【CD聴く】ロッド・スチュワート / エブリー・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー #RodStewart #EveryPictureTellsAStory

ロッド・スチュワート/エブリー・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー

Every Picture Tells A Story / Rod Stewart



エブリー・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー(1971)
1. エブリー・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー Every Picture Tells A Story (Rod Stewart, Ronnie Wood) – 6:01
2. シームズ・ライク・ア・ロング・タイム Seems Like a Long Time (Theodore Anderson) – 4:02
3. ザッツ・オール・ライト That's All Right (Arthur Crudup)~Amazing Grace (Traditional, arranged by Stewart) – 6:02
4. トゥマロウ・イズ・サッチ・ア・ロング・タイム Tomorrow Is a Long Time (Bob Dylan) – 3:43

5. マギー・メイ Henry (Martin Quittenton) ~Maggie May (Rod Stewart, Martin Quittenton) – 5:48
6. マンドリン・ウィンド Mandolin Wind (Rod Stewart) – 5:33
7. アイム・ルージング・ユー (I Know)I'm Losing You (Norman Whitfield, Eddie Holland, Cornelius Grant) – 5:23
8. リーズン・トゥ・ビリーブ Reason to Believe (Tim Hardin) – 4:06

ロッド・スチュワート - ボーカル、アコースティック・ギター
ロン・ウッド - ギター、ペダル・スティール、ベース
マーテル・ブランディ - アコースティック・ギター
マーティン・クイッテントン - アコースティック・ギター
イアン・マクレガン - オルガン
ピーター・シアーズ - ピアノ
アンディ・パイル - ベース
ダニー・トンプソン - ダブル・ベース
ミック・ウォーラー - ドラムス
ディック・パウエル - ヴァイオリン
レイ・ジャクソン - マンドリン
マギー・ベル - ボーカル
マテウス・ローズ - ボーカル
ジョン・バルドリー - ボーカル
マデリン・ベル - ボーカル


 このアルバムについて、以前から疑問に思っていることがあります。

 “マギー・メイ”って、そんなに良い曲でしょうか!?。

 一般には“マギー・メイ”の大ヒットによってロッドが注目を浴び、その影響で当アルバムもヒットしたと言う事になっています。ひいては、ロッドが参加していたフェイセスの人気も絶頂を迎え、“ステイ・ウィズ・ミー”もヒットしたと。(“マギー・メイ”は英米で1位になりましたが、“ステイ・ウィズ・ミー”は米キャッシュ・ボックスで10位、英で6位が最高。)
 しかし、僕は、何度繰り返し聴いても、“マギー・メイ”って、そんなにいい曲に思えません。ロッド自身も「このシングルがどうしてここまで大きなヒットになったか分からない。この曲にはメロディーがない。十分な個性と見事なコードはある、けれどメロディーはない」と述べています。全く同感です。“ステイ・ウィズ・ミー”の方が断然良い曲だけどなぁ。

 とは言え、この時代のロッドは、ひたすら泥臭くて、エモーショナルで、カッコ良かったです。R&Rからバラードまで自在に歌いこなしていました。もっとも、それは前作の『ガソリン・アレイ』でも同様でしたし、もちろん、フェイセスでの作品は言わずもがな、です。なので、この作品を、「ロッドの最高傑作」と推す世評には、ちょっと物申したい気持ちがあるですけれども、ね。

 それでもこの時期の充実した活動を反映して、どの曲も素晴らしい出来であることに間違いはありません。

 鮮やかなタイトル曲はロン・ウッドと競作したオリジナルですが、このアルバムでは、カヴァー曲の方が出来が良いような気もします。

 特に“ザッツ・オール・ライト”のルーズでダイナミックなグルーヴがなんとも言えません。そこから、スローな“アメイジング・グレイス”に繋がる流れも見事です。欲を言えば、“アメイジング・グレイス”は独立した一曲としてじっくり聴いてみたかったですが。

 この時期必ず採り上げていたディラン作品は、『グレーテスト・ヒット 第2集』からの、“トゥマロウ・イズ・サッチ・ア・ロング・タイム”。ディランのレコードでは“明日は遠く”という邦題が付いていました。

 件の大ヒット曲“マギー・メイ”は、アルバム・ヴァージョンでは冒頭にマーティン・クイッテントンによるギター・ソロ“ヘンリー”が加わっています。確かシングル・ヴァージョンではこのパートは省かれたのではなかったかな?。

 “アイム・ルージング・ユー”は、おそらくはこのアルバムで唯一のマイナー・キー。切迫したグルーヴがシリアスな一曲。フェイセスとの素晴らしいライヴ・テイクをFMで聴いたことがあるのですが、公式にはCDになっていないのだったかなぁ…。

 ロッドの好調期を象徴する当作を発表した後、フェイセスも人気のピークを迎えます。しかし、ソロとしての契約とフェイセスとしての契約と、両輪の活動をしていたことが災いし、結果としてフェイセスのほうが割りを食ってしまうことになるのですが…。返すがえすも残念なことです…。



