【CD聴く】高岡早紀 / Romancero #高岡早紀 #Romancero #加藤和彦

■目次
●基本情報(ジャケット写真、曲目など)
●Youtube音源
●アルバム概要
●各曲の印象
●この頃の加藤和彦
●2013年再発盤
●再発盤『サブリナ』補足
●次回の予定
■加藤和彦関連日記一覧

 
 
●基本情報(ジャケット写真、曲目など)

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高岡早紀 / Romancero

全作詞:安井かずみ
特記の無い限り全作曲編曲:加藤和彦

1.Daincing in the sunset 5:26
2.セザンヌ美術館 4:21
3.水晶の夜 (千住明・作曲・編曲) 3:53
4.ジプシーを踊ろう 4:21
5.哀しみのヴェニス 4:59
6.砂浜のバレリーナ (千住明・作曲・編曲) 5:21
7.フレスコ画の少女 (千住明・作曲・編曲) 4:13
8.プリマヴェーラ 3:31
9.バラ色の館 (J.Brahms・作曲/千住明・編曲) 4:40
(ブラームス弦楽六重奏曲第一番第二楽章より)

 1990年9月21日発売
 1990年5月7日-7月12日録音

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●Youtube音源

Romancero (全9曲) / 高岡早紀


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●アルバム概要

 さて、今月の加藤和彦も、前回に引き続き、高岡早紀です。先月も採り上げたので二ヶ月連続ですね。でも、いつも言ってますけど、毎月加藤和彦日記を書いているわけではないんですよ?。今回は偶々(たまたま)ですからね?。(^^ゞ
 「Romancero」は「ロマンセロ」と読むようです。僕は長いこと「ロマン“チェ”ロ」だと思いこんでいたので、出るとこ出ていたら、かなり恥ずかしい目にあっていたわけです。(^_^;
 退廃的だった(笑)前二作と比して、こちらは、前向きというか、情熱的というか、なかなか興味深い内容になっています。いやまぁ、基本的な「物憂さ」は変わってないんですけどね(笑)。
 興味深いのは、今作の作詞が加藤のパートナーの安井かずみであることです。だからどうだ、というほど雰囲気が変わっているわけではないのですが、心なしか加藤の楽曲から前述したような「前向きさ」を感じるんですが、気のせいですかねぇ…。

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●各曲の印象

 一曲目、題名が「日暮れに踊る」だけに、スパニッシュ、て言うんですか?、ラテン系って言うんですか?、情熱的な踊りを思わせるようなリズムに乗って、でも今まで通りの物憂い旋律が繰り出されて行きます。これはでも、今までの中では一番好きかもしれない。単にこういう世界観に慣れてきただけかもしれないけど(笑)。
 僕が白眉だと思うのは、情熱的な“ジプシーを踊ろう”。加藤の旋律製作家(メロディ・メーカー)としての資質が充分に発揮された名曲だと思います。先の“Daincing in the sunset”もそうですが、この曲も文字通り踊れそうな感じが好きですね。
 ヨーロッパの斜陽を歌ったような“セザンヌ美術館”や“哀しみのヴェニス”は親しみやすくも品がありますね。高岡早紀はこう言う気高い雰囲気がよく似合います。間違っても庶民派じゃないわ(笑)。タレントとしての高岡が世間からどう評価されているのかは知らないんですけどね。TV観ないし。(^_^;
 “プリマヴェーラ”は三拍子なんですよね。僕は三拍子の曲が妙に好みだったりするんですが、この曲も大好きです。サビのやや明るめな曲想と、それ以外の暗めな曲想の対照がとても良いですね。これでワルツが踊れるか?、と問われると…、さぁ、どうでしょうかねぇ(笑)。

 前二作では物憂い加藤和彦作品の緩衝剤(かんしょうざい)のような役目を果たしていた千住明ですが、“水晶の夜”はなかなか物憂い感じ。対抗心が出たのかしらん?。しかし、“砂浜のバレリーナ”は明るい曲調のとても良い曲だと思います。♪とてもナチュレル感じるの~、と言うフレーズがとても好き。“フレスコ画の少女”もやはり明るめできれいな曲。「フレスコ画」がどういうものなのか僕は知らないんですが、多分キラキラした素敵な絵なんだろうなと思わせるような曲です。

 “バラ色の館”は、映画「恋人たち」(1958年)で使われて有名になった、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番第二楽章に詞をつけたもの。ここまでの高岡早紀の憂いのある世界観にピッタリはまっている楽曲だと思います。この選曲は誰がしたのか気になるところですねぇ。

