【CD入手】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / March 13th 1969 The Boston Tea Party #VelvetUnderground #March13th1969TheBostonTeaParty

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / March 13th 1969 The Boston Tea Party

March 13th 1969 The Boston Tea Party / Velvet Underground
https://www.youtube.com/watch?v=NFZfd2tb5yw&list=PLVS-5EkAgQhbNPfAMuiWd4AVQQTFOLe0R


Disc 1
1. Heroin (1st) 6:24
2. Candy Says (Ⅲ) 5:09
3. Ferryboat Bill (アナザー・ヴュー) 4:40
4. I'm Waiting For The Man (1st) 6:54
5. I'm Set Free (Ⅲ) 4:46
6. What Goes On (Ⅲ) 7:52
7. I Can't Stand It (VU) 7:40

Disc 2
1. Beginning To See The Light (Ⅲ) 6:27
2. That's The Story Of My Life (Ⅲ) 2:35
3. White Light / White Heat (ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート) 7:25
4. Jesus (Ⅲ) 4:40
5. Sister Ray (ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート) 21:54


 前回に引き続き、ボストン・ティー・パーティーでのライヴ音源です。前回が1968年12月12日の音源でしたので、今回はそのちょうど三ヶ月後となります。ジョン。ケイルが脱退して『ラ・ケイヴ』(1968年10月4日収録)で新生ヴェルヴェッツ初のライヴを行ってからは5ヶ月ほどですか。この時期はサード・アルバムの発売日(1969年3月ごろ。詳細な日付は不明)が間近ということも有ってかサードからの曲が目立ちます。
 幻の4thアルバムからは今回は“フェリー・ボート・ビル”と“アイ・キャンと・スタンド・イット”の二曲。幻の4thの録音はこの年の5月頃から本格化しているので、この時点では未だスタジオ版は作っていないのではと思いますが、演奏はよくこなれていて、聴き応えは他のレパートリーと遜色ありません。
 ボストン・ティー・パーティーと言うライヴ・ハウス(だと思うのですが)は、ルー・リードがフェイヴァリット・ヴェニュー(「お気に入りの会場」くらいの意味かな)と語ったと言われています。ここでの演奏はリラックスした中にも適度な緊張感が有ってなかなかだと思います。

 しかし、音は悪い。
 冒頭の“ヘロイン”はもやもやした音で始まりますし、後半では少し改善されますが、終始そのもやもや感がついて回ります。まぁ、多分客席録りの音源でしょうからしょうが無いのでしょうけれども。
 そう言った事を了承済みで聴く必要はありますけど、前述の通り、演奏の質はなかなか高いです。ここまで紹介した三作のブート的正規盤には、長尺の“シスター・レイ”がバッチリ入っているのが嬉しいところでしょうね。ここでもスターリング・モリソンの狂気じみたギターを楽しむことが出来ます。



■ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
16/09/17 Live At Boston Tea Party, December 12th 1968
16/08/21 Live at La Cave 1968, Problems In Urban Living
16/03/30 ローデッド~スペシャル・ヴァージョン
15/06/04 Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション
14/11/17 ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27 VU / アナザー・ヴュー
14/07/26 Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27 ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28 ルー・リード Original Album Classics


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テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/Live At Boston Tea Party, December 12th 1968 #VelvetUnderground #LiveAtBostonTeaPartyDecember12th1968

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / Live At Boston Tea Party, December 12th 1968

Disc: 1
1. Heroin (1st) 9:12
2. I'm Gonna Move Right In (アナザー・ヴュー) 5:42
3. I'm Waiting For The Man (1st) 7:18
4. I'm Set Free (Ⅲ) 5:02
5. Foggy Notion (VU) 8:17
6. Beginning To See The Light (Ⅲ) 6:17
7. Candy Says (Ⅲ) 4:44

Disc: 2
1. White Light / White Heat (ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート) 5:18
2. Jesus (Ⅲ) 4:50
3. Sister Ray (ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート) 26:17
4. Pale Blue Eyes (Ⅲ) 6:09

Live At Boston Tea Party, December 12th 1968 / Velvet Underground


 さて、ヴェルヴェットのライヴ紹介第2弾は、前回紹介した『ラ・ケイヴ』(1968年10月4日収録)の約2ヶ月後のライヴです。その間にどれくらいギグをこなし呼吸を合わせて行ったのかはわかりませんが、性急な演奏だった『ラ・ケイヴ』に比べると、こちらは随分落ち着いています。1969年の成熟した味わいが既に見え始めていると言えるかもしれません。
 音質は、『ラ・ケイヴ』のような全体的に歪んだところはなく、多少は良好ですが、やはり、ブート並みです。てまぁ、ほんまモンのブートを聴いたことはないんですが(笑)。
 全部で約90分の収録で、もしかしたら、ワンステージをまるごと録れているのかもしれません。曲間の不自然なカットもないですし。て言うか、まともなMCもせずにダラダラと演奏していた様子がよくわかります(笑)。
 ステレオ感はそこはかとなくありますが、ルー・リードのリズム・ギターとスターリング・モリソンのリードギターとのチャンネルの区別ははっきりせず、実質的にモノミックスと言えるでしょう。

 演奏曲目を見ると、やはり『III』発表後のライヴなので、『ラ・ケイヴ』同様、『III』からの曲目が多め(11曲中5曲)ですね。ちょっと注目なのは幻の4thアルバムから“I'm Gonna Move Right In”や“Foggy Notion”を演っていることでしょうか。つっても『ラ・ケイヴ』でも演ってましたけどね。あんまり珍しくもないのか。前者は1969年9月27日のスタジオ録音が残っていますが、そこでは歌が入っていません。後者は1969年5月6日にスタジオ盤が録音されています。

 『III』からのスローな“キャンディ・セズ”や“ジーザス”も大変美しいのですが、ここでの目玉はやはり26分にも及ぶ“シスター・レイ”でしょう。ここではベースのダグ・ユールがオルガンを弾いています。なのでベースは不在ですね。それよりも、ここはギターのスターリング・モリソンが凄い!。弾きまくってます!。彼の独壇場と言ってしまいたいくらい頑張っています。やはり、モリソンのギター有ってこそのヴェルヴェットだな、と言う感が強いですね!。あと、モーリン・タッカーがドラムスで時おりアクセントのように強打するところも印象的です。(すみません、技術的な言葉を知らないので、稚拙な言い回しになってます。)

 アルバム・ラストは“ペイル・ブルー・アイズ”で静かに締めくくられます。この曲がアンコールなのか、それとも彼らはアンコールをしていなかったのか、よくわかりませんが、あまりにも静かな終幕と言えます。

 さて、次回は、同じく、ボストン・ティー・パーティ(多分ライヴ会場の名前なんでしょうね)での約三ヶ月後の演奏です。あんまり変わり映えしないんじゃないの?、という予想が容易にできるのですが、はてさて、どんなもんやら。僕も曖昧にしか聴いておらず、日記に上げるときに慌てて聴き込んでいるので、今のところはなんとも。(^_^;


■ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
16/08/21Live at La Cave 1968, Problems In Urban Living
16/03/30ローデッド~スペシャル・ヴァージョン
15/06/04Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション
14/11/17ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27VU / アナザー・ヴュー
14/07/26Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28ルー・リード Original Album Classics



テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / La Cave 1968, Problems In Urban Living #VelvetUnderground #LaCave1968ProblemsInUrbanLiving

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / La Cave 1968, Problems In Urban Living
国内盤はこちら
アナログ盤はこちら

Live at La Cave 1968 oct. 4th / Problems In Urban Living / Velvet Underground


1.Move Right In (アナザー・ヴュー) 2:42
2.I Can't Stand It (VU) 7:58
3.What Goes On (Ⅲ) 5:29
4.Waiting For The Man 僕は待ち人 (1st) 6:06
5.Pale Blue Eyes (Ⅲ) 7:34
6.Foggy Notion (VU) 10:55
7.Heroin (1st) 7:20
8.Jesus (Ⅲ) 5:26
9.Venus In Furs 毛皮のヴィーナス (1st) 4:11
10.Beginning To See The Light (Ⅲ) 6:33
11.Sister Ray (ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート) 10:39
12.Story Of My Life (Ⅲ) 1:58

 さて、前回のヴェルヴェッツ日記、スタジオ・ラスト・アルバムの『ローデッド』を採り上げたのですが、あんまり「ラスト」っぽくないあっさりした日記の終わり方だったので、拍子抜けした人もいたのではないでしょうか。いやまぁ、僕も書いたあとになってから、「ちょっとあっけない終わらせ方だったなぁ」と、少し反省したんだよね。(^_^;
 でもまぁ、書いちゃったもんはしょうが無いので、その件の言い訳はこのくらいにします。

 さて。これから何を書くか。

 ヴェルヴェッツ関係で残っているのはライヴ・アルバム。
 なので、今回からしばらく、ヴェルヴェッツのライヴ・アルバムについて書きます。
 手持ちのライヴ・アイテムを数えたら、8種類くらいあるんですよね。それぞれを丁寧に書いていったらきりがないし、そもそも、そんな丁寧に作られたものでもないので、軽い感じで書いていこうと思います。一応、純オフィシャルな『マクシズ・カンサス・シティ』、『ライヴ1969』、あと、『ブートレグ・シリーズ vol.1 ライヴ1969:ザ・クワイン・テープス(3CD)』については触れたいと思いますが、最近出た、『ザ・コンプリート・マトリックス・テープズ』については一切触れないことにします。アレは、『Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション』を買った人間をあまりにも馬鹿にしている商品だと思うので。(いやまぁ、気が変わるかもしれませんけどね。(^_^;輸入盤の中古は安くなっているみたいだし。)

 さて。ヴェルヴェッツのライヴはなぜか圧倒的に1969年物が多い。つまり、ジョン・ケイルが脱退して以降の音源ばかり。今回採り上げるのもケイルが脱退してからのライヴです。一応、収録年代順に採り上げようと思っていますが、一番古いのでもケイルはいません。これはアレか、ケイルが何かコントロールしている?。無粋なことは言わずにケイル時代のライヴ音源をバンバン単品で出してほしいものですが、まぁ、ないものねだりを言うのはやめにして。()

 今回のライヴはジョン・ケイル脱退直後のものです。ジョン・ケイルの最後のライヴが1968/9/28(土)で、このライヴが同年10/4(金)。ほとんど一週間後ですな。もちろんベースはダグ・ユールに変わっており、彼が参加してからの初のライヴとなります。

 全体的に性急な演奏で、1969年以降のゆったりした演奏とは一線を画しています。それに伴い似たような曲調の似たような演奏が多いのでちょっと単調かも。“アイ・キャント・スタンド・イット”、“フォギー・ノーション”、“ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”、“シスター・レイ”など、一聴して区別がつかないです。いや、僕がへなちょこなだけなのはわかっちゃいますが。(^_^;
 いずれにせよ、ここでの覇気のある演奏は一聴の価値はあると言えそうで、1969年の金太郎飴的な音源を無理して収集するよりかは、まずはコレを聴いてみて欲しいですね。

 …ただ、音悪いんだよな。(^_^;

 全体的な音質の悪さはAmazonのレビュー等で他の方も言っていらっしゃいましたが、音飛びをする箇所などについて多少突っ込んで書きますと。
 “毛皮のヴィーナス”の3:38あたりで音がドロップ・ダウンします。音飛びと言うよりは、ドロップ・ダウンと言う感じだなぁ。まぁ、初めて聴いた時はギクッとしますよ。あと、“シスター・レイ”も10:10付近でドロップ・ダウンがあります。その他にも細かな音揺れとかはありますが、僕が明白に気づいたのはその二箇所かな。全然突っ込んでないな(笑)。

 “毛皮のビーナス”が出てきたので、ここで、謝罪をしておきます。以前の日記で“毛皮のビーナス”の歌詞に出てくる Sovereign について、「君主とか国王と言う意味の単語で、固有名詞じゃない」と断言していましたが、間違っていたのは僕の方です。(^_^; Sovereign は、小説「毛皮のビーナス」の登場人物の名前なので、固有名詞で正解でした。(^_^; もちろん、女王と対比させての名前だとは思いますが、「固有名詞でない」としたのは明らかに知識不足でした。ここに謝罪をするものであります。m(_ _)m
 なので、固有名詞として扱っている「45週年記念スーパー・デラックス・エディション」の訳詞は間違いとはいえないんですね。と言っても、「国王」と訳した「ピール・スローリー・アンド・シー~」の方が間違っているかというと、単語の訳としては間違っていないので、なんとも言えないです。小説「毛皮のビーナス」を知らなかった、と、断じるのもどうかなぁ。出来れば両方のことを知っていた上で、両方の情報をリスナーに差し出すのが親切というものではないでしょうか。ココらへん、両者の訳者は猛省して欲しいところです。

 あと気になったのは“Pale Blue Eyes”は、途中で演奏をやり直してるんです。なんでなんだろう。僕は輸入盤を買ったので、そこら辺の情報は全然わからないんですが、国内盤にはこの点についての言及はあるのかしら。

 “僕は待ち人”はゆったり目のテンポで、1969年以降のライヴを予見しているようです。

 彼らのライヴでの目玉といえる“シスター・レイ”ですが、ここではわずか10分ちょいで終わってしまいます。テンポも前述のとおり速い。

 色んな意味で過渡期だったと言える時期のライヴで、音質の悪さを差し引いても興味深い音源と言えましょう。まぁ、これから紹介していくライヴ音源はどれも音質は褒められたもんじゃぁないけどね。



■ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
16/03/30ローデッド~スペシャル・ヴァージョン
15/06/04Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション
14/11/17ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27VU / アナザー・ヴュー
14/07/26Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28ルー・リード Original Album Classics


テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD聴く】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド / ローデッド~スペシャル・ヴァージョン #VelvetUnderground #Loaded #FullyLoadedEdition

ローテッド~スペシャル・ヴァージョンローデッド~スペシャル・ヴァージョン
(1997/04/10)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

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輸入盤はこちらから。


Loaded Fully Loaded Edition Disc 1 Full / Velvet Underground



Loaded Fully Loaded Edition Disc 2 Full / Velvet Underground



ローデッド~スペシャル・ヴァージョン

All songs written by Lou Reed except where noted.

ディスク:1
1. フー・ラヴズ・ザ・サン Who Loves the Sun 2:45
2. スウィート・ジェーン(フル・レングス・ヴァージョン) Sweet Jane (full-length version) 4:06
3. ロックン・ロール(同) Rock & Roll (full-length version) 4:43
4. クール・イット・ダウン Cool It Down 3:06
5. ニュー・エイジ(ロング・ヴァージョン) New Age (long version) 5:07

6. ヘッド・ヘルド・ハイ Head Held High 2:58
7. ロンサム・カウボーイ・ビル Lonesome Cowboy Bill 2:45
8. アイ・ファウンド・ア・リーズン I Found a Reason 4:17
9. トレイン・ラウンド・ザ・ベンド Train Round the Bend 3:22
10. オー・スウィート・ナッシン Oh! Sweet Nuthin' 7:29

11. ライド・イントゥ・ザ・サン(デモ) Ride into the Sun (Demo) (John Cale, Morrison, Reed, and Maureen Tucker) 3:20
12. オーシャン(アウトテイク) Ocean (Outtake) 5:43
13. アイム・スティッキング・ウィズ・ユー(同) I'm Sticking with You (Outtake) 3:06
14. アイ・ラヴ・ユー(デモ) I Love You (Demo) 2:03
15. ロックン・ロール(オルタネイト・ミックス) Rock & Roll (Alternate mix) 4:41
16. ヘッド・ヘルド・ハイ(同) Head Held High (Alternate mix) 2:15

ディスク:2
1. フー・ラヴズ・ザ・サン(オルタネイト・ミックス) Who Loves the Sun (Alternate mix) 2:59
2. スウィート・ジェーン(アーリー・ヴァージョン) Sweet Jane (Early version) 5:22
3. ロックン・ロール(デモ) Rock & Roll (Demo) 4:45
4. クール・イット・ダウン(アーリー・ヴァージョン) Cool It Down (Early version) 4:14
5. ニュー・エイジ(フル・レングス・ヴァージョン) New Age (Full-length version) 5:44
6. ヘッド・ヘルド・ハイ(アーリー・ヴァージョン) Head Held High (Early version) 2:48
7. ロンサム・カウボーイ・ビル(同) Lonesome Cowboy Bill (Early version) 3:14
8. アイ・ファウンド・ア・リーズン(デモ) I Found a Reason (Demo) 3:16
9. トレイン・ラウンド・ザ・ベンド(オルタネイト・ミックス) Train Round the Bend (Alternate version) 4:36
10. オー・スウィート・ナッシン(アーリー・ヴァージョン) Oh! Sweet Nuthin' (Early version) 4:04
11. オーシャン(デモ) Ocean (Demo) 6:27
12. アイ・ラヴ・ユー(アウトテイク) I Love You (Outtake) 2:03
13. サテライト・オブ・ラヴ(オルタネイト・デモ) Satellite of Love (Alternate demo) 2:51
14. オー・ジン(デモ) Oh Gin (Demo) 2:54
15. ウォーク・アンド・トーク(同) Walk and Talk (Demo) 2:47
16. サッド・ソング(同) Sad Song (Demo) 3:43
17. ラヴ・メイクス・ユー・フィール・テン・トール(同) Love Makes You Feel Ten Feet Tall (Demo) 4:09



 さて、前回ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレビューをしてから、幾星霜経ったでしょうか…。トオイメ。いや、まぁ、実際は、僕がサボっていただけなんですけどね。(^_^;『III』をレビューしてから10ヶ月近く経とうとしていますねぇ。そうこうしているうちに、聴く予定だったルー・リードの5枚組BOXを紛失してしまい、慌てて買い直している有様。『ローデッド』もアニヴァーサリー・エディションが一応出たというのに…。いやしかし、これは、アレだ、なんか、問題多くないか?。(^_^;

 『Loaded 45th Anniversary Reissue』
 曲目を引用すると長くなるので、↑こっちを参照してね。
 これね~、ディスク1と3は、今回揚げた『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』の焼き直しだと思うんだよね~。もったいぶったリミックスを水増ししているだけじゃないかな?。ディスク2のモノ・ミックスは好きな人は好きかもしれないけど、僕は興味ないし(笑)。そいでさぁ、ディスク4が、『マクシズ・カンサス・シティ』のデラックス・エディションの抜粋盤てどう言う事よ?!。なめとんのか!。かろうじてディスク5が未発表ライヴ。でもなんか、Amazonのレビューとか見ると超音悪いらしい。ディスク6のDVDオーディオもわけわかんないし。

 しかも、これ、国内盤が出なかったのね。

 厳密に言うと、出るには出たんだけど、なんと、一枚物の抜粋盤!。これは国内のファンをなめとるやろう!。てかまぁ、この内容だと確かに『~スペシャル・ヴァージョン』と差別化して6枚組を売るのは辛いわな~。国内盤も頑張ってディスク5の未発表ライヴとの抱き合わせの二枚組で発売とかでけへんかったんかな~。それやったらみんな幸せになれたんにな~。

 と言う訳で、今回は、アニヴァーサリー・エディションは購入しないことにしました。なので、手持ちの『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』の日記で行くよん。

 『ローデッド~スペシャル・ヴァージョン』と出会ったのは、あれは2001年の秋のこと。その時点では、1989年に買ったアナログ盤の『&ニコ』を持っているだけでした。あいや、1992年にルー・リードの『ニュー・ヨーク』を買っているな。でも、この傑作アルバムを買っていながら、まともに聴き込んでいなかったという、結構情けない現実が…。ともあれ、店頭で艶(なま)めかしく光っている3Dジャケットの当盤を手にして、衝動的に買ってしまったのです。二枚組スペシャル・ヴァージョン、と言うプレミア感の誘惑に負けて。結果、5枚組の『ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス』(オリジナル・アルバムの音源は全て網羅されていた)を買うに至るんですが…。まぁ、ここらへんは以前に日記でも書いたからいいや。

 さて、『ローデッド』ですが。ルー・リード在籍時の最後のスタジオ盤。世評は低いが僕はそれなりに好き。
 とは言え、ルー・リードの名曲“スウィート・ジェーン”と“ロックン・ロール”で知られるアルバム。…と言って過言ではないでしょうねぇ。しかし初出時には、その2曲には、ルー・リードの望まぬ加工が施されていたとか。ですが、僕はその加工されたという「オリジナル・ヴァージョン」を聴いたことがありません。手持ちのCDは全て、ルー・リードの意に沿って修正されたもの。なので、どんな加工をされてルー・リードが怒ったのか、確かめられない。いやまぁ、フツーに販売されてる『ローデッド』聴けばいいじゃん、ということになりそうだが、それは面倒くさいのでいやだ(笑)。
 名曲とされる“スウィート・ジェーン”“ロックン・ロール”ですが、僕が最初に聴いた時は、地味な2曲だな、と、思いました。繰り返し聴いているうちにジワジワ効いてきましたが、それは、みんなが名曲だと褒めそやしているから、付和雷同してそんな気になったのかもしれません。まー、その程度の耳です、僕は。(^_^;
 これら2曲は、ルー・リードがソロになってからライヴで採り上げるようになり、有名になりました。

 このアルバム制作時には、ルー・リードはもう、売れないバンド活動に嫌気が差して、ストレス満載だったらしいですね。
 しかし、そう言った低層の思惑とは裏腹に、表層的には明るさが漂っています。これまでのヴェルヴェッツにあった「殺気」はほとんど聴かれません。“ロンサム・カウボーイ・ビル”など、脳天気すぎてめまいがするほどです。そこには、なんとしてもヴェルヴェッツを「売れる」バンドにしたいという、ルー・リードの執念が感じられるような気がするのですが、穿ち過ぎた見方でしょうか。

 しかし、ルー・リードは、結局、このアルバム作成中、ヴェルヴェッツを去ることになります。9割方アルバムはできていて、後はミックスダウンのみ、と言う状態だったらしいですが。有名なライヴ・アルバム『マクシズ・カンサス・シティ』が、ルー・リードのヴェルヴェッツでの最後の瞬間を捉えたものとなりました。

 結局、ミックスダウンは残されたメンバーに委ねられたのですが、そこで、前述の“スウィート・ジェーン”“ロックン・ロール”改ざん事件が起きたらしいのです。その詳細を述べられれば良いのですが、前述のように、僕は「修復された」ヴァージョンしか知らないので、語る資格は無いでしょう。

 なお、このアルバム作成時には、ドラムスのモーリン・タッカーは妊娠休暇中で、ほとんどレコーディングに参加していません。このCDのアウト・テイクには参加の痕跡が見えるのですが、アルバム本編には参加しておらず、また、彼女の代わりを誰がしたのかも、はっきりと記録が残っていません。

 各曲について触れているときりがないですし、また、僕の文章力もそれほどではないので、気になったものだけ書いておきます。

 一曲目が明るい歌声の“フー・ラヴズ・ザ・サン”で始まり、「おー、ルー・リードも明るい声出せるんじゃないか」と思ってたら、これ、ベースのダグ・ユールが歌ってるんだって。(^_^;

 “ニュー・エイジ”もダグが歌う曲。ダラダラした感じの曲で、僕は好きじゃない。ロング・ヴァージョンだの、フル・レングス・ヴァージョンだのと、いい加減にしてほしい。

 “トレイン・ラウンド・ザ・ベンド”はオリジナルでもそこそこギターが目立っているけど、“トレイン・ラウンド・ザ・ベンド(オルタネイト・ミックス)”では更に騒々しいほどのギターが聴けます。僕はミックス違いでお茶を濁されるのは好きじゃないんですが、これは中々面白い出来でした。

 ここからはボーナス・トラックについて。

 “ライド・イントゥ・ザ・サン”もダグがヴォーカルのよう。『アナザー・ヴュー』ではカラオケ・ヴァージョンが収録されていました。後にルー・リードの1stソロ『ロックの幻想』で採り上げられました。

 二種類ある“オーシャン”は『VU』のヴァージョンは打楽器無しでダラダラしたつまらない出来でしたたが、こちらはいずれもドラムスが入り、メリハリの効いた仕上がりになっています。これも『ロックの幻想』に収録。

 “アイム・スティッキング・ウィズ・ユー”はモーリン・タッカーがリード・ヴォーカルの楽しいワルツ。

 “アイ・ラヴ・ユー”は二種類収録されていますが“アイ・ラヴ・ユー(アウトテイク)”の方は途中で笑い出してしまい、実に楽しそう。よく最後まで通せたもんだ。『ロックの幻想』に収録。

 その他、ルー・リードのソロ・アルバムに収録された楽曲を揚げておきます。
 “ウォーク・アンド・トーク”“ラヴ・メイクス・ユー・フィール・テン・トール”は『ロックの幻想』に収録。
 “サテライト・オブ・ラヴ”は『トランスフォーマー』に収録。
 “オー・ジン”は、“オー・ジム”と改題され『ベルリン』に収録。
 “サッド・ソング”も『ベルリン』に収録。

 のちに、ギタリストのスターリング・モリソンが、不満気に「ルーはヴェルヴェッツ時代の曲をソロで演ってるんだ」と言ったそうですが、それはつまり、ここらへんの曲だったのでしょうね。

 この後、ヴェルヴェッツは事実上解体してしまい、一人残されたダグ・ユールが、スタジオ・ミュージシャンなどと、『スクイーズ』と言うアルバムを作りましたが、全然聴くつもりもないし、この日記でも採り上げるつもりはありません。聴いてみたら意外と良いのかもしれませんが…。さてねぇ。



■ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
15/06/04Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション
14/11/17ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27VU / アナザー・ヴュー
14/07/26Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28ルー・リード Original Album Classics

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

【CD入手】ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/Ⅲ 45周年記念 スーパー・デラックス・エディション (6CD) #VelvetUnderground #VelvetUnderground3rd

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド<45周年記念盤 スーパー・デラックス・エディション>ヴェルヴェット・アンダーグラウンド<45周年記念盤 スーパー・デラックス・エディション>
(2014/12/24)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

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輸入盤はこちら↓
Velvet Underground: 45th AnniversaryVelvet Underground: 45th Anniversary
(2014/11/24)
The Velvet Underground

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III("The Val Valentin Mix")


III("The Closet Mix")


III("Promotional Mono Mix")


1969 SESSIONS


VU + Another View Selected 1969 Sessions Sequence(1969セッションズとのミックスの比較のために引用)


Live at the Matrix Full Set



ディスク:1 THE VELVET UNDERGROUND ("The Val Valentin Mix")
1. キャンディ・セッズ 4:02
2. ホワット・ゴーズ・オン 4:52
3. サム・カインダ・ラヴ 4:03
4. ペイル・ブルー・アイズ 5:38
5. ジーザス 3:22
6. ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト 4:38
7. アイム・セット・フリー 4:01
8. ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ 1:59
9. 殺人ミステリー 8:53
10. アフター・アワーズ 2:07

ディスク:2 THE VELVET UNDERGROUND ("The Closet Mix")
1. キャンディ・セッズ 4:04
2. ホワット・ゴーズ・オン 4:35
3. サム・カインダ・ラヴ 3:39
4. ペイル・ブルー・アイズ 5:42
5. ジーザス 3:24
6. ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト 4:47
7. アイム・セット・フリー 4:03
8. ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ 2:02
9. 殺人ミステリー 8:53
10. アフター・アワーズ 2:08
11. ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ (オルタネイト“Closet Mix”) 4:44

ディスク:3 THE VELVET UNDERGROUND ("Promotional Mono Mix")
1. キャンディ・セッズ 4:04
2. ホワット・ゴーズ・オン 4:35
3. サム・カインダ・ラヴ 3:39
4. ペイル・ブルー・アイズ 5:41
5. ジーザス 3:23
6. ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト 4:47
7. アイム・セット・フリー 4:05
8. ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ 2:03
9. 殺人ミステリー 8:55
10. アフター・アワーズ 2:09
11. ホワット・ゴーズ・オン (モノ・シングル) 2:40
12. ジーザス (モノ・シングル) 3:20

ディスク:4 1969 SESSIONS
1. フォギー・ノーション (original 1969 mix) + 6:47
2. ワン・オブ・ジーズ・デイズ (new 2014 mix) + 4:09
3. リサ・セッズ (new 2014 mix) + 3:00
4. アイム・スティッキング・ウィズ・ユー (original 1969 mix) + 2:28
5. アンディズ・チェスト (original 1969 mix) + 2:51
6. コニー・アイランド・スティープレチェイス (new 2014 mix)+ 2:32
7. オーシャン (original 1969 mix) 5:12
8. アイ・キャント・スタンド・イット (new 2014 mix) + 3:23
9. シーズ・マイ・ベスト・フレンド (original 1969 mix) + 3:07
10. ウィアー・ゴナ・ハヴ・ア・リアル・タイム・トゥゲザー (new 2014 mix) + 2:57
11. アイム・ゴナ・ムーヴ・ライト・イン (original 1969 mix) 6:30
12. フェリーボート・ビル (original 1969 mix) 2:10
13. ロックン・ロール (original 1969 mix) 5:18
14. ライド・イントゥ・ザ・サン (new 2014 mix) + 3:34
+ previously unreleased mixes

ディスク:5 LIVE AT THE MATRIX <November 26 & 27, 1969 (Part 1)>
1. 僕は待ち人 * 5:30
2. ホワッツ・ゴーズ・オン * 4:32
3. サム・カインダ・ラヴ ** 4:04
4. オーヴァー・ユー * 3:07
5. ウィアー・ゴナ・ハヴ・ア・リアル・グッド・タイム・トゥゲザー * 3:25
6. ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト ** 5:42
7. リサ・セッズ ** 6:00
8. ロックン・ロール ** 6:55
9. ペイル・ブルー・アイズ * 6:08
10. アイ・キャント・スタンド・イット * 6:08
11. ヴィーナス・イン・ファーズ * 4:36
12. ゼア・シー・ゴーズ・アゲイン * 3:15

ディスク:6 LIVE AT THE MATRIX <November 26 & 27, 1969 (Part 2)>
1. シスター・レイ *** 36:53
2. ヘロイン * 8:18
3. ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート ** 8:42
4. アイム・セット・フリー * 4:46
5. アフター・アワーズ * 2:56
6. スウィート・ジェーン ** 4:17

All mixes previously unreleased.
* previously unreleased performance
** different source mix of this performance appears on 1969: The Velvet Underground Live
*** different source mix of this performance appears on The Quine Tapes Box Set

 マトリックスでのライヴの日付は、実際は1969/11/23~25, 27, 12/1~3。

 いまごろ「Ⅲ」のスパデラ日記かよ!、て感じですけれども。発売されてから、悠に半年は経ってますね。(^_^; ま、各種ミックス違いを聴き取るのにそんだけ時間がかかったということで、どうか!。(^^ゞ
 以前「Ⅲ」の日記を既に書いているわけですけれども、その時はクローゼット・ミックスしか持っていなかったので、通常ミックス(The Val Valentin Mix)との比較ができませんでした。今回は両者の比較について主に記したいと思います。
 皆さんは、通常のヴァル・ヴァレンティン・ミックスをお聞きになっている方が大部分でしょうから、そちらの説明をくどくどしくするのは無しにしましょう。
 簡単に言えば、通常ミックスは、ドラムス/ベース/ヴォーカルが中央に定位し、左右にギターが振られています。例外はありますが、基本はそう言うミックスになっています。
 ではクローゼット・ミックスはどうなのか。以前の日記では「ヴォーカルがオン気味になってるとか、そんなとこじゃないの?」みたいないい加減なことを書いたのですが、そう言う程度の問題では無いようです。ヴォーカルがオン気味なのかどうかは正直わからないのですけれども、楽器の定位がかなり違います。
 まず、左にドラムス/ベースが振られています。そして、ギターは2台とも右チャンネルに振られています。そして、真ん中はヴォーカルのために開けられています。これが、クローゼット・ミックスの基本の形です。
 何事にも例外があるもので、以下、基本から外れている部分を説明していきます。
 “ホワット・ゴーズ・オン”は通常ミックスでも間奏のリード・ギター(3台目)が真ん中に来ていましたが、クローゼット・ミックスでもそうなっています。通常ミックスではヴォーカルが右に振れ気味のように思えるのですが、クローゼットではきちんと真ん中に定位しています。
 “ジーザス”の通常ミックスは、ヴォーカルが左右に振り分けられ、ギターが真ん中寄りの左右に振り分けられ、真ん中にダグ・ユールのベースが定位するという変則定位でしたが、クローゼットも変則的です。ヴォーカルが左右なのは同様ですが、ギターは完全に左右に振り分けられています。ベースは真ん中なのかな?。低音楽器の定位は聞き分けにくいです…。通常ミックスのヴォーカルはルー・リードが左でダグ・ユールが右でしたが、クローゼットでは逆になっています。
 “ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト”は左で生ギターが鳴っているようにも聴こえるのですが、定かではないです。ドラムスのスネアが似た音を出しているだけかもしれません。
 “アイム・セット・フリー”も真ん中でストロークを弾くギターが鳴っています。間奏のリード・ギターは通常ミックスと同様に真ん中です。
 “ザッツ・ザ・ストーリー・オブ・マイ・ライフ”、これは他のクローゼット・ミックスとはかなり定位が違い、通常ミックスに近いです。左にリズムギター、右に打楽器、間奏のリードギターは真ん中。この曲あたりだと、「ヴォーカルがオン気味」と言うのがわかりやすいです。
 “殺人ミステリー”は冒頭から入ってくる、トレモロを弾くギターが真ん中です。通常ミックスではこのギターは左右にふられますが、クローゼット・ミックスでは定位は変わりません。左右に振り分けられているヴォーカルは通常ミックスと同じです。
 “アフター・アワーズ”はほぼ通常ミックスと同じですが、最初の「Hello」に深いエコーがかかっています。

 物はついでですので、デイスク:4 1969 SESSIONS についても、「VU」「アナザー・ヴュー」とのミックス違いを見てみましょう。ただし、基本的に楽器の定位のみに注目してみます。音質云々言い出すときりがないので…。とは言え、全体の印象が変わるような大胆なミックス違いは殆ど無いです。“コニー・アイランド・スティープレチェイス”のヴォーカルが大きく違う程度かな。それでも微細な違いはあるので記しておきましょう。
“フォギー・ノーション”original 1969 mixでは、リード・ギターが右、リズム・ギターが左に入れ替わっています。曲冒頭にスタジオでの喋りらしきものが入っている以外は左右のチャンネルが入れ替わっただけの模様。
“ワン・オブ・ジーズ・デイズ”new 2014 mix では、冒頭から出てくるスライド・ギターはオン気味で、ほぼ真ん中だがやや左寄りにも聴こえます。VUではど真ん中でオフ気味でした。new 2014 mix ではバックコーラスは右寄り。コーダでのスライド・ギターは右。これはVUでは真ん中だったもの。その他はどちらもほぼ同じ定位。
“リサ・セッズ”new 2014 mixとVUとの違いはわかりませんでした。本当に違うの、コレ?。(^_^;
“アイム・スティッキング・ウィズ・ユー”original 1969 mixでは冒頭にルー・リードのカウント。それ以外はVUとほぼ同じ。
“アンディズ・チェスト”VU と original 1969 mix とでは左右のギターが逆。どっちのギターがどう、と言うのは言葉では表現しづらいので勘弁。(^_^;
“コニー・アイランド・スティープレチェイス”これはかなり違う。アナザー・ヴューでは、ドラムス、ベースが真ん中、ギターは左、冒頭のヴォーカルはイコライジングされており右、中盤の「マンデイ~」のコーラスはノーエフェクトで真ん中でした。これがnew 2014 mixでは、ドラムスが真ん中は同じですが、ベースは右、ギターは左と真ん中、冒頭のヴォーカルはほぼノーエフェクトで真ん中、中盤のイコライズされた「マンデイ~」のコーラスは右に広がります。
“オーシャン”→VUと同じミックス。
“アイ・キャント・スタンド・イット”new 2014 mixは冒頭カウント入り。左のリズムギターの入りがVUより早い。リフを弾くギター最初の一瞬だけ真ん中で、すぐ右(VUでは最初から右)。コーダのリードギターは真ん中と右に分かれています。VUでは真ん中のみに聴こえていました。
“シーズ・マイ・ベスト・フレンド”VUでは左のギターがリードギター的でしたが、original 1969 mixは右。
“ウィアー・ゴナ・ハヴ・ア・リアル・タイム・トゥゲザー”定位的にはアナザー・ヴューと同じ。低音の押し出しがnew 2014 mixの方がやや強いか。
“アイム・ゴナ・ムーヴ・ライト・イン”“フェリーボート・ビル”“ロックン・ロール”→これら3曲はアナザー・ヴューと同じミックス。
“ライド・イントゥ・ザ・サン”アナザー・ヴューでは左右に広がっていた先発のリズム・ギターが、new 2014 mixでは左にくっきり定位。途中でトレモロを弾くギターは、アナザー・ヴューでは左右にふられている感じだったが、new 2014 mixでは真ん中から動かない。中盤から出てくるファズがかかったリード・ギターは、アナザー・ヴューでは真ん中だったが、new 2014 mixでは右になっています。

 ライヴ音源のディスク:5-6については、割愛。(^_^; 18曲中10曲が初出のテイクとなっています。詳細は各自Youtube音源にあたってみて下さい。m(_ _)m

 以下個人的蛇足。
 「あ~、また難聴手術成功話かよ」と思われる方は読み飛ばし可です。
 ここまで左右の定位にこだわった聴き方は、以前の僕、前回「Ⅲ」をレビューした当時の僕では出来ませんでした。と言うのも、その時点での僕は、左耳が極度の難聴で、ほとんど聴こえていなかったのです。どれほどかというと、「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」の“ザ・ギフト”をイヤホンで聴いた時、ジョン・ケイルの声が全く聴こえなかった、と言う状態でした。
 そんな状態で、音の定位に特徴のある「クローゼット・ミックス」を理解するなんて、出来るわけない話で、以前の「Ⅲ」日記では、全くその真価をわかっていなかった事になります。
 それが、昨年の11月に難聴手術を行い、聴力が回復に向かい、通常ミックスの「ヴァル・ヴァレンティン・ミックス」と「クローゼット・ミックス」の違いを明瞭に聴き取れるほどに回復しました。
 これも、僕のクダラナイ音楽日記を暖かく見守って頂いている皆さんのおかげだと思って、感謝の意を表し、この項を終えたいと思います。皆さん、本当に有難うございます。

ルー・リード/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド日記一覧(下に行くほど旧い)
14/11/17ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ デラックス・エディション等
14/07/27VU / アナザー・ヴュー
14/07/26Ⅲ from ピール・スローリー・アンド・シー~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ボックス(5CD)
14/04/27ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14/02/23ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ~45週年記念スーパー・デラックス・エディション(6CD) 他
13/10/28ルー・リード Original Album Classics

テーマ : 洋楽ロック
ジャンル : 音楽

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Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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