【CD入手】イエロー・マジック・オーケストラ/オリジナル日本版1st(紙ジャケット仕様) #YellowMagicOrchestra #YMO

イエロー・マジック・オーケストラ(紙ジャケット仕様)イエロー・マジック・オーケストラ(紙ジャケット仕様)
(2010/09/29)
YELLOW MAGIC ORCHESTRA

商品詳細を見る

輸入盤等はこちらから。

コズミック・サーフィン~東風~中国女~ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック~マッド・ピエロ~アクロバット



1. コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”(イエロー・マジック・オーケストラ)
2. ファイアークラッカー (マーティン・デニー)
3. シムーン (クリス・モスデル/細野晴臣)
4. コズミック・サーフィン (細野晴臣)
5. コンピューター・ゲーム “インベーダーのテーマ”(イエロー・マジック・オーケストラ)
6. 東風 (坂本龍一)
7. 中国女 (クリス・モスデル/高橋ユキヒロ)
8. ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック (イエロー・マジック・オーケストラ)
9. マッド・ピエロ (細野晴臣)
10. アクロバット (細野晴臣)

イエロー・マジック・オーケストラ

坂本龍一 - キーボード、エレクトロニクス、パーカッション、オーケストレーション
高橋ユキヒロ - ドラムス、パーカッション、エレクトロニクス、ボーカル
細野晴臣 - ベース、エレクトロニクス、キーボード、アレンジメント

参加ミュージシャン

松武秀樹 - マイクロ・コンポーザー・プログラミング
橋本俊一 - ボーカル(「シムーン」)
高中正義 - エレクトリック・ギター(「コズミック・サーフィン」、「中国女」)
布井智子(旧姓:江部) - セクシー・ボイス(「中国女」)


 僕は、Perfumeを「テクノ・ポップ」だと思っていません。なんて言うか、イエロー・マジック・オーケストラに有ったような、「毒」が無い。流行歌だから仕方ないのかもしれないけれども、でもイエロー・マジック・オーケストラは毒があって、なおかつ流行った。その「毒」こそが「テクノ・ポップ」の「肝」だったように思います。Perfumeは電気じかけではあるけれども、心地良いポップスに収まっていると思います。いやまぁ、国内のメジャー・シーンでは最も先鋭なことをやっているとは思いますけどね。(^_^;

 イエロー・マジック・オーケストラが登場した時の「違和感」は忘れられない。彼らは「違和」をまき散らしながら登場した。僕は、そういう、「最先端」を行く「尖(とんが)った」ものには今も昔も疎(うと)くて、中学時代の級友たちが「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」(1979)のLPなんか学校に持ってきても、「気持ち悪いジャケットだな」くらいにしか思っていなかった。相当遅れていたわけだ。
 そんな僕でもYMOに注目せざるをえなくなるほど、彼らはブレイクした。ワールド・ツアーの模様を収めたライヴの「公的抑圧」(1980)から、スネークマン・ショーのギャグとコラボした10インチ盤の「増殖」(1980)あたりの頃は、まさに社会現象だったのではないか。その頃になってやっと、彼らの「違和」をまともに浴びることになったのだけれども、なんというか、「触れてはいけないもの」というような危うさがYMOには有りました。有り体に言えば「ロック」だったのです。僕がロックをまともに聴くようになるのはストーンズの「刺青の男」(1981)当たりからだから(思春期のこの一年のズレは大きい)、この時点では、まだ、その「ロック」な音を、僕は持て余していたように思います。そして、YMOは、その次の「BGM」(1981)から劇的な変化を遂げ、大衆的な人気から意図的に遠ざかっていきました。「テクノデリック」(1981)で非大衆路線を極め、“君に、胸キュン。”で、大衆的なサウンドに戻ってきたのは1983年。今の感覚だと、「なんだ三年しか空いてないじゃないか」と言う感じだけど、当時は、ずいぶん長い期間に感じたものです。また、“君に、胸キュン。”も、アルバムの「浮気な僕ら」(1983)(歌ものアルバムだったけど、インストルメンタル盤も同時発売された。現行のCDでは両者を合わせた二枚組になってます)も、どこまで本気なのかわからないようなところがあって、「増殖」までの頃のようにはのめり込んで聴けなかったです。レコード買わなかったし。そして、彼らは劇団スーパー・エキセントリック・シアター (S.E.T.)のギャグとコラボしたスタジオ盤の「サーヴィス」(1983)、ライヴの「アフター・サーヴィス」(1984)を最後に「散開」してしまう。