■フェイセス/ロッド・スチュワートの日記一覧(下に行くほど旧い)
16/03/30 フェイセズ / Long Player
15/12/29 フェイセズ / The First Step
15/12/29 フェイセズ/1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything (5CD, Import)
15/09/28 ロッド・スチュワート/ガソリン・アレイ
15/06/29 ロッド・スチュワート/ロッド・スチュワート・アルバム
15/06/29 ロッド・スチュワート/ヴァーティゴ/マーキュリー・イヤーズ (紙ジャケット仕様,5CD)
15/03/31 フェイセズ/ファースト・ステップ(リマスター・紙ジャケット仕様)
12/12/27 フェイセズ/ウー・ラ・ラ(リマスター紙ジャケ)




スポンサーサイト

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】キング・クリムゾン / 暗黒の世界 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA) #KingCrimson #StarlessAndBibleBlack

キング・クリムゾン / 暗黒の世界 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)

(CD)
1. The Great Deceiver 偉大なる詐欺師 (John Wetton, Robert Fripp, Richard Palmer-James) 4:02
2. Lament 人々の嘆き (Fripp, Wetton, Palmer-James) 4:00
3. We'll Let You Know 隠し事 (instrumental) (David Cross, Fripp, Wetton, Bill Bruford) 3:46
4. The Night Watch 夜を支配する人 (Fripp, Wetton, Palmer-James) 4:37
5. Trio トリオ (instrumental) (Cross, Fripp, Wetton, Bruford) 5:41
6. The Mincer 詭弁家 (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James) 4:10

7. Starless And Bible Black 暗黒の世界 (instrumental) (Cross, Fripp, Wetton, Bruford) 9:11
8. Fracture 突破口 (instrumental) (Fripp) 11:14

Robert Fripp - guitar, mellotron, devices, electric piano
John Wetton - bass, vocals
Bill Bruford - drums, percussion
David Cross - violin, viola, mellotron, electric piano

Released 29 March 1974
Recorded 23 October 1973("We'll Let You Know"), October 15 1973("The Mincer" dubbed vocal), 23 November 1973 ("The Night Watch" intro, "Trio", "Starless And Bible Black", "Fracture") (live), January 1974 ("The Great Deceiver", "Lament")(studio)

(CD Bonus Tracs)
[Zurich Volkshays, November 15th 1973]
9. The Law of Maximum Distress: Part 1 6:42
10. The Mincer (Improv) 4:22
11. The Law of Maximum Distress: Part 2 2:28

[Live, June 23rd 1973, Richards Club, Atlanta, Gerogia]
12. Dr. Diamond 4:00

[Live, March 19th 1974, Palazzo dello Sport, Udine, Italy]
13. Guts on My Side 4:31


(DVDA)
[Zurich Volkshays, November 15th 1973]
1. Lament 人々の嘆き 4:13
2. The Night Watch 夜を支配する人 6:00
3. Fracture 突破口 11:29
4. The Law Of Maximum Distress Part 1 6:42
5. Improv - The Mincer 4:22
6. The Law Of Maximum Distress Part 2 2:28

[Central Park, New York, June 25th 1973]
1. Easy Money 6:33
2. Fragged Dusty Wall Carpet (Improv) 5:18

[Additional Tracks]
1. We'll Let You Know 隠し事 (unedited from The Great Deceiver) 7:19
2. Dr. Diamond [Live, June 23rd 1973, Richards Club, Atlanta, Gerogia] 4:00
3. Guts on My Side [Live, March 19th 1974, Palazzo dello Sport, Udine, Italy] 4:31
4. The Night Watch 夜を支配する人 (Single edit - stereo) 3:20
5. The Night Watch 夜を支配する人 (US radio single edit - mono) 3:20
6. 30 second radio advert 0:34
7. 60 second radio advert 1:05

[From Album The Night Watch]
1. Easy Money

Central Park, New York, June 25th 1973 / King Crimson



Additional Tracks / King Crimson (without "The Night Watch 夜を支配する人 (Single edit - stereo)" & "The Night Watch 夜を支配する人 (US radio single edit - mono)")


※アルバム本編及び『Zurich Volkshays, November 15th 1973』は著作権者の監視が厳しいため引用できませんでした。また、『Additional Tracks』は著作権の関係で不完全です。


 このアルバムが僕のクリムゾンCD初体験であり、一曲目でガツンとやられてその勢いでクリムゾン全部(ディシプリン以降は除く)揃えるはめになったのは、もう、『宮殿』の日記の時にいやというほど書きまくったので繰り返しません。
 ただ、この一曲目のかっこよさはいくら言っても言い過ぎることはないでしょう。ギターとベースのユニゾンで鳴らされるイントロのリフがもう、とにかくかっこ良すぎます。そこから導き出されるヴォーカルパートも、ため息が出るほど見事。この一曲目だけでもこのレコードは「買い」なのであります。
 ただ、当時の僕は、一曲目に感動するあまり、それ以降の、このアルバムの真の凄さをわかって聴いていたわけではないようです。

 このアルバムは前後の『太陽と戦慄』『レッド』に比すと、地味な印象のアルバムです。それは多分、楽曲と即興演奏のバランスが良くないせいだと思います。即興が勝ちすぎて、楽曲のコマーシャルさが犠牲になっている印象なのです。
 ですが、その分、即興演奏がすさまじいB面の2曲はなかなかの聴き物になっています。

