【CD入手】キング・クリムゾン / レッド ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA) #KingCrimson #Red

キング・クリムゾン / レッド ~40周年記念エディション(紙ジャケット仕様)

1. レッド Red (Instrumental) (Robert Fripp) 6:20
2. 堕落天使 Fallen Angel (Robert Fripp, John Wetton, Richard Palmer-James) 6:00
3. 再び赤い悪夢 One More Red Nightmare (Robert Fripp, John Wetton) 7:07

4. 神の導き Providence (David Cross, Robert Fripp, John Wetton, Bill Bruford) 8:08
5. スターレス Starless (David Cross, Robert Fripp, John Wetton, Bill Bruford, Richard Palmer-James) 12:18

6. レッド(トリオ・ヴァージョン) 6:27
7. 堕落天使(トリオ・ヴァージョン/インスト版) 6:28
8. 神の導き(『グレート・ディシーヴァー』より) 10:09

Bonus Tracks on DVD
・Improv taken from "The Great Deceiver"
1. A Voyage to the Centre of the Cosmos
(David Cross, Robert Fripp, John Wetton, Bill Bruford) 16:51

・ORTF TV studio, Paris, France, 22 March 1974 (Video)
2. Larks' Tongues In Aspic Part II 太陽と戦慄 パートⅡ (Robert Fripp) 6:15
3. The Night Watch 夜を支配する人 (Robert Fripp, John Wetton, Richard Palmer-James) 7:24
4. Lament 人々の嘆き (Robert Fripp, John Wetton, Richard Palmer-James) 4:09
5. Starless (David Cross, Robert Fripp, John Wetton, Bill Bruford, Richard Palmer-James) 11:38

 ※著作権監視が厳しいため音源引用はありません。

Personnel

King Crimson – production, arrangements

Robert Fripp – guitar, mellotron
John Wetton – bass, vocals, lyrics on "One More Red Nightmare" and "Starless"
Bill Bruford – drums, percussion

Former King Crimson personnel

David Cross – violin on "Providence"
Mel Collins – soprano saxophone on "Starless"
Ian McDonald – alto saxophone on "One More Red Nightmare" and "Starless"

Additional personnel

Mark Charig – cornet on "Fallen Angel", bass cello on "Red" (uncredited)
Robin Miller – oboe on "Fallen Angel"
Uncredited musician – cello on "Starless"
Richard Palmer-James – lyrics on "Fallen Angel" and "Starless"

Released October 1974
Recorded 30 June (live) July–August 1974 (studio)

 「スターレス、アンド、バイブル・ブラック(星も無く聖なる暗黒)」。その言葉がロバート・フリップの胸中に忍び込んだのはいつのことだったのでしょうか。前作のアルバムの題名にこの言葉を使い、あまつさえ、同名の楽曲をインストルメンタルで録音し発表しておきながら、未だその言葉に未練が有ったのでしょうか。
 当作『レッド』では“スターレス”と言う題名の、全く違う曲となり、僕達の前に現れました。前半はウェットンのヴォーカルによる情緒的とも言える歌パートであり、後半は、演奏のみにより繰り広げられる刺激的で壮大な音絵巻です。コーダの前で、前半の歌詞で「Starless and Bible Black」と歌われた部分がサックスで再現される(メル・コリンズかイアン・マクドナルドなのか僕には判別できませんが)のを聴く時、僕は大いなる感動を禁じ得ません。「Starless and Bible Black(星も無く聖なる暗黒)」。この曲をアルバムのラストに置き、フリップはクリムゾンを解散させることを決めたのです。(他のメンバーには寝耳に水だったようです。)
 実は、“スターレス”は、もともと“スターレス・アンド・バイブル・ブラック”の題名で書かれ、前作に収められる予定だったと言います。それをフリップがなぜか取り下げ、そして、この『レッド』でなぜか復活させたのです。作者クレジットにクロスの名がある(*)のは作成時期が前作の頃だったからなのでしょう。なんともややこしい話ですが、フリップがバンドの終焉を飾るためにこの曲を取っておいたのだとしたら、なんとご丁寧な事か、と言う気がします。
 (*)デイヴィッド・クロス(ヴァイオリン)は、前作をフォローするツアーを最後にクリムゾンを脱退しています。

 アルバム『レッド』に対する評価は人によりまちまちです。僕などは「あわや『宮殿』に迫ろうかという大名盤」と評価しているのですが(もう少し本音をバラすと『宮殿』より好きです…)、ファンの多くは「いや『宮殿』は別格」としているようですし、何より同時期の『太陽と戦慄』の方が上だとする人が多いような気がします。
 フリップ自身の評価が高いことは、BOXセット『紅伝説』(4CD)で、『宮殿』と同様に全曲を収録していた(一部編集されていましたが…)ことからも察せられます。と言ってもそのBOXでは『ディシプリン』からの曲もほぼ全曲収録されていたので、あまりあてにならないのですが。

 このアルバムは基本、三人だけで作られています。ギターのロバート・フリップ、ドラムスのビル・ブラフォード、ベースとヴォーカルのジョン・ウェットン。結局、この三人が『太陽と戦慄』以降の三作の核として機能していたと、後付ではありますが、思えます。全編に緊張感がみなぎり、まさにジャケット裏のメーターが示す「レッド・ゾーン」に突入しているが如くです。

 前作でほとばしった抽象的な即興演奏の情熱は、今作ではインストの“神の導き Providence”にほぼ押し込められ、それ以外の曲では具体的な音が多くなっています。(その“神の導き”はクロス在籍時のライヴ・テイクなので、クロスも演奏に参加しています。)

 タイトル曲は重たく力強い鋭角的インストとなっており、後に1990年代のクリムゾンが標榜する「ヌーヴォ・メタル」の原型が見れるような気がします。インストだと即興に走りがちなクリムゾンですが、この曲はキッチリ構成されていて、なおかつ強い躍動感があり、聴き応えが満点ですね。大好きな曲です。

 恥ずかしながら、“再び赤い悪夢”の作詞がリチャード・パーマー・ジェイムスでないことに、今回まで気が付きませんでした。フリップが詞を書くとも思えないので(偏見でしょうか?)、おそらくウェットンなのでしょうね。

 「デビュー40周年記念エディション」のシリーズは、確か、この『レッド』から開始されたのだと思います。そのせいか、ボーナス・アイテムの盛り込み方にちょっと戸惑いというか、遠慮が見られるような気がします。てんこ盛りにしても良いんだけど、節操ないと思われるとやだな、みたいな。ライヴ・アイテムに関しては、後に20枚組の『The Road To Red』でイヤというほど盛り込まれるのですが。いや、そのBOXまだ持ってませんけどね。欲しいけど。スタジオ・アウトテイクなんかはこちらのCD+DVD盤でもっと出してくれても良かったのにと言う気もします。『アイランズ』なんかあんなにてんこ盛りなのにな。あと、この盤は40周年記念用のリミックス/リマスターがされていなくて、後にリマスターされたものを別売りにしています。僕的にはどうでも良いと言うか、どっちみち違いの分からない男なので良いんだけど、一応言及はしておきます。(^_^;

 CDには三曲のボートラが収録されました。そのうちの“神の導き”は、ライヴBOXセット『グレート・ディシーヴァー』(4CD)に収録されたものと同じもの。なぜ同じものを?、と、ちょっと疑問に思ってしまいます。DVDのみのボーナスのうち、音声のみの“A Voyage to the Centre of the Cosmos”も『グレート・ディシーヴァー』と同じテイクのようです。こちらの方が1:48長いけど、どういう違いがあるのかはよくわかりません。どちらも1974年6月30日の演奏から採られています。これらの曲は即興的な曲なので、僕的にはちょっと苦手だなぁ。なのでコメントは控えさせていただきます。(^_^;

 映像のおまけは、例のごとく音声のみリッピングして聴いています。映像は全く見ていないので、人からは「なんともったいない」と言われるかもしれません。でも僕は映像と音楽を一緒に楽しむのは疲れてしまうのです。それよりもネットしながらBGMで聴くという不届きな楽しみ方のほうが性に合っています。
 この映像コンテンツでのライヴは、『戦慄』以降の三作から曲が採られています。『レッド』をフォローするツアーは行われずに解散したのですが、それ以前のツアーなどで、しばしば“スターレス”は採り上げられており、ここでも迫真の演奏が聴けます。もちろんその他の三曲も聴き応えありです。

 ボートラで興味深いのは“レッド”のトリオ・ヴァージョン。同曲を印象づけるメイン・リフをオーバー・ダヴする前の演奏が聴けます。初めて聴いた時はちょっとずっこけましたが、繰り返し聴いて行くうちに、これはこれで興味深いヴァージョンだなと思うようになりました。
 “堕落天使”もヴォーカルをダヴィングする前のトリオ・ヴァージョンが聴けますが、こちらはそれほどずっこける要素はないようですね。こう言う「制作過程」の音源をもっともっと聴きたかったところなのですが…。

 この『レッド』の「デビュー40周年記念エディション」を皮切りに、次々と40周年記念盤が出されていくことになるのですが、それらについてはこの日記で一通り聴いてきました。あまり40周年云々に特化して聴いて/書いてこなかったので、その点で不満に思われる方がいるかもしれません。そこは僕自身も反省点として受け止めたいと思います。

 さて。これからどうしよう。クリムゾンは終わってしまった。
 いやもちろん、数年後に『ディシプリン』で復活を遂げるのですが、アレはなんか、名前だけクリムゾンにしただけと言う気がしないでもないしなぁ。それ以降もなんか、なんかだし。
 ちょっと途方にくれてみることにします。
 
 
 
■キング・クリムゾン日記
2016/11/27ラディカル・アクション~ライヴ・イン・ジャパン+モア(3CD+2DVD)
2016/09/28USA ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2016/06/29暗黒の世界 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2016/03/31太陽と戦慄 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2016/03/31アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様)
2015/12/30アイランズ ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2015/09/30リザード ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2015/06/28ポセイドンのめざめ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
2015/03/27クリムゾン・キングの宮殿~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)



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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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