【CD入手】パブリック・イメージ・リミテッド / メタル・ボックス (スーパー・デラックス・エディション 4CD) #PublicImageLtd #PIL #MetalBox

パブリック・イメージ・リミテッド / メタル・ボックス (スーパー・デラックス・エディション 4CD)


Metal Box / Public Image Ltd.


Metal Box / B-Sides, Mixes & BBC Sessions / Public Image Ltd.


Metal Box / Rare & Unreleased Mixes / Public Image Ltd.


Metal Box / Live at Manchester The Russell Club (The Factory) 18/6/79 / Public Image Ltd.



ディスク:1 (60:40)「オリジナル・アルバム《リマスター》」
1. アルバトロス Albatross 10:37
2. メモリーズ Memories 5:05
3. スワン・レイク/デス・ディスコ Swan Lake (aka Death Disco) 4:12
4. ポップトーンズ Poptones 7:46
5. キャリアリング Careering 4:32
6. ノー・バーズ No Birds 4:42
7. 墓場 Graveyard 3:08
8. スーツ The Suit 3:30
9. バッド・ベイビー Bad Baby 4:30
10. ソーシャリスト Socialist 3:09
11. チャント Chant 5:01
12. ラジオ 4 Radio 4 4:28

ディスク:2 (57:20)「B面曲、ミックス&BBCセッションズ」
1. デス・ディスコ (7インチ・エディット) 4:17
2. デス・ディスコ (12インチ・リミックス) 6:45
3. ハーフ・ミックス・メガミックス Half Mix / Megga Mix 6:53
4. デス・ディスコ (ライヴ・オン・トップ・オブ・ポップス)(BBC TV, Top of The Pops 12/7/79) 2:29
5. メモリーズ (Edit) 4:54
6. アナザー (Edit) Another 3:52
7. ポップトーンズ (BBC ジョン・ピール・セッション) (BBC Radio 1, John Peel Session 17/12/79) 4:34
8. キャリアリング (BBC ジョン・ピール・セッション) (BBC Radio 1, John Peel Session 17/12/79) 7:34
9. チャント (BBC ジョン・ピール・セッション) (BBC Radio 1, John Peel Session 17/12/79) 5:16
10. ポップトーンズ (ライヴ・オン・オールド・グレイ・ホイッスル・テスト) (BBC TV, Old Grey Whistle Test 5/2/80) 3:47
11. キャリアリング (ライヴ・オン・オールド・グレイ・ホイッスル・テスト) (BBC TV, Old Grey Whistle Test 5/2/80) 5:04
12. パイド・パイパー Pied Piper 1:53

ディスク:3 (70:31)「レア&未発表ミックス」
1. ポップトーンズ (ヴァージョン3) 6:37
2. スワン・レイク (モニター・ミックス) 9:25
3. アルバトロス (モニター・ミックス/オルタナティヴ・ミックス) 10:26
4. スワン・レイク (Master / Alternate Mix) 7:44
5. アンノウン (インスト・ジャム1/チャント) Unknown Instrumental Jam 1("Chant") 6:32
6. アンノウン (ジャム2/メガチャント) Unknown Jam 2("Megachant") 5:03
7. ミュージック・フロム・アン・オーヴン(メモリーズ) Music From An Oven (aka Memories) 4:45
8. ラジオ 4(シンフォニー・スイート) 7:21
9. ホーム・イズ・ホエア・ザ・ハート・イズ (Original Mix) Home Is Where The Heart Is 6:41
10. アンノウン (インスト・ジャム2) Unknown Instrumental 2 5:59

ディスク:4 (44:58)「ライヴ・アット・マンチェスター/ラッセル・クラブ1979年6月18日」
1. チャント (Live At Manchester Russell Club / 1979) 7:51
2. スワン・レイク (aka Death Disco / Live At Manchester Russell Club / 1979) 7:39
3. メモリーズ (Live At Manchester Russell Club / 1979) 7:55
4. パブリック・イメージ (Live At Manchester Russell Club / 1979 / False Starts) 8:48
5. アナリサ (Live At Manchester Russell Club / 1979) 5:49
6. ノー・バーズ (Live At Manchester Russell Club / 1979) 6:52

Personnel(Original Album)

John Lydon – vocals, piano ("No Birds", "Bad Baby")
Keith Levene – guitar, synthesizers, drums ("Poptones", "Radio 4"), bass guitar ("Radio 4")
Jah Wobble – bass guitar (except "Radio 4"), drums ("Careering", "The Suit"), piano
David Humphrey – drums ("Albatross", "Swan Lake" )
Richard Dudanski – drums ("Memories", "No Birds", "Graveyard", "Socialist", "Chant")
Martin Atkins – drums ("Bad Baby")

Note: Levene played all instruments on "Radio 4".

