【CD聴く】【追悼】僕が持っているチャック・ベリー #ChuckBerry #TheChessBox #GreatestHits21 #HailHailRockNRoll

●目次
●ジャケット
●音源引用
●曲目一覧
●日記本文開始
●『ザ・チェス・ボックス』(3CD)
●『グレイテスト・ヒッツ21』
●『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』

 
チャック・ベリー/ザ・チェス・ボックス(3CD)

チャック・ベリー/グレイテスト・ヒッツ21

Chuck Berry/Hail! Hail! Rock'N'Roll
 ジャケ写をクリックするとCDの頁に飛ぶよん♪
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●音源引用

The Chess Box / Chuck Berry


The Greatest Hits21 (Mercury) / Chuck Berry


Hail! Hail! Rock'N'Roll (motion picture soundtrack) / Chuck Berry

 
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●曲目一覧

All compositions by Chuck Berry except as indicated

・ザ・チェス・ボックス(3CD)
Disc01
(1955)
01.メイベリーン "Maybellene" (2:18)
02.ウィー・ウィー・アワーズ "Wee Wee Hours" (2:02)
03.30デイズ "Thirty Days" (2:21)
04.ユー・キャント・キャッチ・ミー "You Can't Catch Me" (2:42)
05.ノー・マネー・ダウン "No Money Down" (2:56)
06.ダウン・バウンド・トレイン "Downbound Train" (2:49)
(1956)
07.ブラウン・アイド・ハンサム・マン "Brown Eyed Handsome Man" (2:15)
08.ドリフティング・ハート"Drifting Heart" (2:47)
09.ロール・オーヴァー・ベートーベン "Roll Over Beethoven" (2:22)
10.トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス "Too Much Monkey Business" (2:53)
11.ハヴァナ・ムーン "Havana Moon" (3:06)
12.スクール・デイズ "School Days" (2:40)
(1957)
13.ロックン・ロール・ミュージック "Rock and Roll Music" (2:30)
14.オー・ベイビー・ドール "Oh Baby Doll" (2:36)
15.アイヴ・チェンジド "I've Changed" (3:04)
(1958)
16.リーリン・アンド・ロッキン "Reelin' and Rockin'" (3:15)
17.ロッキン・アット・ザ・フィルハーモニック "Rockin' at the Philharmonic" (3:21)
18.スウィート・リトル・シックスティーン "Sweet Little Sixteen" (3:10)
19.ジョニー・B.グッド "Johnny B. Goode" (2:37)
20.タイム・ウォズ "Time Was" (Gabriel Luna, Miguel Prado, Bob Russell) (1:56) (*)
21.アラウンド・アンド・アラウンド "Around and Around" (2:38)
22.ビューティフル・デライラ "Beautiful Delilah" (2:13)
23.ハウス・オブ・ブルー・ライツ "House of Blue Lights" (Don Raye, Freddie Slack) (2:24)
24.キャロル "Carol" (2:46)

Disc02
01.メンフィス "Memphis, Tennessee" (2:10)
02.アンソニー・ボーイ "Anthony Boy" (1:52)
03.ジョ・ジョ・ガン "Jo Jo Gunne" (2:45)
04.スウィート・リトル・ロックンローラー "Sweet Little Rock N' Roller" (2:20)
05.メリー・クリスマス・ベイビー "Merry Christmas Baby" (Lou Baxter, Johnny Moore) (3:11)
06.ラン・ルドルフ・ラン "Run Rudolph Run" (Marvin Brodie, Johnny Marks) (2:43)
(1959)
07.リトル・クイニー "Little Queenie" (2:40)
08.オールモスト・グロウン "Almost Grown" (2:18)
09.バック・イン・ザ・USA "Back in the U.S.A." (2:27)
10.ベティ・ジーン "Betty Jean" (2:29)
11.チャイルドフッド・スウィートハート "Childhood Sweetheart" (2:42)
12.レット・イット・ロック "Let It Rock" (1:45)
13.トゥー・プープト・トゥ・ポップ "Too Pooped to Pop" (Billie Davis) (2:33)
(1960)
14.バイ・バイ・ジョニー "Bye Bye Johnny" (2:03)
15.ジャガー・アンド・サンダーバード "Jaguar and Thunderbird" (1:50)
16.ダウン・ザ・ロード・アピース "Down the Road a Piece" (Raye) (2:13)
17.コンフェッシン・ザ・ブルース "Confessin' the Blues" (Walter Brown, Jay McShann) (2:07)
18.サーティーン・クエスチョン・メソッド "Thirteen Question Method" (2:12)
19.クライング・スティール "Crying Steel" (2:32)(*)
20.アイル・ジャスト・ア・ラッキー・ソー・アンド・ソー "I'm Just a Lucky So-and-So" (Mack David, Duke Ellington) (2:50)(*)
(1961)
21.アイム・トーキング・アバウト・ユー "I'm Talking About You" (1:48)
22.カム・オン "Come On" (1:48)
(1964)
23.ネイディーン "Nadine (Is It You?)" (Berry, Alan Freed) (2:35)
24.クレイジー・アームズ "Crazy Arms" (Ralph Mooney, Chuck Seals) (2:12) (*)
25.ユー・ネヴァー・キャン・テル "You Never Can Tell" (2:40)
26.ザ・シングス・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ "The Things I Used To Do" (Eddie "Guitar Slim" Jones) (2:40)
27.プロミスド・ランド "Promised Land" (2:20)

Disc03
01.ノー・パティキュラー・プレイス・トゥ・ゴー "No Particular Place to Go" (2:41)
02.リヴァプール・ドライヴ "Liverpool Drive" (2:53)
03.ユー・トゥー "You Two" (2:08)
04.チャックズ・ビート "Chuck's Beat" (Berry, Bo Diddley) (10:35)
05.リトル・マリー "Little Marie" (2:34)
06.ディア・ダッド "Dear Dad" (1:48)
(1965)
07.サッド・デイ、ロング・ナイト "Sad Day Long Night" (2:42)
08.イッツ・マイ・オウン・ビジネス "It's My Own Business" (2:10)
09.イット・ウォズント・ミー "It Wasn't Me" (2:32)
(1966)
10.ラモナ・セイ・イエス "Ramona Say Yes" (2:40)
11.ビバ・ビバ・ロックンロール "Viva Viva Rock N' Roll" (2:00)
(1969)
12.チュレーン "Tulane" (2:36)
13.ハヴ・マーシー・ジャッジ "Have Mercy Judge" (2:38)
(1971)
14.マイ・ドリーム "My Dream" (5:56)
(1972)
15.リーリン・アンド・ロッキン(ライヴ)"Reelin' and Rockin'", live recording (7:02)
16.マイ・ディンガリング(シングル・エディット,ライヴ)"My Ding-a-Ling", live single-edit (4:16)
17.ジョニー・B・グッド (ライヴ)"Johnny B. Goode", live recording (3:13)
(1973)
18.ア・デュース "A Deuce" (2:32)
19.ウッドペッカー "Woodpecker" (3:33)
20.バイオ"Bio" (4:22)
全71曲

(*)未発表トラック
一覧中の西暦の数字は録音年
 
 
・グレイテスト・ヒッツ21
1. メイベリーン *
2. スウィート・リトル・シックスティーン *
3. スクール・デイズ *
4. ロックン・ロール・ミュージック *
5. ジョニー・B.グッド *
6. キャロル *
7. リーリン・アンド・ロッキン **
8. メンフィス *
9. ブリング・アナザー・ドリンク ***
10. グッド・ラヴィン・ウーマン ?
11. ロール・オーヴァー・ベートーヴェン *
12. バック・イン・ザ・USA *
13. スウィート・リトル・ロックン・ローラー ***
14. オー・ベイビー・ドール ***
15. C.C.ライダー (Rainey) ****
16. サーティー・デイズ *
17. グッドナイト・ウェル・イット・タイム・トゥ・ゴー ***
18. バック・トゥ・メンフィス ***
19. チェック・ミー・アウト ***
20. マイ・ハート・ウィル・オールウェイズ・ビロング・トゥ・ユー ***
21. アイ・リアリー・ドゥ・ラヴ・ユー ***

?:Unknown album
*:Chuck Berry's Golden Hits(Original LP 1967)
**:Chuck Berry's Golden Hits(1989 CD)
***:Chuck Berry in Memphis(1967)
****:Live at The Fillmore Auditorium(1967)
 
 
・Hail! Hail! Rock 'N' Roll
01.Maybellene – 2:37
02.Around and Around – 2:24
03.Sweet Little Sixteen – 2:42
04.Brown Eyed Handsome Man (with Robert Cray on guitar and vocals) – 2:28
05.Memphis, Tennessee – 3:08
06.Too Much Monkey Business – 2:57
07.Back In The USA (with Linda Ronstadt on vocals and Robert Cray on guitar) – 3:29
08.Wee Wee Hours (with Eric Clapton on guitar and vocals) – 5:24
09.Johnny B. Goode (with Julian Lennon on vocals) – 3:13
10.Little Queenie – 3:41
11.Rock And Roll Music (with Etta James on vocals, Keith Richards, Robert Cray and Eric Clapton on guitars) – 3:45
12.Roll Over Beethoven – 3:15
13.I'm Through With Love – 2:50
 
