【CD入手】キング・クリムゾン / 太陽と戦慄 ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA) #KingCrimson #LarksTonguesInAspic


キング・クリムゾン / 太陽と戦慄 ~40周年記念エディション



Larks' Tongues In Aspic / King Crimson


 ※著作権者の監視が厳しいため、オリジナル・アルバムの音源は数日で削除される可能性があります。聴くなら急いで!。


Larks' Tongues In Aspic (Alternate Takes and Mixes) / King Crimson





(CD)
1. Larks' Tongues in Aspic, Part One (instrumental) 太陽と戦慄 パートI
(David Cross, Robert Fripp, John Wetton, Bill Bruford, Jamie Muir) 13:36
2. Book of Saturday 土曜日の本 (Fripp, Wetton, Richard Palmer-James) 2:53
3. Exiles 放浪者 (Cross, Fripp, Wetton, Palmer-James) 7:40

4. Easy Money (Fripp, Wetton, Palmer-James) 7:54
5. The Talking Drum (instrumental) (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir) 7:26
6. Larks' Tongues in Aspic, Part Two (instrumental) 太陽と戦慄 パートII (Fripp) 7:07

Alternate Takes and Mixes / King Crimson
7. Larks' Tongues in Aspic, Part One [Alternative mix] 11:14
8. Book of Saturday [Alternative take] 2:56
9. The Talking Drum [Alternative mix] 6:58

(DVD-Audio)※ボーナス・トラックのみ表記
1. Larks' Tongues in Aspic, Part One [Alternative mix] 11:14
2. Book of Saturday [Alternative take] 2:56
3. Exiles [Alternative Mix] 7:48
4. Easy Money [Jamie Muir Solo] 7:26
5. The Talking Drum [Alternative mix] 6:58
6. Larks' Tongues In Aspic, Part Two [Alternative Mix] 7:03
7. Easy Money [Alternative Take] 7:27

King Crimson
Robert Fripp - guitars, Mellotron, electric piano, devices
John Wetton - bass, vocals, piano on "Exiles"
Bill Bruford - drums
David Cross - violin, viola, Mellotron, electric piano, flute on "Exiles"
Jamie Muir - percussion, allsorts

Released 23 March 1973
Recorded January - February 1973


 あぁ、言ったとも。「『アースバウンド』は一ヶ月しか聴いてないからろくな感想が書けないが、『太陽と戦慄』は三ヶ月聴き込んでいるから違うだろう」と。
 今ではその言葉を後悔している。その日記を公開する前にその行を削除するべきだったと。

 これほどの傑作を前に、凡人が紡げる言葉などありはしなかったのだ。

 タイトル曲“太陽と戦慄パートI”での、静寂の中から鳴り響くマリンバの強力な緊張感を感じた瞬間から言葉を失う。おそらくジェイミー・ミューアが操っているであろう打楽器群が構成するその静かな導入部から、やがて、おそらくはデイヴィッド・クロスが弾いているのであろう弦楽器を模したメロトロンと、ロバート・フリップの歪んだギターがフェイド・インしてきて、あの暴力的なリフレインをかき鳴らす時、人は言葉だけでなく、心も見失う。
 …アカン。

 いやもう、まじめに書くの5、6行ぐらいが限界やわ(笑)。もう、とりあえず、まともな言葉でこの傑作アルバムの感想をかける筆力が僕にはない言うことで、ここからはお気楽な気持ちでついて来てんか。

 前作『アイランズ』発表後、クリムゾンはなんとかツアーに出るものの、程なくして解散状態になります。ココらへんの事情は僕はよく知らないし、あまり興味もないのだけれども、ともかく、ロバート・フリップは新規まき直しを図ることになります。選択肢としてはクリムゾンの名前を捨てる、と言う手もあったと思うのだけれども、結局そうはしなかった。お抱え詩人をピート・シンフィールドからリチャード・パーマー=ジェイムスに変更して、もちろん演奏メンバーも一新して、新たなクリムゾンを構築しました。

 「静」と「動」を併せ持つという、キング・クリムゾンの本質は変わっていないようにも見えるんだけど、それまでとは、なにか、一線を画しているような気がします。具体的に何なのかは言葉に出来ないのですが。ここから『レッド』までの三作を三部作のように捉えているファンは僕も含めて多いでしょうし、その中心にビル・ブラフォードのドラムスと、ジョン・ウェットンのヴォーカル&ベースを置くのも間違いではないと思います。打楽器を受け持ったジェイミー・ミューアは残念ながら本作の録音後に脱退してしまうのですが、ヴァイオリンのデイヴィッド・クロスは、最終的にはゲストの形になりながらも『レッド』までバンドに関わることになります。

 僕は、近年のフリップが標榜(ひょうぼう)している「ヌーヴォ・メタル」なるものの原型が、このアルバムにあるのではないか、という気がしています。特にタイトル曲のパートIIや、“イージー・マネー”にその面が顕著ではないかと。これがやがては真正のラスト・アルバムとなる『レッド』の金属的なタイトル曲に繋がるのではないでしょうか。

 一方で、“土曜日の本”や“放浪者”のような情緒的な側面も擁(よう)しており、これは、同じく『レッド』のラスト・ナンバー、壮大な“スターレス”に繋がったのではないかと。

 タイトル曲のパートIは、入り組んだ構成の楽曲です。個人的には勢い一発のパートIIのほうが好みなのですが、フリップ的にはあえてコチラをアルバムの一曲目に持ってきたということで、パートIの方が愛着が有ったのかも。緻密なパートIと勢いのパートII。両者の対比が中々興味深いですね。パートIはライヴでの再現が難しかったのでしょう、この時期のライヴではパートIIばかり採り上げられていました。近年のライヴではテクノロジカルな問題が解決したのか、むしろパートIを積極的に取り上げているようですね。

 “トーキング・ドラム”は独立した曲というよりは、“太陽と戦慄 パートII”のための長い序章という感じがします。なので、CDのボートラがこの曲で終わっちゃうのは、大いに消化不良ですね。

 そのボーナス・マテリアルは、ミックス違いがほとんどで、イマイチ面白みがありません。ですがその中でユニークなのは“Easy Money [Jamie Muir Solo]”です。これは、ジェイミー・ミューアの打楽器のみを取り出したミックスになっています。他の楽器は全く聞こえません。ミューアが一人でポコポコ打楽器を叩いています。何度も繰り返して聴くようなトラックではないという気もしますが、これでわかったことも色々あって、興味深いトラックになっています。“イージー・マネー”の途中で「うゎはははは」と言う笑い声が聞こえるのですが、それがミューアのものであったことがこれで判明!。(だからどうした、というような話では有りますが。)
 僕のようなへなちょこなリスナーもそれなりに楽しめたので、このトラックを聴きながら“イージー・マネー”の全音を頭のなかで鳴らせるような人にはたまらない音源なのではないでしょうか。

 フリップ的には、ブラフォードとウェットンという強靭な筋骨を得た重要な作品となりました。その勢いで『暗黒の世界』、そして『レッド』まで疾走していくのですが、まさかそこで歩みを止めることになろうとは…、フリップ自身も予期していなかったのではないでしょうか。

 なお、アルバムタイトルですが、僕は"ASPIC"が辞書に載っていないので、長年謎だったのですが、ググったら一発で分かりました。(^_^;「肉汁から作るゼリー」だそうです。フランス料理での煮こごりみたいなもののようですね。なので、アルバムタイトルは、「肉汁から作るゼリーの中の雲雀(ひばり)の舌」ということになります。これでもなんのこっちゃですが。(^_^; 邦題の『太陽と戦慄』は、アルバム・ジャケットのイメージからつけたんでしょうね~。原題とは縁もゆかりもない。やってくれちゃったね、当時のディレクターさん。(^_^;



■キング・クリムゾン日記
16/03/31 アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様)
15/12/30 アイランズ ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/09/30 リザード ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/06/28 ポセイドンのめざめ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/03/27 クリムゾン・キングの宮殿~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】キング・クリムゾン / アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様) #KingCrimson #Earthbound


キング・クリムゾン / アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様)

Earthbound / King Crimson


 ※著作権者の監視が厳しいため音源は数日で削除される可能性があります。聴くならお早めに!。


1. 21世紀の精神異常者 -21st Century Schizoid Man (Fripp, Michael Giles, Greg Lake, Ian McDonald, Peter Sinfield)
(recorded at the Armoury, Wilmington, Delaware, United States, 11 February 1972) 11:45
2. ペオリア -Peoria (Boz Burrell, Mel Collins, Fripp, Ian Wallace) (recorded at The Barn, Peoria, Illinois, United States, 10 March 1972) 7:30
3. 船乗りの話 -The Sailors Tale (instrumental) (Fripp) (recorded at the Baseball Park, Jacksonville, Florida, United States, 26 February 1972) 4:45
4. アースバウンド -Earthbound (instrumental) (Burrell, Collins, Fripp, Wallace)
(recorded at the Kemp Coliseum, Orlando, Florida, United States, 27 February 1972) 6:08
5. グルーン -Groon (instrumental) (Fripp) (Same location as "21st Century Schizoid Man") 15:30

Personnel

King Crimson

Robert Fripp – electric guitar, mellotron
Boz Burrell – bass guitar, vocals
Mel Collins – alto, tenor and baritone saxophone, mellotron
Ian Wallace – drums, vocals