 彼らのCDはUS盤1st(1979)~「浮気な僕ら」と、だいたい持っているのだけれども(「サービス」だけ持ってないことになる。「アフター・サーヴィス」の代わりに拡大版の「コンプリート・サーヴィス」持ってます)、なぜか、この国内仕様の1st(1978)はアナログ盤しか持っていなかった。というか、YMOで唯一持っているアナログ盤がこれ。当時は後乗りで1stから揃えて行くぞ!、と思っていたのだけれども、これだけで挫折したのだった(笑)。あと、「公的抑圧」とか「増殖∞」は最初ミュージックカセットで持ってました。その頃はラジカセは持っててもアナログ・レコード・プレイヤーは持ってなかったので。
 まぁ懐古的なことはよしとして。さて、僕はYMOのCDはなぜか日記のネタにはしていない。調べてみると、僕が日記で音楽ネタを書き始めたのが、2004年の春頃。一方YMOのCDは2003年の春に大体揃えている。と言う事で、純粋にタイミング的な問題なわけだ。あっ、さかのぼって書いたりはしないと思うよ、多分(笑)。まぁ、それもどうでもいいことだな。(^_^;
 と言う事で、なんとなく収まりが悪く国内仕様盤1stのCDが抜けていたのだけれども、今回、買っちゃいました。まぁ、大体US盤1stと同じなんで、聴き飽きた内容ではある(笑)。
 このアルバムがエヴァーグリーンなものになっているのは、カヴァーの“ファイアークラッカー”と、坂本龍一、高橋幸宏が一曲づつ提供したB面の“東風”、“中国女”の賜物でしょう。リーダーである細野作品の注目度が低いというのもある意味皮肉な話ではありますが。(“コズミック・サーフィン”は「パシフィック」と言う企画物のオムニバス・アルバムが初出の、言わばセルフ・カヴァー。なおかつここでの性急なリズムのヴァージョンよりも「公的抑圧」でのエイト・ビート・ヴァージョンのほうが支持されています。この曲は坂本・高橋の熱心なリクエストにより収録されたとか。)とはいえ、アルバム全体を貫くコンセプトは細野晴臣のものなわけで、そのコンセプトを端的に言い表した細野の言葉が当アルバムのライナーに書かれています。「(1)sexyなリズム→踊らずにはいられない! (2)fantasiticなメロディー→ハートにくる! (3)metallicなコンセプト→前頭葉マッサージ」。また、別のところでは、「マーティン・デニーの「ファイアー・クラッカー」をシンセサイザーを使用したエレクトリック・チャンキー・ディスコとしてアレンジし、シングルを世界で400万枚売る」というメモも残していたという逸話もあります。つまり、コンピューターとシンセサイザーを全面的に使いながらも徹底的にキャッチーなメロディーで売れ線を狙う、と言う、初期YMOのコンセプトは1stから揺るぎないものであったと言う事が判ります。
 さて、ざっとアルバム構成を見てみましょう。“コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ””は、当時流行っていたコンピューター・ゲーム(家庭用テレビに繋ぐのではなく、喫茶店とかの机に組み込まれていました。家庭用コンピュータ・ゲームが流行るのはもう少し後)の効果音をシンセサイザーで再現したもの。途中から高橋のドラムスが重なり、いつの間にか音楽になっているところが見事。そして、バチバチと爆発音が連なり、“ファイアークラッカー”につながって行く。A面後半は細野作品が2曲。“シムーン”はどことなくユーモラスな楽曲。“コズミック・サーフィン”はタイトル通りのスペイシーな音作りが楽しい。僕は「公的抑圧」ヴァージョンを先に聴いていたので、リズムアレンジが大幅に違うこちらのヴァージョンはなかなか新鮮でした。A面の締めくくりは“コンピューター・ゲーム “インベーダーのテーマ””で再びゲームの効果音。最後はインヴェーダにやられて(?)ゲーム・オーヴァーとなります。
 そしてB面は5曲がシームレスに繋がっています。“東風”“中国女”は言うまでもない有名曲。どちらもエスニックな味わいが面白い。“中国女”では高中正義のギターが効果音的に使われています。“ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック”は、間奏曲風の小曲。タイトルはサイモン&ガーファンクルの“明日に架ける橋(Bridge over troubled water)”のもじり。そして、細野の“マッド・ピエロ”は隠れた名曲と言うべき。ライヴでは再現するのが難しかったために演奏する機会が少なく、不当に過小評価されていると言えます。(“東風”“中国女”“マッド・ピエロ”と言う曲名は、ジャン=リュック・ゴダールの『ゴダール3部作』と称される映画タイトルから採られたもの。坂本龍一がゴダールを好きだったらしいですね。曲の内容は映画の内容とは関係がないようです。)ラストは、コンピューター・ゲーム・シリーズで、ゲームのBGMをコラージュしたような作品。A面のコンピューター・ゲームにつながり無限ループするという含みを持たせて終わります。
 改めて今聴いてもキャッチーさは失われてないし、尖っている部分が鈍っていないのが見事。
 ちなみに、オリジナルLPのオビには細野晴臣の名前が大きく書かれ、彼のソロ・プロジェクトの扱いでした。
 このアルバムを発表して程なく、YMOは海外デビューを飾り、世界的な名声を得ていきます。まぁ、多分にカルト的なそれではありましたけど。日本の評論家でも「世界ツアーが成功ったって、ちっちゃいハコ(会場)での話に過ぎないよ」と、やっかみなんだかどうなんだかよくわからない批評をしたアホもいました。しかし、日本のアニメが世界に進出する前に、YMOが日本文化海外進出の先鞭をつけていたことは、強調しすぎても強調し過ぎることはないでしょう。(加藤和彦ファンの僕としては、サディスティック・ミカ・バンドの英国進出のことも忘れないでねと言いたいのですが。(^_^;)日本での人気は、海外から逆輸入された形で、次作の「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」の大ヒットへとつながることになります。いやまぁ、書かんけど、多分(笑)。