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●日記本文開始

 チャック・ベリー:1926/10/18(月)生-2017/3/18(土)没

 二十何年ぶりの新譜を発売間近に控えて、チャック・ベリー御大が永眠しました。90歳。自然死だったといいますから、まさに大往生でした。もう半年以上前のことですが、皆さん、覚えてますか?。

 この偉人を追悼するにあたって、僕にできることは、やはり手持ちの音源を総ざらいすることだと思います。幸か不幸かこの時点でCDを僅か5枚(3組)しか持っていなかったので(編集盤かライヴ)、比較的楽な作業では有りました。…ちょっと情けない話だけど。(^_^; (最新作については別途日記を書きます。)
 以下に簡単にその音源を紹介して、追悼の意にかえたいと思います。
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●『ザ・チェス・ボックス』(3CD)

 『ザ・チェス・ボックス』は編年体による3枚組の編集盤。有名曲は網羅されているんだけど、3枚組はちょっと多すぎるかも。普通の人にはこの半分くらい、いや、一枚目だけで充分のような気もします。
 ただ、僕のようなストーンズ・クレイジーなやつには、彼らがカヴァーした曲をほぼ網羅している二枚目は嬉しい。(もちろん一枚目の有名曲の中にもストーンズが採り上げている曲はあるわけですが。)
 残念なのは“ルート66”や“ドント・ライ・トゥ・ミー”が入っていないことですが、これらはまぁ、元々チャックの曲ではないし(前者のオリジナルはボビー・トゥループ(1946)ですが、同年のナット・キング・コールのカヴァーのほうが知られているかもしれません。後者はタンパ・レッド(1940)。)、シングル・カットされたと言うわけでもないので、しょうがないかもしれません。とは言え、このコレクションはシングルになっていない曲にも目配せがしてあるのだから、入れてくれても良かったんじゃないかなぁ、という気はしますが。

 以下、このBOXの曲で、ストーンズがカヴァーした物(と『ストーンズでの収録アルバム』)をつらつらと。

 “ユー・キャント・キャッチ・ミー”『No.2 (UK LP)』『Now! (US LP)』
 “アラウンド・アンド・アラウンド”「Five by Five (UK 2nd EP)」『12 x 5 (US LP)』, Live ver.『ラヴ・ユーライヴ(LIVE LP)』
 “キャロル”『The Rolling Stones (UK 1st LP)』, Live ver.『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト (LIVE LP)』
 “リトル・クイニー”『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト (LIVE LP)』
 “レット・イット・ロック”(B-side of "Brown Sugar" UK Single)『Sticky Figers (Spanish ver. LP)』『レアリティーズ1971-2003』『シングル・ボックス 1971-2006』
 “バイ・バイ・ジョニー”「The Rolling Stones (UK 1st EP)」『シングル・ボックス VOL.1〈1963-1965〉』『モア・ホット・ロックス+3』
 “ダウン・ザ・ロード・アピース”『No.2 (UK LP)』『Now! (US LP)』
 “コンフェッシン・ザ・ブルース”「Five by Five (UK 2nd EP)」『12 x 5 (US LP)』
 “アイム・トーキング・アバウト・ユー”『Out Of Our Heads (UK ver.)』『Decembers Children (US LP)』
 “カム・オン”(A-side of "Come On" UK 1st Single)『モア・ホット・ロックス+3』『シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)』『シングル・ボックス VOL.1〈1963-1965〉』
 ついでに“ルート66”Studio ver.『The Rolling Stones (UK 1st LP)』, Live ver.「Got Live If You Want It(UK 3rd EP)」『シングル・ボックス VOL.1〈1963-1965〉』『December's Children (US LP)』
 と“ドント・ライ・トゥ・ミー”『Metamorphosis (Cmpilation of Outtakes)』