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●この頃の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディステック・ミカ・バンドの最初の再結成(桐島かれん参加)が終了しており(ライヴ『晴天』は1989年7月12日発売)、最後のソロ・アルバム『ボレロ・カリフォルニア』(1991年2月27日発表)の制作をする(1990年10月-11月)少し前、ということになります。『~カリフォルニア』が安井と組んだ最後の作品(安井は1994年肺癌で逝去)となったことは前回も書きましたが、その一つ前の共作が当アルバムの作品群ということになるようです。まぁ、あんまりそういう「重し付け」で音楽を聴くのもアレですけどね。

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●2013年再発盤

 このアルバムも、2013年の再発のときにボーナス・トラックが付きました。

Romancero+7 (ジャケ写をクリックでAmazonの該当ページ開きます。)
高岡早紀 / Romancero+7
【ボーナス・トラック曲目】
10. 女優マリアンヌ <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)
11. コバルトブルーの翼がほしい <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作詞:安井かずみ 作曲・編曲:千住明)
12. CODA「夜明けに」 (インストゥルメンタル) <ボーナス・トラック(ベスト盤『モン・シェール』収録曲)>(作曲・編曲:千住明)
13. 薔薇と毒薬 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作編曲:清水信之)
14. パンドラの舟 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:清水信之)
15. フリフリ天国 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)
16. 見知らぬ彼女への伝言 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集3>(作詞:森雪之丞 作曲:加藤和彦)

 カラオケ以外は既発の編集アルバム『モン・シェール』で聴けるものばかりですが、2013年の再発では『モン・シェール』は対象外だったのでこのような選曲になったのでしょう。“CODA「夜明けに」”は同アルバムでは前曲“コバルトブルーの翼がほしい”の終結部とひとつながりになっていた曲です。今回の再発でそこを分離するのが面倒くさかったのでひっつけてボートラ化したのでしょう(笑)。

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●再発盤『サブリナ』補足

 ところで、以前の『サブリナ』の日記のとき、2013年再発分のボートラの曲目を付け忘れていたので、今回急遽付け足しました。こちらでもそのボートラ曲を載せておきます。

サブリナ+8
高岡早紀 / サブリナ+8
【ボーナス・トラック曲目】
11. 真夜中のサブリナ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
12. NON!NON!NON! <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
13. オーロラの微笑み <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:桜井鉄太郎)
14. ソレイユ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:覚和歌子 作曲・編曲:鶴来正基)
15. 真夜中のサブリナ (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
16. NON!NON!NON! (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
17. 眠れぬ森の美女 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
18. オーロラの微笑み (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>

 それで、ボートラ曲の作者を調べていて気がついたのですが、加藤作品の“NON!NON!NON!”を、華麗にスルーしてしまっていました。(^_^;「「華麗に」じゃねぇよ、ちゃんと調べろよ!。」全くその通り。で、急遽、この曲のためだけに追加でCDを購入することにしました。いやまぁ、再発盤の『サブリナ』ではないのですけれどもね。(^_^;

 てなわけで、「イレギュラーなことって、必ず起こるよな。(^_^; だから、備えはしておかなければいけないんだねぇ。」と言う感じで、充分な備えをしていなかった僕は月末も押し迫ったこの時期に赤字覚悟でCDを注文することになりましたとさ!。
 今回注文したCDの紹介をどうするかはまだ未定ですが、多分一通り高岡早紀オリジナル・アルバムを紹介した後にご紹介することになるんじゃないかな、と、思います。

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●次回の予定

 さて、次回の加藤和彦日記も引き続き高岡早紀を採り上げるのですが、前述した編集アルバム『モン・シェール』を扱います。2013年再発盤を持っている人にはほぼ不要な編集盤なんですが、まぁ、そこら辺も多少は掘り下げながら紹介してみようと思いますので、あまり期待せずに楽しみに待っていてください。

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■加藤和彦関連日記一覧
 
 
 
 
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【CD聴く】高岡早紀 / 楽園の雫 #高岡早紀 #加藤和彦 #楽園の雫

■目次
●基本情報
●Youtube音源引用
●アイドル♀と擬似恋愛。
●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。
●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち
●高岡の歌声ありき。
●当時の加藤和彦
●2013年再発盤など
■加藤和彦関連日記一覧


●基本情報
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高岡早紀 / 楽園の雫


特記のない限り全曲 作詞:森雪之丞/作編曲:加藤和彦

1. 不思議の森のアリス
2. フリフリ天国
3. 楽園の雫 (作編曲:高橋幸宏)
4. 16月に逢いましょう (作編曲:高橋幸宏)
5. 窓辺にて (作詞:鈴木博文/作編曲:千住明)
6. 天使失格
7. パーティーはパニック
8. 見知らぬ彼女への伝言
9. 哀しいサーカス

1990年3月21日発売。
1989年10月17日-1990年2月8日録音。

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●Youtube音源引用
楽園の雫 / 高岡早紀


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●アイドル♀と擬似恋愛。

 さて、今月の加藤和彦ですが、まずは前フリから。

 アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言うものは、疑似恋愛の色合いが濃ゆい、と、僕は思っています(僕の場合、対象は♀アイドルということになります)。なので、実は「音楽的に」どうのこうのと言うのは、結構ついでだったりするのです。(^_^; 特に1970年代以前のアイドルものはそうだなぁ。アイドル本人が主で、楽曲は従、になっている。とはいえ、そこでしっかり主たるアイドル本人を支えるだけの力を持った楽曲でなければ、疑似恋愛は成立しにくい。まぁ、グラドルも好きな僕がこういうことを言っても説得力はないかもしれないけど。(^^ゞ
 1980年代以降になると、「音楽的に」どうのこうの言えるものも出てくるんだけど(小泉今日子とかね)、その一方で1970年代的なアイドルも未だ残っていたりする。堀ちえみとか好きでした。いや厳密に言うと、堀ちえみは音楽込みで好きになったのは最近なんだけどね(笑)。1980年代を代表するアイドルと言うと、やはりこれは松田聖子と中森明菜ということになるんだろうけど、僕はどちらも好きじゃなかった。別に洋楽を聞き始めてアイドルに興味がなくなったとかいうわけじゃなくて(信じてもらえないかもしれないけど、もともとアイドルは好きじゃなかった。ハマったのは割と最近からなのよ)、ぶりっ子もつっぱりも極端すぎて好きになれなかったんだ。(それは今もそうかな。)
 1990年代になると、これはWinkの独壇場、と言うか、そもそも他にアイドルいたのか?、みたいな状況になるわけですが。(Wink自体は1988年デビュー。)モー娘。とか、ほとんど興味なかったもんなぁ。(モーニング娘。のデビューは1997年。)
 21世紀になると、アイドル・ポップ/アイドル歌謡、と言える物はなくなっちゃったような気がする。少なくとも、疑似恋愛の対象としてはね。替わりにJ-POPの女性アーティストなるものが台頭してきたんではないだろうか。女性ミュージシャン、と言う言い方ではなくて、女性「アーティスト」と呼んでいたと思う。(これを受けてか、今でも、自分たちのことを「アーティスト」と呼んでいるJ-POP「ミュージシャン」が(男女にかかわらず)多数いるようですが、正直、不快です(笑)。音楽家、イコール必ずしも芸術家にあらず、だと僕は思っています。音楽家で芸術家と呼べるのは、ほんのひとつかみの存在で…。例えば、ノーベル賞で騒がれた某氏、とか、ね…。)
 まぁ、2010年代になると、皆さんよくご存知のAKBなんとかとかが流行り始めて、これまた、甘酸っぱい疑似恋愛とは一線を画した、もっと生々しい、浪漫のない(あくまで当社比(^_^;)物に相成りました。(なので、AKBについては特に執着もないのだけれども、それでも「あんなのは握手券を売っているだけで音楽が評価されているわけじゃない」と言って、AKB以外の「音楽とやら」を擁護した気になって、AKBの楽曲の価値を認めようとしない「自称良識派」は、僕は信じないことにしている。アイドルが「音楽以外」に付加価値をつけるなんて、昔から有る話で(それともあなたジャケ買いしたことない人ですか?)、たまたま商戦としての「握手券がヒットした」からと言って、付属(?)の音楽までくさすことはないと思う。少なくとも僕は“恋するフォーチュンクッキー”を聴いてからは彼女らをばかにするのはやめにした。だって、「自称良識派」の人達が演っている(あるいは聴いている)音楽よりも、“恋チュン”の方がよっぽど出来が良かったんだもの。よっぽど心に響いたもの。君たち(もしくは君たちが贔屓している音楽)が売れないのとAKBが売れているのとは相互に関連性はないからね?。人のせいにする前に自己研鑽に励むほうが良いと思うぜ?。)(あ、あと、僕は仮面ライダースナックは残さず美味しく食べていた口です、念のため。)
 とまぁ、1970年代以降のアイドルについて、かなり記憶に頼った、信憑性の薄い私見を述べてきたわけですが。いや、そもそも僕の日記を読んでいる人たちが女性アイドルに興味あるのかどうかと言われると甚(はなは)だ自信がないのですが。いいじゃん、俺の日記なんだし、俺の好きなことについて書いても。(^_^;

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●擬似恋愛をはねつけるアイドル、高岡早紀。

 さてそこで、我らが高岡早紀ちゃんですが。Wink独走の時代にアイドル・デビューしちゃった娘なわけですが。もちろん、リアルタイムでは僕は全く注目していなかった(前述の通り)娘。今でも、疑似恋愛の対象になるんか、と、問われたら、「ならん」と答えるわけだが。(笑)(^_^;
 いやもちろん美少女だし、可愛げもそこそこあるし、アイドルと言えばアイドルなわけだけども。好みじゃないのか、タイプじゃないのか、と問われると「そういうわけではないんだけれども…」と歯切れの悪い返事を返すしかない。まぁ、“眠れぬ森の美女”(『サブリナ』収録)で、「キスを待ちつづけ眠るなんて恐ろしい話」って言い放つような娘だからなぁ。(作詞したのは真名杏樹なんだけど。)そういう、不思議な妖しさみたいなものを持っていて、安易な「擬似恋愛」などを受け付けないような雰囲気があると思うのです。
 前述の疑似恋愛の対象になるようなアイドルたちって、僕達が今住んでいるこの世界で同じ空気を呼吸している、みたいな親しさがあったわけですが、この娘はそう言った気安さとは違う「近寄りがたさ」の方が先に立つと思うのです。単に大人っぽい、というのとは違うんだよな。

 で、まぁ、そう言った事を思わせる要因の一つとして、やはり、妖しい魅力を放つ楽曲群があると思うのです。

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●高岡早紀を彩る「独特な」楽曲たち

 どこか物憂げな楽曲の世界観は前作『サブリナ』と同様。一曲目の出だしが、のどかな鐘の音で始まり、牧歌的な旋律が出てくるので、うっかり安心して気を緩めてしまうのですが、すぐに憂鬱な旋律に取って代わり、「あぁ、やっぱりか」と安堵(?)させてくれます。(^_^;
 加藤は6曲を提供していますが、いずれも、この世界観にしっかりあったものばかりです。と言うか、もしかしたら、これ、加藤自身が設定した世界観なのかもしれません。前回の日記ではそこら辺は「スタッフが設定」したと類推したのですけれども。
 いやもちろん、プロデューサーはちゃんといるわけで、Tomoharu Aikawa と言う人がその人なのですが。誰だ、この人?。有名な人なの?。僕は知らないんですが。(^_^;
 おそらく、彼女のデビュー・シングルである“真夜中のサブリナ”の世界を加藤が設定した時に、「この世界観」が規定されてしまったのではないか、と思ったりするんですが真相は如何に?。

 あるいは、この曲の作詞を担当した真名杏樹が持っていた世界観なのでしょうか…?。僕としては加藤の『うたかたのオペラ』(1980年発表)に通ずる妖しい暗さが漂っていると言う点で、加藤が一役買った、と言う類推に一票入れたいところです。

 もちろん、その物憂い世界観を緩和させる楽曲も混じってはいるわけで、高橋幸宏が作曲したタイトル曲“楽園の雫”などはそうでしょう。加藤が設定した(ということに仮にしておきますが)雰囲気と齟齬(そご)を起こさない程度に、穏やかな空気を挿入することに成功しています。
 高橋はもう一曲“16月に逢いましょう”も提供しています。こちらは、加藤の世界観に従った感がありますが…。それにしても、「16月」ってなんだろう?。4月のことかな?。
 前作に引き続き、千住明も、やはり一曲だけですが、作品を提供しています。これが、大変美しいバラードになっておりまして、高橋の二曲とともに、加藤の「危ない」作風の楽曲に挟まれることによって、その可憐さがいや増すという、なかなかニクい演出になっております。そう言えばこの曲だけ作詞が鈴木博文(ムーン・ライダースの慶一ではない方の鈴木さん)ですね。
 とは言え、“天使失格”は、加藤にしては珍しく、柔らかな曲調になっていて、いきなり違う世界に叩き込まれるというわけではないのであります。(^_^;
 とは言え、(今回この言い回しが多いな(^_^;)終曲の“哀しいサーカス”では、しっかり悲嘆に暮れさせてくれるので、ご安心を。(^_^;

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●高岡の歌声ありき。

 制作側の話にちょっとより過ぎた感がありますが。高岡の囁(ささや)きのような呟(つぶや)きのような不思議な歌声も健在ですね。1972年生まれの高岡は、この時点では17-18才という年齢。この年令で変に可愛げを振りまいてキャッキャした感じになっていないのが凄い、と言うのは以前の日記でも書きましたね。
 前述の楽曲群の不思議な魅力というのは、なんだかんだ言って、この、高岡の声ありきで作られたものなのだろうなぁ、という気がします。考えてみれば前述のWinkにしても、愛想笑いとかはしていなかったわけですし、こういった「クールな」表現というのが1990年代の流行り(トレンド)だったのかな?、という気もしないでもないことはないこともないです。どっちだ(笑)。

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●当時の加藤和彦

 この時期の加藤は、サディスティック・ミカ・バンドの最初の再結成を行っており、スタジオ作『天晴』(1989年4月発表)に続き、ライヴ・アルバムの『晴天』を1989年7月12日に発表済み、と言う状態でした。次作の『ボレロ・カリフォルニア』(1994年に癌(ガン)で亡くなった奥方の安井かずみが作詞を担当した最後の加藤作品)が1990年10月 - 11月の制作ですので、未だそこまでは着手していない状態だったのでしょうね。

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●2013年再発盤など

 ところで今回の日記は、9曲入りのオリジナル盤に準じているのですが、前作同様、2013年に、オリジナル未収録曲などを追加した形で、CD再発がされています。

楽園の雫+7
高岡早紀 / 楽園の雫+7
10. 薔薇と毒薬 <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
11. パンドラの舟 (作曲:清水信之) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
12. フリフリ天国 (シングル・バージョン) <ボーナス・トラック(未収録シングル)>
13. 悲劇のアイドル (作曲:清水信之)
14. パンドラの舟 -REMIX VERSION- (作曲:清水信之)
15. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>
16. ソレイユ (作詞:覚和歌子/作曲:鶴来正基) (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集2>

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 こちらには加藤が作曲した“薔薇と毒薬”も収録されています。僕の日記では、この曲は“真夜中のサブリナ”同様、編集アルバムの『モン・シェール』で触れることになりそうです。…覚えていれば、ですが。(^_^;

 蛇足。“フリフリ”って、スパイダースの曲にあったよね?。かまやつひろしの作曲だったと思う。高岡早紀との関連はよくわかりませんが…。

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■加藤和彦関連日記一覧

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【CD聴く】【追悼】かまやつひろし / あゝ、我が良き友よ #かまやつひろし #加藤和彦 #あゝ我が良き友よ

かまやつひろし / あゝ、我が良き友よ
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あゝ、我が良き友よ / かまやつひろし


1. 仁義なき戦い (作詞:松本隆 作曲・編曲:細野晴臣)
2. 道化役 (作詞:松本隆 作曲:日高富明 編曲:今井裕)
3. サンフランシスコ (作詞:山上路夫 作曲:加藤和彦 編曲:Greg Adams)
4. DARLING (作詞・作曲:りりィ 編曲:青木望)
5. 歩け歩け (作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:加藤和彦)
6. ロンドン急行 (作詞・作曲:井上陽水 編曲:深町純)
7. TOWER OF LONDON (作曲・編曲:かまやつひろし)

8. お先にどうぞ (作詞・作曲・編曲:大瀧詠一)
9. 男の部屋 (作詞:安井かずみ 作曲:堀内護 編曲:高中正義)
10. 我が良き友よ (作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:瀬尾一三)
11. 何とかかんとか (作詞:安井かずみ 作曲:堀内護 編曲:高中正義)
12. 根なし草 (作詞:伊勢正三 作曲:南こうせつ 編曲:石川鷹彦)
13. OH,YEAH (小学校低学年用) (作詞・作曲・編曲:遠藤賢司)
14. ゴロワーズを吸ったことがあるかい (作詞・作曲:かまやつひろし 編曲:Greg Adams)

リリース 1975年4月5日

 という訳で「今月の加藤和彦《番外編》」はスパイダースの編集アルバムに続いて、僕が持っている唯一のかまやつひろしソロ・アルバムです。

 アルバム・タイトルの由来となった“我が良き友よ”があまりにも有名ですが、その他の楽曲も粒ぞろいで、捨て曲なしの傑作と言えます。タイトル曲がよしだたくろうの作曲であることにつられて「コレって、フォーク系のダサいやつだろ?」などと思っていた人は、ぜひ認識を新たにしてこの作品を聴いて欲しいですね。

 豪華な作家陣(当時の現役のフォーク系(一部ロック系)のミュージシャンたち)による、名曲ぞろいのアルバムなのですが、その中にあって締めくくりの、かまやつの自作の“ゴロワーズを吸ったことがあるかい”が一番カッコイイと言うオチがついています。心憎いですね~。この曲は、旋律の抑揚が少なくて、一聴取っ付きにくいのですが、そこがダンデイで渋くて良いんです♪。聴き込むたびに味わいの出て来る名曲。アメリカのバンド、タワー・オブ・パワーのホーン・セクションも粋です。

 作家陣の名前は大体見覚えがあるのですが、「日高富明、堀内護って誰だろう?」と思ってしまいました。調べてみたら、なんと、大野真澄とともにガロを演っていたメンバーだったんですねぇ。これだけ作曲能力があるのに、他人が作った“学生街の喫茶店”(作詞:山上路夫、作曲:すぎやまこういち、編曲:大野克夫)ばかり話題になっちゃ、そりゃ解散するわ。ちなみにガロって昔、かまやつのバックバンドやってたんですって。彼らはフォーク系というよりロック系なのかな?。

 この中で僕が一番好きなのは“DARLING”。ロッカ・バラードのリズムに乗って、甘く切ない旋律が流れていきます。冒頭部分を歌っているのは作者のりりィなんでしょうか?。クレジットは載ってるんだけど、文字が小さすぎて目が痛いので確認できない(笑)。その歌声がとても雰囲気が良くて、かまやつの歌が出てくるところまで気持ちよくつながっていきます。コレは絶品でっせ。

 加藤和彦は洒落た感じの“サンフランシスコ”を提供。その他、よしだたくろう作詞作曲の“歩け歩け”(たくろうらしいユーモラスで軽快な曲)の編曲も担当しています(*)。ちなみに“サンフランシスコ”の編曲者のグレッグ・アダムスはタワー・オブ・パワーのメンバー。この曲は穏やかな地味目の楽曲で、アルバムの中では一番目立たないくらい。しかし、じっくり聴くと、なかなか染みてくるんですな。そこらへんはさすが加藤と言うべきか!。
 この時期の加藤は、サディスティック・ミカ・バンドでブイブイ言わせていた頃で、まさにノリノリの全盛時代。(ただし、妻のミカ(旧姓福井)とは離婚の危機に見舞われています。)ミカ・バンドのセカンド・アルバム『黒船』は既に発表されており、サード・アルバム『HOT! MENU』の発表を控え、この1975年秋にはロクシー・ミュージックのサポート・アクト(いわゆる前座)として英国ツアーを行う直前の時期のことでした。
 その加藤は一足先に亡くなっているわけですが、今頃天国で二人でセッションでもしているでしょうか…。

 (*)加藤とよしだとは、よしだのヒット曲“結婚しようよ”を含むアルバム『人間なんて』のA面の編曲を加藤が行い、スライド・ギターの演奏も披露するなど、旧知の仲でした。加藤本人は実質的にプロデュースだったと言っていました。よしだとしては「加藤に手伝ってもらった」と言う認識。クレジット上のアルバムのプロデューサーはよしだ自身となっています。
 『黒船』:1974年2月~5月30日制作、1974年11月5日発表。
 『HOT! MENU』:1975年11月5日に国内発売、英国では10月5日発売。
 ロクシー・ミュージックの前座:1975年10月2日~23日の19回公演。この時の英国公演は結構評判が良かったらしいです。のちに三代目ミカを襲名する木村カエラが、英国人の祖父に「今度ミカ・バンドのヴォーカルやることになった」と報告したところ、「そりゃ、すごいこっちゃ!」と言われたと言うのは、記憶に新しいところ。(ミュージック・ステーションのTV放送で言ってたんですけど、皆さん覚えてますか?。)

 アルバムの特徴としてユーモアのセンスがそこかしこに垣間見れるのが面白いところ。冒頭の“仁義なき戦い”なんて、題名からしてギャグやしな(笑)。なかなかやるね、松本隆。
 逆にペーソスにあふれているのが“道化役”。想い人の兄役を演じるという、よくある展開ながらなかなかに涙を誘います。こちらも松本の作詞で、彼の節操の無さ…あぁ、いや、その、レンジの広さ(^_^;を見せつけておりますな。
 同様にペーソスなのが“男の部屋”。彼女がせっかく自分の部屋に遊びに来てくれたんだけど、どうやって饗(もてな)して良いかさっぱりわからん、と言う男心。それを的確に描き出すのは、才媛、安井かずみ。一つ置いて“何とかかんとか”は、なんだかんだ言いつつうまく行っている男女の歌で、やはり安井かずみの作詞。リア充爆発しやがれ(笑)。
 安井は、のちに、ミカと離婚した加藤と結婚するのですが、この時点でのお互いの知見はどんなものだったんでしょうね?。

 ユーモアとペーソスの同居と言えば、“お先にどうぞ”なんか、53才独身の僕にはなかなか身につまされます。「三十路になっても独り者なのは僕が内気で照れ屋のせい」と、まるで僕自身のことを歌われているかのようであります。(誰やねん、「お前のどこが内気で照れ屋なんだ」とかヌかしとんのは!。俺は対人では小心者なんだよ!。)

 恒例になった筆者の思い出話のコーナー!。
 その昔、“ロンドン急行”を「ロンドン空港」と空耳して、「ろんろん、ろんどんくぅこ~ぉ~」と調子よく歌っていたら、兄に「そんな歌はない」と馬鹿にされた事がありました…。でも、固有名詞としての「ロンドン空港」はあるよね(**)?。(^_^; 「恋人よ/行く先は/着いた時に知らせる」と言うトボけたオチの歌詞がなんとも井上陽水らしい。この曲に連なる“TOWER OF LONDON”は穏やかなインストで、騒がしい“ロンドン急行”をクールダウンさせているかのよう。多分アナログではここまでがA面。

 (**)ロンドン空港:ありません(笑)。ウィキペディアなどで調べればわかるのですが、「ロンドン・ヒースロー空港」などはあっても、「ロンドン空港」単体は無いのです。

 “根なし草”はかぐや姫コンビによる作品で、のんびりした曲調がとても郷愁を誘う素敵な曲。これが、かまやつのヴォーカルとバッチリ合うんだな。作中に登場する女性の描写がとても良い。

 そして、作詞作曲編曲全部エンケンでまとめたユーモラスな小品“OH,YEAH (小学校低学年用)”が来ます。タイトル通りの勢い一発の佳曲。楽曲終盤での遠藤らしき人とのモノローグが微笑ましいです。

 まぁ、しかし、何と言っても、オリコン一位になったシングルの“我が良き友よ”が強力ですな。「下駄を鳴らしてやつが来る」のフレーズは、今や、かまやつと分かちがたく結びついています。ただ、この曲の泥臭さ(そう言った素朴さがよしだの持ち味ではあるんですが)が、かまやつ本来の洒落たセンスを阻害してしまった感はなきにしもあらず。
 よしだたくろうは、他にも、かまやつとのコラボを行っていました。先駆けての1974年7月1日には名曲“シンシア”とそのカップリング曲“竜飛崎”をかまやつとの連名で発表しています。両曲ともよしだのベスト・アルバムなどを探せば容易に聴けると思うのですが、Youtubeでは著作権監視が厳しいため、アップロードが出来ないのであった。(^_^;

 そんな感じで、今回は3月に急逝したかまやつひろしに便乗(?)して「今月の加藤和彦」をお送りしました。R.I.P.


■加藤和彦関連日記一覧

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■加藤和彦関連日記一覧

■加藤和彦関連日記
2018/01/30 高岡早紀 / Romancero
2017/12/24 高岡早紀 / 楽園の雫
2017/10/06 かまやつひろし / あゝ、我が良き友よ
2017/07/01 高岡早紀 / サブリナ
2017/01/29 ウインク / ダイアリー
2016/10/31 竹内まりや / Love Songs
2016/07/26 竹内まりや / UNIVERSITY STREET
2016/04/29 竹内まりや / BEGINNING
2016/01/27 ザ・フォーク・クルセダーズ/フォークル「DAIKU」を歌う (CDシングル)
2016/01/27 加藤和彦/memorial single~あの素晴しい愛をもう一度~(CDシングル)
2015/10/31 加藤和彦/ベル・エキセントリック
2015/10/30 加藤和彦/うたかたのオペラ
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【CD聴く】高岡早紀 / サブリナ #高岡早紀 #加藤和彦 #サブリナ #Sabrina

高岡早紀 / サブリナ

サブリナ (抜粋) / 高岡早紀

 著作権者の監視が厳しいため、次の音源の引用はありません。“野蛮な憂鬱”“真夜中のバレリーナ”“悲しみよこんにちは”

1. 野蛮な憂鬱 (作詞:森雪之丞、作編曲:清水信之)
2. ×××のデザート (作詞:森雪之丞、作編曲:加藤和彦)
3. ナイフの鳥、綺麗な石 (作詞:森雪之丞、作編曲:清水信之)
4. 太陽はひとりぼっち (作詞:森雪之丞、作編曲:加藤和彦)
5. SLEEP WALKER (作詞:森雪之丞、作編曲:加藤和彦)
6. 真夜中のバレリーナ (作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦、編曲:千住明)
7. 悲しみよこんにちは (作詞:真名杏樹、作編曲:加藤和彦)
8. ROSÉ (作詞:真名杏樹、作編曲:加藤和彦)
9. 眠れぬ森の美女 (作詞:真名杏樹、作編曲:加藤和彦)
10. ガラスの夜想曲 (作詞:サエキけんぞう、作編曲:千住明)

 1989年6月21日発売

 今月の加藤和彦は、高岡早紀の1stアルバム『サブリナ』です。
 このアルバムが発表された時点で高岡早紀は若干16才。最初の収録曲を吹き込んだ時点では15才という若さ(幼さ?)でした。それでこんなに大人っぽい歌い方ができるのですね。女優って怖い(笑)。
 アルバム・タイトルは公募によって決められたものです。ファンもまさかデビュー・シングル“真夜中のサブリナ”(1988年4月30日発売。もちろん加藤の作曲)がデビュー・アルバムで未収録になるとは思ってもいなかったでしょう。(この曲については後日、収録されている編集アルバムを紹介する時に言及したいと思います。…覚えていればね。(^_^;)

 この頃の加藤は、ソロ・アルバム『マルタの鷹』(1987年12月5日)発表後、サディスティック・ミカ・バンドの最初の再結成に尽力していました。再結成アルバム『天晴』は1989年4月8日発表。

 当アルバム『サブリナ』では全10曲中7曲もが加藤のペンになっており、ファンには聴き逃せない内容になっています。ただ、なんだか暗い曲が多いですねぇ。(^_^;
 高岡は15~6才とは思えないほどの、しっとりと落ち着いた歌唱を聴かせ、どこかけだるげで物憂げな世界感がなんとも言えません。…とか書いたけど、実はこういう世界観は僕は苦手だったりします(笑)。若いんだからもっと明るく行こうよ(笑)。CDチェンジャーがここに来ると、「あぁ来ちゃったか」とか思っちゃう(笑)。
 それでも一旦聴き始めたらつい耳を傾けてしまうのは、やはり楽曲の良さによるものでしょうし、高岡の歌唱がその良さをしっかり支えているという事だと思います。それにしても、こんな暗い曲ばかり書かなくてもいいだろう、加藤君。(^_^;

 とは言え、女性アイドルと言えば、能天気であ~ぱ~なものというパブリックイメージ(そうか?(^_^;)を覆(くつがえ)し、独自の世界観を設定したスタッフの手腕は、評価されてしかるべきだとは思います。おそらく加藤もその世界観を気に入り、ノリノリで作曲したのでしょう。僕的には暗すぎるとは思うものの、どの曲も良くできていて、聴かせると思います。個人的なベスト・チューンは優雅なワルツの“真夜中のバレリーナ”かな。

 今回紹介したのは、オリジナル通りの旧盤なのですが、2013年に、アルバム未収録曲を追加した再発CDが出ています。そちらにはデビュー・シングル“真夜中のサブリナ”もバッチリ収められていますので、これから入手したいという人はそちらのほうが良いかもしれませんね。

サブリナ+8
高岡早紀 / サブリナ+8
【ボーナス・トラック曲目】
11. 真夜中のサブリナ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
12. NON!NON!NON! <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:加藤和彦)
13. オーロラの微笑み <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:真名杏樹 作曲・編曲:桜井鉄太郎)
14. ソレイユ <ボーナス・トラック(未収録シングル)> (作詞:覚和歌子 作曲・編曲:鶴来正基)
15. 真夜中のサブリナ (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
16. NON!NON!NON! (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
17. 眠れぬ森の美女 (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
18. オーロラの微笑み (オリジナル・カラオケ) <オリジナル・カラオケ集1>
※『サブリナ+8』ボーナス・トラック曲目→2018/01/30(火)追記

 という訳で、これからしばらくは、高岡早紀のCDを聴いていこうと思っているのですが、途中で、今年(2017年)の3月に亡くなったあの人のCDを採り上げます。その後は再び高岡早紀に戻りますので、どうぞよろしく。
 
 
 

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 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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