 FacebookフレンドのH.T.さんが、“The Mincer 詭弁家”が一番好きだというので、繰り返し聴いてみるのですが、どうもよくわかりません。もちろん、クリムゾンだから、捨て曲があろうはずもなく、その気になって聴いてみれば密度の高い楽曲/演奏ではあるのですが。
 この曲にかぎらず、当アルバムのA面後半の4曲は地味な印象です。何と言うか、小粒な楽曲群という気がするのです。シングルになった“The Night Watch 夜を支配する人”からしても、結構地味。即興部分も耳をそばだてて聴くと凄いことやっているとわかるのですけど、聞き流してしまうと、「今のなんだっけ?」と言う事になってしまいます。

 だがまぁ、そこが判官贔屓の好きな日本人だからして、ちょっとペダントリーを気取って「『暗黒の世界』の良さがわからないようじゃぁね」などと言ってみたりする。

 冒頭の二曲と“夜を支配する人”以外がライヴ収録だったというのはかなり後になってから知ったのですけれども、そう思って聴くと、ライヴであるにもかかわらず楽曲の構成の緻密さに舌を巻いてしまいます。とは言え、そう言った後知恵がなくとも、このアルバムの凄さはわかると思うし、そうでなければいけないと思います。

 ボーナス・アイテムのほとんどがライヴ音源なのは、そう言った制作の経緯によるものでしょう。前作からの曲も含めて、いずれもすさまじい出来になっています。本編で採用されなかった新曲群も、本編と遜色が無い出来だと思います。フリップ的には取捨選択には相当頭を悩ませたのではないでしょうか。

 このアルバムで大部分が録られた1973年12月23日の演奏の全貌が『ザ・ナイトウォッチ』と言う2枚組のCDで出ています。興味のある方はぜひ一聴を。もちろん、僕のブログからクリックすることを忘れずに(笑)。
キング・クリムゾン / ザ・ナイトウォッチ

 「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」と言うコンセプトは、このアルバムで初めて出てきたわけですが、次作『レッド』の掉尾を飾る“スターレス”でも同じコンセプトが出てきます。そちらはリチャード・パーマー・ジェイムスによって歌詞が付けられているのですけども、こちらのアルバムではインストで歌詞は無し。曲としては全くの別物ですが、精神的には双子というべき2曲なのかもしれません。「星も無い聖なる暗黒」とは一体いかなるものなのでしょうか…。

 “トリオ”はブラフォード(ドラムス)が演奏していないのだけれども、作者クレジットには名前を連ねています。「演奏に参加しなかったことがブラフォードの最大の貢献」と言うフリップの機知の所以(ゆえん)らしいです。

 前作で参加していたパーカーッションのジェイミー・ミューアは、当アルバム制作時にはすでに脱退。残された4人でアルバム制作(というか、ライヴ・ツアー)は進められたのですが、次作『レッド』製作時にはヴァイオリンのデイヴィッド・クロスも脱退してしまい、残されたのはビル・ブラフォード(ドラムス)、ジョン・ウェットン(ベース、ヴォーカル)、ロバート・フリップ(ギター)の三人だけになってしまいます…。そこで発揮された神通力については、『レッド』の項で述べるとして(まぁ、覚えていたら(笑))、次回のクリムゾン日記は、ライヴの『USA』を採り上げます。発売順では『レッド』の方が先なのですが、録音順では『USA』の方が先なので。

 では、また。








■キング・クリムゾン日記
16/03/31 太陽と戦慄 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
16/03/31 アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様)
15/12/30 アイランズ ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/09/30 リザード ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/06/28 ポセイドンのめざめ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/03/27 クリムゾン・キングの宮殿~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】レッド・ツェッペリン / フィジカル・グラフィティ #LedZeppelin #PhysicalGraffiti

レッド・ツェッペリン / フィジカル・グラフィティ<リマスター/デラックス・エディション>



Physical Graffiti (imcomplete) / Led Zeppelin


Physical Graffiti Companion Disc (imcomplete) / Led Zeppelin



All songs written and composed by Jimmy Page and Robert Plant, except where noted.

(Disc 1)
1.カスタード・パイ Custard Pie 4:15
2.流浪の民 The Rover 5:39
3.死にかけて In My Time of Dying" (John Bonham, John Paul Jones, Page, and Plant) 11:08

4.聖なる館 Houses of the Holy 4:04
5.トランプルド・アンダー・フット Trampled Under Foot (Jones, Page, and Plant) 5:36
6.カシミール Kashmir (Bonham, Page, and Plant) 8:37

(Disc 2)
1.イン・ザ・ライト In the Light (Jones, Page, and Plant) 8:47
2.ブロン・イ・アー Bron-Yr-Aur (Page) 2:06
3.ダウン・バイ・ザ・シーサイド Down by the Seaside 5:15
4.テン・イヤーズ・ゴーン Ten Years Gone 6:34

5.夜間飛行 Night Flight (Jones, Page, and Plant) 3:38
6.ワントン・ソング The Wanton Song 4:08
7.ブギー・ウィズ・ステュー Boogie with Stu (Bonham, Jones, Page, Plant, Ian Stewart) 3:52
8.黒い田舎の女 Black Country Woman 4:24
9.シック・アゲイン Sick Again 4:42

(Disc 3)41:34
1.ブランデー&コーク(トランプルド・アンダー・フット初期ラフ・ミックス) Brandy & Coke ("Trampled Under Foot") (Initial/Rough Mix) (Jones, Page, Plant) 5:38
2.シック・アゲイン(アーリー・ヴァージョン) Sick Again (Early Version) 2:20
3.死にかけて(初期ラフ・ミックス) In My Time of Dying (Initial/Rough Mix) (Bonham, Jones, Page, Plant) 10:45
4.聖なる館(ラフ・ミックス・オーバー・ダブ) Houses of the Holy (Rough Mix with Overdubs) 3:51
5.エブリボディ・メイク・イット・スルー(イン・ザ・ライト 別歌詞/初期ヴァージョン) Everybody Makes It Through ("In the Light") (Early Version/In Transit) (Jones, Page, Plant) 6:29
6.ブギー・ウィズ・ステュー(サンセット・サウンド・ミックス) Boogie with Stu (Sunset Sound Mix) (Bonham, Jones, Page, Plant, Stewart) 3:36
7.ドライビング・スルー・カシミール(カシミール ラフ・オーケストラ・ミックス) Driving Through Kashmir ("Kashmir") (Rough Orchestra Mix) (Bonham, Page, Plant) 8:33


 正直、飽きてきた。

 製作時に、アルバム一枚では収まりきれないほどのマテリアルを作ってしまい、二枚組にするには足りないないんだけどなぁ、と言う状況で、過去のボツ曲を復活させて二枚組に仕立てた意欲作。

 ではあるんですが。

 去年の春から、絶え間なくツェッペリンを聴き続けてきたわけですが。いやもう、根本的な原因は僕の飽きっぽさにあるわけですが、それを認めるのも癪(しゃく)なので、ここは一発、ツェッペリン側に原因があるという説をでっち上げてみようと思います。(何やってんだか。(^_^;)

 前作『聖なる館』で、彼らは「ツェッペリンらしさ」を極めた。ツェッペリンの「形」が確立したのである。あとは、その確立した形に則(のっと)ってバリエーションを加えていけば一定のクオリティの物を創出することが出来る。しかし、そこに罠がある。
 『フィジカル・グラフィティ』は正にバラエティ豊かなツェッペリン博覧会とでも言うべき作品群だ。アルバム一枚に収まりきらないほどのアイディアも、確立した形という安心感があるからこそ、逆説的に冒険ができたのだろう。いざというときに立ち帰れるものがあるという安心感は、より一層の飛躍を促(うなが)す。だが、そこに罠がある。

 『聖なる館』までのツェッペリンはいい意味で不安定だった。手探りで自分達のスタイルを探っており、それに伴(ともな)い根本的な部分での躍動があった。それは自分たちのスタイルを確立していないからこその躍動であり、その不安定さがスリルを生み出し、聴くものにも共感を与えていた。しかし、一度確立したスタイルに依存してしまうと、そのスリルがなくなり、音楽が今生まれたばかりという活き活きとした感動がなくなってしまう。結果、ルーティーンと化した作品が生み出されてしまうことになる。表面的に変化をつけてみても、根本的な部分の変動がなければ心に響くものはできない。これこそが「罠」の正体である。

 おお、でっち上げで書いた割にはもっともらしい文章になったではないですか(笑)。まぁ、ツェッペリン・ファンからは叩かれると思うけどね。(^_^;

 飽きてきたとはいえ、このアルバム、聴きどころがないわけではありません。
 幾つかの曲ではヘヴィなサウンドとキャッチーなリフの融合という命題を見事にクリアしているし、前述のとおり「ツェッペリンらしさ」は満開なので、好きな人にはタマランでしょう。
 “カスタード・パイ”での粘っこくもキャッチーなサウンドとリフは流石だし、“聖なる館”での変形ファンクはカッコイイ。
 そして何と言っても“トランプルド・アンダー・フット”。躍動感にあふれたリフとリズムで圧倒的に聴かせます。これは興奮するね!。
 “カシミール”は、プラントにとって思い入れのある曲らしく、どこかで「“天国への階段”と同じくらい重要だ」と語っていました。そう言えばペイジ・プラントで来日した時、コンサートのエンディングでこの曲を延々と演奏し続けて閉口した記憶があるなぁ(笑)。個人的には好きな曲じゃないです。(^^ゞ
 ディスク1は躍動感のある、これぞゼップ、と言う感じの曲が多めで、ディスク2は、もう少しおとなしめの曲が多めとなっています。
 “ワントン・ソング”は、ペイジ・プラントのライヴのオープニングを飾った曲。カッコイイ曲なんだけど、リフは“移民の歌”の使い回しじゃない?。(^_^; タイトルの「ワントン」とは、犬と豚のことである。と言うのは真っ赤な嘘で(笑)、「理由のない、むちゃくちゃな」というような意味のようですね。
 “ブギー・ウィズ・ステュー”は、ローリング・ストーンズのサポート・メンバー、イアン・スチュワート(ピアノ)を迎えての録音。題名で言っているほどブギーな曲調でないのが逆におかしい。曲としての出来はそこそこ。

 ディスク3はおまけディスクなんですが、一枚だけとはシケてるなぁ。収録時間も41分あまり程度。せめてCD収録時間の限界くらいまで収録してくれなかったものか。

 と言う感じで、個人的にはだいぶ飽きが来ているわけですが、頑張って聴いていこうと思います。(^_^;
 てか、ちょっと次回は、リマスター・シリーズから離れて、あのライヴ・アルバムを聴いてみようかな。







レッド・ツェッペリン / フィジカル・グラフィティ<リマスター/スーパー・デラックス・エディション>



レッド・ツェッペリン / フィジカル・グラフィティ<リマスター/スタンダード・エディション>








■ツェッペリン日記
16/03/29聖なる館<リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/12/27IV<リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/09/29III<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/06/27II<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/06/05レッド・ツェッペリン ラスト3作リマスター登場!。2015/7/31(金)発売!。
15/03/29I<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>



テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】マイルス・デイヴィス / 'Round About Midnight - from The Complete Columbia Album Collection #MilesDavis #RoundAboutMidnight

マイルス・デイヴィス / The Complete Columbia Album Collection [70CD+DVD, Import]マイルス・デイヴィス / The Complete Columbia Album Collection [70CD+DVD, Import]
The Complete Columbia Album Collection [70CD+DVD, Import]


マイルス・デイヴィス / 'Round About Midnight

'Round About Midnight +4 / Miles Davis


1. ラウンド・ミッドナイト 'Round Midnight (Thelonious Monk, Bernie Hanighen, Cootie Williams) 5:58
2. アー・リュー・チャ Ah-Leu-Cha (Charlie Parker) 5:53
3. オール・オブ・ユー All of You (Cole Porter) 7:03

4. バイ・バイ・ブラックバード Bye Bye Blackbird (Mort Dixon, Ray Henderson) 7:57
5. タッズ・デライト Tadd's Delight (Tadd Dameron) 4:29
6. ディア・オールド・ストックホルム Dear Old Stockholm (traditional; arranged by Stan Getz) 7:52

7. トゥー・ベース・ヒット Two Bass Hit (John Lewis, Dizzy Gillespie) 3:45
8. リトル・メロネー Little Melonae (Jackie McLean) 7:22
9. バッドオー Budo (Bud Powell, Davis) 4:17
10. スウィート・スー,ジャスト・ユー Sweet Sue, Just You (Will J. Harris, Victor Young) 3:40

Personnel

Miles Davis – trumpet
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Paul Chambers – bass
Philly Joe Jones – drums

Producer George Avakian
Released March 6, 1957
Recorded October 26, 1955; June 5 and September 10, 1956


 メジャーのコロンビア・レコードに移籍しての第一弾。レコーディングは『Ing四部作』と相前後して行われましたが、発売されたのは少し後になってからでした。プレスティッジ・レコードとの契約の関係だったという噂ですが真相やいかに。
 まぁ、レコード会社同士の関係はともかく、録音時期が『Ing四部作』と同じなので、基本的な内容は同じようなもの、と、僕は思っていました。ところがある日、某Amazonのレビューで、「レコード会社が変わり『Ing四部作』とは異なる緊張感がある」と言う記述を見つけてしまいました。僕は「また賢しげにさぁ。同じメンバーで同じ時期に録音してるんだから、レコード会社変わったっておんなじような演奏でしょう?」とその時は思ったのですが、改めてこの名盤を聴き直してみると。

 確かに緊張感が違う、ような気がする。自信ないけど。(^_^;

 一曲目の“'Round Midnight”が強い緊張感に貫かれているのは、へなちょこな僕にも分かります。マイルスにとっても大事な曲なので、特に念を入れて演奏したのでしょう。この曲は、作者のセロニアス・モンクに何度もダメ出しをされて苦心の末ものにしたという逸話がまことしやかに伝えられています。事の真相はともかくとして、マイルスはこの曲をプレスティッジ時代にすでに二度吹き込んでいます。(『Collectors' Items』1953年録音、『Miles Davis and the Modern Jazz Giants』1956年録音。)彼にとってはそれほど大事な曲だったということです。なお、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでの快演などのエピソードについては、レコードを聞いただけで分かる話ではないのでここでは省略します。興味のある方はご自身でネットなどで調べてみてください。(まぁ、2005年に『スペシャル・エディション』として出た2枚組に、ニューポートでの同曲が収録されたようですが。でもまぁ、僕はそこまで手を伸ばす気はありませんので…。)

 この一曲目と、本編ラストの“Dear Old Stockholm”は緊張感を強く感じましたが、その他の曲は、こちらの体調次第で、明るめにも、緊張感あるようにも、どちらにも感じました。確かにマイルスのミュート・トランペットは緊張感という言葉が似合うのですが、それだけで押しているわけでもないと思います。と言う感じで、「メジャー・レーベルならではの緊張感」はよくわかりませんでした。一つ言えるのは、ボーナス・トラックに選ばれた演奏(7-10曲目)は、あまり緊張感を感じさせないということです。と言うか、緊張感のある演奏を意図的に本編に選んだということなのかな。

 ちなみに、“Dear Old Stockholm”はクレジットではスタン・ゲッツの編曲ということになっていますが、ゲッツのヴァージョンはワン・ホーン(テナー・サックス)だったような気がするんですが…。(^_^; 僕が知らないだけで、ツー・ホーンのゲッツ・ヴァージョンがあるのかな?。

 しかしまぁ、緊張感あるなしにかかわらず、このアルバムは聴きやすい名盤であることには変わりないと思います。

 それにしても、きっちりコルトレーンにもソロを割り振っているマイルスの律儀さよ(笑)。『Ing四部作』では自分のワン・ホーンの曲もあったがなぁ。サックス好きの僕としてはこれはとても嬉しい采配です。

 さてさて、マイルス/コルトレーン/モンクを時系列に聽いていくというプロジェクト。僕のアバウトな性格が災いして、すでにきっちりとした時系列は破綻していますが(笑)、そこでヤケにならずに、可能な限り時系列に追って行こうと思っています。
 と言う感じで、次はモンクのあの名盤を聴く予定なんだが…大丈夫か?(色々と(^_^;)。


■マイルス・デイヴィス日記一覧(下に行くほど昔に聴いたもの)
16/03/26 Workin' / Cookin'
15/12/28 Steamin' / Relaxin'
15/09/27 Blue Moods
15/06/26 マイルス・イン・セントルイス
15/03/26 In Paris Festival International De Jazz May, 1949
15/02/26 ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド
15/01/25 ライヴ・アット・モントルー
14/12/26 DOO-BOP
14/11/29 Dingo:Selection From The Motion Picture Soundtrack
14/10/24 Amandla
14/09/26 MUSIC FROM "SIESTA"
14/08/23 TUTU
14/08/22 ORIGINAL ALBUM SERIES(5CD Import)
14/07/19 Aura
14/06/30 You're Under Arrest
14/06/24 Decoy
14/04/21 Star People
14/01/26 We Want Miles
14/01/04 The Man with The Horn
13/11/09 Miles Davis And The Modern Jazz Giants / Miles:The New Miles Davis Quintet
13/10/25 Bags' groove / Miles Davis And Milt Jackson Quintet/Sextet
13/10/19 The Complete Columbia Album Collection [70CD+DVD, Import]
13/10/13 リー・コニッツ&マイルス・デイヴィス / エズセティック
13/10/08 Blue Haze / Walkin'
13/09/16 The Complete Birth Of The Cool(Import)
13/06/30 Dig / Miles Davis and Horns / Collectors' Items / The Musings Of Miles
13/06/26 All Miles The Prestige Albums(14CD, Import)
12/08/31 オン・ザ・コーナー
12/05/03 コンプリート・マイルス・デイビス Vol.1,2
11/12/11 カインド・オブ・ブルー

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD入手】大滝詠一 / デビュー・アゲイン (初回生産限定盤 2CD) #大滝詠一 #DebutAgain

大滝詠一 / DEBUT AGAIN (初回生産限定盤 2CD)

DEBUT AGAIN / 大滝詠一


DEBUT AGAIN BONUS DISC / 大滝詠一


ディスク:1
1. 熱き心に
2. うれしい予感
3. 快盗ルビイ
4. 星空のサーカス
5. Tシャツに口紅
6. 探偵物語
7. すこしだけやさしく
8. 夏のリビエラ
9. 風立ちぬ
10. 夢で逢えたら[ストリングス・ミックス]

ディスク:2
1. 私の天竺 My Blue Heaven 作詞:George Whiting、作曲:Walter Donaldson、日本語詞:堀内敬三、編曲:Rinky O'hen
2. 陽気に行こうぜ~恋にしびれて[2015 村松2世登場! version](Rip It Up)作詞・作曲:Robert Blackwell / John Marascalco (All Shook Up)作詞・作曲:Otis Blackwell / Elvis Presley 編曲:Rinky O'hen
3. Tall Tall Trees~Nothing Can Stop Me 作詞・作曲:George Jones / Roger Miller、編曲:Rinky O'hen
4. 針切じいさんのロケン・ロール The Purple People Eater 作詞・作曲:Sheb Wooley、日本語詞:さくらももこ、編曲:Rinky O'hen
 
 
 没後初の発掘音源によるフル・アルバムです。発掘音源としては、2014年の編集盤『Best Always』に初収録された“夢で逢えたら”も有ったのですが、ここでは、全14曲、フル・アルバムのヴォリュームになっています。
 本編は他者に書き送った楽曲のセルフ・カヴァーで、初回限定盤のボーナス・ディスクは洋楽のカヴァー集。

 資料的なことを書き連ねても良いのだけれども、そう言ったことは、他の人もきっと書くだろうし、CD付属の解説や、レコード・コレクターズなどの特集を読めば、きちんとしたことが書いてあります。なので、ここでは、頑張って、できるだけ自分の言葉で感想を書いてみようと思います。いやまぁ、最低限の資料的なことは書くかもしらんけど。(^_^;

 まずは、その、歌い方だなぁ。『A LONG VACATION』以降の歌い方は必ずしも好きというわけではないのだけれども。と言っても、じゃぁ、それ以前の大滝の歌唱をちゃんと聴いたことあるかと言われれば、否なんですけどね。(^_^;
 そもそも、僕って、大滝のソロアルバムってほとんど持ってない。(^_^; ファースト・アルバムくらいかな。後は二枚の『ナイアガラ・トライアングル』。『Vol.1』はボートラ3曲入りの盤なんだけど、『Vol.2』はボートラなしのCD選書盤。それくらいなのですよ。あとは晩年のシングル二枚をフォローしたくらいだけど、これは以前に日記でも書いたな。そこでも、大滝詠一の作品をあんまり持ってないことを言い訳してる。(^_^;

 はっぴいえんどのころは、もうすこし芯がある、コシの強い歌い方をしていたと思うんですけれども、『A LONG VACATION』以降の歌い方は、どこか芯を外した、ふにゃふにゃとしたとらえどころのない、何と言うか、どこかよそ行きの装いのような気がします。
 本編のそれに比して、ボーナス・ディスク収録の洋楽カヴァー集は、もうすこし「本音」が出ている歌い方のような気がします。僕はこっちのほうが好きだなぁ。