 “Let It Rock”,“Bye Bye Johnny”,“Come On”が入手し難いのが目立っています。“Let It Rock”は『レアリティーズ1971-2003』が見つかれば1CDで入手可能。『シングル・ボックス 1971-2006』は40数枚組で1万数百円するので現実的でないです。“Bye Bye Johnny”と“Come On”は『モア・ホット・ロックス+3』(2CD)で両方揃うので、これが妥協案でしょう。
 なお、“コンフェッシン・ザ・ブルース”ですが、これは、厳密にはチャックのヴァージョンを参考にはしていません。素直に考えてリトル・ウォルターのヴァージョン(1958年)を参考にしたのでしょうね。(オリジナルはウォルター・ブラウンと言う人がジェイ・マクシャンと言うピアニストのバンドと組んで1941年に発表したもの。)まぁ、チャックが採り上げたので俺たちも、とは、もしかしたら思ったのかもしれませんが。逆に“ダウン・ザ・ロード・アピース”は、エイモス・ミルバーン(1946年同曲発表)のカヴァーとする人も多いのですが(オリジナルはウィル・ブラッドレー・トリオ(1940))、これは素直にチャックのヴァージョンなのではないでしょうか?。

 その他、思いつくままに、チャックの後輩たちがカヴァーしたヴァージョンを書き連ねてみますね。

 “ユー・キャント・キャッチ・ミー”『ロックン・ロール/ジョン・レノン』
 “ロール・オーヴァー・ベートーベン”『ウィズ/ビートルズ』
 “トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス”『ファイヴ・ライヴ/ヤードバーズ』『イン・ザ・ホリーズ・スタイル/ホリーズ』
 “ロックン・ロール・ミュージック”『フォー・セール/ビートルズ』デイヴ・クラーク・ファイヴ(*)
 “リーリン・アンド・ロッキン”デイヴ・クラーク・ファイヴ(*)
 “スウィート・リトル・シックスティーン”『ロックン・ロール/ジョン・レノン』デイヴ・クラーク・ファイヴ(*)『ウッド・ユー・ビリーヴ?/ホリーズ』『アニマリズムズ(UK LP)/アニマルズ』
 “アラウンド・アンド・アラウンド”『アニマルズ(UK LP)/アニマルズ』
 “ビューティフル・デライラ”『キンクス(1st)/キンクス』
 “メンフィス”『アニマルズ(UK LP)/アニマルズ』『馬の耳に念仏/フェイセス』
 “スウィート・リトル・ロックン・ローラー”『スマイラー/ロッド・スチュワート』
 “ラン・ルドルフ・ラン”(A-side of "Run Rudolph Run" by Keith Richsrd Single)
 “アイム・トーキング・アバウト・ユー”『ファイヴ・ライヴ/ヤードバーズ』(“朝日のあたる家”シングルB面/アニマルズ)

 あ、意外と思いつかないな(笑)。(*)デイヴ・クラーク・ファイヴは編集アルバム『グラッド・オール・オーバー・アゲイン』しか持っていないので、ミュージシャン名のみです、失敬。ウィキで調べればオリジナル・アルバム名わかるかもだけど面倒くさいので(笑)。あと、ビートルズは、活動期間外に発表されたものも含めればもう少し増えるのですが、これも面倒くさいので今回は数えてません(笑)。ぞんざいだな!(笑)。

 閑話休題。
 チャックのCDに戻って。
 この3枚組は、収録曲の録音日および参加メンバーが英語ブックレットに記されていて、眺めているとなかなか楽しいです。チャート実績も一応別表で記してあるんですが、これは見づらいからよくわかんないや(笑)。

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●『グレイテスト・ヒッツ21』

 さて、書きたいことは四方山(よもやま)有りますが、切りが無くなりそうなので、次のCDに行きましょう。
 『グレイテスト・ヒッツ21』。
 チャックがチェスからマーキューリーに円満移籍したときの、マーキューリーでの音源から選曲したものです。これは、僕がAmazonのレビューに上げた文章が残っていましたので、それをまずは読んでもらいましょう。

