみは音楽込みで好きになったのは最近なんだけどね(笑)。1980年代を代表するアイドルと言うと、やはりこれは松田聖子と中森明菜ということになるんだろうけど、僕はどちらも好きじゃなかった。別に洋楽を聞き始めてアイドルに興味がなくなったとかいうわけじゃなくて(信じてもらえないかもしれないけど、もともとアイドルは好きじゃなかった。ハマったのは割と最近からなのよ)、ぶりっ子もつっぱりも極端すぎて好きになれなかったんだ。(それは今もそうかな。)
 1990年代になると、これはWinkの独壇場、と言うか、そもそも他にアイドルいたのか?、みたいな状況になるわけですが。(Wink自体は1988年デビュー。)モー娘。とか、ほとんど興味なかったもんなぁ。(モーニング娘。のデビューは1997年。)
 21世紀になると、アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言える物はなくなっちゃったような気がする。少なくとも、疑似恋愛の対象としてはね。替わりにJ-POPの女性アーティストなるものが台頭してきたんではないだろうか。女性ミュージシャン、と言う言い方ではなくて、女性「アーティスト」と呼んでいたと思う。(これを受けてか、今でも、自分たちのことを「アーティスト」と呼んでいるJ-POP「ミュージシャン」が(男女にかかわらず)多数いるようですが、正直、不快です(笑)。音楽家、イコール必ずしも芸術家にあらず、だと僕は思っています。音楽家で芸術家と呼べるのは、ほんのひとつかみの存在で…。例えば、ノーベル賞で騒がれた某氏、とか、ね…。)
 まぁ、2010年代になると、皆さんよくご存知のAKBなんとかとかが流行り始めて、これまた、甘酸っぱい疑似恋愛とは一線を画した、もっと生々しい、浪漫のない(あくまで当社比(^_^;)物に相成りました。(なので、AKBについては特に執着もないのだけれども、それでも「あんなのは握手券を売っているだけで音楽が評価されているわけじゃない」と言って、AKB以外の「音楽とやら」を擁護した気になって、AKBの楽曲の価値を認めようとしない「自称良識派」は、僕は信じないことにしている。アイドルが「音楽以外」に付加価値をつけるなんて、昔から有る話で(それともあなたジャケ買いしたことない人ですか?)、たまたま商戦としての「握手券がヒットした」からと言って、付属(?)の音楽までくさすことはないと思う。少なくとも僕は“恋するフォーチュンクッキー”を聴いてからは彼女らをばかにするのはやめにした。だって、「自称良識派」の人達が演っている(あるいは聴いている)音楽よりも、“恋チュン”の方がよっぽど出来が良かったんだもの。よっぽど心に響いたもの。君たち(もしくは君たちが贔屓している音楽)が売れないのとAKBが売れているのとは相互に関連性はないからね?。人のせいにする前に自己研鑽に励むほうが良いと思うぜ?。)(あ、あと、僕は仮面ライダースナックは残さず美味しく食べていた口です、念のため。)
 とまぁ、1970年代以降のアイドルについて、かなり記憶に頼った、信憑性の薄い私見を述べてきたわけですが。いや、そもそも僕の日記を読んでいる人たちが女性アイドルに興味あるのかどうかと言われると甚(はなは)だ自信がないのですが。いいじゃん、俺の日記なんだし、俺の好きなことについて書いても。(^_^;

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●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。

 さてそこで、我らが高岡早紀ちゃんですが。Wink独走の時代にアイドル・デビューしちゃった娘なわけですが。もちろん、リアルタイムでは僕は全く注目していなかった(前述の通り)娘。今でも、疑似恋愛の対象になるんか、と、問われたら、「ならん」と答えるわけだが。(笑)(^_^;
 いやもちろん美少女だし、可愛げもそこそこあるし、アイドルと言えばアイドルなわけだけども。好みじゃないのか、タイプじゃないのか、と問われると「そういうわけではないんだけれども…」と歯切れの悪い返事を返すしかない。まぁ、“眠れぬ森の美女”(『サブリナ』収録)で、「キスを待ちつづけ眠るなんて恐ろしい話」って言い放つような娘だからなぁ。(作詞したのは真名杏樹なんだけど。)そういう、不思議な妖しさみたいなものを持っていて、安易な「擬似恋愛」などを受け付けないような雰囲気があると思うのです。
 前述の疑似恋愛の対象になるようなアイドルたちって、僕達が今住んでいるこの世界で同じ空気を呼吸している、みたいな親しさがあったわけですが、この娘はそう言った気安さとは違う「近寄りがたさ」の方が先に立つと思うのです。単に大人っぽい、というのとは違うんだよな。

 で、まぁ、そう言った事を思わせる要因の一つとして、やはり、妖しい魅力を放つ楽曲群があると思うのです。

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●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち

 どこか物憂げな楽曲の世界観は前作『サブリナ』と同様。一曲目の出だしが、のどかな鐘の音で始まり、牧歌的な旋律が出てくるので、うっかり安心して気を緩めてしまうのですが、すぐに憂鬱な旋律に取って代わり、「あぁ、やっぱりか」と安堵(?)させてくれます。(^_^;
 加藤は6曲を提供していますが、いずれも、この世界観にしっかりあったものばかりです。と言うか、もしかしたら、これ、加藤自身が設定した世界観なのかもしれません。前回の日記ではそこら辺は「スタッフが設定」したと類推したのですけれども。
 いやもちろん、プロデューサーはちゃんといるわけで、Tomoharu Aikawa と言う人がその人なのですが。誰だ、この人?。有名な人なの?。僕は知らないんですが。(^_^;
 おそらく、彼女のデビュー・シングルである“真夜中のサブリナ”の世界を加藤が設定した時に、「この世界観」が規定されてしまったのではないか、と思ったりするんですが真相は如何に?。

 あるいは、この曲の作詞を担当した真名杏樹が持っていた世界観なのでしょうか…?。僕としては加藤の『うたかたのオペラ』(1980年発表)に通ずる妖しい暗さが漂っていると言う点で、加藤が一役買った、と言う類推に一票入れたいところです。

 もちろん、その物憂い世界観を緩和させる楽曲も混じってはいるわけで、高橋幸宏が作曲したタイトル曲“楽園の雫”などはそうでしょう。加藤が設定した(ということに仮にしておきますが)雰囲気と齟齬(そご)を起こさない程度に、穏やかな空気を挿入することに成功しています。
 高橋はもう一曲“16月に逢いましょう”も提供しています。こちらは、加藤の世界観に従った感がありますが…。それにしても、「16月」ってなんだろう?。4月のことかな?。
 前作に引き続き、千住明も、やはり一曲だけですが、作品を提供しています。これが、大変美しいバラードになっておりまして、高橋の二曲とともに、加藤の「危ない」作風の楽曲に挟まれることによって、その可憐さがいや増すという、なかなかニクい演出になっております。そう言えばこの曲だけ作詞が鈴木博文(ムーン・ライダースの慶一ではない方の鈴木さん)ですね。
 とは言え、“天使失格”は、加藤にしては珍しく、柔らかな曲調になっていて、いきなり違う世界に叩き込まれるというわけではないのであります。(^_^;
 とは言え、(今回この言い回しが多いな(^_^;)終曲の“哀しいサーカス”では、しっかり悲嘆に暮れさせてくれるので、ご安心を。(^_^;

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●高岡の歌声ありき。

 制作側の話にちょっとより過ぎた感がありますが。高岡の囁(ささや)きのような呟(つぶや)きのような不思議な歌声も健在ですね。1972年生まれの高岡は、この時点では17-18才という年齢。この年令で変に可愛げを振りまいてキャッキャした感じになっていないのが凄い、と言うのは以前の日記でも書きましたね。
 前述の楽曲群の不思議な魅力というのは、なんだかんだ言って、この、高岡の声ありきで作られたものなのだろうなぁ、という気がします。考えてみれば前述のWinkにしても、愛想笑いとかはしていなかったわけですし、こういった「クールな」表現というのが1990年代の流行り(トレンド)だったのかな?、という気もしないでもないことはないこともないです。どっちだ(笑)。

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●当時の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディスティック・ミカ・バンドの最初の再結成を行っており、スタジオ作『天晴』(1989年4月発表)に続き、ライヴ・アルバムの『晴天』を1989年7月12日に発表済み、と言う状態でした。次作の『ボレロ・カリフォルニア』(1994年に癌(ガン)で亡くなった奥方の安井かずみが作詞を担当した最後の加藤作品)が1990年10月 - 11月の制作ですので、未だそこまでは着手していない状態だったのでしょうね。

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●2013年再発盤など

 ところで今回の日記は、9曲入りのオリジナル盤に準じているのですが、前作同様、2013年に、オリジナル未収録曲などを追加した形で、CD再発がされています。

楽園の雫+7
高岡早紀 / 楽園の雫+7
10. 薔薇と毒薬 <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
11. パンドラの舟 (作曲:清水信之) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
12. フリフリ天国 (シングル・バージョン) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
13. 悲劇のアイドル (作曲:清水信之)
14. パンドラの舟 -REMIX VERSION- (作曲:清水信之)
15. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>
16. ソレイユ (作詞:覚和歌子/作曲:鶴来正基) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>

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 こちらには加藤が作曲した“薔薇と毒薬”も収録されています。僕の日記では、この曲は“真夜中のサブリナ”同様、編集アルバムの『モン・シェール』で触れることになりそうです。…覚えていれば、ですが。(^_^;

 蛇足。“フリフリ”って、スパイダースの曲にあったよね?。かまやつひろしの作曲だったと思う。高岡早紀との関連はよくわかりませんが…。

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■加藤和彦関連日記一覧

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Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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