【CD入手】ローランド・カーク / カーカトロン #RahsaanRolandKirk #Kirkatron

ローランド・カーク / カーカトロン

Kirkatron / Rahsaan Roland Kirk


1. カッコーのセレナーデ Serenade to a Cuckoo 3.40
2. ジス・マスカレード This Masquerade (Leon Russell) 5.31
3. シュガー Sugar (Stanley Turrentine, Kirk) 3.27
4. ロサンゼルス・ニグロ・コーラス Los Angeles Negro Chorus (MONO) 0.26
5. ステッピン・イントゥ・ビューティー Steppin' into Beauty 6.42
6. クリスマス・ソング The Christmas Song (Mel Torme, Robert Wells) 3.34
7. バグパイプ・メドレー Bagpipe Medley 2.38
8. メアリー・マックラウド・ベシューン Mary McLeod Bethune (MONO) 0.24
9. ブライト・モーメンツ Bright Moments (Kirk, Todd Barkan) 4.14
10. リリコノン Lyriconon 4.10
11. チュニジアの夜 A Night in Tunisia (Dizzy Gillespie, Frank Paparelli) 4.59
12. J.グリフのブルース J. Griff's Blues (trad., arr. Kirk) 7.41

All compositions by Rahsaan Roland Kirk except as indicated
Recorded at the Montreux Jazz Festival in Switzerland on 18 July 1975 (tracks 1, 7 & 12) and Regent Sound Studios, New York City, 1975 & 1976
Released 1977

Personnel

Roland Kirk: tenor saxophone, manzello, stritch, clarinet, flute, lyricon
Hilton Ruiz: piano, keyboards (tracks 1-3, 5, 7 & 10-12)
Henry Pete Pearson: bass (tracks 1, 7, 10 & 12)
Sonny Barkan: drums (tracks 1, 7 & 12)
Todd Barkan: percussion (tracks 1, 7 & 12)
Steve Turre: trombone (tracks 2-3, 5 & 11)
Cornell Dupree: guitar (tracks 2 & 11)
Richard Tee: keyboards (tracks 2 & 11)
William S. Fischer: synthesizer (tracks 2 & 11)
Gordon Edwards: electric bass (tracks 2 & 11)
James Madison: drums (tracks 2 & 11)
Ruddley Thibodeaux: percussion (tracks 2 & 11)
Milton Suggs: bass (tracks 3 & 5)
Walter Perkins: drums (tracks 3 & 5)
Tony Waters: percussion (tracks 3 & 5)
Michael Hill: vocals (tracks 3)
Trudy Pitts: organ (track 6)
William Butler: guitar (track 6 & 10)
Bill Carney: drums (track 6)
Sanford Allen: violin (track 6)
Alfred Brown, Selwart Clarke: viola (track 6)
Kermit Moore: cello (track 6)
William S. Fischer: arranger, conductor (track 6)
Howard Johnson: tuba (track 9)
Romeo Penque: baritone saxophone, oboe (track 9)
Buster Williams: bass (track 9)
Charlie Persip: drums (track 9)
Joe Habao Texidor: percussion, vocals (track 9)
Betty Neals, Maeretha Stewart, Milt Grayson, Arthur Williams, Randy Peyton, Hilda Harris, Adrienne Albert, Francine Caroll: vocals (track 9)
Frank Foster: arranger (track 9)
Jerry Griffin: drums (track 10)

 盲目の黒人サックス奏者、ローランド・カークの音楽を聴いていると、不思議と、ジャズを聴いている、と言う感じがしません。良いことなのか悪いことなのかよくわからないのですけれども、もっと広範な音楽に立脚しているという気がしてしまいます。なので、11曲めで突然ジャズ・スタンダードの“チュニジアの夜”が始まると「あぁ、そういやぁジャズの文脈の人だったよなぁ」と、不思議な気持ちになります。

 そういう人なので、どの曲を聴いても、その表現の深さに圧倒されます。その表現があまりに強靭(きょうじん)で「濃い」ので、こちらの体調が悪い日などは「うわ、勘弁!」と言う時もあるんですけど、ちゃんと聴ける時は、じっ、と聴き入ってしまいます。それで、「あぁ、やっぱり、カークは良いなぁ」としみじみ思うことになるのです。

 出だしの曲が、フルート・ソロの曲なので「うわ、勘弁!」とか思うんですけど(ジャズのフルートはあんまり好きじゃないんです)、すぐにそんなことは問題ではなくなってしまいます。カークの渾身の演奏はどんな楽器でも素晴らしい説得力を持っています。

 “シュガー”は Michael Hill と言う人がヴォーカルをとっているのですけれども、歌詞がブックレットに載っていなくて、何を歌っているのかさっぱりわからない。頑張ってくれよ、日本のレコード会社!。

 “リリコノン”の「リリコン」と言うのは、電子楽器の一種で、管楽器のようなコントローラーで演奏する楽器のようです。最初、キーボードを弾いているのかと思ったけど、微妙に違ったわけです。リリコンの澄んだ音色とあいまって、不思議な透明感を感じさせる曲です。

 よくわからないのが、“ロサンゼルス・ニグロ・コーラス”と“メアリー・マックラウド・ベシューン”で、これらの短い挿入にはカークは参加していないようです。
 前者は文字通りコーラス。歌詞が載っていないので何を歌っているかは分からないのですが、たぶんゴスペル?。後者はなんか、お説教?。CD付属の解説によるとメアリー~とは黒人女性の地位向上運動を行った活動家で、その本人の肉声による演説らしいです。喋っている内容は「嫉妬と憎悪を手放し、心を愛情と寛容で満たし、ひろく助けあえば、民主主義の希望を実現できるでしょう」とのこと。よくわからないのは、これらが、どんな理由で挿入されたのか。カークのことだから、なにか強い音楽的意志が有ったのだと思いますが…。
 後者の演説の後の“ブライト・モーメンツ”は Todd Barkan による詞の付いた曲で、混声合唱との共演。ブックレットに歌詞が載っていて、中学生程度の英単語が並んでいるのですが、英語が苦手な僕にはよくわからない…。たぶん「内なる声に耳を傾ければ何時でも日が照っている」みたいな意味。何れにせよポジティヴな内容のようで、メアリーの演説と対になっているのでしょう。

 カークという人は、若い頃は、複数の管楽器を一度に口に食わえて吹奏するのが話題になって、あんまり音楽そのものの評価がされなかったらしいのですけれども、晩年に発表されたこのアルバムではそういうアクロバティックなことは演っていないようで、カークの、いち管楽器奏者としての味を、思うままに味わうことができます。

 カークは、このアルバムを録音する少し前の1975年に脳卒中を起こし、半身不随に陥っています。それでも、片手で巧みに楽器を操り、見事な演奏を聴かせており、その意気込みには感服させられますね。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR