【CD聴く】セロニアス・モンク / Thelonious Himself - from The Complete Riverside Recordings(15CD Import) #TheloniousMonk #TheloniousHimself

セロニアス・モンク / The Complete Riverside Recordings(15CD Import)
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The Complete Riverside Recordings(15CD Import)


セロニアス・モンク / Thelonious Himself


Thelonious Himself / Thelonious Monk


1. April in Paris (E. Y. Harburg - Vernon Duke) 3:53
2. I Don't Stand a Ghost of a Chance With You (take 7) (Bing Crosby - Ned Washington - Victor Young) 4:24
3. Functional (take 2) (Monk) 9:21
4. I'm Getting Sentimental over You (Ned Washington - George Bassman) 4:07
5. I Should Care (take 3) (Paul Weston - Sammy Cahn) 3:16
6. 'Round Midnight (take 7) (Monk - Cootie Williams - Bernie Hanighen) 6:44
7. All Alone (Irving Berlin) 4:54
8. Monk's Mood (Monk) 7:55

April 5,1957 #6
April 12,1957 #1-5, #7
April 16,1957 #8
#8 John Coltrane - ts, Wilbur Ware - bass


Thelonious Himself Alternate / Thelonious Monk


1. I Don't Stand a Ghost of a Chance With You (take 5) 4:13
2. Functional (take 1 - alternate) 9:45
3. I Should Care (take 1) 3:31
4. Monk's Mood (false start) 0:59
5. I Should Care (take 2) 3:22
6. 'Round Midnight (in progress) 21:58

April 12,1957 #1-3, #5-6
April 16,1957 #4
#4 John Coltrane - ts, Wilbur Ware - bass


 ピアノ・ソロ作。“Monk's Mood”だけ、テナー・サックスとベースが入ります。世評では「名曲“ラウンド・ミッドナイト”の決定版が収録された名盤」との誉れが高いのですが、その世評に引きずられて、モンク初心者、ましてやジャズ初心者がいきなり聴いてはいけません。これは、モンクの作品としては、例外的な「難解作」なのです。
 モンクの演奏上の特徴としては、突っかかるような感じとか、不協和な音使いとかがあるんだけど、大抵の場合は、そこに類まれなユーモアが介在しています。しかしこの『ヒムセルフ』には、ユーモアがありません。シリアスなムードが全体を支配していて、正直とっつきにくいです。もちろん、初心者にも色んなパターンの人がいるから、一聴して「これは面白い!」と言える人もいるかもしれないけど、そういう人は稀ではないか、と思います。

 ここでの“ラウンド・ミッドナイト”は、なるほど悪くはないですが、ベストと言えるほどではないのでは?。少なくとも、僕は同じソロ作なら『ソロ・オン・ヴォーグ』での明朗なヴァージョンのほうが好きです。そして何よりも、モンクはホーン入りのコンボで真価を発揮します。ジョニー・グリフィンのテナーや、ジェリー・マリガンのバリトンとの共演など、名演はいくらでもあります。この盤にこだわる必要は一切ありません。

 そう言った虚飾を剥ぎ取って聴けば、このアルバムもそれなりに聴きどころはあります。特に、訥々(とつとつ)としたモンクの独特の奏法がよくわかるのは面白いと言えるでしょう。初心者には勧めないけど、ある程度ジャズを聴き込んで、モンクもそれなりに知った後だったら聴いてみてもいいと思います。(是非聴け、とは言わんが。(^_^;)

 “ラウンド・ミッドナイト(イン・プログレス)”は、同曲の制作過程を録音したもの。全行程なのかどうかは分からないけど、なかなか興味深い音源ではあります。現行盤のCDにはほぼ入っているので、聴くのは難しくないでしょう。ただ、音楽として面白いかどうかは…。(^_^;
 『コンプリート・リヴァーサイド・レコーディングス』のボックスには、他に5曲のアウト・テイクが含まれています。僕みたいなへなちょこにはちょっと真価がわかりかねますが(^_^;これらもそれなりに面白い聴き物となっています。

 僕はこのアルバムのベスト・テイクは、間違いなく“モンクス・ムード”だと思っています。ジョン・コルトレーンのテナー・サックスがいい味を出しています。このアルバムでのモンクはシリアスな海に沈んでいるわけですが、真面目人間のコルトレーンの糞真面目なサックスが実によくフィットしているのです。ドラムスなしの、ベースを従えた変速トリオ編成。このコンセプトで一枚通して作っていれば、ものすごい傑作ができたのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

 さて、モンク/コルトレーン/マイルスを、「だいたい」年代順に聴き進んでいくというこのプロジェクト、次回は、コルトレーンがサイドマンとして参加したアルバムになります。これもへなちょこな感想しか書けない予感が見え見えですが(^_^;なにとぞよろしくお願いしますです。


■セロニアス・モンク日記
14/06/28Brilliant Corners
14/06/22Plays Duke Ellington/The Unique
14/04/19Piano Solo(Solo On Vogue)
14/01/30ソニー・ロリンズ/コールマン・ホーキンス
14/01/05トリオ/クインテット
14/01/01The Complete Riverside Recordings(15CD Import)
13/04/25コンプリート・ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1~3




■マイルス・デイヴィス最新日記
16/06/28 'Round About Midnight

■コルトレーン最新日記
2014/06/21 ザ・キャット/ダカール

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD聴く】セロニアス・モンク / Brilliant Corners #TheloniousMonk #BrilliantCorners

Complete Riverside RecordingsComplete Riverside Recordings
(1991/11/22)
Thelonious Monk

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The Complete Riverside Recordings(15CD Import)



ブリリアント・コーナーズ (紙ジャケット仕様)ブリリアント・コーナーズ (紙ジャケット仕様)
(1999/03/31)
セロニアス・モンク

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Brilliant Corners / Thelonious Monk Quintet
1. Brilliant Corners 7:47
2. Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are 13:25
3. Pannonica (Opening) 2:42 *
4. Pannonica 8:51
5. I Surrender, Dear (Gordon Clifford - Harry Barris) 5:32
6. Bemsha Swing (Monk - Denzil Best) 7:51

* Only The Complete Riverside Recordings
All compositions by Thelonious Monk except as indicated

Oct 15, 1956 #1-4
Ernie Henry - as
Sonny Rollins - ts
Oscar Pettiford - bass
Max Roach - ds

Oct 15, 1956 #5
Monk - pf

Dec 7, 1956 #6
Clark Terry - tp
Sonny Rollins - ts
Paul Chambers - bass
Max Roach - ds

Full Album


 リヴァーサイド時代の始まりは、ピアノ・トリオによるへなちょこなスタンダード集二作だったわけですが、三作目にして、自作自演の大傑作をモノにします。
 “I Surrender, Dear”は、収録曲が足りないという理由で追加録音されたという曲ですが(真偽の程は定(さだ)かで無い)、よいチェンジ・ペースになっていると思います。そして、それ以外の4曲がもぉ、モンク色丸出しの大傑作集!。プレスティッジ時代に初録音した“Bemsha Swing”を除いて、3曲とも新曲!。いやまぁ、モンクの場合は曲を作りためていたりするので、純粋な「新」曲かどうかはわからないのですけれども。
 それにしても俺、この音源入手するの三度目だな。最初は、ソニー・ロリンズのボックスもの「コンプリート・リバーサイド&コンテンポラリー・レコーディングス」で、当アルバムのロリンズ参加曲の4曲(“Brilliant Corners”“Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are”“Pannonica”“Bemsha Swing”)を聴きました。ロリンズ目当てで買ったはずのボックスだったけど、「モンクすげぇ!」ってなったのを今でもよく覚えてる。考えてみればジャズ初心者がこんなボックスに手を出したのが、まぁ、なんというか、僭越というか、おこがましいというか、無謀(笑)だったよね。
コンプリート・リバーサイド&コンテンポラリー・レコーディングス・ソニー・ロリンズコンプリート・リバーサイド&コンテンポラリー・レコーディングス・ソニー・ロリンズ
(2000/05/24)
ソニー・ロリンズ、アビー・リンカーン 他