Additional personnel

Hunter MacDonald – VCS3, engineering


Released 9 June 1972

 まずは謝罪から入りましょう。まぁ、誰に対する謝罪なんだ、と言う感じもしますが…。
 前回のクリムゾン日記で、『アイランズ』について言いたい放題書いた後、「さぁ、『太陽と戦慄』だ」と、そのアルバムを聴き始めていたのですが、この『アースバウンド』のことはすっかり失念しておりました。(^_^;まぁ、40周年記念盤が無かったからしょうが無い、とは、単なる言い訳。曲がりなりにもクリムゾンの正規のライヴ・アルバムなのですから、まんまスルーするのは許されない。
 と言う様な事に今月の頭にやっと気づいて、慌てて聴き込んだ次第であります。なので、今月は、併せて『太陽と戦慄』の日記も有ったりするのですが、3ヶ月かけて聴き込んだそちらと比べて、1ヶ月足らずのこちらはどうにも言葉足らずになる恐れが大きい。いやまぁ、今までの音楽日記で充分に言葉を尽くせたことなど無いのですがね。(^_^; そんな感じで、いつも以上にへなちょこな日記になりますが、どうかご容赦を。m(_ _)m

 メンバーは、アイランズ期の4人。クリムゾンとしては初めて同じメンバーで二枚のアルバムを制作したことになるのですが、まぁ、ライヴ・アルバムだから、扱いは微妙。
 このアルバムが制作・発売されるようになった経緯は僕はよく知らないのですが、とにかく、音が悪いことで知られている名盤、いや、凄盤です。音の悪さだけならここまで言われないのですが、演奏内容がすごく良いので、伝説のように語り継がれている作品です。客席でカセットで録ったものがマスターらしいのですが、よくそんなものでライヴ・アルバムを出そうと思ったものです。本国ではあくまで廉価盤と言う扱いで発売されたのですが、ここ日本では堂々と通常盤と同じ価格で売られています。(-_-;
 まぁ、それを紙ジャケットでわざわざ買う僕も僕ですが。てか、リマスター…なのか…?。悪い冗談みたいだ。(^_^;

 まぁ、音質の話はともかくとしても、内容は本当に凄まじいです。まともに曲として成立しているのは、冒頭の“21世紀の精神異常者”くらい。それでも、中間部の即興合戦のところはすんごいことになってる。(@_@;
 そう、このアルバムは即興合戦の迫力を味わうためのものなのです。

 特に、サックス(多分テナー)のメル・コリンズが頑張っている。ギターのロバート・フリップはリーダーでありながら、どこか控えめ。ベースのボズ・バレルはもともと器楽奏者では無かったし、音質の悪さもあってあまり演奏が聞こえてこないのがちょっと残念ですが、イアン・ウォーレスのドラムスの凄まじさは、そういったハンデもぶっ飛ばしている!。どこか情緒的だった『アイランズ』のメンバーの演奏とは思えないほど破壊的(と言って良いのか?)な演奏が繰り広げられています。

 収録曲は『クリムゾン・キングの宮殿』からの“~精神異常者”が歌入りな以外はインストで、セカンド・アルバム作成時のシングルB面だった“グルーン”、『アイランズ』からの“船乗りの話”、それに、多分即興的に演じられた新曲の“ペオリア”と“アースバウンド”、と言うラインナップ。“ペオリア”ではボズが何か歌っているのだけれども、多分、即興での歌詞なせいでしょう、歌詞カードには載っていない。

 私的な聴きどころとしては、ラストの“グルーン”で、イアン・ウォーレスのドラムス・ソロが延々と続く中で、フリップが轟音のギターで切り込んでくるところでしょうか。ゾクゾクする瞬間です。

 僕はあまり即興演奏を聞くのは得意でないのですけれども、このアルバムは、演奏全体からみなぎってくる緊張感と迫力に気圧されて、思わず耳を奪われてしまいます。ぜひ騙されたと思って(いやほんとそのくらい音悪いよ(^_^;)一度聴いてみてほしい。古今のライヴ・アルバムでも5指にあげられるのではないかと思っているほどです。




■キング・クリムゾン日記
15/12/30 アイランズ ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/09/30 リザード ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/06/28 ポセイドンのめざめ~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)
15/03/27 クリムゾン・キングの宮殿~40周年記念エディション(紙ジャケ,+DVDA)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / ローデッド~スペシャル・ヴァージョン #VelvetUnderground #Loaded #FullyLoadedEdition

ローテッド~スペシャル・ヴァージョンローデッド~スペシャル・ヴァージョン
(1997/04/10)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

商品詳細を見る

輸入盤はこちらから。


Loaded Fully Loaded Edition Disc 1 Full / Velvet Underground



Loaded Fully Loaded Edition Disc 2 Full / Velvet Underground



ローデッド~スペシャル・ヴァージョン

All songs written by Lou Reed except where noted.

ディスク:1
1. フー・ラヴズ・ザ・サン Who Loves the Sun 2:45
2. スウィート・ジェーン(フル・レングス・ヴァージョン) Sweet Jane (full-length version) 4:06
3. ロックン・ロール(同) Rock & Roll (full-length version) 4:43
4. クール・イット・ダウン Cool It Down 3:06
5. ニュー・エイジ(ロング・ヴァージョン) New Age (long version) 5:07

6. ヘッド・ヘルド・ハイ Head Held High 2:58
7. ロンサム・カウボーイ・ビル Lonesome Cowboy Bill 2:45
8. アイ・ファウンド・ア・リーズン I Found a Reason 4:17
9. トレイン・ラウンド・ザ・ベンド Train Round the Bend 3:22
10. オー・スウィート・ナッシン Oh! Sweet Nuthin' 7:29

11. ライド・イントゥ・ザ・サン(デモ) Ride into the Sun (Demo) (John Cale, Morrison, Reed, and Maureen Tucker) 3:20
12. オーシャン(アウトテイク) Ocean (Outtake) 5:43
13. アイム・スティッキング・ウィズ・ユー(同) I'm Sticking with You (Outtake) 3:06
14. アイ・ラヴ・ユー(デモ) I Love You (Demo) 2:03
15. ロックン・ロール(オルタネイト・ミックス) Rock & Roll (Alternate mix) 4:41
16. ヘッド・ヘルド・ハイ(同) Head Held High (Alternate mix) 2:15

ディスク:2
1. フー・ラヴズ・ザ・サン(オルタネイト・ミックス) Who Loves the Sun (Alternate mix) 2:59
2. スウィート・ジェーン(アーリー・ヴァージョン) Sweet Jane (Early version) 5:22
3. ロックン・ロール(デモ) Rock & Roll (Demo) 4:45
4. クール・イット・ダウン(アーリー・ヴァージョン) Cool It Down (Early version) 4:14
5. ニュー・エイジ(フル・レングス・ヴァージョン) New Age (Full-length version) 5:44
6. ヘッド・ヘルド・ハイ(アーリー・ヴァージョン) Head Held High (Early version) 2:48
7. ロンサム・カウボーイ・ビル(同) Lonesome Cowboy Bill (Early version) 3:14
8. アイ・ファウンド・ア・リーズン(デモ) I Found a Reason (Demo) 3:16
9. トレイン・ラウンド・ザ・ベンド(オルタネイト・ミックス) Train Round the Bend (Alternate version) 4:36
10. オー・スウィート・ナッシン(アーリー・ヴァージョン) Oh! Sweet Nuthin' (Early version) 4:04
11. オーシャン(デモ) Ocean (Demo) 6:27
12. アイ・ラヴ・ユー(アウトテイク) I Love You (Outtake) 2:03
13. サテライト・オブ・ラヴ(オルタネイト・デモ) Satellite of Love (Alternate demo) 2:51
14. オー・ジン(デモ) Oh Gin (Demo) 2:54
15. ウォーク・アンド・トーク(同) Walk and Talk (Demo) 2:47
16. サッド・ソング(同) Sad Song (Demo) 3:43
17. ラヴ・メイクス・ユー・フィール・テン・トール(同) Love Makes You Feel Ten Feet Tall (Demo) 4:09



 さて、前回ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレビューをしてから、幾星霜経ったでしょうか…。トオイメ。いや、まぁ、実際は、僕がサボっていただけなんですけどね。(^_^;『III』をレビューしてから10ヶ月近く経とうとしていますねぇ。そうこうしているうちに、聴く予定だったルー・リードの5枚組BOXを紛失してしまい、慌てて買い直している有様。『ローデッド』もアニヴァーサリー・エディションが一応出たというのに…。いやしかし、これは、アレだ、なんか、問題多くないか?。(^_^;

 『Loaded 45th Anniversary Reissue』
 曲目を引用すると長くなるので、↑こっちを参照してね。
 これね~、ディスク1と3は、今回揚げた『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』の焼き直しだと思うんだよね~。もったいぶったリミックスを水増ししているだけじゃないかな?。ディスク2のモノ・ミックスは好きな人は好きかもしれないけど、僕は興味ないし(笑)。そいでさぁ、ディスク4が、『マクシズ・カンサス・シティ』のデラックス・エディションの抜粋盤てどう言う事よ?!。なめとんのか!。かろうじてディスク5が未発表ライヴ。でもなんか、Amazonのレビューとか見ると超音悪いらしい。ディスク6のDVDオーディオもわけわかんないし。

 しかも、これ、国内盤が出なかったのね。

 厳密に言うと、出るには出たんだけど、なんと、一枚物の抜粋盤!。これは国内のファンをなめとるやろう!。てかまぁ、この内容だと確かに『~スペシャル・ヴァージョン』と差別化して6枚組を売るのは辛いわな~。国内盤も頑張ってディスク5の未発表ライヴとの抱き合わせの二枚組で発売とかでけへんかったんかな~。それやったらみんな幸せになれたんにな~。

 と言う訳で、今回は、アニヴァーサリー・エディションは購入しないことにしました。なので、手持ちの『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』の日記で行くよん。

 『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』と出会ったのは、あれは2001年の秋のこと。その時点では、1989年に買ったアナログ盤の『&ニコ』を持っているだけでした。あいや、1992年にルー・リードの『ニュー・ヨーク』を買っているな。でも、この傑作アルバムを買っていながら、まともに聴き込んでいなかったという、結構情けない現実が…。ともあれ、店頭で艶(なま)めかしく光っている3Dジャケットの当盤を手にして、衝動的に買ってしまったのです。二枚組スペシャル・ヴァージョン、と言うプレミア感の誘惑に負けて。結果、5枚組の『ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス』(オリジナル・アルバムの音源は全て網羅されていた)を買うに至るんですが…。まぁ、ここらへんは以前に日記でも書いたからいいや。

 さて、『ローデッド』ですが。ルー・リード在籍時の最後のスタジオ盤。世評は低いが僕はそれなりに好き。
 とは言え、ルー・リードの名曲“スウィート・ジェーン”と“ロックン・ロール”で知られるアルバム。…と言って過言ではないでしょうねぇ。しかし初出時には、その2曲には、ルー・リードの望まぬ加工が施されていたとか。ですが、僕はその加工されたという「オリジナル・ヴァージョン」を聴いたことがありません。手持ちのCDは全て、ルー・リードの意に沿って修正されたもの。なので、どんな加工をされてルー・リードが怒ったのか、確かめられない。いやまぁ、フツーに販売されてる『ローデッド』聴けばいいじゃん、ということになりそうだが、それは面倒くさいのでいやだ(笑)。
 名曲とされる“スウィート・ジェーン”“ロックン・ロール”ですが、僕が最初に聴いた時は、地味な2曲だな、と、思いました。繰り返し聴いているうちにジワジワ効いてきましたが、それは、みんなが名曲だと褒めそやしているから、付和雷同してそんな気になったのかもしれません。まー、その程度の耳です、僕は。(^_^;
 これら2曲は、ルー・リードがソロになってからライヴで採り上げるようになり、有名になりました。

 このアルバム制作時には、ルー・リードはもう、売れないバンド活動に嫌気が差して、ストレス満載だったらしいですね。
 しかし、そう言った低層の思惑とは裏腹に、表層的には明るさが漂っています。これまでのヴェルヴェッツにあった「殺気」はほとんど聴かれません。“ロンサム・カウボーイ・ビル”など、脳天気すぎてめまいがするほどです。そこには、なんとしてもヴェルヴェッツを「売れる」バンドにしたいという、ルー・リードの執念が感じられるような気がするのですが、穿ち過ぎた見方でしょうか。

 しかし、ルー・リードは、結局、このアルバム作成中、ヴェルヴェッツを去ることになります。9割方アルバムはできていて、後はミックスダウンのみ、と言う状態だったらしいですが。有名なライヴ・アルバム『マクシズ・カンサス・シティ』が、ルー・リードのヴェルヴェッツでの最後の瞬間を捉えたものとなりました。

 結局、ミックスダウンは残されたメンバーに委ねられたのですが、そこで、前述の“スウィート・ジェーン”“ロックン・ロール”改ざん事件が起きたらしいのです。その詳細を述べられれば良いのですが、前述のように、僕は「修復された」ヴァージョンしか知らないので、語る資格は無いでしょう。

 なお、このアルバム作成時には、ドラムスのモーリン・タッカーは妊娠休暇中で、ほとんどレコーディングに参加していません。このCDのアウト・テイクには参加の痕跡が見えるのですが、アルバム本編には参加しておらず、また、彼女の代わりを誰がしたのかも、はっきりと記録が残っていません。

 各曲について触れているときりがないですし、また、僕の文章力もそれほどではないので、気になったものだけ書いておきます。

 一曲目が明るい歌声の“フー・ラヴズ・ザ・サン”で始まり、「おー、ルー・リードも明るい声出せるんじゃないか」と思ってたら、これ、ベースのダグ・ユールが歌ってるんだって。(^_^;

 “ニュー・エイジ”もダグが歌う曲。ダラダラした感じの曲で、僕は好きじゃない。ロング・ヴァージョンだの、フル・レングス・ヴァージョンだのと、いい加減にしてほしい。

 “トレイン・ラウンド・ザ・ベンド”はオリジナルでもそこそこギターが目立っているけど、“トレイン・ラウンド・ザ・ベンド(オルタネイト・ミックス)”では更に騒々しいほどのギターが聴けます。僕はミックス違いでお茶を濁されるのは好きじゃないんですが、これは中々面白い出来でした。

 ここからはボーナス・トラックについて。

 “ライド・イントゥ・ザ・サン”もダグがヴォーカルのよう。『アナザー・ヴュー』ではカラオケ・ヴァージョンが収録されていました。後にルー・リードの1stソロ『ロックの幻想』で採り上げられました。

 二種類ある“オーシャン”は『VU』のヴァージョンは打楽器無しでダラダラしたつまらない出来でしたたが、こちらはいずれもドラムスが入り、メリハリの効いた仕上がりになっています。これも『ロックの幻想』に収録。

 “アイム・スティッキング・ウィズ・ユー”はモーリン・タッカーがリード・ヴォーカルの楽しいワルツ。

 “アイ・ラヴ・ユー”は二種類収録されていますが“アイ・ラヴ・ユー(アウトテイク)”の方は途中で笑い出してしまい、実に楽しそう。よく最後まで通せたもんだ。『ロックの幻想』に収録。

 その他、ルー・リードのソロ・アルバムに収録された楽曲を揚げておきます。
 “ウォーク・アンド・トーク”“ラヴ・メイクス・ユー・フィール・テン・トール”は『ロックの幻想』に収録。
 “サテライト・オブ・ラヴ”は『トランスフォーマー』に収録。
 “オー・ジン”は、“オー・ジム”と改題され『ベルリン』に収録。
 “サッド・ソング”も『ベルリン』に収録。

 のちに、ギタリストのスターリング・モリソンが、不満気に「ルーはヴェルヴェッツ時代の曲をソロで演ってるんだ」と言ったそうですが、それはつまり、ここらへんの曲だったのでしょうね。

 この後、ヴェルヴェッツは事実上解体してしまい、一人残されたダグ・ユールが、スタジオ・ミュージシャンなどと、『スクイーズ』と言うアルバムを作りましたが、全然聴くつもりもないし、この日記でも採り上げるつもりはありません。聴いてみたら意外と良いのかもしれませんが…。さてねぇ。



■ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
15/06/04Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション
14/11/17ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27VU / アナザー・ヴュー
14/07/26Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28ルー・リード Original Album Classics

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】フェイセズ / Long Player - from 1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything (5CD, Import) #Faces #LongPlayer

フェイセズ / ユー・キャン・メイク・ミー・ダンス、シング・オア・エニシング:1970-1975<SHM-CD>フェイセズ / 1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything
1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything (5CD, Import)



フェイセズ / Long Player


Long Player +5 / Faces


1. Bad 'n' Ruin (Ian McLagan, Rod Stewart) 5:24
2. Tell Everyone (Ronnie Lane) 4:18
3. Sweet Lady Mary (Lane, Stewart, Ronnie Wood) 5:49
4. Richmond (Lane) 3:04
5. Maybe I'm Amazed 恋することのもどかしさ (Live at Bill Graham's Fillmore East, New York) (Paul McCartney) 5:53

6. Had Me a Real Good Time (Lane, Stewart, Wood) 5:51
7. On the Beach (Lane, Wood) 4:15
8. I Feel So Good (Live at Bill Graham's Fillmore East, New York) (Big Bill Broonzy) 8:49
9. Jerusalem (Traditional, arr. Wood) 1:53

10. Whole Lotta Woman (Outtake) (Marvin Rainwater) 3:15
11. Tell Everyone (Take 1) (Lane) 4:00
12. Sham-Mozzal (instrumental - Outtake) (Jones, Lane, McLagan, Wood) 3:12
13. Too Much Woman (For A Henpecked Man) (Live at Fillmore East, New York 11/10/70) (Ike Turner) 5:26
14. Love In Vain むなしき愛 (Live at Fillmore East, New York 11/10/70) (Robert Johnson) 6:21

Personnel

The Faces - producers
Rod Stewart - vocals
Ronnie Lane - bass, acoustic guitar, percussion and vocals (lead on "Richmond" and intoroduction of "Maybe I'm Amazed")
Ronnie Wood - lead, slide, acoustic and pedal steel guitars, backing vocals
Ian McLagan - piano, organ and keyboards
Kenney Jones - drums and percussion
Bobby Keys - tenor saxophone on "Had Me a Real Good Time"
Harry Beckett - trumpet on "Had Me a Real Good Time"

Released February, 1971
Recorded September 1970-January 1971

フェイセズ / ロング・プレイヤー (リマスター・紙ジャケット仕様)
 紙ジャケ盤

 さて、フェイセスのセカンド・アルバムなのですが。ちょっと、BOXものを購入したことで、日記の順番がずれたので、改めて、フェイセスとロッド・スチュワートの年表を掲げておきましょう。

■フェイセスとロッドの簡単な年表。
ロッド・スチュワート・アルバム / ロッド・スチュワート 1969/11(US)
ファースト・ステップ 1970/3
ガソリン・アレイ / ロッド・スチュワート 1970/6(US)
ロング・プレイヤー 1971/2
エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー / ロッド・スチュワート 1971/5(US)
馬の耳に念仏 1971/11/17
ネヴァ・ア・ダル・モーメント / ロッド・スチュワート 1972/6/21
ウー・ラ・ラ 1973/4
シング・イット・アゲイン・ロッド / ロッド・スチュワート 1973/8/10
ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ 1974/1/10
俺と仲間 / ロン・ウッド 1974/9/13
スマイラー / ロッド・スチュワート 1974/10/4

 『ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ』をフェイセスとすべきかロッド・スチュワートとすべきかは難しいところですが、ここではフェイセスとしたいと思います。

 でまぁ、肝心の『ロング・プレイヤー』ですが。
 僕の手元には、BOXセット『1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything』に収録のボーナス・トラック5曲入りのものと、オリジナル通りの選曲で、日本製の紙ジャケのものとがあるんですが。今回はBOXセットに収録のもので話を進めていきたいと思います。一応国内盤の紙ジャケ(オリジナルの変形ジャケットを再現!)にもリンクを張っておきましたが、そちらはボートラ無しなのでご注意を。

 でまぁ、中身なんですが。(中々本題に入れなかったな。(^_^;)
 泥臭さを感じさせる暖かい音作りは1stと同様。躍動感にも溢れ、楽しめるアルバムとなっています。
 アルバムの核となっているのは、フィルモア・イーストでの二曲のライヴ(“Maybe I'm Amazed 恋することのもどかしさ”“I Feel So Good”)と言えるでしょう。(ボートラにもフィルモアでのライヴが二曲収録されていて、そちらは収録年月日がwikiに書いてあったのですが、本編アルバムの方の記載はありませんでした。でもまぁ、多分ですけど同じ日の録音でしょう?。(^_^;)
 “Maybe I'm Amazed 恋することのもどかしさ”は、ビートルズ・ファンにはお馴染み(だよね!?(^_^;)、ポール・マッカートニーの1stソロ・アルバム『マッカートニー』(1970年4月17日発表)のハイライトといえる曲です。フェイセスは約半年後にライヴ録音したんですね。冒頭はロニー・レインのヴォーカルですが、程なくロッドにタッチ。ちょっとレインが引き立て役みたいで切ないですが、考え過ぎかな?。
 アップテンポ・ブルーズの“I Feel So Good”は、僕はマディ・ウォーターズの『At Newport 1960』で初めて聴きました。ビッグ・ビル・ブルーンジィのオリジナルは、今回、ようつべでチョコっと聴きました。(^_^; 彼のCDは一枚も持ってませ~ん。(^^ゞ
 ここでのフェイセスの熱演は中々胸を打つものが有ります。大いに盛り上がった後のギター・インストの“Jerusalem”の涼やかなこと。アルバムの締めくくりにぴったりだと思います。でもまぁ、このCDはこの後ボートラがずらずらと続くんですけど(笑)。

 A面一曲目から聽いていくと、ダイナミックなリズムの“Bad 'n' Ruin”で、まずはガツン!とやられます。これは腰が動くだろ。いやまぁ、僕は座ったままで聽いていますが(笑)。続く“Tell Everyone”は切ないバラードで、中々泣かせます。こう言う振幅の広さが中々良いですね。“Sweet Lady Mary”はややテンポを上げますが、まだまだバラード。美しい旋律を歌い上げます。ヴォーカルに終始絡むギターが良いですね!。ロニー・レインがリード・ヴォーカルをとる“Richmond”では穏やかな表情が魅力的。そして前述の“恋することのもどかしさ”は、フェイセスらしいダウン・トゥ・アースな仕上がりになっていて痛快です。ここまでがA面。2曲目以降はスローな曲ですが、聴き飽きないのは演奏に躍動感があるからでしょう。

 B面はテンポ・アップした“Had Me a Real”で始まり。イアン・マクレガンのピアノがロールしていてカッコイイ!。続いて、ロニー・レインとロッド・スチュワートのツイン・リード・ヴォーカルで“On the Beach”。曲名通り何処かのんびりした風情が楽しげ。そして、“I Feel So Good”!。9分近い演奏ですが、ダレるところ無く聴かせるのは大したものです。ダイナミックな演奏が聴きどころ!。そして、ロン・ウッドのスライド・ギター・ソロによる“Jerusalem”で本編は静かに幕を閉じます。

では、ボートラの内容をば。
 “Whole Lotta Woman (Outtake)”は、スタジオでの楽しそうな(?)やり取りから始まります。躍動感あるブルース・ブギーで、ロッドのヴォーカルはこういう曲でやっぱり光りますね。
 “Tell Everyone (Take 1)”は、レインのリード・ヴォーカルによるヴァージョン。本編では当然のごとく(?)ロッドが歌っているのですが、レインの繊細な歌声も捨てがたい!。後半で寄り添うロッドの歌声も泣かせます。
 “Sham-Mozzal (instrumental - Outtake)”は、これは歌入れ前のテイクなのでしょうか?。クレジットでは作者がロッドを除く四人となっていますが、インストなので便宜的にそうしただけでは?。ミディアム・テンポのエイト・ビートがイカしてます。ロン・ウッドのうねるギターが良いですね。
 “Too Much Woman”と次の“むなしき愛”は、“恋することのもどかしさ”等と同様、フィルモア・イーストでのライヴです。“Too Much Woman”はヘヴィなリズムが迫力ありますね。作者のアイク・ターナーは、「ティナ・ターナーの元DV夫」くらいにしか認識されてないかもしれませんが(僕だけかな(^_^;)、ロックン・ロールの創成期に大きな影響を与えた楽曲“Rocket 88”(1951年)の作者であります。同曲はジャッキー・ブレンストン&ヒズ・デルタ・キャッツの名義となっていますが、ヴォーカルこそブレンストンであるものの、実態はターナーのバンドなのです。でもまぁ、一般のファンにはアイク&ティナ・ターナーでの目覚ましい活躍で記憶されているのでしょうね。僕はそこら辺全然フォローできてないんですが。(^_^;
 ラストの“Love In Vain”は、ロバート・ジョンソンのオリジナルでのギター弾き語りでは、三連符中抜けでザックザック刻む、いわゆるブルース・ブギー(いわゆるだと思っているのは僕だけかもしれませんが(^_^;)のリズムでしたが、ここでは、ローリング・ストーンズの『レット・イット・ブリード』のヴァージョンを参考にしているのでしょう、三連符を強調したバラード調になっています。

 アルバムを通して聴くと、ダイナミックでありながらもルーズな雰囲気のあふれるノリに思わず笑みがこぼれる痛快作となっています!。これは買いでっせ、奥さん!。




■フェイセス/ロッド・スチュワートの日記一覧(下に行くほど旧い)
15/12/29 フェイセズ/The First Step
15/12/29 フェイセズ/1970-1975:You Can Make Me Dance, Sing Or Anything (5CD, Import)
15/09/28 ロッド・スチュワート/ガソリン・アレイ
15/06/29 ロッド・スチュワート/ロッド・スチュワート・アルバム
15/06/29 ロッド・スチュワート/ヴァーティゴ/マーキュリー・イヤーズ (紙ジャケット仕様,5CD)
15/03/31 フェイセズ/ファースト・ステップ(リマスター・紙ジャケット仕様)
12/12/27 フェイセズ/ウー・ラ・ラ(リマスター紙ジャケ)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】レッド・ツェッペリン/聖なる館 #LedZeppelin #HouseOfTheHolly

レッド・ツェッペリン/聖なる館 <リマスター/デラックス・エディション2CD>レッド・ツェッペリン/聖なる館 <リマスター/デラックス・エディション2CD>




Houses of the Holy / Led Zeppelin, Selected



Houses of the Holy, Bonus Audio / Led Zeppelin, Selected



ディスク:1
1. 永遠の詩 The Song Remains the Same (Jimmy Page, Robert Plant) 5:32
2. レイン・ソング The Rain Song (Jimmy Page, Robert Plant) 7:39
3. 丘のむこうに Over the Hills and Far Away (Jimmy Page, Robert Plant) 4:50
4. クランジ The Crunge (John Bonham, John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant) 3:17

5. ダンシング・デイズ Dancing Days (Jimmy Page, Robert Plant) 3:43
6. ディジャ・メイク・ハー D'yer Mak'er (John Bonham, John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant) 4:23
7. ノー・クォーター No Quarter (John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant) 7:00
8. オーシャン The Ocean (John Bonham, John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant) 4:31

ディスク:2
1. 永遠の詩 (ギター・オーバー・ダブ・ミックス) The Song Remains the Same (Guitar Overdub Reference Mix) 5:29
2. レイン・ソング (ピアノ・マイナス・ミックス) The Rain Song (Mix Minus Piano) 7:45
3. 丘のむこうに (ギター・ミックス) Over the Hills and Far Away (Guitar Mix Backing Track) 4:22
4. クランジ (ラフ・ミックス) The Crunge (Rough Mix - Keys Up) 3:16
5. ダンシング・デイズ (ラフ・ミックス) Dancing Days (Rough Mix with Vocal) 3:46
6. ノー・クォーター (ラフ・ミックス) No Quarter (Rough Mix with JPJ Keyboard Overdubs - No Vocal) 7:03
7. オーシャン (ワーキング・ミックス) The Ocean (Working Mix) 4:26

Jimmy Page – acoustic, electric and pedal steel guitars, theremin on "No Quarter", production
John Bonham – drums, backing vocals
John Paul Jones – bass guitar, keyboards, synthesiser bass, backing vocals
Robert Plant – lead vocals

Released 26 March 1973
Recorded December 1971 - August 1972


 前作から2年のインターヴァルを置いて発表された充実の5作目。
 ここまではアルバム・タイトルが数字でしたが(『IV』は『無題』とすべきかもしれませんが)、当アルバムは言葉でタイトルが付きました。気合の入れ方が分かろうというものです。
 ぼくがまだツェッペリンにあまり馴染みがなかった頃、耳馴染みの良さそうな曲だけ集めてMDにダビングして聴いたりしていました。その自家製ベスト・アルバムでは、このアルバムから選曲された曲がダントツに多かったものです。
 実際、このアルバムは、全編、弛緩したところが一切ない傑作と言えるでしょう。勢いのある曲からスローで印象的な曲まで、ゼップの魅力が満開なのです。僕はしばしば「名盤は緩急のつけ方が巧み」という言いかたをしますが、このアルバムも正(まさ)にそう言ったアルバムです。
 はっきり言って、『IV』のスロー・ナンバー、“限りなき戦い”“カリフォルニア”はかったるいだけでしたが、こちらの“レイン・ソング”と“ノー・クォーター”は、どういうわけか、弛緩したところがありません。「そんなのお前の好みの問題なだけだろ」とか言われると立つ瀬がないのですが(^_^;意外とそういう事なのかも!?。あ、いやでも、この2曲は構成的にも中々凝っていて、飽きさせない工夫がしてあると思うんです。ただ長いだけじゃないと思うんですよ。

 特に印象に残った曲について少し触れておきますね。
 A面1曲目の“永遠の詩”がとにかく強力。ギター・リフも勢いあるし、チェンジ・オブ・ペイスも効果的。文句なしの幕開けです。
 “クランジ”は強力なファンク・ナンバー。変拍子らしいんだけど、そういうことは微塵も感じさせないグルーヴが凄い!。いやまぁ、単に僕のリズム感が悪いから変拍子が判らないだけでしょうが(笑)。ジミー・ペイジのギター・カッティングを聴いていると、実に熱くなれますね!。
 リズムで言うと、“ディジャ・メイク・ハー”はレゲエを取り入れていて、これもノリがいい。このアルバムは、こう言うリズムの工夫が面白いですよね。
 “ダンシング・デイズ”は大好きな曲で、どこかアジアン・テイストなギター・リフが何とも言えず良い感じ!。前曲の“クランジ”がちょっとあっけない終わり方をした後、このリフが切り込んでくると、「来た来た~!」って感じになって盛り上がっちゃう。アナログ狂信者は「いやここは本来レコードを裏返すところで、その間を楽しむのが本来の…」とか言いそうだけど、言わせとけ!。CDで切れ目なく続くこの流れは誰がなんといっても強力極まりない!。

 このアルバムは、有名な“天国への階段”などを含む『IV』と、二枚組の大作『フィジカル・グラフィティ』に挟まれて、ちょっと扱いが地味な気がするんですけど、初期から後期への懸け橋となる重要なアルバムだと思います。

 なお、おまけディスクですが、特に面白くもないので、割愛させていただきます(笑)。未発表曲も無いしな!。いやまぁ、今では『コーダ』に良い所を全部集約するためだったってのはわかっちゃいるんだが。(^_^;



聖なる館<2014リマスター/スーパー・デラックス・エディション>聖なる館<2014リマスター/スーパー・デラックス・エディション>
(2014/10/29)
レッド・ツェッペリン

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■ツェッペリン日記
15/12/27IV<リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/09/29III<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/06/27II<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>
15/06/05レッド・ツェッペリン ラスト3作リマスター登場!。2015/7/31(金)発売!。
15/03/29I<2014リマスター/デラックス・エディション2CD>

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】マイルス・デイヴィス / Workin' / Cookin' - from All Miles The Prestige Albums(14CD, Import) #MilesDavis #Workin #Cookin


マイルス・デイヴィス / All Miles: the Prestige Albums

All Miles The Prestige Albums(14CD, Import)


マイルス・デイヴィス / Workin'

Workin' with the Miles Davis Quintet



1. It Never Entered My Mind (Rodgers-Hart)(5:23)
2. Four (Miles Davis)(7:12)
3. In Your Own Sweet Way (Dave Brubeck)(5:42)
4. The Theme [take 1] (Miles Davis)(1:58)

5. Trane's Blues (a.k.a. "Vierd Blues") (John Coltrane)(8:33)
6. Ahmad's Blues (Ahmad Jamal)(7:23)
7. Half Nelson (Miles Davis)(4:46)
8. The Theme [take 2] (Miles Davis)(1:05)

#01~06, 08 :May 11,1956
#07 :Oct. 26, 1956



マイルス・デイヴィス /Cookin'

Cookin' with the Miles Davis Quintet


1. My Funny Valentine (Rodgers-Hart)(5:59)
2. Blues by Five (Red Garland)(6:59)

3. Airegin (Sonny Rollins)(4:24)
4. Tune-Up/When Lights Are Low (Miles Davis)/(Carter-Williams)(13:08)

#1~4 :Oct. 26, 1956


Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts) (except "It Never Entered My Mind", "My Funny Valentine")
Red Garland(pf)
Paul Chambers(b)
Philly Joe Jones(ds)

 「Ing四部作」、前回の『Steamin' 』『Relaxin' 』に続き、残りの二枚です。
 しかしまぁ、前回の日記で書いたとおり、新たに付け加えることは無いです。基本、同じセッションですし。
 あえて言うなら、『Steamin' 』『Relaxin' 』に比べて、メンバーによるオリジナル楽曲が多めなことでしょうか。特に『Workin'』は、マイルス自身の3曲4テイクと、コルトレーンの“Trane's Blues”(『Collectors' Items』では“Vierd Blues”と言うタイトルでした)と、半数以上がオリジナルで占められています。『Cookin'』も“Blues by Five”がガーランド、“Tune-Up”がマイルスとなっています。なお、“Airegin”は録音順では当盤が初出ではなく、『Bags' Groove』のB面のセッションに収録されたものが初録音となります。その時点ではソニー・ロリンズも演奏に参加していました。
 あと、この組み合わせは偶然なのですが、『Workin'』『Cookin'』とも、A面一曲目がコルトレーン抜きの、マイルスのワン・ホーンになっています。CD-Rに2in1で焼くために収録時間を勘案して組み合わせただけなんですけどね。

 さて、二、三行よりは多くなったものの、これで終わっちゃうのも芸がないので(いやまぁ、誰も僕に高度な芸なんか求めちゃないでしょうが(^_^;)、これらのアルバムを、録音順でなく、発表順に並べ替えた一覧を添付しておきます。ついでに、同時期に発表されたコロンビアでのアルバムも発表順に併記してみました。

『Cookin' with the Miles Davis Quintet』1957(*)
『'Round About Midnight』March 4, 1957
『Miles Ahead』October 21, 1957
『Bags' Groove』Early December 1957
『Ascenseur pour l'echafaud (soundtrack)』1958(*)
『Relaxin' with the Miles Davis Quintet』End of March 1958
『Milestones』September 2, 1958
『Porgy and Bess』March 9, 1959
『Miles Davis and the Modern Jazz Giants』May 1959
『Kind of Blue』August 17, 1959
『Workin' with the Miles Davis Quintet』December 1959
『Sketches of Spain』July 18, 1960
『Steamin' with the Miles Davis Quintet』May 1961

(*)『Cookin'』の発売日は1957年という以外わかりませんでした。また、『死刑台のエレベーター Ascenseur pour l'echafaud / Elevator to the Gallows (サウンドトラック)』(コロンビアでなくFontanaより発売)も同様に発表年しかわかりませんでした。

 これを見ると、プレスティッジ・レコードは、かなりマイルスで引っ張ったことが分かります。モード・ジャズの傑作『Kind of Blue』が発表された以降も、「ハード・バップ」の「Ing四部作」を新規発売しているのみならず、セロニアス・モンクと共演した『Bags' Groove』『Miles Davis and the Modern Jazz Giants』など、コロンビアに移籍したマイルスの名声が一段と高まるのに合わせて、「旧録音」の「新譜」を出し続けているのですから良い度胸しています。これで、ジャケ裏のライナーにはちゃんと録音年月日を正しく記していたのですから、なおのこと強心臓と言えるでしょう。大したもんだよ、ボブ・ワインストック(プレスティッジの創設者)さん。

 と言う感じで、名盤揃いの「Ing四部作」を聴きまくりましたので、次回からはいよいよ本格的にコロンビア時代のアルバムを聴き込んでいこうと思っています。まずは、同時期に録音されたものの、プレスティッジとの契約の関係で1957年まで発表を待たされた名盤『'Round About Midnight』から行きます。でもまぁ、あれだ、やはり、同時期に録音されたものだから、同じく、新たなことは書き加えられそうに無いんだな(笑)。



■マイルス・デイヴィス日記一覧(下に行くほど昔に聴いたもの)
15/12/28 Steamin' / Relaxin'
15/09/27 Blue Moods
15/06/26 マイルス・イン・セントルイス
15/03/26 In Paris Festival International De Jazz May, 1949
15/02/26 ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド
15/01/25 ライヴ・アット・モントルー
14/12/26 DOO-BOP
14/11/29 Dingo:Selection From The Motion Picture Soundtrack
14/10/24 Amandla
14/09/26 MUSIC FROM "SIESTA"
14/08/23 TUTU
14/08/22 ORIGINAL ALBUM SERIES(5CD Import)
14/07/19 Aura
14/06/30 You're Under Arrest
14/06/24 Decoy
14/04/21 Star People
14/01/26 We Want Miles
14/01/04 The Man with The Horn
13/11/09 Miles Davis And The Modern Jazz Giants / Miles:The New Miles Davis Quintet
13/10/25 Bags' groove / Miles Davis And Milt Jackson Quintet/Sextet
13/10/19 The Complete Columbia Album Collection [70CD+DVD, Import]
13/10/13 リー・コニッツ&マイルス・デイヴィス / エズセティック
13/10/08 Blue Haze / Walkin'
13/09/16 The Complete Birth Of The Cool(Import)
13/06/30 Dig / Miles Davis and Horns / Collectors' Items / The Musings Of Miles
13/06/26 All Miles The Prestige Albums(14CD, Import)
12/08/31 オン・ザ・コーナー
12/05/03 コンプリート・マイルス・デイビス Vol.1,2
11/12/11 カインド・オブ・ブルー

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD入手】ビートルズ / 1+〈デラックス・エディション〉(CD+2DVD) #Beatles #TheBeatles #OnePlus #TheBeatlesOnePlus #TheBeatles1plus #TheBeatles1 #TheBeatlesOne

ビートルズ / 1+〈デラックス・エディション〉(CD+2DVD)
ビートルズ / 1+〈デラックス・エディション〉(CD+2Blu-ray)


ディスク:1(CD-TEXT)
1. ラヴ・ミー・ドゥ (MONO)
2. フロム・ミー・トゥ・ユー (MONO)
3. シー・ラヴズ・ユー (MONO)
4. 抱きしめたい
5. キャント・バイ・ミー・ラヴ
6. ア・ハード・デイズ・ナイト
7. アイ・フィール・ファイン
8. エイト・デイズ・ア・ウィーク
9. 涙の乗車券(ティケット・トゥ・ライド)
10. ヘルプ!
11. イエスタデイ
12. デイ・トリッパー
13. 恋を抱きしめよう
14. ペイパーバック・ライター
15. イエロー・サブマリン
16. エリナー・リグビー
17. ペニー・レイン
18. 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)
19. ハロー・グッドバイ
20. レディ・マドンナ
21. ヘイ・ジュード
22. ゲット・バック
23. ジョンとヨーコのバラード
24. サムシング
25. カム・トゥゲザー
26. レット・イット・ビー
27. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

ディスク:2(DVD)
1. ラヴ・ミー・ドゥ
2. フロム・ミー・トゥ・ユー (*)
3. シー・ラヴズ・ユー (*)
4. 抱きしめたい
5. キャント・バイ・ミー・ラヴ (*)
6. ア・ハード・デイズ・ナイト (*)
7. アイ・フィール・ファイン
8. エイト・デイズ・ア・ウィーク
9. 涙の乗車券(ティケット・トゥ・ライド)
10. ヘルプ!
11. イエスタデイ (*)
12. デイ・トリッパー
13. 恋を抱きしめよう
14. ペイパーバック・ライター
15. イエロー・サブマリン
16. エリナー・リグビー
17. ペニー・レイン
18. 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)
19. ハロー・グッドバイ
20. レディ・マドンナ
21. ヘイ・ジュード (*)
22. ゲット・バック
23. ジョンとヨーコのバラード
24. サムシング
25. カム・トゥゲザー
26. レット・イット・ビー
27. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード (*)

ディスク:3(DVD)
1. ツイスト・アンド・シャウト
2. ベイビー・イッツ・ユー
3. ワーズ・オブ・ラヴ
4. プリーズ・プリーズ・ミー (*)
5. アイ・フィール・ファイン (オルタネイト・ヴァージョン)
6. デイ・トリッパー (オルタネイト・ヴァージョン)
7. デイ・トリッパー (オルタネイト・ヴァージョン)
8. 恋を抱きしめよう (オルタネイト・ヴァージョン)
9. ペイパーバック・ライター (オルタネイト・ヴァージョン)
10. レイン (オルタネイト・ヴァージョン)
11. レイン (オルタネイト・ヴァージョン)
12. ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
13. ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー/トゥモロー・ネバー・ノウズ
14. ア・デイ・イン・ザ・ライフ
15. ハロー・グッドバイ (オルタネイト・ヴァージョン)
16. ハロー・グッドバイ (オルタネイト・ヴァージョン)
17. ヘイ・ブルドッグ
18. ヘイ・ジュード (オルタネイト・ヴァージョン) (*)
19. レボリューション (*)
20. ゲット・バック (オルタネイト・ヴァージョン)
21. ドント・レット・ミー・ダウン
22. フリー・アズ・ア・バード
23. リアル・ラヴ

 (*)既存CD/レコードとは異なる音源が使用されている映像。

※著作権管理者の監視が厳しいためCD音源は引用できませんでした。

1+ Selected from Video Disc (Audio Only) / Beatles

※“ヘイ・ジュード”“レヴォリューション”“ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”は著作権者の監視が厳しいため引用出来ませんでした。


 泣く子も黙る、天下のビートルズのベスト・アルバム。英米でのNo.1ヒットを網羅した編集アルバムです。
 しかし、なぜ、ビートルズの編集盤は、いちいち“ラヴ・ミー・ドゥ”から始まるのか。『赤盤』に始まり、『パスト・マスターズ』もそうだし、この『1』までも。もちろん、同曲がビートルズの公式デビュー曲であり、ビルボードでNo.1をとった事も知ってはいます。しかし、この曲がNo.1になったのは、当時のアメリカでのビートルズ・フィーヴァーのおこぼれとでも言うべき現象であり、他のどんな曲であってもビートルズの曲ならばNo.1になりえた、それほど1964年当時のビートルズ人気が加熱していたからからに過ぎません。でなければ、こんな、クソでカスな曲(下品な物言い失敬!)がNo.1になどなりません。1962年に英国本国でリリースされた時は最高17位までと、それもマネージャーのブライアン・エプスタインが熱心にレコードを買い漁ってチャートを操作した上での順位でした。(このエプスタインのエピソードは実際は眉唾だと思います。エプスタインがどれほど裕福だったとしても、全国のチャートに影響できるほどレコードを買い占められるものでしょうか?。)のちにジョン・レノンが、「あの曲は結局、僕らにとっては何でも無い曲だったんだよ」と切り捨てています。その程度の曲なのです。

 そんな“ラヴ・ミー・ドゥ”が『1』に収録されたのに、ビートルズで初のNo.1ヒットとなった“プリーズ・プリーズ・ミー”(プロデューサーのジョージ・マーティンがこの曲を聴いた時「君たちの初のNo.1になるだろう」と予言したことは有名です)が収録されていないというのは、ちょっと解せないところではあります。これには、『1』初回発売(2000年)当初のCDプレス技術の限界が有ったからではないか、と言うのが、僕の推定です。
 公式には、「メロディー・メーカー紙では“プリーズ・プリーズ・ミー”がビートルズにとって初のナンバー・ワン・シングルとなった。ただし、レコード・リテイラー誌(後のミュージック・ウィーク誌)で1位を獲得できなかったため、ザ・ビートルズ1には収録されていない。」と言う説明になっています。しかし、ならば、なぜ、メロディー・メーカー紙のチャートを採用しなかったのか。どちらを採っても、曲目的には大差なかったと思われるのに、です。これは、つまり、CDを一枚にまとめるには収録時間が足りなかったから、ということではないでしょうか?。
 『1』の収録時間は、79分18秒となっています。これは、CDの本来の規格時間である74分41秒と比べても、かなり多い。当時は、CDのプレス技術が進歩して、「74分41秒の壁」を破るものが数多く出始めていました。しかし、それでも、“プリーズ・プリーズ・ミー”を収めるとすると81分18秒となり、当時としてもかなり厳しい。そこで、苦渋の決断で、チャート操作をし、“プリーズ・プリーズ・ミー”を外したのではないでしょうか。
 なお、“プリーズ・プリーズ・ミー”のビルボードでの最高位は3位(1964年3月14日)でした。「これほどの名曲が3位止まりだと!?」と驚きますが、当時のチャートを見れば無理は無い。1位2位は同じビートルズの“抱きしめたい”と“シー・ラヴズ・ユー”なのでした。ビルボード・ホット100は、簡単に参照できるので、“ラヴ・ミー・ドゥ”が「運良く」1位になった日(1964年5月30日)のチャートなどを比べてみるのも一興でしょう。
 今はさらに技術が進歩して、81分18秒は無理ではないのですが、一度市場に受け入れられたものを改変する訳にはいかないのかも知れません。残念ではありますが。

 と、前置きが長くなりました。(前置きやったんかい!。)

 さて、今回の『1』は、映像付きの再発も行われております。僕が購入したのは『1+〈デラックス・エディション〉』なるもので、本編CDの他に、映像ディスクが二枚付いているもの。(その他色々のエディションがありますが、めんどいので自分で調べてください(笑)。)本来僕は映像人間ではないので、既存音源に映像をかぶせてあるだけだったら買ってなかったと思います。たとえジャイルズ・マーティンの手で音声が刷新されていたとしてもです。(今回の『1』では“エリナー・リグビー”が『イエロー・サブマリン~ソング・トラック~』に準じて、弦楽器がステレオになったミキシングになっていますが、同盤のように、ヴォーカルが遅れているというようなことはありません。ジャイルズはいい仕事をしているようです。他にも細かなところに手を入れているようで、マニアならニヤリとするところ多数なのかもしれません。おまけで述べておきますと、“フロム・ミー・トゥ・ユー”はモノ・ミックスなので、イントロでバッチリ、ジョンのハーモニカが聴こえます!。)
 しかし、この映像盤、既存のCDに使われていない音源のトラックが約10曲ほどあるのです!。(「約」としたのは、“ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”の映像版の音源が、『レット・イット・ビー…ネイキッド』と違う音源かどうか確信が持てなかったからです。(^_^; へなちょこだな。レコード・コレクターズ2015年12月号の記事を参考にしながら聴き分けたのですが、レココレの記事では“ザ・ロング~”の音源が別音源だとは書いてなかったので、(でも『ネイキッド』と同じとも明記されていなかった)『ネイキッド』と同じ音源の可能性は高いです。ここらへん、耳の良い人に検証してもらいたいんですがねぇ。(^^ゞ)

 ともあれ、DVD付きを購入し(Blu-ray盤にしなかったのはDVDの音声リッピング環境しか持っていないから(^_^;)、音声リッピングして、以下の様なCD-Rを作り、愛聴しています。

1. She Loves You (1963.10.30 Drop In) 2:23
2. From Me To You (1963.11.04 The Royal Variety Performance) 1:58
3. Please Please Me (1964.02.09 The Ed Sullivan Show) 2:09
4. Can't Buy Me Love (1964.04.28 Around The Beatles) 2:11
5. A Hard Day's Night (1965.06.20 Les Beatles) 2:38
6. Yesterday (1965.08.14 The Ed Sullivan Show) 2:27
7. Hey Jude (1968.09.04 Twickenham Film Studio) 7:59
8. Hey Jude (1968.09.04 Twickenham Film Studio) 8:21
9. Revolution (1968.09.04 Twickenham Film Studio) 3:33
10. The Long and Winding Road (1969.01.30 Apple Studio) 3:38

 楽曲の発表順でなく、映像の収録順(=音声の収録順と仮定しています)に並べているので、“フロム・ミー・トゥ・ユー”より“シー・ラヴズ・ユー”のほうが先になっています。“イエスタディ”までは純正ライヴ音源です!。テレビ出演用に収録されたもののようですね。観客の嬌声と共に録られたのか、演奏の出来はそれなりです。彼らがデビューして大人気になってからは、観客の嬌声に妨げられ、満足なライヴ演奏ができなくなってしまったと言うのは定説ですね。まぁしかし、かと言って、観客なしのラジオ向け録音が出来が良いかというと、BBC音源などを聴く限りではそうでもないから悩ましい。(BBC音源のことはコチラに書いています。)ここでも、まぁ、楽しんで聴いてはいますけど、正直どれもレコードを超える演奏ではないと思います。まぁ、ビートルズのライヴでの真の実力を知りたければ、マニアのようにブートを漁るか、1962年西ドイツはハンブルグのスタークラブ・ライヴを入手して熟聴しなければ話にならないのかもしれませんね。

 と言うのは、あくまで“イエスタディ”までの話。それ以降はまた話が違ってきます。“イエスタディ”から“ヘイ・ジュード”まで間が空いているのは、この時期の彼らは、既存音源に映像をかぶせる、いわゆる「プロモ・ヴィデオ」の製作期に突入するからです。というか、まぁ、そういう発想-いちいち会場まで行ってライヴ収録するんじゃなくプロモ映像を作って送りつければいいんじゃない?-でヴィデオを作ったのは彼らが初めてなんですね。これを持って、画期的!、とか褒めそやす人もいるんですけど、はっきり言って、発想が後ろ向きですよね(苦笑)。と言うわけで、“イエスタディ”までは、彼らは活動期に正式なプロモ・ヴィデオを作ってないので、『1+〈デラックス・エディション〉』でのこの時期の映像は、後付けか、このようなお宝・放送用ライヴ映像となっています。
 そして、彼らは程なくしてライヴ活動をやめてしまうので、お茶の間でのみならず、彼らのライヴ演奏というのは見れなく&聴けなくなってしまいます。これは非常に残念なことでした。

 しかし、“ヘイ・ジュード”のプロモ収録で、彼らは観客を入れたライヴを行います。(“レヴォリューション”も同じ日に収録していますが、聴衆の姿は見えないような…。)と言っても、プロモに使用された音源は100%のライヴではなく、器楽演奏は基本的にレコードと同じ、ヴォーカル・パートは当日のライヴ音源とレコードの音源をミックス、と言うもののようです。しかしそれでも、後半のコーラス・リフレインでのポールのシャウトは、明らかにレコードとは違うものが聴こえ、中々に感動的です。“ヘイ・ジュード”の撮影は二回行われたのですが、『1+〈デラックス・エディション〉』(ヴィデオ・ディスクが二枚のエディションね)では両方とも収録されています。僕のCD-Rでは2曲続けて焼いているのですが、同じ曲を続けて聴いても飽きが来ないのは、名曲のマジックというべきでしょうか。

 そして、“レヴォリューション”も同様の手法で撮影されたようですが、コチラは、レコードとの違いがもう少し顕著です。バック・コーラスの「シュビドゥワ、シュビドゥワ」がはっきり聴こえて、なかなかユーモラスなのです。歌の内容を思うと、そんなユーモラスだとか言って笑っている場合じゃないかもですが。(^_^;(なにせ革命だぜ、ベイベー!。)シングルのスタジオ盤ではこのバック・コーラスは無かったような気がしますが、『ホワイト・アルバム』収録の“レヴォリューション1”には有ったと思います。

 ラストの“ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”は、名高い「ゲット・バック・セッション」からの映像と音です。ん~、多分『ネイキッド』と同じ音源だと思うんだけどなぁ…。いまいち自信ないです。(^_^;

 と言う感じで、10曲(もしくは9曲)のレア音源が楽しめる『1+〈デラックス・エディション〉』。まぁ、今更レビューしても、ほとんどのビートルズ・ファンの方は入手済みでしょうが(笑)、もし迷われている方がいらしたら、参考にしていただければ幸いです。今回は、各曲の感想はほとんど省きましたが(あと、マジで映像人間じゃないので、プロモ映像そのものには全く興味が無い(^_^;)、まぁ、いずれ各アルバムの日記を書く時が来れば(来るのか!?(^_^;)書くと思います。でもまぁ、いまさら新しい事実も付け加えられないでしょうけどね。
 と言うわけで、今回はこの辺で!。


■ビートルズ日記
14/01/08オン・エア~ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2
12/10/28マジカル・ミステリー・ツアー(ヴィデオ)
10/11/23ザ・ビートルズ ソロ・ワークス レコードコレクターズ増刊(本)
09/09/13ザ・ビートルズ・CDガイド レコード・コレクターズ2009年10月号増刊(本)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

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ブルース・スプリングスティーン / ザ・リバー・ボックス(4CD+2Blu-ray Disc)


The River / Bruce Springsteen


The River:Single Album "The Ties That Bind" / Bruce Springsteen


The River:Outtakes / Bruce Springsteen


The River Tour, Tempe Nov. 15th 1980 Concert (Audio only) / Bruce Springsteen


The River Tour Rehearsals (Audio only) / Bruce Springsteen


All compositions by Bruce Springsteen except as indicated

ディスク:1 (Original Album(1/2))
1. タイズ・ザット・バインド
2. 愛しのシェリー
3. ジャクソン刑務所
4. 二つの鼓動
5. 独立の日
6. ハングリー・ハート
7. 表通りにとびだして
8. クラッシュ・オン・ユー
9. ユー・キャン・ルック (You Can Look
10. アイ・ウォナ・マリー・ユー
11. ザ・リバー

ディスク:2 (Original Album(2/2))
1. ポイント・ブランク
2. キャディラック・ランチ
3. アイム・ア・ロッカー
4. 消え行く男
5. 盗んだ車
6. 恋のラムロッド・ロック
7. ザ・プライス・ユー・ペイ
8. ドライブ・オール・ナイト
9. 雨のハイウェイ

ディスク:3 (The River:Single Album)
1. The Ties That Bind
2. Cindy
3. Hungry Heart
4. Stolen Car
5. Be True
6. The River
7. You Can Look (But You Better Not Touch)
8. The Price You Pay
9. I Wanna Marry You
10. Loose Ends

ディスク:4 (The River:Outtakes)
[Previously Unreleased]
1. Meet Me In The City
2. The Man Who Got Away
3. Little White Lies
4. The Time That Never Was
5. Night Fire
6. Whitetown
7. Chain Lightning
8. Party Lights
9. Paradise By The "C"
10. Stray Bullet
11. Mr. Outside

[From "Tracks", "Essential" etc.]
12. Roulette
13. Restless Nights
14. Where The Bands Are
15. Dollhouse
16. Living On The Edge Of The World
17. Take 'em As They Come
18. Ricky Wants A Man Of Her Own
19. I Wanna Be With You
20. Mary Lou
21. Held Up Without A Gun
22. From Small Things

ディスク:5 (DVD)
1. ザ・メイキング・オブ・ザ・リバー:ザ・タイズ・ザット・バインド

ディスク:6 (DVD)The River Tour, Tempe 1980.11.05 Concert(1/2)
1. Born To Run
2. Prove It All Night
3. Tenth Avenue Freeze-Out
4. Jackson Cage
5. Two Hearts
6. The Promised Land
7. Out In The Street
8. The River
9. Badlands
10. Thunder Road
11. No Money Down
12. Cadillac Ranch
13. Hungry Heart
14. Fire
15. Sherry Darling
16. I Wanna Marry You
17. Crush on You
18. Ramrod
19. You Can Look

ディスク:7 (DVD)The River Tour, Tempe 1980.11.05 Concert(2/2)+Rehearsals
1. Drive All Night
2. Rosalita
3. I'm A Rocker
4. Jungleland
5. Detroit Medley (Devil with The Blue Dress On (Frederick Long, William Stevenson) / Good Golly Miss Molly (John Marascalco, Robert "Bumps" Blackwell) / C.C. Rider (Ma Rainey, Lena Arant) / Jenny Take A Ride (Crewe/Johnson/Penniman) / Devil with The Blue Dress On) 12:03
6. Where The Bands Are (Credits)

[Bonus:The River Tour Rehearsals]
1. Ramrod 恋のラムロッド・ロック 4:35
2. Cadillac Ranch 4:11
3. Fire 2:47
4. Crush On You 3:33
5. Sherry Darling 愛しのシェリー 5:03


 ファン待望の、と、言って良いのでしょうね。細かいところで文句つけている人もいますが、まずは発売されたことを素直に喜びたい『ザ・リバー・ボックス』。
 概要をさらっと述べておくと、こんな感じです。

 ・オリジナル・アルバムのリマスター2CD。
 ・当初発表予定だった一枚物のCDの再現。
 ・リバー・セッションでの未発表曲およびレア音源。(ここまでで4CD)
 ・ドキュメンタリー・ヴィデオ・ディスク(DVDまたはBlu-ray)
 ・リバー・ツアー・ライヴおよびリハーサル・ヴィデオ・ディスク(2DVDまたは1Blu-ray)

 映像についてはBlu-rayヴァージョンとDVDヴァージョンがあるのですが、僕は音声リッピングをしたかったので、DVDヴァージョンにしました。普通のファンなら、ディスクを替えずに続けて観れるBlu-rayヴァージョンのほうがありがたいでしょうね。
 本編アルバムについては、以前の日記で嫌というほど褒め称えたので(こちらね(^_^;)、繰り返しは避けます。

 さて、少し子細に見ていきましょう。
 まず、本編のリマスターですが、これはこのBOX用のものではなく、既存の、2015年盤リマスターです。なので、熱心なファンからは、「既存音源でお茶を濁した」みたいに糾弾されたりするのですが…。(^_^; 改めてリマスターするには時期が近すぎるだろ。(^^ゞ というか、2015年の一連のリマスター・シリーズが、当BOXの予告だったと見るべきではないでしょうか?。
 個人的には、以前持ってたCDが音が薄くて閉口していたので、それに比べたらこのリマスターは及第点です。僕の好みから言うと、もっともっと中低音が出てても良いんですが、まぁ、そこまで言うのは贅沢でしょう。これはこれでバランスが取れているんでしょうね。

 さて、この『ザ・リバー』と言うアルバム、最初は一枚物で出すつもりだったそうです。ですが、スプリングスティーン的には、「一枚分の音源が溜まったからルーティーン的にアルバムを出す」事に疑問を感じたため、さらに練りこんで2枚組にしたと言う事のようです。そこら辺はドキュメンタリー・ヴィデオでも言及してたんじゃないかな。
 と言う事で、ここでは、その、最初に出す予定だった一枚物を再現してみました、と言う『The River:Single Album』が収録されています。しかしこれは、正直いらんだろ。(^_^; 『ザ・リバー』には未収録の三曲(“Cindy”“Be True”“Loose Ends”)と六曲のテイク/ヴァージョン違い(“The Ties That Bind”“The River”“You Can Look (But You Better Not Touch)”“The Price You Pay”“Stolen Car”“I Wanna Marry You”)、そしてフェイド・アウトが長い“Hungry Heart”と言った内容。
 子細に見ると、本編と同じ内容ではないのですが、その違いが余りにも微妙すぎる。(^_^; テイク違いの“The Ties That Bind”はさすがに僕みたいなニブチンでも「あ、なんか雰囲気が違う」とわかりますが、それ以外のヴァージョン違いはどうでしょうか?。正直、未発表の三曲と、別テイクの“The Ties~”だけディスク4の『The River:Outtakes』に繰り込んでも良かったという気がします。で、『The River:Single Album』は曲目表だけ添付でよかったんじゃないでしょうか?。その気のある人なら、プレイリストで『~Single Album』を再現したり、僕なんかだとCDをリッピングしてCD-Rに焼いたりして、ほぼ近いものを再現できたと思います。それよりかは、『~Outtakes』を充実させて、二枚組にしても良かったんじゃないかな。その気になれば、未発表曲はもっと蔵出しできそうな気がする。いや、実情は知らんけど。(^_^;

 その『The River:Outtakes』ですが。
 半分は完全未発表、残り半分は『トラックス』『エッセンシャル』などで発表済みの音源の「抜粋」。後ちょっとと言うところで完全引用ではないようです。既存音源持っている人に遠慮したか?。でもそれだったら最初から既存音源はカットして欲しかった…。orz
 いやまぁ、『トラックス』も『エッセンシャル』も持ってないへなちょこなので、充分に楽しみながら聴いてますけどね。将来的に『トラックス』買う時のこと考えるとちょっと気が重いかな。いや、買うかどうかわからんわけですが。(^_^;(『エッセンシャル』は、二枚組ベスト・アルバムに未発表曲集の1CDをつけた内容なんですが、正直、未発表曲集だけで出して欲しかったと思います。)
 これらの未発表&レア曲は、本編がR&Rアルバムであるのと同様、勢いのある楽曲が集まっており、なかなか楽しめました。

 そして、このBOXの目玉といえるのが、全24曲、二時間半以上にも及ぶ、「The River Tour, Tempe 1980.11.05 Concert」のライヴ映像でしょう。(ドキュメンタリー・ヴィデオ?。あれはまぁ、あんなもんだろう(笑)。)と言っても僕は、例のごとく、音声のみリッピングしてCD-R3枚に焼いて聴いているのですが。映像そのものは全く観ていません。(^_^;
 いままで、スプリングスティーンのライヴ音源に関しては、厳しめの評価をしてきた僕ですが、このライヴに関しては、充分に楽しめました。スプリングスティーンのライヴの雰囲気に僕が慣れてきたというのもありますが、実際、手に汗握るいい演奏だと思います。
 なお、この日のライヴはこれだけではなく、さらに10曲が演奏された模様で、その音声が、スプリングスティーンのオフィシャルサイトで販売されています。
live.brucespringsteen.net - Download Bruce Springsteen & The E Street Band November 5, 1980, ASU Activity Center, Tempe, AZ MP3 and FLAC
 この音源のリストを見ると、『闇に吠える街』関連の演奏曲目を中心に外されたようですが、何故か『ザ・リバー』のキー・ナンバーである“タイズ・ザット・バインド”も外されています。『闇に吠える街』のBOXでは発表前のライヴ演奏が収録されていたところを見ると、この日の演奏はスプリングスティーンの納得の行かないものだったのでしょうか。あるいは、前述のBOXでライヴ・テイクは発表済みなのであえて外したか。理由はよくわかりませんが、できればこれらの10曲も含めた完全な形での映像リリースであればもっと良かったと思います。おそらく配信サイトの曲目は、ちょっと盛り下がるということで、『ザ・リバー』のBOXとしてはふさわしくないと判断されたのでしょうが…。
 この映像盤には、コンサートのライヴ音源の他に、リハーサルの模様も5曲、ボーナスとして収録されており、これも楽しめる内容になっています。

 とまぁ、書いた内容振り返ってみると、けっこう文句が多いなぁ、と言う感じなのですが、いやいや、これはこれで、充分楽しめる内容でした。
 こうなってくると、未曾有の大ヒットアルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』のアニヴァーサリー盤がどうなるのか、今からゾクゾクしてきますが…。どうなるんでしょうね!?。




■スプリングスティーン日記一覧(下に行くほど旧い)
15/07/30【CD聴く】Born In The U.S.A.
15/04/26【CD聴く】Nebraska
15/02/30【CD聴く】The River (2CD)
14/12/27【CD入手】闇に吠える街~ThePromise:The Darkness On The Edge Of Town Story (3CD+3DVD)
14/11/25【CD聴く】ザ・プロミス~The Lost Sessions
14/10/28【CD聴く】Darkness On The Edge Of Town(闇に吠える街)
14/07/25【CD聴く】明日なき暴走(含30周年記念ボックス【CD+2DVD】)
14/06/19【CD入手】ハイ・ホープス (CD+DVD)
14/05/31【CD聴く】The Wild,The Innocent&The E Street Shuffle
14/04/16【CD聴く】GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J.
14/02/16【CD入手】The COLLECTION 1973-84 (8CD import)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD雑感】今月CDチェンジャーにセットしたCDたち。

キング・クリムゾン / アースバウンド (リマスター・紙ジャケット仕様)
フリー / トンズ・オブ・ソブス +8 (リマスター・紙ジャケット仕様)
ウェザー・リポート/ Tale Spinnin'
ボブ・ディラン/ブロンド・オン・ブロンド(2CD) (リマスター・紙ジャケット仕様)
ジェフ・ベック / ライヴ・イン・トーキョー2014 (DVD)
 DVDから音源のみをリッピングしてCD-Rに焼いたものも含みます。

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Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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