【CD聴く】ウェザー・リポート / Black Market - from The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤) #WeatherReport #BlackMarket

ウェザー・リポート / Black Market

Black Market +3 / Weather Report


1. ブラック・マーケット Black Market (Joe Zawinul) 6:28
2. キャノン・ボール Cannon Ball (Joe Zawinul) 4:36
3. ジブラルタル Gibraltar (Joe Zawinul) 8:16

4. エレガント・ピープル Elegant People (Wayne Shorter) 5:03
5. スリー・クラウンズ Three Clowns (Wayne Shorter) 3:31
6. バーバリ・コースト Barbary Coast (Jaco Pastorius) 3:19
7. ヘランドヌ Herandnu (Alphonso Johnson) 6:36

The Columbia Albums 1976-1982 Bonus Tracks Live
8. Portraito of Tracy (Jaco Pastorius) 5:57
9. Elegant People 4:26
10. Black Market 9:28


Personnel

Joe Zawinul — Yamaha Grand Piano, Rhodes Electric Piano, Arp 2600 Synthesizer, Oberheim Polyphonic Synthesizer, Production, Orchestration
Wayne Shorter — Selmer soprano and tenor saxophones, Computone Lyricon, Co-Production

First set of sessions: 3 - 4 - 5 - 7
Electric bass — Alphonso Johnson
Drums — Chester Thompson
Percussion, Congas — Alex Acuña

Second set of sessions: 1 - 2 - 6
Electric bass 1 — Alphonso Johnson
Electric bass 2/6 — Jaco Pastorius
Drums 1/2 — Narada Michael Walden
Drums 1/6 — Chester Thompson
Percussion, Congas 1/6 — Don Alias
Percussion, Congas 2 — Alex Acuña

Released March 11, 1976
Recorded December 1975 – January 1976

Live 8 - 9 - 10 (On The Columbia Albums 1976-1982 only Bonus Tracks)
Electric bass — Jaco Pastorius
Drums 9 — Alex Acuña
Percussion 9 — Manolo Badrena
Drums 10 — Peter Erskine

8.9.from "Live and Unreleased"
Recorded November 30, 1977 in Grand Rapids, MI

10.Recorded November March 2, 1979 at Havana Jam, The Karl Marx Theatre, Habana, Cuba


 と言うわけで、ジャコ期のウェザーなんですが。と言っても、このアルバムではまだジャコは二曲のみの参加。メインのベーシストは、前作に引き続きアルフォンソ・ジョンソンです。

 ベースのことはちょっと置いといて、アルバムの概観をば。
 これは、大変明るいアルバムです。前作の『テイル・スピニン』も明るいアルバムだったんですが、それに輪をかけて明るいです。シンセサイザーの使用が大幅に増えているんですが、それと関係あるのかな。リズム的にもファンキーなサウンドが横溢していて、実に躍動的です。楽園的と言っている人もいますね。ショーターのサックスはやや控えめかな。

 ウェザーは時に「ジャズじゃなくてフュージョンでしょ」と言われることがあります。それは、ザヴィヌルのキーボードが、典型的なハード・バップ・ジャズとは大幅に異なっている当たりに原因がありそうです。つまり、生楽器としてのピアノをほとんど使っていないんですね。保守的なジャズ・ファンからは、電気ピアノであるだけでも拒否されることがあるのに、ましてやシンセサイザーをや、ってところでしょうか。ま、こちとら、基本ロック・ファンなんで、そう言った頑迷なジャズ・ファンの事はどこ吹く風と楽しませてもらってますけどね。

 ちなみに、このアルバムの制作に入る少し前の1975年8月8日に、ジョー・ザヴィヌルのかつてのボス、アルト・サックス奏者キャノン・ボール・アダレイが46歳で亡くなっており、彼に捧げた“キャノン・ボール”なんて曲が収録されています。生前のキャノンボールの音楽がそうだったように、この曲も徹底的に陽性。ベースはジャコで、いかにも電気的でフレットレスな音を出しています。この人は遠慮という言葉を知らんのか(笑)。
 ジャコで言えば、さらにもう一曲の“バーバリ・コースト”でもなかなか存在感のある、ぶっとい音を出しています。それもそのはず、こちらジャコ自身の作曲だわ(笑)。

