【CD聴く】サイモン&ガーファンクル/Sounds of Silence - from The Collection (5CD+DVD) #SimonAndGarfunkel #SoundsOfSilence

サイモン&ガーファンクル/The Collection
サイモン&ガーファンクル/The Collection (5CD+DVD)

サイモン&ガーファンクル/サウンド・オブ・サイレンス

All songs written and composed by Paul Simon, except where noted.

1. The Sound of Silence 3:08
2. Leaves That Are Green 木の葉は緑 2:23
3. Blessed 3:16
4. Kathy's Song キャシーの歌 3:21
5. Somewhere They Can't Find Me どこにもいないよ 2:37
6. Anji (Davey Graham) 2:17

7. Richard Cory 2:57
8. A Most Peculiar Man とても変わった人 2:34
9. April Come She Will 4月になれば彼女は 1:51
10. We've Got a Groovy Thing Goin はりきってゆこう 2:00
11. I Am a Rock 2:50

12. Blues Run the Game (Jackson C. Frank) <ボーナス・トラック> 2:55
13. Barbriallen (Traditional) (デモ) (未発表デモ・テイク) <ボーナス・トラック> 4:06
14. Rose of Aberdeen (Traditional) (デモ) (未発表デモ・テイク) <ボーナス・トラック> 2:02
15. Roving Gambler (Traditional) (デモ) (未発表デモ・テイク) <ボーナス・トラック> 3:03

Released January 17, 1966
Recorded March 1964(1), April 1965(5,10), June(1 over dub) & December 1965(2-4, 6-9, 11), July 1970(13-15)


Sounds of Silence +4 / Simon & Garfunkel


 1965年6月15日。ボブ・ディランの歴史的な代表曲“ライク・ア・ローリング・ストーン”のセッションが行われた日。ディランが上がった後、プロデューサーのトム・ウィルソンは、何人かのミュージシャンに居残りを命じました。(はたしてリード・ギターのマイク・ブルームフィールドとオルガンのアル・クーパーも残っていたかどうかは定かでありません。)そこで、彼らは、一年以上も前に録音された生ギター一本で歌われる“サウンド・オブ・サイレンス”に電気楽器を含むオーヴァーダビングを施たのです。この処置は作者のポール・サイモンの全くあずかり知らないところで行われ、更には、彼にもアート・ガーファンクルにも何の知らせもないまま、この「エレクトリック・ヴァージョン」がシングル・カットされて…。
 翌年の1月1日付のビルボード・トップ100でみごと1位に!。
 

 サイモン&ガーファンクルは1stアルバム『Wednesday Morning, 3 A.M.』の不振の後、1965年の4月に2曲を録音していましたが、(“Somewhere They Can't Find Me どこにもいないよ”(1stアルバムのタイトル曲の歌詞を変えアップ・テンポに仕立て直したもの)、“We've Got a Groovy Thing Goin はりきってゆこう”)なぜか、デュオとしての活動は一旦そこで打ち切られ、サイモンは単身ヨーロッパで活動、ガーファンクルは大学で学業に勤しんでいました。そんなおり、ボストンで、“サウンド・オブ・サイレンス”が評判になったと言います。そこで、トム・ウィルソンが独断で行ったのが、冒頭の「オーヴァーダブ&シングル発売」でした。ウィルソンの思惑は的中し、“サウンド~”はビートルズの“恋を抱きしめよう”とチャートの1位を奪い合う大ヒットとなります。

 しかし、サイモンに無断でオーヴァーダブを断行したことで、サイモンは怒り心頭だったそうです。ライヴでこの曲を演奏するときは決してバンド・アレンジでは演奏せず、必ずサイモンのギターのみで演奏したと言いますから、恨みは深かったようです。…良いじゃん、ヒットしたんだし。(^_^;