 おまけでUS盤も挙げておこう。
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)(紙ジャケット仕様)イエロー・マジック・オーケストラ(US版)(紙ジャケット仕様)
(2010/09/29)
YELLOW MAGIC ORCHESTRA

商品詳細を見る

1. Computer Game "Theme From The Circus" (Instrumental)
2. Firecracker (Instrumental)
3. Simoon
4. Cosmic Surfin' (Instrumental)
5. Computer Game "Theme From The Invader" (Instrumental)
6. Yellow Magic (Tong Poo) (Instrumental)
7. La Femme Chinoise
8. Bridge Over Troubled Music (Instrumental)
9. Mad Pierrot (Instrumental)

 曲目を眺めて、日本盤とUS盤でまず違うのは、B面ラストの“アクロバット”が削られていることです。まぁ、ゲームの擬音をしつこく入れてもしょうがないという発想なんだろうけど、“マッド・ピエロ”のフェイド・アウトで終わっちゃうのも寂しいという気がします。無限ループのコンセプトも失くなっちゃったし。
 あと、もう一つ大きな違いは、“東風”で、吉田美奈子のヴォイスが入っていること。(インスト扱いみたいだから、ヴォーカルというよりはヴォイスなんだろうな。)これは、「日本盤では消されていたもの」が、US盤では復活したものです。断じてUS盤用に新たに追加されたものではございません。勘違いしている人が多いみたいだけど。まぁ、そんな些細なトリビアを知っていようと知っていまいと、普通の人なら吉田美奈子盤に軍配を上げると思うけどね。でもライヴでは吉田美奈子盤を再現したことはないから、本人たち的にはやはり日本オリジナル盤がマスター・テイク、と言う思いが強いのだろうな。
 そして、“ファイアークラッカー”もちょっと違っていて、日本盤は、エンディングで爆竹(?)が派手に鳴り響いてからズドーン、と、終わるのだけど、US盤は爆竹無しで、いきなりズドーンと終わります。
 全体的な音の質感の違いは、正直良く分かんない(笑)。細野晴臣は、US盤のリミックス作業を聴きながら「東京的なものが失われていく」と嘆いた(のかな?)と言いますけど。
 US盤が出てからは、日本盤の1stは廃盤扱いになり、1982年に再販されるまでは入手困難な状態が続いたと、wikiには書いてあります。僕が高校二年の時(1983年)に買った日本盤1stはこの再発盤だったのでしょうね。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : シンセサイザー
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

No title

マイベストは「BGM」

BGMは確かに良いよね。

 フェイヴァリットとまでは言わないけど、出た当時に何曲かエアチェックしていいなと思って聴いていました。もちろんCDでも愛聴。
プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR