【CD聴く】サイモン&ガーファンクル/Bookends - from The Collection (5CD+DVD) #SimonAndGarfunkel #Bookends

サイモン&ガーファンクル/ブックエンド

Bookends +2 / Simon & Garfunkel


All tracks written by Paul Simon, except "Voices of Old People" by Simon and Art Garfunkel.

1. ブックエンドのテーマ "Bookends Theme" 0:32
2. わが子の命を救いたまえ "Save the Life of My Child" 2:49
3. アメリカ "America" 3:34
4. オーバース "Overs" 2:14
5. 老人の会話 "Voices of Old People" 2:07
6. 旧友 "Old Friends" 2:46
7. ブックエンドのテーマ "Bookends Theme" 1:16

8. フェイキン・イット "Fakin' It" (Single A-side, US Billboard Hot 100 23位) 3:14
9. パンキーのジレンマ "Punky's Dilemma" 2:10
10. ミセス・ロビンソン (映画『卒業』より) "Mrs. Robinson" (Single A-side, US Billboard Hot 100 1位) 4:02
11. 冬の散歩道 "A Hazy Shade of Winter" (Single A-side, US Billboard Hot 100 13位) 2:17
12. 動物園にて "At the Zoo" (Single A-side, US Billboard Hot 100 16位) 2:21

13. 君の可愛い嘘 (ボーナス・トラック) "You Don't Know Where Your Interest Lies (B-side to "Fakin' It")" 2:18
14. 旧友 (デモ) (Previously Unreleased) (ボーナス・トラック) 2:10

Simon & Garfunkel
Paul Simon – vocals, guitar
Art Garfunkel – vocals, tapes

Additional musicians
Hal Blaine – drums, percussion
Joe Osborn – bass guitar
Larry Knechtel – piano, keyboards

Simon & Garfunkel – producers (tracks: 1, 3, 5-7, 10, 12)
Roy Halee – producer (tracks: 1, 3, 5-7 & 10), recording engineer
John Simon – production assistant on "Save The Life Of My Child", "Overs", "Fakin' It" & "Punky's Dilemma
Bob Johnston – production assistant on "A Hazy Shade Of Winter & "At The Zoo", production
Jimmie Haskell – arranger, arrangement preparation

Released April 3, 1968
Recorded September 1966, January 1967, June 1967, October 1967−February 1968

 『SGT.』の「なんちゃってコンセプト・アルバム仕立て」には多くの人が騙(だま)されましたが、ポール・サイモンもその一人でした。
 彼は、アルバムまるごと使って、「アメリカの現実」をコンセプトとしたアルバムを作ろうとします。しかし、レコード会社から待ったがかかり、コンセプチュアルな内容はA面だけになり、B面はシングル・ヒットを中心とした内容となりました。『SGT.』を狙って作成を始めたのだけれども、『マジカル・ミステリー・ツアー』になっちゃった、みたいな感じでしょうか。(『マジカル~』のUS盤LPは1967年11月発表なので、既に世に出ていました。)結果論ではありますが、それが功を奏したと思います。はっきり言って、コンセプト仕立てのA面は面白くない。一曲目の、しんねりむっつりとした“ブックエンドのテーマ”で、「もう駄目だ!」、ガックリ、ときてしまいます。これはやはりコンセプトを優先するあまり、楽曲一つ一つの出来が据え置かれたためではないでしょうか?。つまり『SGT.』と同じ罠に陥(おちい)ったのです。“アメリカ”と“旧友”はいい曲だと思いますが、それ以外の曲は正直印象に残りません。老人のつぶやきをコラージュした“老人の会話”に至っては音楽の体裁を成しておらず、サイモンは一体何を考えていたのか、と思ってしまいます。
 ジャケット裏には、アルバム全曲の歌詞が印刷されており、サイモンの、コンセプトにかける意気込みみたいなのは伝わってきます。と言っても、これも『SGT.』の真似なんでしょうけどね。
 という感じで、コンセプト仕立てのA面をめちゃくちゃにけなしましたが、良いところもあります。それは、音造りの修行を、このアルバムでした、ということです。ただ、あいにく、当アルバムではうまく消化できていません。二曲目の“わが子の命を救いたまえ”の出だしのちょっと凝った音に「おぉっ!」となりますが、ただそれだけですね(笑)。他にも細々(こまごま)と色々演っているようですが、いまいちピンと来ません。
 しかし、ここで修行を積んだことで、次作の『明日にかける橋』では、驚くほど達者な音造りの成果を見せつけることになります。
 と、ここまで書いたところで、「音作りの修行はこのアルバムに始まったことではないかもなぁ」という気がしてきました(笑)。イレギュラーなセカンド・アルバムはともかく、サードの『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』の頃から演ってたかもなぁ…と。そう言えば、B面のシングル集も、旧い物はそのくらいの頃の楽曲になるんですよね~。違和感無く収まってますよね~。まぁ、でもここまで書いちゃったら後に引けないから(引けよ(^_^;)、良いことにしちゃおう。あ、でも、『明日に~』で音作りが花開くの本当のことですよ。