Producer Public Image Ltd

Original Released 23 November 1979
Recorded March–October 1979


 このアルバムには、私的な伝説があります。
 大学時代、下宿していた部屋でそこそこの音量でこのアルバム(CD)を聴いていたら、窓に石を投げられた、と、言うのがその伝説です。(伝説というほどじゃないって?。まぁ、確かに。)僕の部屋は2階だったので、わざわざそこに石を投げつけるとは、随分面倒なことをしたものだと思います。誰が投げたのかはよくわからなかったのですが、今思うと大家さんの息子さんと僕はなんだか折り合いが悪かったから(面と向かって会話したことはないのですが、大家さんが済まなさそうに息子さんのことを僕に謝ったことがあります)、彼だったのかな、とも思うのですが、まぁ、推測で物を言ってもしょうがないですね。
 僕が言いたいのは、このアルバムの音は、うっかりしたら窓に石を投げつけられかねないくらい「ヤバイ」音だということです。いや、もちろん、どんな音だって、音量次第で石を投げられる可能性があると言われればそれまでなんですけれども、でも、やっぱりこのアルバムの音は「ヤバイ」と思います。いわゆる「オルタナティヴ・ロック」の嚆矢(こうし)と位置づけられるアルバムなわけですが、まさか、オルタナティヴ・ロックと言う言葉について説明しろとか言わないよね?(笑)。いや、マジで僕はそこらへん説明する言葉持たないから。世間一般でそう言われてるよ、ってことだけ言っておこうと思っただけだから。(^^ゞ
 とにかく僕はこのアルバムを聴いた時に衝撃を受けて、それこそ窓に石を投げつけられてしまうくらい、聴きふけっていたのです。当時は若かった。大学生だったもんな(笑)。

 前置きが長くなりました。ジョン・ライドン(ヴォーカル)率いるパブリック・イメージ・リミテッド(以下PiLと略す)が残している名作のうち、『メタル・ボックス』と『アルバム』(思うだに人を喰ったアルバム名でありますが)の拡大再発盤が、昨年末のどん詰まりに発売されました。共に4枚組という分量であり、パッケージングも、従来のCDより一回り大きい、ちょうどお弁当箱サイズくらいのものになっています。昨今流行りのなんでも馬鹿デカけりゃ良い、みたいな風潮に乗らなかったのは評価したいですね。ま、個人的にはこれでも結構デカいだろ、という気はしますけど。
 輸入盤では別売りでアナログ盤も4枚組のものが出ていますが(内容はCD盤の抜粋)、これも、何でもかんでもCDにアナログ盤くっつけりゃありがたがられるだろう、と言う風潮に乗らず別売りにしたのは褒めたいところですね。アナログ盤をありがたがる層とCDが良いんだと言う層は相反していると、僕なんかは思うんですが、どうですかね?。僕はもちろん、今さらアナログなんかファッキン・ユー!ですけど(笑)。

 と言うわけで、今回は彼らのセカンド・アルバム『メタル・ボックス』の拡張盤から。

 1979年11月23日に、丸いメタル缶入り3枚組45回転12インチ・シングルとして発売された(*)のがオリジナルの体裁です。(もちろん当時のことだからアナログ盤。)それで6万組ぐらい売ったところで、2枚組の「通常」アルバム『セカンド・エディション』として出し直されました。ライドンとしては当初の形のまま出し続けることを望んだようですが、レコード会社側が首を縦に振らなかったらしいです。まぁ、当然だとは思いますが。3枚組はともかくとして、メタル缶入りってのは意味があんのか、て言う気がします。(^_^;

 (*)アナログ・レコードを知らないような若い人が僕の日記を読んでいるかどうかは知りませんが、一応補足説明をしておきます。昔のアナログ盤は(今のアナログ盤も同じですけどね)、「回転数」と言うものがありました。レコード盤が一分間当たりに何回転するか、を示しているもので、通常7インチのシングルは45回転、12インチのLPは33回転で再生されることを前提とされていました。例外的に、7インチEPは、収録曲数を増やすために33回転とされており、また、12インチ・シングルと言って、LPサイズで45回転のものもありました。原理の説明は省きますが、回転数が速いほど音質は良くなります。また、7インチの45回転より12インチの45回転のほうが音が良いです。これはアナログ盤は外周と内周とで線速度が違うからで、サイズのでかい12インチの外周のほうが7インチより音質的に有利だったのです。以上、補足説明終わり。

 「45回転12インチ」と言う体裁は、ライドンがオーディオ・マニアだったことから採られたらしいですが、実際にオーディオ評論家とかにこのアルバムを聴かせると「ひどい音」ならしい(笑)。そこら辺は僕にはよくわからないのですけれども、このアルバムの音は、それまでの既存の価値を跳ね返すような異形さがあると思います。

