【CD聴く】ジャコ・パストリアス / ジャコ・パストリアスの肖像 (リマスター・紙ジャケット仕様) #JacoPastorius #JacoPastorius1st

ジャコ・パストリアス / ジャコ・パストリアスの肖像 (リマスター・紙ジャケット仕様)


All tracks composed by Jaco Pastorius; except where indicated

1. ドナ・リー Donna Lee (Miles Davis) – 2:27
2. カム・オン、カム・オーヴァー Come On, Come Over (featuring Sam & Dave) (Jaco Pastorius, Bob Herzog) – 3:54
3. コンティニューム Continuum – 4:33
4. クル/スピーク・ライク・ア・チャイルド Kuru/Speak Like a Child (Jaco Pastorius, Herbie Hancock) – 7:43
5. トレイシーの肖像 "Portrait of Tracy – 2:22
6. オーパス・ポーカス Opus Pocus - 5:30
7. オコンコレ・イ・トロンパ Okonkolé Y Trompa (Jaco Pastorius, Don Alias) – 4:25
8. (ユースド・トゥ・ビィ・ア)チャ・チャ (Used to Be a) Cha-Cha – 8:57
9. 忘れ去られた愛 Forgotten Love – 2:14

Personnel

"Donna Lee"
Jaco Pastorius - electric bass
Don Alias - congas

"Come On, Come Over"
Jaco Pastorius - electric bass
Don Alias - congas
Herbie Hancock - clavinet, Fender Rhodes electric piano
Narada Michael Walden - drums
Sam Moore - vocals
Dave Prater - vocals
Randy Brecker - trumpet
Ron Tooley - trumpet
Peter Graves - bass trombone
David Sanborn - alto sax
Michael Brecker - tenor sax
Howard Johnson - baritone sax

"Continuum"
Jaco Pastorius - electric bass
Herbie Hancock - Fender Rhodes electric piano
Alex Darqui - Fender Rhodes electric piano
Lenny White - drums
Don Alias - congas

"Kuru/Speak Like A Child"
Jaco Pastorius - electric bass
Herbie Hancock - piano
Don Alias - congas, bongos
Bobby Economou - drums
David Nadien - violin
Harry Lookofsky - violin
Paul Gershman - violin
Joe Malin - violin
Harry Cykman - violin
Harold Kohon - violin
Stewart Clarke - viola
Manny Vardi - viola
Julian Barber - viola
Charles McCracken - cello
Kermit Moore - cello
Beverly Lauridsen - cello
Michael Gibbs - string arrangement

"Portrait of Tracy"
Jaco Pastorius - electric bass

"Opus Pocus"
Jaco Pastorius - electric bass
Wayne Shorter - soprano sax
Herbie Hancock - Fender Rhodes electric piano
Othello Molineaux - steel drums
Leroy Williams - steel drums
Lenny White - drums
Don Alias - percussion

"Okonkole Y Trompa"
Jaco Pastorius - electric bass
Peter Gordon - French horn
Don Alias - okonkoko iya, congas, afuche

"(Used To Be A) Cha Cha"
Jaco Pastorius - electric bass
Hubert Laws - piccolo, flute
Herbie Hancock - piano
Lenny White - drums
Don Alias - congas

"Forgotten Love"
Jaco Pastorius - electric bass
Herbie Hancock - piano
David Nadien - violin
Harry Lookofsky - violin
Paul Gershman - violin
Joe Malin - violin
Harry Cykman - violin
Harold Kohon - violin
Matthew Raimondi - violin
Max Pollinkoff - violin
Arnold Black - violin
Stewart Clarke - viola
Manny Vardi - viola
Julian Barber - viola
Al Brown - viola
Charles McCracken - cello
Kermit Moore - cello
Beverly Lauridsen - cello
Alan Shulman - cello
Richard Davis - bass
Homer Mensch - bass
Michael Gibbs - string arrangement, conductor

Released August 1976
Recorded October 1975.
Producer Bobby Colomby

Jaco Pastorius / Jaco Pastorius



 それにしても、ようもまぁ、こんな豪勢なデビュー・アルバム作れたな、と言う感じです。米コロンビア・レコードのコネを使いまくったのではないでしょうか。あまりにも豪華な顔ぶれにめまいがしそう。それでいて、やはり一番目立っているのは、ジャコ・パストリアスのベースなんだから、恐れいったもんです。

 プロデューサーのボビー・コロンビーと言う人は、ブラッド・スウェット&ティアーズのドラマーだった人だそうで、彼の強力な後押しによりこのデビュー・アルバムが制作されたということらしいです。しかし、人脈的にはコロンビアのコネ使いまくりだったのでしょう。(大事なことなので二回言いました。(^_^;)

 内容は、バラエティに富んでいるといえば聞こえは良いのですが、要するにハチャメチャです。一曲目では、控えめなパーカッションをバックにベース・ソロをかっこ良くキメたかと思うと、次の曲では、ホーン・セクションの咆哮とともにサム&デイヴ(本物の本人たちです)のR&Bがフィーチュアされるという具合なのです。
 そんな中でも、ジャコのベースは、ぶっとく鳴り響いて、芯があり、聴いていてワクワクさせられます。オーディオ的には、本当の重低音というよりは、中低音くらいを持ち上げてベースが目立つような音作りをしているんだと思います。うちのおんぼろミニコンポで聴いても、ベースがとてもよく目立って聴こえて、気分がいいです。言い忘れていたかもしれませんが、僕はベースという楽器がすごく好きなのです。
 ジャコのベースは、電気ベースなんだけど、フレットが付いていないというのが特徴らしい。もっとも、ジャズでよく使われるウッド・ベース(クラシックで使われるダブルベースと同じもの)はもともとフレットなんて付いていないんだから、考えようによってはそれほど珍しいものでもないのかもしれない。にもかかわらず、「フレットレス・ベースの革命児」と呼ばれるんだから、演奏技術的にはすごい人なんだろう、多分。僕は一介のリスナーなんで、「聴いて面白いかどうか」でしか判断できなませんが。(でも音楽ってそれが最も重要なんじゃないの?。)

 このアルバムで一番良いのは、ベーシストのリーダー作だからと言ってベースばかりに焦点を当てた作りにはなっていないことです。もちろん、アルバムの一本筋を通すと言う意味でジャコのベース演奏が通底してはいるんですけど、その他のプレイヤーにも光が当たっています。“(ユースド・トゥ・ビィ・ア)チャ・チャ”でのヒューバート・ロウズのピッコロ/フルートなど典型的でしょう。“カム・オン、カム・オーヴァー”ではもちろんサム&デイヴが主役ですが、ホーン・セクションも充実しています。“オーパス・ポーカス”ではスティール・ドラムのユニークな音が目立っているのが面白いし、僕の好きなウェイン・ショーターがソプラノ・サックスで思い切り吹きまくっているのもカッコイイ。

 とはいえども、やはりベーシストのリーダー・アルバムだけ有って、ベースはそれなりに目立っています。“コンティニューム”なんて、編成的にはピアノが2台もあるのに、目立ちまくっているのはベースで、とても良く旋律を歌っていて、大好き。

 “トレイシーの肖像”での静寂感に満ちたソロも見事。ここではハーモニクスと呼ばれる、高音を強調する技術を多用しています。わりと高度な技術で、使い過ぎると、これみよがしの技術開陳になるおそれがあるんですが、さすがにここでは音楽的な必然性のある演奏を聴かせています。具体的に説明しちゃうと白けちゃうんですが、要は、一人二重奏の効果になっているのです。低音部を通常のベース音で奏(かな)で、対する高音をハーモニクスで鳴らしています。言葉にすると本当になんてことないように思えますが、一聴してみると、その素晴らしさに舌を巻きます。

 “オコンコレ・イ・トロンパ”でのユニークな演奏も印象的。技術的なことはよくわかんないんだけど、ちゃんと音楽的に面白いものになっている所が大切だと思います。ピーター・ゴードンのフレンチ・ホルンもなかなか味わい深い。パーソネルを見て驚いたんですが、三人だけでやっているんですね。とてもそうとは思えない豊かな音楽になっているのがすごい。

 “クル”は弦楽器が華麗な曲。ハービーの“スピーク・ライク・ア・チャイルド”とメドレーになっているんだけど、どこで曲が変わったのか全然わかんない。僕、一応、ハービーの『スピーク・ライク・ア・チャイルド』のCDは持ってるんだけど…、あんましまじめに聴いたこと無いのよね。(^_^; ここではハービーのピアノとの絡みが聴きものでしょう。

 ラストの“忘れ去られた愛”は、一転して、ジャコは裏方に回っており、弦楽器とハービーのピアノの美しさが際立っています。こう言う締めくくり方は流石だなぁ。一介のベーシストじゃないぜ、と、さり気なく主張しているんですね。
 実際、ここまでは演奏に注目してみてきたものの、2曲をのぞいてすべてジャコが作曲しており、全体的なサウンド・メイクももちろん彼自身でしょう。その多彩な多才さに驚いてしまいます。

 このアルバムは、ジャコのソロ・デビュー・アルバムになるわけですが、時期的にはウェザー・リポートに参加する(1976年1月と推測される)ちょっと前(1975年10月)に録音されています。発表されたのはウェザー加入後の1976年8月。ウェザーで2曲だけ演った『ブラック・マーケット』はその前の1976年の3月に発表されています。本格的に全面参加した『ヘヴィ・ウェザー』は1977年3月発表。ここから1982年まで、ジャコ&ウェザーの快進撃が続くわけです。
 と言う感じで、ジャコは単体で採り上げても面白いのですが、この日記では、とりあえずウェザーの活動に繰り込んで見ていこうと思っています。乞うご期待!。…つっても大したことは書けないわけだが。(^_^;





■ウェザー・リポート日記
16/05/26 Tale Spinnin'
16/02/27 Mysterious Traveller
15/11/28 Sweetnighter
15/08/28 Live In Tokyo
15/05/28 I Sing The Body Electric
15/01/27 Weather Report(1971)
15/01/27 The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤)


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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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