 なお、“アメリカ”に登場する「キャシー」とは、『ポール・サイモン・ソング・ブック』のジャケットに写っていた美人さん。同アルバムおよび『Sounds of Silence』に収録された“キャシーの歌”のキャシーです。なかなか隅に置けないねぇ、サイモン君。

 さて、対するB面ですが、秀作揃いです。“パンキーのジレンマ”はA面の“オーバース”と一緒に映画「卒業」に提供しようとした曲。あいにく監督のマイク・ニコルズの判断でどちらも映画には使われなかったのですが。B面のその他4曲はどれもシングルのA面を飾った曲で、いずれ劣らぬ名曲ばかり。ことに“ミセス・ロビンソン”は大ヒットし、彼らとしては2枚めの全米ナンバー・ワン・シングル・ヒットとなりました。イントロの軽やかな生ギターのリフも軽快な名曲です。ちなみに1枚目のナンバー・ワンは“サウンド・オブ・サイレンス”(のオーヴァーダブ・ヴァージョン)ですね。セカンド・アルバムの冒頭に収められていたアレです。
 “冬の散歩道”は、近年(と言っても、もう30年前かぁ)バングルズ(トレヴァー・ホーンのアレではない方ね)がカヴァーして、オリジナル・ヴァージョン(全米13位・全英30位)以上のヒット(全米2位・全英11位)となりました。

 ボートラには“フェイキン・イット”のB面だった“君の可愛い嘘”(と訳すのか、この題名を。おそらく「Lies」が、「嘘」と「横たわる」の、両方にかかっているんだと思うんですが…。じゃないと「Where」に「嘘」はかからないですよね?。さて真相は如何に)と、“旧友”のデモを収録。“君の~”を収録したことにより、彼らの既発表曲のうち、アルバム未収録曲はこれで全てコンプリートできることになります。
 これらのボートラを収録しても、まだCDの収録時間は半分以上残っているので、ケチケチせずにもっとドバっ!、とおまけ入れてくれても良かったんですが。このアルバムに限らず、S&Gのアルバムはどれも収録時間が短くて、あっという間に終わってしまうのが物足りないですね。

 当アルバムは、前作『卒業-オリジナル・サウンドトラック』に次いで2作目の全米2位になりました。S&G単独としては初の1位ですね。英国でも初の1位になっています。英国では『卒業~』は3位だったんですね。

 さて、と言う訳で、(どんな訳なんだか(^_^;)次回は、彼らの最高傑作『明日にかける橋』がいよいよ登場です。そしてその後は…。どうしようかな。ポールのソロを追っかけるか、それともさっさとセントラルパーク・コンサートの日記を書くか…。只今思案中~。まぁ、『明日に~』の後も、もう1~2枚、S&Gの作品を紹介する予定ではあるんですけれどもね。

 では、また!。

サイモン&ガーファンクル/The Collection
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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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