【CD聴く】ウェザー・リポート / Heavy Weather - from The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤) #WeatherReport #HeavyWeather

ウェザー・リポート / Heavy Weather


Heavy Weather +3 / Weather Report


1. Birdland (Joe Zawinul) 5:57
2. A Remark You Made お前のしるし (Joe Zawinul) 6:51
3. Teen Town (Jaco Pastorius) 2:51
4. Harlequin (Wayne Shorter) 3:59

5. Rumba Mama (Manolo Badrena, Alex Acuña) 2:11
6. Palladium (Wayne Shorter) 4:46
7. The Juggler (Joe Zawinul) 5:03
8. Havona (Jaco Pastorius) 6:01

9.Black Market (Live)
10.Teen Town (Live)
11.Birdland (Live)

9-10
Recorded Sep. 10, 1977 at The Rainbow
Taken from "Live And Unreleased"

11
Recorded Mar. 2, 1979 Havana Jam

Personnel
Joe Zawinul – Keys
Wayne Shorter – Soprano saxophone, Tenor saxophone
Jaco Pastorius – Bass
Alex Acuña – Drums
Manolo Badrena – Percussion

Producer Joe Zawinul, Jaco Pastorius, Wayne Shorter

 僕が初めて買ったウェザー・リポートのアルバムがこれでした。わりとジャズを聞き始めの頃に買って、「ふ~ん」と思って何度か聴いて、それっきり聴き返していませんでした。その時は「ウェザーの最高傑作」と言うような触れ込みを聞いて買ったのでしょう。一曲目の“バードランド”がシングル・ヒットしたらしいけど、この程度にコマーシャルな曲は他にいくらでも知っているよ、と言うのが当時の僕の感想でした。
 だけど、今聴いてみると、結構よい。いや、結構どころか、かなりよい。自分の耳が良くなっているのか、それとも以前の自分がよほどヘボだっただけなのかよくわからないですが。

 ウェザーの音というのは“ブギウギ・ワルツ”収録の『スイートナイター』(1973)あたりから、ファンキー・なサウンドに接近し始めましたが、それは、ファンキーそのものの導入と言うよりは、それまでのどこか前衛的で「知的」な音から「肉体的」で躍動的な音への転換の開始と言う事だったのだと思います。それが明確なわかり易さを伴って結実したのが本作なのではないでしょうか。カッコつけて言えば、「知情意」揃っている音、と言う事になります。

 その音の成り立ちに深く関わっているのが、前作途中から参加し、本作からフルに全面参加したジャコ・パストリアス(ベース)の存在であります、…と、断言できればカッコいいのですが、残念ながらそう言い切れるほど僕はウェザーのことに詳しくないので、なんともはや。ただ、クレジットを見ると、メインのプロデューサーとして、ジョー・ザヴィヌル(キーボード)の名前があり、その次に位置するコ・プロデューサーにジャコの名があります。結成当時の双頭リーダーだったウェイン・ショーター(サックス)はアシスタント・プロデューサーに後退(と言って良いのかどうかよくわからないですが)しているのです。ショーターびいきの僕としては残念なことです。

 それにともなって、と、言うことなのか、演奏面でもショーターの出番は少なくなっており、その代わり、ジャコのベースが大きくフィーチュアされています。ここでのジャコは遠慮斟酌が無いと言うか、新加入のグループだろうが、そのグループが大きな功績を上げたグループだろうが、お構い無しで、自分のペースで縦横無尽に弾きまくっております。そしてそれらがどれも素晴らしい音楽的成果を上げているのですから、まぁ、文句のつけようがないですね。音色的にもフレージング的にも変化に富んでおり、あまりにもベース的な音から逸脱しているので、「これはザヴィヌルのシンセなのか?」と思ってしまう箇所も多く、正直僕のヘボい耳では判断がつかないのですが、総体の音としては素晴らしいものになっています。
 まさに、ジャコの加入はバンドに大きな飛躍をもたらし、大成功をおさめたと言えるでしょう。

 一方のショーターですが、自作の“ハーレクイン”“パラディアム”では流石と思わせるソプラノ・サックスを吹いており、なんとか面目を躍如しています。…いや、この二曲以外でも吹いてますけどね。(^_^;

 そんな中でも、2曲目の“お前のしるし”では、ショーター、ザヴィヌル、ジャコの三人が拮抗した演奏を展開しており、新生ウェザーを強く印象づけていると言ってもいいでしょう。

 よくわからないのが5曲目の“Rumba Mama”で、唐突にライヴ音源なのですが、これが、打楽器だけの演奏によるアフロ・ナンバーなのです。あまりにも唐突に始まり、なんだなんだ、と、思っている間に終わってしまいます。なんでこんなことをしたのか、ザヴィヌルに聞いてみたいものですが…。

 この『The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982』のボックス・セットからのCDにはボーナス・トラックのライヴが三曲加わっています。そのうち2曲は、例のごとくボックス・セット『ライヴ・アンド・アンリリースト』からの既発表音源ですが、その他に、真正の未発表トラック“バードランド”のライヴが収められています。これは前作の『ブラック・マーケット』のボートラにも収められていた『ハヴァナ・ジャム』からの未発表音源。演奏はどれもライヴならではの躍動感に溢れており、まずは申し分ないおまけと言えましょう。

 ともあれ、このアルバム『ヘヴィ・ウェザー』はビルボード200で30位まで上がり(同ジャズ・チャートではもちろん1位)、50万枚以上を売り上げ、彼ら最大の商業的成功作となりました。…これが最大の売上と言う事は後は尻すぼみ…?、とか意地悪なことを考えてしまいますが、まぁ、どうなるか、聴き込んでいきましょう。


ウェザー・リポート/Columbia Albums 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤)
ウェザー・リポート/The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤)



■ウェザー・リポート日記
2016/11/27 Black Market
2016/11/27 The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤)
2016/08/27 ジャコ・パストリアスの肖像/ジャコ・パストリアス
2016/05/26 Tale Spinnin'
2016/02/27 Mysterious Traveller
2015/11/28 Sweetnighter
2015/08/28 Live In Tokyo
2015/05/28 I Sing The Body Electric
2015/01/27 Weather Report(1971)
2015/01/27 The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤)



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