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 二度目は、オリジナル形態でのCD購入。これはまぁ、“I Surrender, Dear”ってどんな曲やねん?、と思って買ったんだけどね。まぁ、大した曲じゃなかったけど、紙ジャケだったし、買ったのは後悔していない。(>_<)
 そして三度目が、この、「The Complete Riverside Recordings(15CD Import)」での音源だ。オリジナル・アルバム未収録曲も一曲有って、嬉しいなったら嬉しいな。…どこがやねん!(笑)。なんか、“Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are”では盤起こしみたいなスクラッチノイズが聞こえるし…。(;_;)まぁ、それ以外は文句があるというわけではないけど。
 でも、アルバムとしては大名盤。一曲目のタイトル曲のストレンジな音型を聴いただけでぶっ飛ぶ。これがモンクだ!。さぁ、ひれ伏せ!。…あ、いや、ひれ伏さなくてもいいです。(^_^; そのぐらい良いよ、と言いたかったわけで。まー、売れない時代が長く続いたモンクでしたけど、ここからはもう、フルスロットルですよ。リヴァーサイド時代の単品アルバムも何枚か紙ジャケで持ってますが、どれもまぁ、傑作ですね。その嚆矢(こうし)となったこの傑作アルバム、聴かない手はないですよ~。て、あんまり傑作、傑作言うとかえって引かれるか。まぁ、Youtube音源も付していますので。どの曲もストレンジでありながら、実にキャッチー。モンクの間を活かしたピアノ奏法もやはり自作でこそ生きる。得意の不協和音も異形の美しさを放つ。共演のホーン陣も縦横に吹きまくる!。これがモンクだ!。さぁ、ひれ伏せ!。…あ、いや、ひれ伏さなくてもいいです。(^_^; すんません天丼で。(天丼:同じネタを敢えて二回繰り返すこと。)
 なお、“Bemsha Swing”だけ録音日とメンバーが違うのは、ベースのオスカー・ペティフォードと喧嘩して後日録り直し、となったからだそうです。何が気に入らなかったんだろう、ペティフォード。前二作ではまぁまぁのサポートぶりを見せていたが。これ以降はモンクとの共演はなさそうだが…。

 さて、以前コルトレーンの項でもお伝えしましたが。コルトレーン、モンク、マイルス、の三者を、毎月一人一枚づつ聴きこんでいこうとしたのですが、ちょっと、無理があるという事がわかりました。JAZZのレコードは月に三枚も四枚も聴き込めないです。時間がかかるんですよ、自分のものにするのに。なので、ペースを落とします。まずは、コルトレーンとモンクはしばらくお休みして、復帰後のマイルスから片付けていこうと思います。半年くらいかかるかな。その後、マイルスの初期のアルバムに戻って、そこからは年代順に三人のうち一人を月一枚くらいのペースでのんびりと聴いていこうと思っています。まぁ、この3人以外にもJAZZのレコードを聴いていくかもしれませんが、あくまで、のんびりと、が趣旨です。なので、大幅にペースダウンになりますが、どうか、お付き合いの程をよろしくです。m(_ _)m

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD聴く】セロニアス・モンク/Plays Duke Ellington/The Unique #TheloniousMonk #MonkPlaysDukeEllington #TheUnique

Complete Riverside RecordingsComplete Riverside Recordings
(1991/11/22)
Thelonious Monk

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The Complete Riverside Recordings(15CD Import)


セロニアス・モンク・プレイズ・デューク・エリントンセロニアス・モンク・プレイズ・デューク・エリントン
(2000/03/23)
セロニアス・モンク

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Monk Plays Duke Ellington / Thelonious Monk
1 It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing) (スイングしなけりゃ意味ないね) (Ellington-Mills) 4:39
2 Sophisticated Lady (Ellington-Mills-Parish) 4:29
3 I Got It Bad (And That Ain't Good) (Ellington-Webster) 5:54
4 Black and Tan Fantasy (黒と茶の幻想)(Miley-Ellington) 3:26
5 Mood Indigo (Ellington-Mills-Bigard) 3:14
6 I Let a Song Go Out of My Heart (Ellington-Mills-Nemo-Redmond) 5:41
7 Solitude (Ellington-DeLange-Mills) 3:43
8 Caravan (Ellington-Tizol-Mills) 5:56

July 21 and 27, 1955
Thelonious Monk - piano
Oscar Pettiford - bass
Kenny Clarke - drums

Full Album



ザ・ユニーク (紙ジャケット仕様)ザ・ユニーク (紙ジャケット仕様)
(1999/09/22)
セロニアス・モンク

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The Unique / Thelonious Monk
1 Liza (All The Clouds'll Roll Away) (Gershwin-Kahn-Gershwin) 3:24
2 Memories of You (Razaf-Blake) 4:17
3 Honeysuckle Rose (Razaf-Waller) 5:32
4 Darn That Dream (DeLange-Van Heusen) 6:30
5 Tea for Two (二人でお茶を) (Youmans-Caesar) 5:55
6 You Are Too Beautiful (Rodgers-Hart) 4:56
7 Just You, Just Me (Klages-Greer) 7:59

March 17, 1956:#1 #2
April 3, 1956:#3-#7
Thelonious Monk - piano
Art Blakey - drums
Oscar Pettiford - bass

Full Album




 セロニアス・モンク(ピアノ)を録音年代順に追っていくこのシリーズ、リヴァーサイド時代に突入です。(あんまりマニアックな追い方してないので、漏れてる音源は多々あるかとは思いますが、入手しやすいものを採り上げるということでご容赦を。)「The Complete Riverside Recordings(15CD Import)」から、アルバム単位で抜き出して聴いていこうと思っています。今回は「Monk Plays Duke Ellington」と「The Unique」の2枚。
 モンクがプレスティッジからリヴァーサイドに移籍するにあたっては、いろいろあったと思うのですが、まぁ、リスナーにとってはあんまり関係ないことなので割愛します。
 さて、プロデューサーのオリン・キープニュースは、モンクの「難解」と言うイメージを払拭しようと、スタンダード・ナンバーによるピアノ・トリオ作品を企画します。まぁ、古今東西、とりあえず売ろうと思ったら、ピアノ・トリオでスタンダード、と言う発想は変わらないようで…。しかし、残念ながらと言うか、当然ながらと言うか、キープニュースが思ったほどにはこれらのアルバムは売れなかったらしいです。

 一曲目の、名曲“スウィングしなけりゃ意味ないね”(この曲スキ)が、ちょっと変わったリズムで展開されるので、おっ、となるのですが、後の曲はよく分かんないです。知らない曲ばっかだし。聴いていて楽しい瞬間もあるのですが、それが持続しない。“キャラバン”は元が名曲だけあって、ちょっと面白いかな。「ユニーク」に至ってはワケワカメ(笑)。スタンダードに馴染んでいる人には楽しめるのかなぁ、と思ったりしますが、ジャズ初心者で、楽曲を知らない僕には敷居が高いようです。まぁ、それでも、なんとなく、やはり、リズミックな曲がいいな、と思いますね。エリントン盤の“I Let a Song Go Out of My Heart”とか。「ユニーク」なら冒頭の“Liza”とか、“Honeysuckle Rose”とか。
 あるいは、ソニー・ロリンズ(テナー・サックス)を迎えるなどして、ホーン入りの編成にしていれば大傑作になっていたかもしれない。(それは単に僕がピアノ・トリオが嫌いでサックス好きなだけか。(^_^;)
 いや、でも、モンクはやはり自作をやったほうが良いと思う。僕は必ずしも自作自演至上主義ではないけれども、モンクの場合は、自作曲のレヴェルが高すぎるので、ぜひ自作で演って欲しい。…いやまぁ、この後のリヴァーサイド盤ではイヤと言うほど自作曲を演っているのですが(笑)。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

【CD聴く】セロニアス・モンク/Piano Solo(Solo On Vogue)(Import) #TheloniousMonk #SoloOnVogue

1. 'Round About Midnight 5'14"
2. Evidence 3'04"
3. Smoke Gets In Your Eyes (Otto Harbach, Jerome Kern) 3'23"
4. Well You Needn't 3'24"
5. Reflections 5'01"
6. We See 2'34"
7. Eronel 2'32"
8. Off Minor 2'31"
9. Hackensack 3'01"

Recorded in Paris on June 7, 1954
All compositions by Thelonious Monk except as indicated

Smoke Gets In Your Eyes - Well You Needn't - Off Minor

 モンク初のソロ・ピアノ盤です。昔は「ソロ・オン・ヴォーグ」と言うタイトルで親しまれていましたが、この盤はタイトルとジャケットが変わっています。内容は同じです。(最近になって「ソロ・オン・ヴォーグ」も再発されました。)今は亡きHMV広島サンモール店で買いました。
 前回紹介した「セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ」 http://ohy.blog.ocn.ne.jp/ohyama/2014/01/from_thelonio-1.html が、1953年11月、1954年9月、10月と言った録音でした。このソロ・アルバムは、ちょうどそのはざまの時期、1954年の6月にパリで録音されています。同地のジャズ・フェスに招待された時についで(?)で録音したらしいです。プレスティッジとの契約はどうなっていたのか気になりますが、まぁ、国外だったので治外法権だったのかなぁ。
 この時期は、米国のクラブで演奏するのに必要なキャバレー・カードを没収されていた時期(1951-1956)に当たります(麻薬関係のトラブルだったらしいです)。生演奏の機会をかなり奪われていたわけで、そう言う状況でのパリのフェス出演が、モンクの気持ちを上向かせたであろうことは想像に固くありません。
 実際、ここでのモンクは、あっけらかんと言っても良いくらい明るいです。まぁ、明るいと言っても、モンクのオリジナルは十分屈折していますけど(笑)。
 “'Round About Midnight”はモンクの代名詞ともいうべき傑作曲ですが、後の「ヒムセルフ」での演奏と比べると、ここでの演奏はやはり、心なしか軽やかに感じられます。
 「セロニアス・モンク・クインテット」で採り上げていた“Smoke Gets In Your Eyes 煙が目にしみる”をここでも演っています。当時のモンクのお気に入りだったんでしょうね。
 ここまでの3曲はまぁ、肩慣らしといった感じでしょうか。“'Round About Midnight”はモンクにしてはオーソドックスな曲ですし(それ故に高い人気を誇っていることは以前に日記でも書いた記憶があります)、“Evidence”も、「えっ、こんな普通な曲だったけ?」と言う感じで弾かれます。しかし、次の“Well You Needn't”からは、いかにもモンクらしいクセのある独特の楽曲が展開されていきます。“We See”も独特のフレーズが飛び出してきて、いや、イイですねぇ~。どの曲も癖があってなおかつキャッチーでステキです。“Hackensack”はCDでのボーナス・トラックですが、これも小気味の良いモンク節が聴ける佳品となっています。
 と言うわけで、モンク初のソロ・ピアノ演奏集、なかなか悪くはないのですが、しかし、僕の本音を言うと、モンクはやはりホーンを入れたコンボ編成が似合うと思います。
 次回からはいよいよ本領発揮のリヴァーサイド編に突入ですが、最初の二枚はちょっとアレなんだなぁ。(^_^; てな感じでお楽しみに~。

 

【CD聴く】セロニアス・モンク/ソニー・ロリンズ/コールマン・ホーキンス - from コンプリート・プレスティッジ #TheloniousMonk #SonnyRollins

コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス


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Thelonious Monk/Sonny Rollins(セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ)
01 The Way You Look Tonight(今宵の君は) (Fields-Kern) 5:12
02 I Want to Be Happy (Caesar-Youmans) 7:43
03 Work 5:17
04 Nutty 5:16
05 Friday the 13th(13日の金曜日) 10:36

Sonny Rollins/Moving Out
06 More Than You Know (Youmans-Rose-Eliscu) 10:53

01 02 06
Sonny Rollins-tenor saxophone
Tommy Potter-bass
Arthur Taylor-drums
Oct. 25, 1954

05
Sonny Rollins-tenor saxophone
Julius Watkins-French horn
Percy Heath-bass
Willie Jones-drums
Nov. 13, 1953

03 04
Percy Heath-bass
Art Blakey-drums
Sep. 22, 1954

Friday the 13th

Coleman Hawkins/Bean and the Boys
01 Flyin' Hawk (Walter Thomas) 3:00
02 Recollections (Walter Thomas) 2:53
03 Drifting on a Reed (Walter Thomas) 3:03
04 On the Bean (Walter Thomas) 2:41

Coleman Hawkins-tenor saxophone
Edward“Bass”Robinson-bass
Denzil Best-drums
Oct. 19, 1944

Coleman Hawkins/Flyin' Hawk



 「セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ」は、冒頭二曲の、ロリンズ主導(だと思うんだけど)のスタンダード・ナンバーで思わず頬が緩(ゆる)む。ロリンズはいい。もっとモンク(ピアノ)と共演して欲しかった。その2曲に続いてモンクのトリオ吹き込み。モチ、モンクのオリジナル。この落差が心地よい。
 「13日の金曜日」は、録音時に様々なトラブルに見舞われたことと、録音日&曜日にちなんだタイトル。そういうトラブルを物ともせず強靭な表現を繰り広げるモンクとロリンズに脱帽!。
 同時期のセッションで、ロリンズのリーダー作に客演しているのが、“More Than You Know”。ここでもロリンズは良い。プレスティッジのロリンズは全部揃えたいものです。
 コールマン・ホーキンスの録音は、モンクの公式初録音となるもの。原盤はプレスティッジではないのですが、後にプレスティッジが音盤権を取得し、「コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス」にも収録されたというわけ。このコレクションでは、冒頭に置かれているのですが(年代順の編集だからね)、今回は、あえて最後に。最初にこれを聴いちゃうとモンクの本質が見えてこないと思ったので。実際、ここでのモンクは、平凡な一ピアニストにすぎないです。ソロもとってるけど、モンクらしさはあんまり感じないなぁ。
 ここは悠揚迫らぬホーキンスのサックスを楽しむのが吉。
 さて、プレスティッジを無事制覇して、いよいよリヴァーサイド時代に、と、行きたいところなのですが、その前に聴き漏らしていた作品があるので、それを聴いてから、と言うことになります。乞うご期待。…というほど大したことも書きませんが。(^_^;

プロフィール

☆彡ふらんぼう

Author:☆彡ふらんぼう
 音楽好きの禿オヤジです。戦闘機もすき。♀アイドルも好き。そんな私です。

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