 ともあれ、同曲のヒットにより、彼らは再び結集し、2ndアルバムを作ることになります。サイモンはヨーロッパからおっとり刀で戻ってきたものの、新曲を充分に準備することが出来ず、既発売の『ポール・サイモン・ソング・ブック』から5曲を流用(“木の葉は緑”“キャシーの歌”“とても変わった人”“四月になれば彼女は”“アイ・アム・ア・ロック”)し、S&Gヴァージョンとして録音しなおしています。それに前述のサイモン渡欧前に録音していた2曲と、この時点での新曲“Blessed”“Richard Cory”、生ギターによるインスト・カヴァーの“Anji”と言う11曲で構成。もちろんヒットした“サウンド~”のシングル・ヴァージョンは冒頭に収録。
 なお、“Anji”は Davy Graham と言う人が1961年に録音し、翌年『3/4 AD』と言うアルバムで発表した曲。彼の苦しい生活を支援するため、サイモンが収録を主張したと言います。

 かなり急ごしらえで作られたアルバムではありますが、1曲の未発表曲ともう2曲の当アルバム未収録曲があります。(まだあるのかもしれませんが、とりあえずここではこの3曲です。)今回のCDにボーナス・トラックとして収録された“Blues Run the Game”はカヴァー曲で、Jackson C. Frank と言う人がオリジナル。1965年発表の『Jackson C. Frank』と言うアルバムに収録されています。また、“Homeward Bound 早く家へ帰りたい”がこのアルバムのセッションで録音されましたが、アメリカでは当面シングルとして発売され(B面は“木の葉は緑”)、最終的には次のアルバム『Parsley, Sage, Rosemary and Thyme』に収録されました。ただし当アルバムの英国盤には先行して収録され、その代わりに英国盤『Parsley, ~』の収録曲が一曲減っています。また『~ソング・ブック』からは“Flowers Never Bend with the Rainfall 雨に負けぬ花”も録音されましたが、これも何故か『Parsley, ~』の収録曲となりました。
 もう3曲のボートラ、“Barbriallen”“Rose of Aberdeen”“Roving Gambler”は伝承曲(Traditional)なのですが、何故か録音年月日が1970年7月8日となっています。何故そんな時期の録音の曲がこのCDにボートラとして追加されたのかは、謎、であります。

 ちょっと説明が多くなりすぎましたが、もう少しお付き合いを。ここまでのレコーディング&音盤発売の記録をざっと整理してみましょう。

 『Wednesday Morning, 3 A.M』 1964年3月録音、同年10月発売
 “Somewhere They Can't Find Me どこにもいないよ”“We've Got a Groovy Thing Goin はりきってゆこう” 1965年4月録音
 “The Sounds of Silence”(シングル版) 1965年6月オーヴァーダブ
 『ポール・サイモン・ソング・ブック』 1965年7月録音、同年8月発売
 “The Sounds of Silence”(シングル版) 1965年9月シングル発売
 『Sounds of Silence』 1965年12月メイン・セッション・レコーディング
 “The Sounds of Silence”(シングル版) 1966年1月1日付け全米1位
 『Sounds of Silence』 1966年1月発売

 “The Sounds of Silence”が全米1位になる前にアルバムのメイン・セッションが行われているので、売れ行き良好と見たところでセッションが設けられたことがわかります。シングルは1位になりましたが、アルバムはそこまでにはならず、全米21位、全英ではもう少し健闘して13位でした。ただ、アメリカでは143週に渡ってチャート・インするロング・セラーとなっています。

 “Anji”以外は全曲サイモンの曲で固められ、よりオリジナルな志向が出たといえます。個人的には「何が何でも自作自演」じゃなくてもいいだろ、と思っているのですが、このアルバムに関しては一本筋を通すことに成功したと言えるのではないでしょうか。

 ところで、前回の『~ソング・ブック』の日記の時に書き損ねたのですが、“キャシーの歌”のキャシーとは、『~ソング・ブック』のジャケットに写っていた美人さんのことだそうです。サイモンの旦那、なかなか隅に置けませんな!。彼女は後に『Bookends』に収録される“America”にも出てきます。

 ここまでダラダラ説明的なことを書いてしまったので、曲に関する感想はあまり書かないことにします。一つ言っておけば、タイトル曲が詞曲ともにシリアスなのに対し、その他の収録曲の大半はシリアスな歌詞のものでも曲調はどこか明るさが漂っています。それはサイモンが音楽を信頼していたことの証(あかし)だと僕には思えるのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。




■サイモン&ガーファンクル日記
ポール・サイモン・ソング・ブック
Wednesday Morning, 3 A.M.
The Collection (5CD+DVD)





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