 本編の楽曲は有名な楽曲が多く、僕でも、半分くらいはオリジナルの歌手の歌唱を聴いたことがあるものです。え、どれが聴いたことがあるのかって?。いやまぁいいじゃん(笑)。まぁ、薬師丸ひろ子の二曲(“探偵物語”“すこしだけやさしく”)と小泉今日子の曲(“快盗ルビイ”)は、それぞれのCD持ってるかな。“快盗ルビイ”は、シングル・カットされたヴァージョンと、映画のエンディングに使われたムーヴィー・ヴァージョンとがあるのですけれども、ここではシングル・ヴァージョンのオケを使用。大滝の歌はユーモアを交えながらの歌唱になっています。ちょっとやり過ぎじゃないかな、と言う部分もあるんですけど、まぁ、ユーモアの好きな人でしたからねぇ。

 とまぁ、歌い方に多少の違和感があるとは言え、本編は基本的に気持ちの良い仕上がりになっていると思います。どの曲も美しくポップですしね。

 問題は初回限定盤に付いているおまけディスクですなぁ。ぐえへへへ。

 前述の通り、洋楽カヴァー集なのですが、誰でも知っている前半とマニアックな後半の対比が面白い。

 “私の天竺”は、“私の青空”という邦題で親しまれている“My Blue Heaven”のことです。「Heaven」を「天竺」と訳すのが正しいのかどうか知らないんですけど、ユーモラスで、ニヤリとさせられますね。原曲は誰の歌唱だったかなぁ。まぁ、適当にwikiで調べてください(笑)。ジャズ・ミュージシャンが好んで採り上げたそうなんだけど、僕は聴いたこと無いなぁ。近年では遊佐未森が2002年のミニ・アルバム『檸檬』(大正から昭和初期の名曲をカヴァーしたもの。2008年に同じコンセプトの続編『スヰート檸檬』も発表された)で“青空”(日本での初カヴァー時の邦題)としてカヴァーしています。こちらもいい出来なので興味を持たれた方はぜひ!。

 メドレーの“陽気に行こうぜ~恋にしびれて”は、おなじみ、リトル・リチャードの“Rip It Up”と、エルヴィス・プレスリーの大ヒット曲“All Shook Up”ですね。前者もエルヴィスのカヴァーが有り、確かオリジナルのリトル・リチャードよりヒットしたんじゃないかな。その意味では、ここでは、エルヴィス・メドレーとして採り上げているのかもしれないですね。“陽気に行こうぜ”って言う邦題はエルヴィス盤のものだったような気がするし。
 オリジナルは激しいR&Rだったけど、ここでの大滝は気の抜けるくらい軽やかな歌唱を聴かせます。それでも、前述のとおり、本編でのふにゃふにゃぶりに比べれば気合の入った声ですね~。二回目の間奏で得意そうに「ムフ!」と声をかけたりとか、他の箇所では何回かシャウトした掛け声を聴かせたりして、なかなかごきげんな出来になっています。

 “Tall Tall Trees~Nothing Can Stop Me”はカントリーが原曲だそうですが、アレンジ的にはすっかりR&R!。ここでも気合の入ったごきげんな歌唱を聴かせてくれて、マイナーな選曲というハンデはあまり感じさせないですね!。

 “針切じいさんのロケン・ロール”は本編“うれしい予感”のカップリング曲として大滝がプロデュースして植木等が歌った曲。作詞は、さくらももこによる日本語歌詞なんだけど、大滝が乗り移ったかというくらいピッタリの歌詞になっていて、大滝のユーモアのセンスをバッチリ味わえる出来になっています。見事なクロージング。と言うわけで、これは絶対、初回限定盤を聴かなきゃでしょ!。

 と言う、洋楽カヴァー編、本当はもっとあるんじゃないの、という気がするんだけど、一般ウケしないと思われたのかな?。もっと聴きたかったなぁ~。

 そんな感じで、本編よりも、おまけディスクの方のレビューに力の入った日記になってしまいましたが、本編も楽しんで聴いてますよ?。(^_^;

テーマ : J-POP
ジャンル : 音楽

【CD入手】Perfume / COSMIC EXPLORER (初回限定盤A)(2CD+Blu-ray) #Perfume_um #prfm #CosmicExplorer

Perfume / COSMIC EXPLORER (2CD+Blu-ray)

全作詞・作曲: 中田ヤスタカ。(プロデュースも。)

ディスク:1
1. Navigate
2. Cosmic Explorer
3. Miracle Worker
4. Next Stage with YOU
5. STORY
6. FLASH (Album-mix)
7. Sweet Refrain (Album-mix)
8. Baby Face
9. TOKIMEKI LIGHTS (Album-mix)
10. STAR TRAIN (Album-mix)
11. Relax In The City
12. Pick Me Up
13. Cling Cling (Album-mix)
14. Hold Your Hand

ディスク:2
1. FLASH
2. FLASH -Original Instrumental-
3. Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ! 2

ディスク:3
1. FLASH -Video Clip-
2. Hold Your Hand -Lyric Video-
3. Cling Cling (2014年7月14日 Perfume “Cling Cling” World @原宿アストロホール)
4. 2015年12月31日 第66回NHK紅白歌合戦「Pick Me Up」歌唱・舞台裏ドキュメント

Perfume / Singles 2013-2016



 以前も書いたと思うのですけど、僕はPerfumeはテクノ・ポップだとは思っていません。かつてのイエロー・マジック・オーケストラが撒き散らしていたような毒々しさが彼女らには感じられないからです。せいぜい良質なポップソングにちょっと電気じかけをほどこしたもの、くらいだと思います。だからと言って、彼女らを批判していると思われるのも困ります。それほどコンテンポラリーなJ-POPをチェックしているわけではないですが、今、メジャーなJ-POPシーンにおいて、彼女らほど良質な音楽を提供し続けているミュージシャンは稀なのではないでしょうか。
 もっとも「いや、AKBグループだって頑張っているぞ」と言われたら、「はぁ、そんなもんですか」と、気のない生返事しか出来ないのですけれども。まぁ、一応、“恋するフォーチュンクッキー”はようつべ音源をダウンロードして愛聴してましたが。(思いっきり違法やんけ。(^_^;)

 “FLASH”は配信のみでシングル発売された曲ですが、聴いたことがなかったので、限定盤のみの収録とは言え、配信版がCD収録されたのは嬉しい。よく出来た曲だと思います。実写映画「ちはやふる」二部作の主題歌だそうです。広瀬すずが主役だそうで、スカパーかWOWOWで放送されたら録画するつもりでいます。原作は末次由紀の描く漫画で、『BE・LOVE』と言う雑誌で連載中とのこと。僕は原作を読んだことは無いのですが、広瀬すず目当てで何が悪い!?(笑)。実はPerfumeだって、最初はのっち目当てで聴き始めたのでした。(思いっきり話はそれるけど、僕は女性の髪型は、黒髪ロングストレートが一番、だと思っているのですが、好きになる女性芸能人はなぜかみなショートばかりなのです。なんでだろう。)だから映像付きの初回盤ばかり買っているのですけれども、いまではそっちはあんまり気にならなくなって、純粋に音を聴いて楽しんでいます。いや別にカッコつけてる訳ではないですけれども。(^_^;(なので、当アルバムも、せっかくBlu-ray付きを買ったのに、そちらは全く観ていません。(^^ゞ)
 ヘヴィウェイトな作品ばかり聴くのも悪くないけど、時には、こう言う大衆消費財のような音楽を聴くのも良いですね。

 “FLASH”の話をもう少し。この曲を聴いて思ったのだけど、シングルになった曲はやはり華があるなぁ、と。他の、アルバム用の新曲にはない華があるよね。もちろん中田ヤスタカは狙って作ったのだろうけど、それで本当に華のある曲を作ってしまうところがすごいなぁ。それでいて、アルバムの他の曲も埋め草的なところが微塵もない。どの曲も豊かにポップで聴きやすいもんね。

 “FLASH”の配信ヴァージョンは初回限定盤のボーナスディスクに収録されているんだけど、当ディスクにはもう一つおまけが収録されています。それが“Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ! 2”。これは、アルバム本編の曲をちょこっとづつ流しながら、三人が曲の感想を大喜利っぽく言ったりするトークもの。まぁ、一回聞けばもう聞かないたぐいのものですね(笑)。「2」なのは、前作の『LEVEL3』(初回限定盤)に無印版が収録されていたから。もともとは、あ~ちゃんのFMラジオ番組「あ〜ちゃんのただただラジオがスキじゃけん。」(四国のローカル放送)が元ネタらしいですね。
 なお、僕が買ったのは「初回限定盤A」ですが、これはおまけ映像ディスクがBlu-rayの盤。「初回限定盤B」はDVD。まぁ別に「B」でも良かったんだけどね。未だにうちはブラウン管TVだしね(笑)。

 なんか、ほとんど“FLASH”のことだけくっちゃべった日記になっちゃったな(笑)。

 最後に、前作から今作までの間に発売されたシングル(配信のみは除く)の一覧を示しておきます。すべて中田ヤスタカ作(もちろん!)。僕はこれらの音源と“FLASH”の配信シングル・ヴァージョンをCD-Rに焼いて、アルバム本編と一緒に聴いて楽しんでいます。『Relax In The City / Pick Me Up』はアルバムと同じヴァージョンなのだけれども、まぁ、気にせず、重複して聴いています。(^_^;

2013年11月27日:Sweet Refrain / 恋は前傾姿勢
2014年 7月16日:Cling Cling / Hold Your Hand / DISPLAY / いじわるなハロー
2015年 4月29日:Relax In The City / Pick Me Up / 透明人間
2015年10月28日:STAR TRAIN / TOKIMEKI LIGHTS / イミテーションワールド

テーマ : J-POP
ジャンル : 音楽

【CD雑感】今月CDチェンジャーにセットしたCDたち。[画像大きめ閲覧注意]

ボブ・ディラン / ザ・カッティング・エッジ1965-1966 (ブートレッグ・シリーズ第12集)
ボブ・ディラン / ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム
ボブ・ディラン / 追憶のハイウェイ61
ボブ・ディラン/ブロンド・オン・ブロンド(2CD)
ボブ・ディラン / ロイヤル・アルバート・ホール (ブートレッグ・シリーズ第4集)
ボブ・ディラン / フォールン・エンジェルズ
ジャコ・パストリアス / ジャコ・パストリアスの肖像 (リマスター・紙ジャケット仕様)
フリー / フリー +10 (リマスター・紙ジャケット仕様)
ジェフ・ベック/ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラブ(2CD)
 特定のミュージシャンに偏っている傾向あり。(^_^;

テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR