【CD入手】ボブ・ディラン / 追憶のハイウェイ61 (リマスター・紙ジャケット仕様) #BobDylan #Highway61Revisited

ボブ・ディラン / 追憶のハイウェイ61

全曲、作詞・作曲: ボブ・ディラン

1. ライク・ア・ローリング・ストーン - Like a Rolling Stone - 6:09
2. トゥームストーン・ブルース - Tombstone Blues - 5:58
3. 悲しみは果てしなく - It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train To Cry - 4:09
4. ビュイック6型の想い出 - From a Buick 6 - 3:19
5. やせっぽちのバラッド - Ballad of a Thin Man - 5:58

6. クイーン・ジェーン - Queen Jane Approximately - 5:31
7. 追憶のハイウェイ61 - Highway 61 Revisited - 3:30
8. 親指トムのブルースのように - Just Like Tom Thumb's Blues - 5:31
9. 廃墟の街 - Desolation Row - 11:21

※著作権者の監視が厳しいためYoutube音源の引用はありません。Amazonで試聴するのが良いかと。

パーソネル

ボブ・ディラン - ボーカル、ギター、ハーモニカ、ピアノ、ライナー・ノーツ、サイレン
マイク・ブルームフィールド - ギター
ハーヴェイ・ブルックス - ベース
ボビー・グレッグ - ドラムス
ポール・グリフィン - オルガン、ピアノ
アル・クーパー - オルガン、ピアノ(Hohner pianet)
サム・レイ - ドラムス
チャーリー・マッコイ - ギター
Frank Owens - ピアノ
ラス・サバカス - ベース
Joe Macho, Jr. – ベース

リリース 1965年8月30日
録音 1965年6月15日-8月4日
プロデュース ボブ・ジョンストン、トム・ウィルソン(「ライク・ア・ローリング・ストーン」のみ)

ディランの代表作にしてフォーク・ロックの傑作。ディラン自身は「フォーク・ロック」と言う言われ方を嫌っていたそうですが、それもそのはず、ここで聴けるのは真正のロック。中途半端に「フォーク~」なんて呼ばれたくないのはよく分かります。
 前作から本格的に電気楽器を導入したとは言うものの、そこでは、A面を電気楽器面、B面を生楽器面、と分けるという、ある種、折衷案と言うか、戸惑いみたいなものも感じさせました。ここでは、そう言った迷いはなく、一曲目の“ライク・ア・ローリング・ストーン”から飛ばしていきます。

 僕が一番好きなのは“トゥームストーン・ブルース”。アルバム中最も躍動感のある曲で、この勢い満点の演奏が、この時点でのディランの充実ぶりを如実に表(あらわ)していると思います。この冒頭二連発はなかなか強力。“ライク~”については語り尽くされているような気がするのであえてここではこれ以上言及しないけどね。
 その他、個人的に何故か耳につくのは、スローテンポの“やせっぽちのバラッド”だったりします。「Do you, Mister Jones?」というリフレインが耳に残っちゃうんだよね。そう言えばこの曲、このアルバムでは唯一のマイナー・キーだなぁ。
 “クイーン・ジェーン”は、グレイトフル・デッドと共演したライヴで初めて聴いたのですが、そちらはダラダラした演奏で、ちっとも良いと思えませんでした。流石にオリジナル・ヴァージョンは引き締まった良い演奏ですね。
 タイトル曲で出てくる「ハイウェイ61」と言うのは、アメリカ人にとってはなかなか象徴的な道路らしいのですが、ここでは詳しくは触れません。長くなるしね。(^_^; それよりこの曲、なんでサイレンの音を入れようと思ったんだろう?。ディランの遊び心?。
 ラストの“廃墟の街”は、僕みたいな、まともに歌詞カード見ない奴には漠然としたイメージしか想起されないんですが、歌詞を理解している人にはさぞかしイマジネイティヴな世界が広がるのでしょう。強がりで言うわけではないけど、あ、いや、やっぱり強がりだけど(笑)、歌詞がわからなくとも、ディランの説得力のある歌声を聴いていると、11分に及ぶこの楽曲は決して退屈でもなんでもないです。アルバムでは唯一フォーク的な味わいのある演奏なのですが、そう言った事に拘泥(こうでい)していると、本質を見誤ると思うよ。

 もう少しサウンド的なことで言っておくと、ここでは、電気楽器導入というよりは、バンド・サウンドであることのほうが重要な気がします。実際、電気ギターをギュワンギュワン鳴らす、と言う場面はないわけですしね。(これは今の耳で聴くからであって、当時のリスナー、特にフォーク・ファンには充分に騒々しいギター・サウンドだったのかもしれないですが。)むしろ素人キーボーディスト、アル・クーパーの弾く電気オルガンのほうが印象的かも。
 先の“廃墟の街”にしても、弾き語りでなく、他のメンバーも交えての演奏であることがものすごく大切なんですよね。実際には、これ以降のディランは、弾き語りをしなくなったというわけでは無いんですけど、基本はバンドを従えて、と言う形になります。その里程標(マイルストーン)と言えるのが本作品。

 この傑作アルバムにおいては、どれだけ言を尽くしても言い足りないという気がしますが、今回はこの辺にします。これはアレだ、後になって「あぁ!、アレも書いとけばよかった!」と、後悔するパターンだな(笑)。

 蛇足的な伝説を付け加えます。“ライク・ア・ローリング・ストーン”録音後、プロデューサーのトム・ウィルソンは、ディラン以外のミュージシャンを残し、別のアーティストのある曲にオーバーダブを施させました。それがサイモン&ガーファンクルの出世作“サウンド・オブ・サイレンス”で、同曲はビルボード・チャートの1位を飾ったのでした。ちなみに“ライク・ア・ローリング・ストーン”はビルボード最高位2位。キャッシュボックスでは1位なんですが。


■ボブ・ディラン過去日記
15/11/30 ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム
15/08/29 アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン
15/05/31 時代は変わる
15/02/28 フリー・ホイーリン
14/11/27 ボブ・ディラン(1st)
14/08/27 サイド・トラックス
13/10/30 アナザー・セルフ・ポートレイト(ブートレッグ・シリーズ第10集)[スタンダード・エディション]


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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ジェフ・ベック / ギター・ショップ (リマスター・紙ジャケット仕様) #JeffBeck #JeffBecksGuitarShop

ジェフ・ベック / ギター・ショップ


Jeff Beck's Guitar Shop / Jeff Beck


All compositions by Jeff Beck, Terry Bozzio, Tony Hymas except as indicated


1. ギター・ショップ Guitar Shop 5:03
2. サヴォイ Savoy 3:52
3. ビハインド・ザ・ヴェイル Behind the Veil (Tony Hymas) 4:55
4. ビッグ・ブロック Big Block 4:09
5. ホエア・ワー・ユー Where Were You 3:17
6. スタンド・オン・イット Stand on It (Jeff Beck, Tony Hymas) 4:59
7. デイ・イン・ザ・ハウス Day in the House 5:04
8. トゥー・リヴァーズ Two Rivers 5:25
9. スリング・ショット Sling Shot (Jeff Beck, Tony Hymas) 3:07

Personnel
Jeff Beck – guitar
Tony Hymas – keyboard, synthesizer
Terry Bozzio – drums, percussion, spoken vocals

Producer Jeff Beck, Tony Hymas, Terry Bozzio, Leif Mases
Released 3 October 1989, 2 August 1989 on Japan



 このアルバムははジェフ・ベックでリアルタイムで買った最初のアルバムです。前作の『フラッシュ』(1985年6月)もリアルタイムでは有ったけど、アルバムまるごと入手するには至りませんでした。『フラッシュ』はちょうど僕が大学に入学した年に出されたのだけど、その後、この『ギター・ショップ』が出た時には、僕はもう社会人になっていました。まぁ、その代わり『トゥルース』や『ラフ・アンド・レディ』のアナログ盤(をカセットにダビングしたもの)を大学時代は聴きまくってましたけどね。

 名作『ワイアード』(1976年)発表後のジェフ・ベックは混迷を極めます。「ライヴ・アルバムを出すのはミュージシャンが迷っている時」と言う佐野元春の名言を地で行くように、ヤン・ハマーとジョイントした中途半端な『ライヴ・ワイアー』(1977年)を発表した後、1980年の『ゼア・アンド・バック』まで沈黙。その『ゼア~』はインスト期(ジャズ・フュージョン期と言う言い方をする人もいる)を総括するような作品でした。次の『フラッシュ』(1985年)までは5年を待たねばなりません。(その間、チャリティのシークレット・ポリスマンズ・アザー・ボール(1981年)でエリック・クラプトンとジョイントしたり、1983年には、チャリティのアームズ・コンサートで、クラプトン、ジミー・ペイジとジョイントし、3大ギタリスト揃い踏みをしたりしていた。)『フラッシュ』ではインスト路線に袂を分かつかのように大々的に歌をフィーチュアした作品群が含まれていましたが、一方で、“エスケイプ”のようなインスト作もあり、迷いが感じられました。そして、更に4年間、再びジェフ・ベックは沈黙します。実際には沈黙期にはセッション・ワークを多く行っており、さながらスタジオ・ミュージシャンに転じたかのような夥(おびただ)しい参加作品が挙げられます。迷いに迷っていたのでしょう、次に自分が進むべき道を。

 そして出されたアルバムは、ジェフ・ベック起死回生の一発となった。…て書くとカッコイイけどね(笑)。チャート・アクション的には『フラッシュ』(39位)と大差ない(49位 )んだな、これが。(^_^;
 だけど、ファンは「これぞジェフ・ベック!」と思ったはず。僕もすんごい気に入った。ちょっと打ち込みっぽいリズムにテリー・ボジオの破壊力のあるドラムスが乗って、迫力満点。その上をジェフ・ベックのギターが縦横無尽に舞ってゆく。トニー・ハイマスのキーボードでのサポートも堂に入っています。個人的にはベースレスなのがちょっと寂しいけど…。でも、三人だけで臨んだのが好結果を産んでいるのは確か。全曲インストで、ところどころテリー・ボジオのスポークンが混じる(これが結構カッコイイ)。前作で久々に歌ものに挑んでみたけど、納得行かなかった分を思い切り吐き出しているのでしょう。ここでのジェフは凄いよ、の一言。

 ジェフ・ベックを聴いたことなかった知人のA木君は“ホエア・ワー・ユー”が出てくるまで「買って失敗だった」と思ったらしいけどね(笑)。まぁ、それ以降もジェフの作品は特に買ってないみたいだけど。(^_^; 話が“ホエア・ワー・ユー”に及んだので、ちょっと触れておくと。ギターを弾く人からするとこの曲はとんでもないらしいです。ギターのアームを使ってメロディを歌わす事が出来るというのが信じられないんだそうです。へたに弾ける人はどうでもいいことに感心したりするもんですね。僕なんかは、ジェフのバラード・プレイに無心に浸りきることができます。あなたも先入観無しで聴いてみてほしい。つって、こういうこと書いてる事自体が先入観植え付けてるよね(笑)。

 冒頭で、ジェフのキャリアが混迷を深めていたと書きました。この作品以降は迷いが吹っ切れて順調にキャリアを重ねていった…、と、書ければ良いんだけどね(笑)。実際にはまともな新作は10年後の『フー・エルス!』(1999年)まで待たされることになります。待たせすぎ!。その間は、サントラの『フランキーズ・ハウス』(1992年)や、無名のロカビリー・バンドとコラボした、なんだこりゃ、のロカビリー作品『クレイジー・レッグス』(1993年)があるのみなのです。何なんだよジェフ。あんた、奔放すぎ(笑)。

 と言う感じで、ジェフ・ベックのリマスター・紙ジャケット・シリーズは今回でおしまい。『フー・エルス!』以降も紙ジャケで出してよ、と、思うけど、アナログ盤が出なかったのかもしれない。とは言え、ここまで来たら止まらんでしょ、と言うわけで、紙ジャケとは無関係に、ジェフの日記は続いていきます!。何なんだよ、俺。(^_^;

 p.s.
 このCDは、発売当初、日本で先行発売され、ジャケットが間に合わなかったため、日本初回盤のみ独自のジャケットで出されました。もちろん、僕はそちらも持ってます!。
ジェフ・ベック / ギター・ショップ(日本初回盤)


■ジェフ・ベック日記
15/12/24 LIVE+

■ジェフ・ベック 紙ジャケット仕様リマスター日記
15/11/29 フラッシュ
15/08/31 ゼア・アンド・バック
15/05/30 ライヴ・ワイアー
15/01/28 ワイアード
14/10/31 ブロウ・バイ・ブロウ
13/12/08 ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン -40周年記念盤-
13/07/07 ベック・ボガート&アピス
13/06/22 ジェフ・ベック・グループ (通称「オレンジ」)
13/06/01 ラフ・アンド・レディ
13/04/28 トゥルース/ベック・オラ
12/03/05 ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン

【CD入手】バッド・カンパニー/バッド・カンパニー (デラックス・リマスター 2CD) #BadCompany #BadCompany1st

バッド・カンパニー/バッド・カンパニー(デラックス・リマスター 2CD)



Bad Company / Bad Company



Bad Company Bonus Disc / Bad Company



ディスク:1
1. キャント・ゲット・イナフ Can't Get Enough (Mick Ralphs) 4:17
2. ロック・ステディー Rock Steady (Paul Rodgers) 3:47
3. レディ・フォー・ラヴ Ready for Love (Mott the Hoople cover) (Mick Ralphs) 5:03
4. ドント・レット・ミー・ダウン Don't Let Me Down (Mick Ralphs, Paul Rodgers) 4:22

5. バッド・カンパニー Bad Company (Paul Rodgers, Simon Kirke) 4:51
6. ザ・ウェイ・アイ・チューズ The Way I Choose (Paul Rodgers) 5:06
7. ムーヴィン・オン Movin' On (Mick Ralphs) 3:24
8. シーガル Seagull (Paul Rodgers, Mick Ralphs) 4:04

ディスク:2 (ボーナス・トラック)
1. キャント・ゲット・イナフ (テイク 8) (未発表ヴァージョン) 4:21
2. リトル・ミス・フォーチューン (デモ・リール 1) (未発表ヴァージョン) Little Miss Fortune (Paul Rodgers, Mick Ralphs) 3:58
3. ザ・ウェイ・アイ・チューズ (デモ・リール 1) (未発表ヴァージョン) 6:39
4. バッド・カンパニー (セッション・リール 2) (未発表ヴァージョン) 4:40
5. ザ・ウェイ・アイ・チューズ (ヴァージョン 1 inc.フォルス・スタート) (未発表ヴァージョン) 7:16
6. イージー・オン・マイ・ソウル (ロング・ヴァージョン) (未発表ヴァージョン) Easy on My Soul (Paul Rodgers) 6:15
7. バッド・カンパニー (セッション・リール 8) (未発表ヴァージョン) 5:33
8. スタジオ・チャット/ダイアローグ (未発表ヴァージョン) 0:23
9. スーパースター・ウーマン (ロング・ヴァージョン) (未発表ヴァージョン) Superstar Woman (Paul Rodgers) 6:11
10. キャント・ゲット・イナフ (シングル・エディット) 3:30
11. リトル・ミス・フォーチューン (B-Side of "Can't Get Enough") 3:51
12. イージー・オン・マイ・ソウル (B-Side of "Movin' On") 4:41
13. キャント・ゲット・イナフ (ハモンド・ヴァージョン) (未発表ヴァージョン) 4:23

Personnel (on Original Album)
Paul Rodgers – vocals, rhythm (1) and acoustic (8) guitars, piano (4, 5), tambourine (8)
Mick Ralphs– lead guitar (all but 8), keyboards (3)
Boz Burrell – bass (all but 8)
Simon Kirke – drums (all but 8)

Additional Personnel
Sue Glover and Sunny Leslie – backing vocals (4)
Mel Collins – saxophones

Released 26 June 1974
Recorded November 1973


 かっ飛ばすようなハイ・アップテンポ・ナンバーは無い。けれど、思わず腰が動き出すミディアム・テンポから、趣味の良いスロー・バラードまで、ロックのエッセンスが詰まった名盤だと思います。ポール・ロジャースの歌もミック・ラルフスのギターも良いな。ボズ・バレルのベースもサイモン・カークのドラムスも。

 ザ・フリーのポールとサイモンに、モット・ザ・フープルのミック、キング・クリムゾンのボズが合流して出来たグループ。70年代初頭は、そう言った、名のあるミュージシャンが集った、いわゆるスーパー・グループが流行ったものです。が、バドカンはちょっとその流行りには乗り遅れたかな。とは言っても、当アルバムはUSチャートで1位、UKでも3位の大ヒットとなったのですから、下手なスーパー・グループよりは成功しているんですね。
 このアルバムは彼らのデビュー作にして、最大のヒット作であり、代表作であります。悪い言い方をすれば、これ以降、このアルバムを超えられなかったのですけれども、それでも最後の『ラフ・ダイアモンド』(1982年)までごきげんなサウンドを鳴らしていました。まぁ、そのアルバムを最後に、オリジナル・メンバーでの録音は途絶え、なんとなくフェイドアウトしちゃうんですけどね。

 ポールの歌は、つい、「ソウルフル!」と言ってしまいたくなるのですが、いやまぁ、世評的には間違いないのですが、アレだ、アレサ・フランクリンの良さがわからない僕みたいな奴が使って良い形容詞ではないような気がします。(^_^; にも関わらず、やっぱり「ソウルフル!」と、言いたくなるのは何なんでしょうね。(^^ゞ
 あと、よく動くボズのベースも注目ですね。クリムゾンの頃はそれほど良いとも思わなかったんだけど、ここでは良いプレイしてます。「イヤイヤ、クリムゾンの頃から良いプレイしていたぞ、『アースバウンド』を聴け!」と言う声が聞こえそうですが、ごめんなさい、聴く耳無くて、と、謝るしか無いです。m(_ _)m

 バドカンの看板曲となった“キャント・ゲット・イナフ”は、ミックがモット・ザ・フープル時代に書いたもの。なんですが、ヴォーカルのイアン・ハンターにボツを食らったためお蔵入りに。ハンターいわく「うちのバンドのイメージじゃない」と言う事なんですが…。僕はモット・ザ・フープルについてほとんど知らないので、なんとも言えないところではあります。
 アルバムの一曲目に配されたこのミディアム・テンポ・ロックン・ロールの、冒頭のカウントからドラムスがドタンと入って来て、ミックのギターが、じゃら~ん、と鳴るところがたまらなくカッコイイ!。間奏のギターも完璧だし、ポールの歌も、言うことなしですね。
 “バッド・カンパニー”は、バンド名の由来となった楽曲にして、当アルバムのタイトル曲。キング・クリムゾンの“クリムゾン・キングの宮殿”と似たパターンですな。ポールが映画の広告のフレーズを「いただいて」作ったものだそうです。
 “レディ・フォー・ラヴ”は、モット・ザ・フープルの代表アルバム『すべての若き野郎ども』(1972年)収録曲のカヴァー。シングル・カットされた“ムーヴィン・オン”も元々はモット・ザ・フープルのレパートリーだったらしいです。モットのヴァージョンはバンド解散後に出された編集アルバム『Two Miles from Heaven』(1980年)に収録。
 “ドント・レット・ミー・ダウン”はビートルズの同名曲とは無関係なので注意!。いや、ビートルズに同名曲があることを彼らが知らなかったはずはないんですけどね…。(^_^;
 その他の楽曲も聴き応え満点で、正に傑作アルバムと言えましょう。

 ディスク:2はお待ちかねの未発表&レア・ヴァージョン集。演奏内容についてはあんまり付け加えることもないんですが、まぁ、ちょっとした感想を書いてみますね。
 “キャント・ゲット・イナフ (テイク 8)”は、マスター・テイクより後に録音されたもの。ポールの歌がフラット気味なのが味があります。これを「音が外れてるじゃん」とか言っちゃ駄目なんだぞ!。
 “キャント・ゲット・イナフ (ハモンド・ヴァージョン)”は、ハモンド・オルガンが加わったヴァージョン。決してジョン・ハモンドのことではありませんぞ。てか、そんな勘違いするのは僕くらいか。(^^ゞ
 シングルのみで発表されていた曲に陽があたっているのも嬉しいですね。“イージー・オン・マイ・ソウル”はザ・フリーのラスト・アルバム『ハートブレイカー』(1973年)に収録されていた曲の再演。
 ちなみに、最初にこの「デラックス・リマスター」盤を手にした時、“キャント・ゲット・イナフ”が4ヴァージョンも入っていて、うわぁ、やっぱ代表曲だけに推すなぁ、と、思ったのですが、よく見ると、負けずに“ザ・ウェイ・アイ・チューズ”も推されてますね(笑)。こちらは3トラックの収録ですが、失敗したテイクも入れると4ヴァージョンになります。ってまぁ、そこまでこだわらんでも良いか。(^^ゞ
 “スーパースター・ウーマン”は後に編集アルバム『バッド・カンパニー・アンソロジー』(1999年)に収録される曲の長いヴァージョン。熱心なファンなら、ポールの1stソロ『カット・ルース』(1983年)のヴァージョンで聴き馴染んでいるのかもしれません。僕はこのアルバムは残念ながら未聴ですが…。

 と言う感じで、この度は、2015年の4月に発売された「デラックス・リマスター」を今頃になって聴いてみたわけです。同時発売の『ストレイト・シューター』のデラックス・リマスターもあるわけですが、ここは一つ、遡って、ザ・フリーから聴き直してみようかと思っています。そして、『ラン・ウィズ・ザ・パック』以降のデラックス・リマスターが出るという噂は全く聞こえてこないのですが。・゚・(ノ∀`)・゚・。委細構わず、それ以降のバドカンも聴いて行ってみようと思ってます。ので、ま、だいぶ先の事になりますが、どうぞお付き合いの程をよろしくお願いします。
 とりあえずは『トンズ・オブ・ソブス』(1969年)からですな。

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ウェザー・リポート/ Mysterious Traveller - from The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤) #WeatherReport #MysteriousTraveller


ウェザー・リポート/The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤)

The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤)



ウェザー・リポート/ Mysterious Traveller


Mysterious Traveller +2 / Weather Report




MYSTERIOUS TRAVELLER (1974)
1. Nubian Sundance (Zawinul) - 10:40
2. American Tango (Vitous, Zawinul) - 3:40
3. Cucumber Slumber (Johnson, Zawinul) - 8:22
4. Mysterious Traveler (Shorter) - 7:21
5. Blackthorn Rose (Shorter) - 5:03
6. Scarlet Woman (Johnson, Shorter, Zawinul) - 5:46
7. Jungle Book (Zawinul) - 7:25

8. Cucumber Slumber (Live) 11:39
9. Nubian Sundance (Live) 13:05

Personnel

Weather Report:

Josef Zawinul - Electric and acoustic piano, synthesizer, guitar, kalimba, organ, tamboura, clay drum, tack piano, melodica
Wayne Shorter - Soprano and tenor saxophone, tack piano
Miroslav Vitous - Upright bass (track 2 only)
Alphonso Johnson - Bass guitar
Ishmael Wilburn - Drums
Skip Hadden - Drums (tracks 1 and 4 only)
Chester Tompson - Drums (track 8 only)
Darryl Brown - Drums (track 9 only)
Dom Um Romao - Percussion, drums
Alex Acuna - Percussion (track 8 only)

Guests:

Ray Barretto - Percussion (track 3 only)
Meruga - Percussion (track 1 only)
Steve Little - Timpani (track 6 only)
Don Ashworth - Ocarinas and woodwinds (track 7 only)
Isacoff - Tabla, finger cymbals (track 7 only)
Edna Wright - Vocalists (track 1 only)
Marti McCall - Vocalists (track 1 only)
Jessica Smith - Vocalists (track 1 only)
James Gilstrad - Vocalists (track 1 only)
Billie Barnum - Vocalists (track 1 only)

Released March 24, 1974
Recorded February 1974 - May 1974(track 1-7), November 27, 1975(track 8), December 8, 1974(track 9)


 前回も書いたけど、初期のウェザーは、どこかしら神秘主義的なところがあり、イマイチとらえどころがない感じがしていました。(あくまで僕の所感。『Live in Tokyo』までの日記は、結構むりくり自分を奮い立たせて書いてたのよ(笑)。)ですが、前作『Sweetnighter』の“Boogie Woogie Waltz”当たりからファンキーな(ノリノリな)色合いを出し始めて、ニブチンの僕でも「あ~なるほどね」と、腑に落ちる音を出してくれるようになりました。
 前作のファンキー路線を引き継いで、聴いていて実に気持ち良いのですが、残念なのは、ベースのミロスラフ・ヴィトウスが“American Tango”のみの参加で、これを最後にウェザーを脱退してしまうこと。なぜ彼がウェザーを辞めたのか、僕は理由を知らないんですが、かなり残念です。唯一持っている彼のリーダー作『限りなき探究』ではブリバリとベースを弾いていて、むしろ彼が脱退後のウェザーの方向性にこそ合っているような気がするのですが…。
 もちろん、彼の後任として入ったアルフォンソ・ジョンソンも良い演奏をしています。しているんですが、でも本当にヴィトウス辞めなきゃいけなかったの?、と、今更言うてもせんないですが。“American Tango”はゆったりしたテンポながらいい曲なので(作曲にヴィトウスも参加)余計に残念です。しつこいようですが、残念です。

 と言う感じで思う存分残念がったので、アルバムの内容をもう少し突っ込みましょう。

 全体的にノリノリとなっていますが、後半に挿入された“Blackthorn Rose”“Scarlet Woman”は初期の神秘主義的な香りがします。ラストの“Jungle Book”も出だしがゆったりしているので、アレレ、と思っちゃいますが、曲の後半では明るく盛り上がって締めくくってくれるのでご安心を。(^_^;
 個人的になベスト・トラックは“Cucumber Slumber”。アルバム中最もノリの良い曲です。僅かに遅れて冒頭の“Nubian Sundance”が次点か。後者に顕著ですが、アフロ的というか、パーカッシヴな色合いが強いのも、このアルバムを心地よく聴ける一因かと。僕の好きなウェイン・ショーターのサックスはタイトル曲の“Mysterious Traveler”が一番いいかな?。全体的にリズムが強調されたせいなのか、ショーターのサックスはそれほど目立ってないような気がします。というか、各メンバーのソロプレイそのものがあまりなく、誰かが突出して目立ったりということがあまりありません。ザヴィヌルのキーボードでさえ、控えめな気がしてしまうほどです。
 前述した「神秘的な」“Blackthorn Rose”“Scarlet Woman”が異色な感じですが、ショーターとザヴィヌルの二人だけで演奏された“Blackthorn Rose”はなかなか聴き応えあります。後者は「なぁ、アル、あんたもちょっくら作曲に参加してみろや」「そーさなー、じゃぁ、ちょっくらちょいとやってみようか」みたいな感じでしょうか?。(なんなんだそりゃ。(^_^;)

 ボートラのライヴはこのCDが初出ではなく、編集アルバム『ライヴ&アンリリースド』(“Cucumber Slumber”)、『フォアキャスト:トゥモロウ』(“Nubian Sundance”)がそれぞれ初出です。僕みたいなはんちくなリスナーにはそこそこありがたいボートラです。オーバーダブなどはおそらくされていなく、気合一発みたいなノリが楽しめる演奏となっています。ショーター良いねぇ。




ウェザー・リポート日記
15/11/28 Sweetnighter
15/08/28 Live In Tokyo
15/05/28 I Sing The Body Electric
15/01/27 Weather Report(1971)
15/01/27 The COLUMBIA ALBUMS 1971-1975 (7CD 紙ジャケット 輸入盤)

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】エマーソン、レイク&パーマー/展覧会の絵 -デラックス・エディション- (2CD) #EmersonLakeAndPalmer #PicturesAtAnExhibition

エマーソン、レイク&パーマー/展覧会の絵

Pictures At An Exhibition / Emerson, Lake & Palmer



Pictures at an Exhibition (Live at Isle of Wight 19,Aug.1970) / Emerson, Lake & Palmer



Pictures at an Exhibition and more (Live at Lyceum 9,Dec.1970) / Emerson, Lake & Palmer



ディスク:1
1. プロムナード Promenade (Mussorgsky, arranged by Emerson) 1:58
2. こびと The Gnome (Mussorgsky, Palmer) 4:18
3. プロムナード Promenade (Mussorgsky, Lake, arranged by Lake) 1:23
4. 賢人 The Sage (Lake) 4:42
5. 古い城 The Old Castle (Mussorgsky, Emerson) 2:33
6. ブルーズ・ヴァリエイション Blues Variation (Emerson, Lake, Palmer) 4:22
7. プロムナード Promenade (Mussorgsky, arranged by Emerson) 1:29
8. バーバ・ヤーガの小屋 The Hut of Baba Yaga (Mussorgsky, arranged by Emerson) 1:12
9. バーバ・ヤーガの呪い The Curse of Baba Yaga (Emerson, Lake, Palmer) 4:10
10. バーバ・ヤーガの小屋 The Hut of Baba Yaga (Mussorgsky, arranged by Emerson) 1:06
11. キエフの大門 The Great Gates of Kiev (Mussorgsky, Lake) 6:37
12. ナットロッカー Nutrocker (Tchaikovsky, Fowley, arranged by Emerson, Lake, Palmer) 4:26
13. 展覧会の絵メドレー (ワイト島ライヴ 1970) Pictures at an Exhibition (Live at Isle of Wight 19,Aug.1970)(Mussorgsky/Emerson/Lake/Palmer/Fraser) 35:17

ディスク:2 (Live at Lyceum 9,Dec.1970)
1. プロムナード 2:02
2. こびと 5:41
3. プロムナード 1:24
4. 賢人 5:07
5. 古い城 4:24
6. ブルーズ・ヴァリエイション 6:05
7. プロムナード 1:31
8. バーバ・ヤーガの小屋 1:15
9. バーバ・ヤーガの呪い 4:56
10. バーバ・ヤーガの小屋 1:11
11. キエフの大門 6:52
12. 未開人 The Barbarian (Bartok; arr. Emerson/Lake/Palmer) 5:23 *
13. ナイフ・エッジ Knife-Edge (Emerson/Lake/Janacek/Bach/Fraser) 8:03 **
14. ロンド Rondo (Brubeck/Emerson/Jackson/O'List/Davison) 17:50 ***
15. ナットロッカー 4:26

Personnel
Keith Emerson - pipe organ, Hammond C3 and L100 Organs, Moog Modular Synthesizer, Ribbon controller, Clavinet
Greg Lake - bass, acoustic guitar, vocals
Carl Palmer - percussion, drums

Released November 1971
Recorded 26 March 1971

* from "Allegro barbaro"
** from Janacek "Sinfonietta" and J.S.Bach "Allemande" from French Suites No.1 D minor BWV.812
*** from "Blue Rondo A La Turc"(from Album 『Time Out』 famously known by "Take Five")


 思い出話をしましょう。
 僕が初めて『展覧会の絵』と言う曲を観たのはELPのヴァージョンで…。ええ、そうです、「観た」のです。当時僕は広島で浪人していて、ときどき開催されるフィルムコンサート(多分タワレコの主催だったかと)にバイトをサボって足を運んでいました。そこでELPの『展覧会の絵』を観たのです。今回のCDの情報から、その時観たライヴが、1970年12月9日のライセウムでの公演で、アルバム(1971年3月26日のニューキャッスル・シティ・ホール)とは違う演奏であったことが分かりましたが、当時の僕はそんなことは知らないわけで。「こ、これが、かのELPの『展覧会の絵』かっ!」て感じで、その時はテンション高めで観てたのですが、その後、アルバムを買ったりしなかったところを見ると、その時はそれほど感動が続かなかったようです。
 セカンド・インパクトは大学の時でした。サークルの先輩のS井さんがこのレコード(そう、当時はまだアナログ盤がたくさん出まわっていました)を貸してくれたのです。僕はそれを90分のカセットテープの片面にダビングし、もう一方の片面は、同じサークルの同級生、Y本君から借りたピンク・フロイドの『炎』(Wish You Were Hereですな)を入れました。奇しくも2大プログレ・バンドの名盤が一本のカセットに収まったわけです。これはわりと聴きこんだかな。しかしなにせウン十年前の話なので、記憶があいまい。(^_^; なので、今回、改めてCDを入手しました。フロイドの『炎』もいつか入手したいな。

 と言うわけで、このデラックス・エディション。ELP版“展覧会の絵”が3ヴァージョン聴けて、お腹いっぱいになります。三つともほぼ同じ時期の演奏なので、基本的に演奏にさしたる違いはありません。ディスク:1の“ 展覧会の絵メドレー (ワイト島ライヴ 1970)”は1トラックにまとめられていますが、内容はオリジナル・アルバム同様の構成による演奏です。これもちゃんとチャプター分けして欲しかったなぁ。(^^ゞ
 ここで、「そもそも“展覧会の絵”はムソルグスキーのピアノ曲で…」と原曲全曲の講釈をたれても良いのですが、はっきりって、あんまり意味は無いでしょう。それほどここではELP色に染めあげられています。原曲を知らなくても、楽しむのに何ら不都合はありません。かくいう僕も、初めてELP版を観た時は、有名な“プロムナード”くらいしか知りませんでした。
 このアルバムが発表された当時は、「クラシックとロックの融合」みたいな「ヨタ話」が言われていたみたいですが、それはもう、今では笑い話なのではないでしょうか。このアルバムは「ロック」以外の何物でもありません。素材がクラシックであっても、表現としては、全くのロックなのです。
 ですから、「クラシック・ファンが聴けるロック」と言うわけでもないですし、「ロック・リスナーのためのクラシックの入門編」でもありません。いやまぁ、僕はこのアルバムをきっかけに“展覧会の絵”の原曲を聴いて、クラシックにハマりましたがね。(^_^; それはまた別の話です。(クラシックの『展覧会の絵』のCDを10枚以上持っているのも、別の話です。(^_^;)
 まぁ、それでも「原曲が聴いてみたい」という方は、ご自身で検索して見られるのが良いでしょう。嫌になるくらい(本当に嫌になる(笑))種類がありますから。老婆心ながらアドバイスを差し上げれば、CDではピアノ版(これが本当の原曲)とラヴェルが編曲した管弦楽版(最も人口に膾炙している)がカップリングされたものをお聴きになるのがよろしいかと。

 さて、ELP版ですが。
 先ほど、原曲の講釈はたれないとは申しましたが、一応は原曲を参照しながら書いてみたいと思います。
 原曲は16曲の小曲から成る組曲ですが、ここではそのうち6曲くらい(アバウトだな(^_^;)が採り上げられています。
 一番最初の“プロムナード”はキース・エマーソン(キーボード)のオルガンで幕を開けます。これはあまりにも有名な曲なので説明は不要でしょう。次の“こびと”はいささかグロテスクな曲です。僕は、この曲のあまりにもロック的な表現から、原曲には無いELP独自の創作だと思い込んでしまっていたのですが、あに図らんや、原曲にしっかりあります。続く二回目の“プロムナード”は、グレッグ・レイク(ベース、ギター、ヴォーカル)の歌が乗っていて、ギターの弾き語りでしっとりと聴かせています。ここらへんはELPならではの味わいになってきますね。その後の“賢人”は原曲にはない「絵」なのですが、これはアレか、原曲の“古い城”の旋律を借りてないか?。ここでもレイクの弾き語りとなります。そして、その、“古い城”が大胆なロック・アレンジで登場します。原曲はもっとしみじみとした退屈な(笑)曲なのですが、ここでは迫力満点な演奏が堪能できます。地続きで“ブルーズ・ヴァリエイション”へと突入しますが、基本的には“古い城”のコード進行がそのままのようです。この2曲はインストで、前半のハイライトと言えましょう。
 B面に移って(まぁ、CDなわけですが、雰囲気で察して(^_^;)、三度目の“プロムナード”がバンド・アンサンブルのインストで演奏された後、いきなり原曲で最後から二曲目に当たる“バーバ・ヤーガの小屋”(インスト)で盛り上がります。間に挟まる“バーバ・ヤーガの呪い”は、“~小屋”の中間部に歌パートを乗っけたものです。
 そして、クライマックスの“キエフの大門”ですが、ここでは原曲同様、壮大なスケールで迫ります。原曲にない歌パートを乗せて、おもいっきり盛り上がって終わるのですが、それは良いんだが、この歌パート、原曲の旋律を、ちょいとフェイクしているのがちょいと気に入らん(笑)。まぁ、細かいことですがね。
 そしてコンサートの締めくくりは(あ~、ここまで、このアルバムがライヴ録音だって言ってなかったね、ごめんね(^_^;)、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』の行進曲をアレンジした“ナットロッカー”で締めくくられます。これがなかなかカッコイイアレンジで(インストです)手に汗握るのですが、実はELPオリジナル・アレンジではありません。原曲(という言い方も変だが)は B. Bumble and the Stingers と言うバンドの"Nut Rocker"です。興味のある方はYoutubeで検索されてみたし。

 ディスク2は前述したライシアム・シアターでのライヴですが、全音源と言うわけではないようです。少なくともヴィデオ盤では“石をとれ”という曲が収録されているのが確認できています。なのですが、まぁ、収録時間の制約上しょうがなかったのでしょう。
 ここでは、“展覧会~”本編以外の楽曲が3曲聴けるのが興味深いところです。3曲ともクラシックやジャズからインスパイアされた曲なのですが、なんというか、雰囲気がまんま“展覧会~”本編と同じ(笑)。まぁ、同じ時期に同じ機材で同じ人が演奏しているんだから当然か。
 ちなみに“未開人”はバルトークのピアノ曲“アレグロ・バルバロ”をアレンジしたもの。“ナイフ・エッジ”は、ヤナーチェクの管弦楽曲“シンフォニエッタ”とバッハの鍵盤曲『フランス組曲』からのインスパイアによるものです。ここまでクラシック曲が原曲ですが、筆者はどれも聴いたことがありません。(^_^; “ロンド”は、デイヴ・ブルーベック Dave Brubeck の超有名盤『タイム・アウト』一曲目収録の“トルコ風ブルー・ロンド”が原曲です。このジャズ・アルバムは超有名曲の“テイク・ファイヴ Take Five”を収録していて、筆者も所有しているのですが、“テイク・ファイヴ”以外はほとんど聴いていないなぁ。(^_^;

 最後に客観的な情報を。
 『展覧会の絵』は1971年に発表されたエマーソン、レイク&パーマー(ELPと略されることも多い)の3rdアルバム。ELPはプログレッシヴ・ロックの系譜とされる。『タルカス』や『トリロジー』、『恐怖の頭脳改革』で名高いが、この『展覧会の絵』も代表作である。キース・エマーソンの奔放なキーボード演奏(当時は新しい楽器だったシンセサイザーも大胆に導入した)、グレッグ・レイクの手堅いベース、及びヴォーカル、時には生ギター、そしてカール・パーマーの超絶技巧ドラムスと言う「エレキ・ギター無し」の編成で人気を博した。なお、ELP結成以前に3人とも別のバンドで名声を得ており(キースはザ・ナイス、レイクはキング・クリムゾン、パーマーはアトミック・ルースター)、ELPは当時流行りのスーパー・グループとも称されていた。

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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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