(引用開始▼)
★☆☆☆☆ 必聴ならぬ必笑(笑)!。マーキューリー時代の音源

 マーキュリー時代のチャックは、黒歴史である。とまで言うと言い過ぎか。しかし、ここに収録された音源(再録音されたヒット曲が中心)を聴けば、僕の言いたいことはわかってもらえるだろう。
 ヴォーカルとバックのリズムはずれているし、心なしかギターのチューニングも甘い。遠慮斟酌なく言うと、ハチャメチャである(笑)。おそらく深刻なスランプに悩んでいたのであろう。今回、懐かしさに誘われて思わず買い直してみて、思ったより聴ける内容だったのでちょっと拍子抜けしたが、それでも、チェス音源の熱気とは天と地ほども違う。「これからチャック・ベリーを聴いてみよう」と言う純情無垢な少年少女青年たちにはお勧めしかねるシロモノだ。
 しかし(ここからは蛇足的余談である)、世の中には馬鹿な輩がいるもので、その名を香月利一。既に故人だからあまり悪口を言うのも下品だが、それでも言わせてもらおう。ビートルズのラジオ番組で、これがチャックのオリジナルですよとマーキューリー音源をかけ、どうです、オリジナルもこんなもんなんですよ、ビートルズの演奏が下手なわけじゃないでしょ、とのたまいやがった。当時は無知だった僕は、ヤツの言葉を信じてしまい、「オリジナルのロックン・ロールなんてこんなもん」と思わさせられた。不幸なことに、当時、広島の片田舎に住んでいた俺が入手できるチャックのレコードはマーキュリー音源しか無かった。数年後に大滝詠一大先生のラジオ番組で聴いたチェス音源の“ジョニーB.グッド”のカッコ良かったこと!。香月利一に洗脳されていた僕の頭脳は綺麗にふっとんだものだ。ヤツは今頃地獄で拷問にあっていることだろう。
(引用終了▲)

 このCDはテイチクから出ていた編集物なのですけれども、買うのは2度めになります。1度目のときは、チェス音源との差に愕然として、売っぱらってしまいました。けれども、最近になって、なにも手放すこともなかったな、と思い、改めて買い直したのです。チェス音源が安心して入手できる今ならば、一種のギャグとして聴くことができるわけで。なぜチャックがマーキューリーでわざわざ過去のヒット曲を、気のない演奏で再録音したのかはわかりませんが。
 なお、マーキュリー時代の音源も含めたチャックのオリジナル・アルバムが、今年の初夏に、ユニバーサルから紙ジャケで再発になってます。チェス音源に関しては以前から紙ジャケでも、プラケースの廉価版でも、(収録音源としては)今回の再発と同じものが発売され、中古でも流通しているので、慌てることもありません。ですが、マーキュリー音源に関してはオリジナルの形では初CD化のような気がするので、マニア的には注目でありましょう。(マーキュリー音源は2017/7/19(水)発売。チェス音源の再発は2017/6/7(水)に発売。)
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●『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』

 さて、最後は『Hail! Hail! Rock'N'Roll (motion picture soundtrack)』。
 これも、元がMCA音源と、現在ではユニヴァーサル系列の音源なものですから、紙ジャケでも同社から再発されました。僕は以前買った輸入盤を持っているのですが、もしかしたら買い直すかもしれません。日本語の解説とか何が書いてあるのか知りたいし。
 ストーンズのキース・リチャーズが音頭を取り「チャックにまともなライヴを演らせよう!」と企画された同名映画のサントラ。(チャックは自分のバンドを持たず、いつも現地調達の即席メンバーでライヴを演っているのです。)内容としては純然たるライヴ物。でもこれはドキュメントを含んだ映画を見ないと面白みの半分だけになっちゃうかな。
 僕は知人に借りて映画本編を見たのですが、「R&Rの創始者は俺達だ!」と、プリーチン(お説教)するリトル・リチャード(それを所在なさげに見やるチャックとボ・デイドレーが笑える。てか、二人とももう故人かよ…)を始め、笑えるシーンが満載でした。一番ウケるのは、サントラ未収録の“キャロル”を、リハーサルでキースとチャックが合わせる場面。キースがキメの部分のギターを弾くのですが、チャックが執拗にダメ出し。御大自(みずか)ら何度も見本を弾いてみせるものの、どこが違うのかキースにも(もちろん視聴者にも)サッパリ分からない。最後にはキースも匙(さじ)を投げ、「わかったよ、本番じゃ、ソコはあんたが弾きなよ」(笑)。音楽映像で、こんなに笑けるシーンもなかなか有りません。もちろん、笑えるところだけでなく、真面目に唸らされるところも満載でした。
 ヴィデオ盤は現在廃盤で、中古が価格高騰しているのが残念。ですが、安く閲覧できそうなら、見る価値アリです。僕が映像を薦めるのは珍しいんだから(笑)。必見ですよ。
 このサントラでは、キースの肝いりで集まった辣腕(らつわん)ミュージシャンたちがチャックの演奏を盛り上げており、なかなかに聴き応えが有ります。(基本的には映画盤と同じ音源。)

 とは言え、チャックはねぇ。ベスト物で1950年代のシングル・ヒットを堪能するのが、まずは正しい聴き方だと思うよ。それで飽き足らなければオリジナル・アルバムを揃えればいいし、1960年代以降の音源はその気になってから手を出せばいい。まぁ、お布施代わりに遺作を買うのもいいけどね。(遺作はこの日記でそのうち採り上げます。)

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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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