 ですが、このアルバムが面白いのは、そう言った異形さとかヤバさだけでなく、充分に「キャッチーでコマーシャル」(「わかりやすくて売れ線」てことやね)なところも持ち合わせているところです。実際、当時の英国チャートでは18位と、そこそこのヒットになっています。冒頭の“アルバトロス”があまりにも異形でヤバい感じなので、その印象が強かったりしますが、丁寧に聴けばそこかしこにキャッチーさがあふれているのがわかります。いやもちろん、異形さもあふれてるんですけど。(^_^; そこら辺のバランスが絶妙なんではないかなと思うのですよ。言ってみれば前衛と大衆性との融合ですね。この時のPiLは冴えていた…。

 このボックスの体裁は、一枚目がオリジナル・アルバムとなっていて、それについてはもう、ここまでで結構触れているので良いことにしましょうか。
 二枚目以降がレア音源などになっています。

 それにしても、“デス・ディスコ/スワン・レイク”推しなボックス・セットではあります(笑)。ひぃふぅみぃ…。7ヴァージョンも収録は多すぎじゃぁないか?。(^_^; まぁ、当アルバム関連の音を拾っておくということで、シングル・ヴァージョンが二種類収録されているのはしょうがない(^_^;としても、ミックス違いを二種類も入れる必要があったのでしょうかね?。
 ライドンの母の死に直面して書かれた曲ということで、特別に思い入れがあるのかもしれません。

 僕はあちこちで「BBC音源は好かん」と言っていますが、ここでの音源も同じ。いかにもBBCらしい「お行儀の良い」演奏で、スタジオ盤をなぞっているだけ。(確かBBCって、レコードをそのまま流してはダメとか言うくだらない規約があって、それでスタジオ・ライヴを録っているんじゃなかったっけ?。)それに比すると、4枚目のライヴ音源は臨場感にあふれていて素晴らしいです。なんつーか、勢いがありますね。“パブリック・イメージ”をギターのキース・レヴィンが何度もトチってやり直しているのはご愛嬌かな。

 個人的に収穫なのはディスク2の“ハーフ・ミックス・メガミックス”(“デス・ディスコ”の12インチ盤のB面)と、ディスク3の各種インスト・ジャム3種です。なんちゅうか、ジャー・ウーブルのごっついベースがゴツンゴツン唸りまくっていて、ベース好きの僕としては至極ご満悦なのです。「ベースでゴツンゴツンなんて打楽器みたいな表現は変なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、芯のあるウーブルのベースは、そう表現したくなる「強さ」があります。彼はこのアルバムを最後にPiLを脱退してしまうのですが、脱退後の彼の活動も追ってみようかなぁ。

 先ほど「“スワン・レイク”推し」と言いましたが、意外にあちこちに顔をのぞかせて気になったのが、“チャント”。繰り返されるバック・コーラスが印象的で、最初はなんて言っているのかわからなかったんだけど、何のことはない、歌詞カードにちゃん載っていました。Mob, War, Kill, Hate. 群衆、戦争、殺戮、憎悪、ですね。対訳では「Chant」は単に「聖歌」とだけ訳されていますが、調べてみると、色々な意味があります。
 Chant「歌、歌うこと、聖歌、詠唱、詠唱口調、単調な話しぶり、たびたび繰り返される意見、歌う、(…を)(詩歌に詠じて)賛美する、繰り返す、(…を)単調な調子で続ける、詠唱する、聖歌を歌う、単調な調子で言う」
 ライドンのことですから、こう言った複合的な意味を込めて「Chant」としたのでしょうね。大学時代にオリジナル・アルバムを漫然と聴いていた頃はこの曲はそれこそ「モブ・キャラ」な印象の曲だったのですが、彼らにとっては結構重要な位置を占めているらしいですね。

 オリジナル・アルバム発表当初は、作者クレジットは「All words, music and production credited to Public Image Ltd.」となっていましたが、今回のボックスセットでは、各曲ごとに関わったメンバーの名前が作者としてクレジットされています。ドラマーが定まっていなかった時期なので、一時的に参加したドラマーが作者の一人としてクレジットされていたりして、なかなか興味深いです。面倒くさいのでこの日記の曲目一覧ではそこらへん省いたのですが、興味を持たれた方はぜひ購入して確認してみると良いと思います。

 このアルバムは、パンク・ロック以降の音楽シーンの行方を決定づけた歴史的名盤であり、彼らの最高傑作との誉れも高いのですが、まぁ、そこまで気張らずとも、いちアルバムとして味わうのが正しいと思います。それで充分に楽しめますから。
 ただね~、このアルバムで彼らが切り開いた地平の上を、今の音楽が正当に継承しているのかというとね~。どうなんでしょうね~?。





 と言うわけで、次回は、同時発売された『アルバム』の拡大盤を聴いていこうと思います。こちらは『メタル・ボックス』ほど思い入れがないので、軽く触れるだけになるかな。ま、期待せずに待っていて下さい。(^_^;







■パブリック・イメージ・リミテッド日記
2015/12/05 ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ…
2012/09/04 This Is PiL(初回限定盤DVD付)
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テーマ : 洋楽ロック
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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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