 さてその、ベースの交代劇なんですが…。単なるリズム楽器としてのベースには飽き足らなかったということなんでしょうか…。アルフォンソ・ジョンソン、良いベーシストだと思うんですが…。確かに、ザヴィヌルやショーターの向こうを張って「第三の声」になるような人ではないのですが…。前任者のミロスラフ・ヴィトウスが、ザヴィヌルやショーターとがっぷり四つに組んで(まぁ三人ですが)、あわや三頭体制になろうかと言うほど食い込んでいたのに比べたら、ジョンソンは物足りない人材だったのかもしれません。そこら辺、僕は事情をよく知らないのですが…。

 ジャコの参加は本編では前述の二曲だけなんですけど(しつこいな(笑))、ボーナス・トラック3曲全てにジャコが参加しているので、CD全体で見たら全10曲中5曲と、半分にジャコが参加していることになっています。さすがジャコ推しボックスに収録されているCDだなぁ(笑)。

 そのボートラ3曲は全てライヴ音源。ボックス・セット『Live and Unreleased』からの既発表2曲と、ハバナで録音されているものの、既発のオムニバス・ライヴ・アルバム『Havana Jam 1』に収録のものとは多分別テイクの未発表音源1曲。後者はちょっと説明が必要でしょう。実は『Havana Jam 1』に収録の“Black Market”は、ハバナで演奏されたものではなく、ウェザー名義の『8:30』に収録されたものと同じテイクの音源に差し替えられているようなのです。これは、Amazonの輸入盤のユーザー・レビューにそう書いてあったのですが、真偽の程はなんとも。一人の人がそう書いているだけですから…。
 とまれ、この『The Columbia Albums 1976-1982』のブックレットの記載を信じれば、こちらの“Black Market”は真正のハバナ・ジャムでの未発表音源ということになります。いずれにせよ、演奏自体は大変良いものなので、やかましいことを言わなければ、文字通り「ボーナス」として楽しむことが出来ます。

 “Portraito of Tracy”はジャコの1stソロに収録されていた曲ですが、ここでも、ジャコのベース・ソロは冴え渡っています。そこから続いて演奏される“Elegant People”は、冒頭からウェイン・ショーターのサックス(ブックレットにはテナーと明記してあるけど、高音域を使いまくってて、ソプラノのような気もするんだけど、どうだろう?)が炸裂して、本編スタジオ・テイクを凌(しの)ぐ出来。本編ではショーターのサックスが出てくるまでが長いんだよね(笑)。
 問題の“Black Market”は、冒頭「うぇざー、りぽーと!」のMCの後、勢い良く始まります。多分ザヴィヌルは2台以上のキーボードを駆使。2'05"あたりで突如沸き起こる拍手がなんか不自然ですが、何かあったのかな?。そこら辺からショーターのサックス(これもテナーかソプラノかよくわかんない)が入って、盛り上がりまくります。ライヴではスタジオでのギミックが無いぶん、ショーターの存在感が増すような気がします。6'10"当たりで入る拍手もわざとらしいんですが(ショーターのソロに対するものなんだろうか)、ミックスでカットするとか出来んかったもんでしょうかね?。

 このボートラの選曲はなかなか意味深です。ザヴィヌルとショーターは、ウェザーのベスト・ナンバーを問われた時、それぞれ自作の“Black Market”と“Elegant People”を挙げたらしいのです。そして“Portraito of Tracy”はジャコの独壇場の曲。この後のウェザーを示唆する3曲と言えそうです。
 
■ウェザー・リポート日記
2016/11/27 The COLUMBIA ALBUMS 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤)
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ウェザー・リポート/Columbia Albums 1976-1982 (6CD 紙ジャケット 輸入盤)
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